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小泉内閣メールマガジン 第19号 =========================== 2001/10/25

★☆ 今週のキーワード「COP7(コップ・セブン)」 ☆★
 地球温暖化問題について話し合うCOP7。これ、何の略か知っています
か?(解説は最後に)
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□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● APEC首脳会合

[特別寄稿 〜 狂牛病について]
● 牛海綿状脳症(BSE)の疑いのない安全な畜産物の供給について
  (武部農林水産大臣)
● 狂牛病(牛海綿状脳症)とはどんな病気か(坂口厚生労働大臣)

[大臣のほんねとーく 〜 お答えします]
● ベンチャー育成について(平沼経済産業大臣)

[小泉内閣の動き]
● APEC開催の上海における小泉総理の動き(01/10/20〜22)
● APEC首脳宣言(01/10/21)
● テロ対策に関するAPEC首脳声明(01/10/21)
● 小泉総理記者会見(01/10/21)

[官邸のこんな話]
● 「記者会見室」は国民へ開いた大きな『窓』

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[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
小泉総理大臣小泉総理大臣プロフィール
● APEC首脳会合

 小泉純一郎です。

 20日と21日、上海で開催されたAPEC首脳会合に出席した。APE
Cのメンバーは21の国と地域。太平洋を囲む多様な文化や宗教、歴史を背
景に、首脳が直接話し合い、経済の活性化とテロの撲滅に向けて合意した。

 上海滞在中、韓国、オーストラリア、米国、シンガポール、ペルー、ロシ
ア、中国、マレーシア、インドネシアの9ヶ国の首脳と会談した。忙しい日
程だったが、実りは大きかった。

 それぞれの国には、それぞれできることがある。テロに対し、日本は戦闘
には参加しない。しかし、政治的貢献とアフガンの復興にむけた貢献は可能
だ。

 「天長地久(てんちょうちきゅう)」。邪悪を退治し、地球に恒久平和を
もたらすという意味の老子の言葉。ブッシュ大統領に贈った流鏑馬(やぶさ
め)の鏑矢(かぶらや)と弓を入れた木箱に揮毫(きごう)した。

 8年ぶりに訪れた上海は、目を見張るばかりの発展ぶり。まさに中国の経
済発展の象徴。

 経済の発展は、平和と繁栄をもたらす。日本が改革を進め、成長につなげ
ることは、世界への大きな貢献だ。

※ APEC首脳の集合写真など
 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2001/1025p1.html


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[特別寄稿 〜 狂牛病について]

 狂牛病(牛海綿状脳症:BSE)については、読者の皆さんから多くのメ
ールが寄せられています。
 そこで、武部・坂口両大臣に、狂牛病について説明していただきました。
 なお、各省から発表された狂牛病に関する情報については、以下のページ
をご覧下さい。
 http://www.kantei.go.jp/jp/osirase/kyougyubyou.html
武部農林水産大臣武部農林水産大臣プロフィール
● 牛海綿状脳症(BSE)の疑いのない安全な畜産物の供給について
  (武部農林水産大臣)

 9月10日に牛海綿状脳症(BSE)を疑われる牛が発見されて以来、国
民の皆様に多大なる御心配をおかけしたことについて、心からお詫び申し上
げます。
 今回の件につきましては、農林水産省といたしましても、厚生労働省と連
携して対応に全力を尽くしてまいりました。

☆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−☆
  牛肉や牛乳・乳製品はもともと安全です。また、安全な牛からのものだけ
が、と畜場から出回り、それ以外のものは一切出回らないシステムを確立し
ましたので安心です。
☆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−☆

