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小泉内閣メールマガジン 第20号 =========================== 2001/11/01

★☆ 今週のキーワード「ASEAN+3」 ☆★
 5日にブルネイで始まるASEAN+3(アセアン・プラス・スリー)。
この「+3」って何か知っていますか?(解説は最後に)
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□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● 文化交流

[大臣のほんねとーく 〜 お答えします]
● G7の話(塩川財務大臣)

[特別寄稿]
● 『副大臣会議』にご期待下さい(上野公成内閣官房副長官)

[小泉内閣の動き]
● 日本・ヨルダン首脳会談(01/10/30)
● 内閣総理大臣の談話(テロ対策特別措置法の成立)(01/10/29)
● 栄典制度の在り方に関する懇談会報告書の決定(01/10/29)
● 原子力総合防災訓練(01/10/27)
● 改革先行プログラムの決定(01/10/26)
● 内閣官房長官の談話(対印・パ措置の停止)(01/10/26)
● 小泉総理訪中・訪韓の記録(ビデオ)(01/10/08・15)

[官邸のこんな話]
● 官邸を見守る動物たち・・・カエルと猫

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[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
小泉総理大臣小泉総理大臣プロフィール
● 文化交流

  小泉純一郎です。

 先月25日で総理就任からちょうど半年。
 26日に改革先行プログラムを決定。29日にはテロ対策特別措置法が成
立。いよいよ実施の段階だ。

 11月3日は文化の日。日本には、茶道、華道、能など様々な伝統文化が
ある。中でも好きなのは歌舞伎。

 中国にも様々な舞台芸術があるが、四川省に古くから伝わるのが「川劇(
せんげき)」。武大偉中国大使の招きで、東京・元麻布の中国大使館内で鑑
賞した。

 川劇は、演技と軽業が一体となった素晴らしい芸術。中でも圧巻が「変臉
(へんめん)」。役者の面が瞬時に変わる妙技を目前にして、改めて、中国
芸術の妙味を感じた。

 先日、日本と韓国の若手ミュージシャンがCDを共同制作し、日韓同時発
売した。早速買い求め、聴いている。

 文化はまさに国境を越えるという思いを強くした。

 若者文化や伝統文化。文化の日を前に文化交流の重要性を再認識した。


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[大臣のほんねとーく 〜 お答えします]
塩川財務大臣塩川財務大臣プロフィール
● G7の話(塩川財務大臣)

 最近、政治経済が国際化するに伴い、サミット会議、G7会議、或いはA
PEC、WTO等の文字がマスコミにしばしば登場します。私が最も関係深
い会議、特に経済・金融に関するG7について話をします。

 1973年に第1次石油ショックがあり、原油が1バーレル当り約3ドル
から一挙に3倍以上暴騰し、世界経済がパニック状態になり各国とも経済活
動が狂奔しました。そこで、日本・米国・イギリス・フランス・ドイツ・イ
タリア・カナダの7か国(世界経済の70%のシェアを持つ国々)首脳が集
まって今後の世界経済運営について共同歩調をとり再建しようと決意しまし
た。これを先進国サミットと云っています。

 このサミットは、1975年以降毎年行われ、大統領・首相による首脳会
議、外交問題(東西冷戦中は西側陣営の結束)を専門に協議する外相会議、
更に経済貿易の活性化と世界金融の安定を相談する財務大臣会議の三つの国
際会議が行われています。今年は7月に小泉総理がイタリアのジェノヴァサ
ミットに出席しました。

 こうしたサミット7か国の財務大臣の集まりとしては、このサミット財務
大臣会合に加えて、中央銀行総裁も同席して議論するG7(7か国財務大臣
・中央銀行総裁会議)があります。経済の動きは急ピッチでありますので、
G7とサミット財務大臣会議をあわせて考えれば、およそ3か月毎に7か国
の財務大臣が集まる会議が開催されることになっています。私は4月下旬に
ワシントンでのG7、7月上旬にローマでの財務大臣会合、及び10月6日
にワシントンでのG7とこれまで3回出席しています。

 10月6日に行われたG7を例に会議の流れを御説明しましょう。

 G7は先ず各国の経済説明及び今後実施しようとする経済金融政策を10
分づつ報告し質疑をうけて理解を求めます。更にIMF(国際通貨基金)の
代表が世界経済の実態と動向を説明します。この時間には2時間弱を要しま
すが、時間節約のため昼食を食べながら討論することになっています。

 私は、イヤホーンで通訳を聞きながら食事をとったり、メモを取ったり、
発言要領をまとめなければならぬので、この時はとってもややこしく神経を
集中しなければならず大変緊張します。昼食後2時半くらいから15分間コ
ーヒーブレークという休憩で、この間に記念撮影をし、第2セッションに進
みます。

 第2セッションは6時まで約3時間余りのフリートーキングです。この会
議がG7会議の中で一番大切な議論の場、各国意思疎通を図る会議となって
います。

 10月6日のワシントンでの会議は議論沸騰し予定を超過して議論しまし
たが、主題はNYでの非人道的大規模テロ事件に関することで、テロが発生
する土壌、環境、教育、宗教、文化等幅広い問題を取り上げ、貧富の格差解
消や経済・生活支援のあり方等を討論し、更にG7としての意思決定として
テロ撲滅のための資金管理について及びテロに関する情報交換によりテロを
未然に防止する方策等について、共同行動をとろうと合意し、G7声明とし
て世界に公表しました。