 これまで申し上げているとおり、牛肉や牛乳・乳製品はもともと安全であ
りますが、今回の事態を踏まえ、10月18日から、

1 食肉処理を行う全ての牛について、BSE迅速検査を実施し、確定診断
 でBSE陽性の牛については全て焼却
2 特定危険部位(BSE感染の可能性がある脳、脊髄、眼、回腸遠位部の
 こと)を、全ての牛について除去・焼却
3 農場においては、BSEが疑われる牛、その他中枢神経症状を呈する牛
 等について、BSE検査を含む病性鑑定を実施し、検査結果にかかわらず
 と体はすべて焼却
する体制が整備されました。

 これにより、今後は、BSEに感染していないことが証明された安全な牛
以外、と畜場から食用としても飼料原料としても出回ることはありません。
 また、BSEの主な感染源とされている肉骨粉等については、当分の間、
すべての国からの輸入及び国内における製造・出荷を一時停止し、BSEの
感染経路を遮断いたしました。これにより、新たな感染源を原因としてBS
Eに感染することはなくなったと考えております。

☆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−☆
 今後、万一、BSEの感染が疑われる牛が発見されても、新しい検査シス
テムによって完全にチェックされ、一切市場に出回ることはありません。
☆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−☆

 一方、感染源は未だ特定できておらず、現在、輸入肉骨粉の流通経路の解
明など全力で原因究明を進めているところです。
 このようなことから、今回確認された1頭以外に既にBSEに感染してい
る牛がいないと断定することはできませんが、仮に新たにBSEが疑われる
牛が発生しても、このたびの体制整備により確実に発見され、焼却処分を行
うこととなり、と畜場外に出回ることはありません。

 今後とも、新しい体制の下、BSE検査等を的確に実施するとともに、国
民の皆様に、正確な情報をお伝えしてまいります。

 最後に、消費者の皆様が安心して食肉等を召し上がっていただけるよう、
また、今回の風評等により大きな被害を受けられた生産者や関係業者の皆様
方が、1日も早く従来同様の経営に戻られますよう、関係省庁とも連携して
風評被害対策、経営安定対策等所要の対策を講じてまいることとしておりま
す。


坂口厚生労働大臣坂口厚生労働大臣プロフィール
● 狂牛病(牛海綿状脳症)とはどんな病気か(坂口厚生労働大臣)

 人と動物との共通の病気としては、オウム病や狂犬病などがよく知られて
いますが、牛海綿状脳症もその一つです。人間が罹った時には変異型クロイ
ツフェルト・ヤコブ病と言います。この病気を初めて報告した二人の人の名
前を付けて、覚えにくい名前になりました。

 今まで伝染性の病気と言えば、細菌かウイルスがその感染因子ですが、こ
の病気は細菌でもウイルスでもなく、それらが出す毒素でもありません。プ
リオンというタンパク質の立体構造が変化することによって、感染因子とな
ります。

 感染があった後、正常プリオンが異常プリオンになり、これが神経細胞等
を死に至らしめることになります。今までになかった伝染の仕方をする病気
であり、このカラクリを発見したプルシナーはノーベル賞に輝きました。食
べる事によって消化器から感染します。

 感染から発病までの期間が人間では数年におよび、症状は徐々に進行して
痴呆状態になります。

 厚生労働省は昨年12月から医薬品について、英国をはじめ牛海綿状脳症
が発生しているヨーロッパの国々から、牛の危険な部位やその素材製品の輸
入を禁止するとともに、それらを使用禁止にしてきました。食品についても
本年2月より、発生国からの牛危険部位はすべて輸入禁止にしてきました。

 化粧品およびその材料についても、皮膚から感染するかどうかはまだ医学
的結論は出ていませんが、化粧品製造業者の皆さんに協力をいただき、医薬
品と同様の規制にしました。美貌のため利用した化粧品から、変異型クロイ
ツフェルト・ヤコブ病になるような事が起これば、取り返しがつかないから
です。

 しかし、残念なことに去る9月22日、日本においても牛海綿状脳症が発
生したと農林水産省から発表になりました。輸入された飼料を摂取したため
と推測されますが、まだ原因は明確になっていません。

 厚生労働省としましては、直ちに国産牛の特定危険部位(脳、脊髄、眼お
よび回腸遠位部位)をすべての牛で焼却し、使用を禁止するとともに、10
月18日よりと畜されるすべての牛について牛海綿状脳症のスクリーニング
検査を行い、国民の皆さんに安心して牛製品を食べていただけるように致し
ました。もし陽性反応が出ました時には、ただちに確定検査を実施します。
いずれに致しましても、牛肉や牛乳から感染する事はありませんので御安心
ください。


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[大臣のほんねとーく 〜 お答えします] 

 読者の方から、「雇用対策のためにもベンチャー企業の育成を行うしかな
いが、規制がたくさんあって邪魔をしている」、「本当の意味での資本家が
日本には少ない。起業家に資金を提供する仕組みが必要だ」といったご意見
が寄せられています。そこで、平沼大臣にべンチャー企業の育成について説
明していただきました。
平沼経済産業大臣平沼経済産業大臣プロフィール
● ベンチャー育成について(平沼経済産業大臣)

 私は、経済構造改革を進めていく立場から、国民の皆さんがそれぞれの創
意工夫を活かして、活力を存分に発揮していただくことができるような、そ
ういう環境づくりにこれからも積極的に取り組んでまいりたいと考えていま
す。

 とりわけ、経済産業活動の新たな芽を育んでいくことは重要な課題です。
そのためには、まず、規制や制度の見直しが必要です。小泉内閣では「民間
にできることはできるだけ民間に委ねる」という原則で規制制度改革を進め
ています。政府が邪魔にならないように、規制を取り払っていくことです。

 同時に、新たに会社を興したり、新たな雇用の機会を生み出す皆さんのた
めの支援措置を充実させていくことが必要だと考えています。「民業圧迫」
にならないよう留意しながら、成長のためのリスクマネーを政府系機関が補
完的に提供したり、技術がビジネスに結びつくように具体的な制度を改善し
てまいりたいと考えています。

 例えば、私は「大学発ベンチャーを3年で1,000社」を達成すること
を提案させていただきましたが、その実現に向けて、公的資金を呼び水とし
たファンドの活用による大学発ベンチャーの支援を図りつつ、ベンチャー企
業に対する特許取得、会計、法務、人材等のソフト面の支援や必要な施設整
備、技術シーズと事業化ニーズのマッチングによる産学連携の推進に対する
支援などに力を入れて行くことを考えています。

 課題は既に明らかです。皆さんからいただいたご指摘に、着実に応えてま
いりたいと考えております。

 なお、個別の具体的な課題には、できる限り、ケースに応じてきめ細やか
に応援していきたいと考えていますので、どうぞ、ご遠慮なく、経済産業省
の新規産業室や各地方の経済産業局の新規事業課にご相談ください。

※ 経済産業省:03−3501−1511(代表)
※ 経済産業省ホームページ(新規産業関連施策)
 http://www.meti.go.jp/policy/newbusiness/main_01.html


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[小泉内閣の動き]

● APEC開催の上海における小泉総理の動き(01/10/20〜22)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2001/10/20apec.html
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2001/10/21apec.html
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2001/10/22apec.html
  小泉総理の動きを一日ごとにまとめて紹介
  20日 韓国・オーストラリア・米国・シンガポールとの首脳会談
  21日 APEC首脳会議、ロシア・中国との首脳会談
  22日 マレーシア・インドネシアとの首脳会談

● APEC首脳宣言(01/10/21)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2001/1021sengen_sum.html
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2001/1021sengen.html
  APEC首脳宣言の骨子と全文
  持続的成長の促進、グローバル化とニュー・エコノミーの利益の共有、
 多角的貿易体制の支持など
 
● テロ対策に関するAPEC首脳声明(01/10/21)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2001/1021tero_sum.html
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2001/1021teroseimei.html
  テロ対策に関するAPEC首脳声明の骨子と全文
  テロリズムは自由・開放的で繁栄した経済というAPECのビジョンに
 対する直接的な挑戦

● 小泉総理記者会見(01/10/21)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2001/1021kisyakaiken.html
  APEC首脳会議終了後の小泉総理記者会見の内容

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[官邸のこんな話]

● 「記者会見室」は国民へ開いた大きな『窓』

  みなさんがテレビなどで最もよく目にする官邸の場所は、「記者会見室」
かもしれません。
  通常は、1日2回、内閣官房長官が閣議での決定事項や政策などをここで
発表します。また、総理も重要な事柄について、記者会見を行ない、直接、
国民に語りかけることもあります。
 現在の記者会見室は、平成8年に官邸の前庭の西側に建てられた別館の1
階にあって、広さは約300平方メートル。お気づきの方もいるかもしれま
せんが、会見場のバックのカーテンの色はベージュとブルーの2種類ありま
す。普段の記者会見ではブルーですが、総理記者会見のときは、緊急時を除
いてベージュのカーテンが使われます。
 記者会見室が設けられたのは、意外に新しく昭和37年に旧別館が建てら
れてからです。それまでは、官邸内にある大客間(おおきゃくま)が記者会
見の場に使用されていました。
 記者会見室は、歴史の証人でもあります。歴代総理の就任時の記者会見は
ここで行われます。また、昭和から平成に年号が変ったときに、当時の小渕
官房長官から新元号の発表があったのもここでした。
 現在、官邸の記者会見室で活動している記者クラブには、海外のメディア
も含め正会員104社、オブザーバー74社が加入しており、常勤記者は2
00名近くにものぼります。

※ 小泉総理・福田官房長官の記者会見と、記者会見室の写真
 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2001/1025p2.html

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[キーワード解説]

● COP7(コップ・セブン)

 COP7とは、「The 7th Session of the Conference of the Parties 
to the United Nations Framework Convention on Climate Change:国連気
候変動枠組条約第7回締約国会議」を簡略化した呼称です。「COP(the 
Conference of the Parties)」は締約国会議、「7」は第7回のことで、
第7回締約国会議という意味です。
 94年発効の気候変動枠組条約(いわゆる地球温暖化防止条約)は、先進
国に対して2000年までの温室効果ガス排出量の削減についての努力目標
を定めたものでした。そこで、それ以降の対策について話し合うため、95
年に第1回目の締約国会議が開かれ、以後毎年開かれるようになりました。
 先進国の2008〜12年の温室効果ガス排出量の義務的な削減目標を定
めた京都議定書は、97年に京都で開催されたCOP3で採択されたもので
す。その後、京都議定書の早期発効に向けた行動計画やその実施に必要なル
ールが、COP4からCOP6、今年7月のCOP6再開会合にかけて、話
し合われてきました。
 今月29日からモロッコのマラケシュで開かれるCOP7は、京都議定書
の来年の発効に向けて、各国の最終合意を得るための重要な会議です。

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[編集後記]

 今週号の「官邸のこんな話」は「記者会見室」でした。国民の皆様にとっ
てはニュース等でおなじみの場所だと思いますが、我々政治家にとっては特
別な場所です。
 新たに任命された大臣が、初めてマスコミの洗礼を受けるのはこの部屋で
す。あの場所に立つとライトも眩しく、官房長官の代理で初めて会見に臨ん
だ時、口の中がカラカラになったのを思い出します。しかし政治家にとって
「晴れ舞台」であるのは確かです。
 今は立って会見を行っていますが、かつては座ってやっていました。横に
は松の木の植木が置いてあるというスタイルで、今とはだいぶ雰囲気がちが
います。大統領的総理を目指した中曽根内閣時代に今のスタイルへ変えるこ
とを検討し、今日に至りました。(晋)

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総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎 
編集長:内閣官房副長官 安倍晋三  
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)
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