 また、10月6日のG7では、G7終了後の通例の各国別記者会見に先立
ち、G7各国財務大臣の共同記者会見が行われました。その共同記者会見で
は、私から会議のポイント及び日本の立場についての説明の内容を各国の記
者の前で話しました。

 午後7時半から9時まで場所をかえて夕食会となりましたが、このとき、
私は米国のオニール財務長官の正面で仏のファビウス財務大臣の隣であり、
日本の最重要課題たる構造改革に取組んだ意欲を伝え、米・仏からは不良債
権処理について色々な経験談を聞かせて貰いました。とても多忙で緊張する
会議ですが、日本の経済活動、特に為替・株式の動向等経済の基本問題が大
変重視され、小泉政権に対する期待の大きさをひしひしと感じました。


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[特別寄稿]
上野内閣官房副長官上野内閣官房副長官プロフィール
● 『副大臣会議』にご期待下さい(上野公成内閣官房副長官)

 今年1月の中央省庁の再編と合わせて、大臣を補佐する『副大臣』という
ポストが新設されました。政治主導の政策決定システムを確立するため、そ
れまでの政務次官の役割を大幅に強化したものです。22名の副大臣が任命
され、大いに活躍されています。

 官房副長官とこれら副大臣が、毎週木曜日の朝、総理大臣官邸に集まり、
『副大臣会議』を開催しています。

 この『副大臣会議』は「国会審議の活性化及び政治主導の政策決定システ
ムの確立に関する法律」に位置づけられ、政治のリーダーシップのもと、役
所の枠にとらわれずに政策を考え、実現していこう、ということで創設され
ました。会議の結論については官邸から指示を出して実施を図ることになっ
ています。

 私と安倍晋三官房副長官とが交代で司会を務めていますが、毎回、重要な
政策をタイムリーに取り挙げ、びっくりするほどの熱い議論が行われ、成果
があがりつつあります。

 今、大問題となっている狂牛病についても、この会議で取り上げられ、早
速、遠藤武彦農林水産副大臣を中心に関係する副大臣が集まってプロジェク
トチームをつくりました。
 国民の皆さんが安心して食生活を送ることが出来るよう、行政の縦割りを
取り払って一生懸命に取り組んでいます。

 また、「治安対策」も積極的に推進しています。
 かつて「世界一安全な国」と言われた日本でも、最近はピッキング窃盗な
どの様々な新しいタイプの犯罪によって、国民生活が脅かされています。

 そこで、『副大臣会議』で議論をした結果、福田康夫官房長官のもとに各
副大臣が参加して国際組織犯罪等対策推進本部を設けることにしました。8
月末には、不法滞在・不法入国やピッキング窃盗、自動車盗難、偽造クレジ
ットカードなどの犯罪を防止するため、総合的な対策を打ち出し、現在、そ
の具体化を進めています。

 私は、与党で『副大臣会議』の創設を決めた当時、メンバーの1人として
参画していました。それだけに『副大臣会議』に対しては特別の思いを抱い
ています。

 今後も、皆が一丸となり、スピーディに、効果的に取り組んでいきたいと
思いますので、『副大臣会議』の活動にご期待いただければ幸いです。


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[小泉内閣の動き]

● 日本・ヨルダン首脳会談(01/10/30)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2001/10/30yorudan.html
  ラ−ギブ・ヨルダン首相との首脳会談の模様
  テロ問題、中東和平の推進などについて協議

● 内閣総理大臣の談話(テロ対策特別措置法の成立)(01/10/29)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2001/1029danwa.html
  この法律に基づく対応を一日も早く実施に移すなど、テロ根絶に向けた
 施策を総合的に推進するとともに、関係国や国連などと協力し、アフガニ
 スタンの和平と復興の促進に取り組む

● 栄典制度の在り方に関する懇談会報告書の決定(01/10/29)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2001/10/29eiten.html
  勲章、褒章などについて、等級区分、官民の取扱い、功績評価の基準、
 授与時期などの運用を社会経済の変化に対応したものに見直し

● 原子力総合防災訓練(01/10/27)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2001/10/27bousai.html
  総理大臣官邸などで行われた原子力総合防災訓練の模様

● 改革先行プログラムの決定(01/10/26)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2001/10/26keizai.html
  経済対策閣僚会議において改革先行プログラムを決定
  経済活性化のための制度改革・環境整備、セーフティーネットの充実、
 構造改革を加速するために特に緊急性の高い施策

● 内閣官房長官の談話(対印・パ措置の停止)(01/10/26)
 http://www.kantei.go.jp/jp/tyokan/koizumi/2001/1026danwa.html
  98年のインド・パキスタンの核実験に対して行った無償資金協力・円
 借款の停止などの措置について、これまで相応の成果をあげていることや
 テロとの闘いの上での両国の重要性にかんがみ、これを停止

● 小泉総理訪中・訪韓の記録(ビデオ)(01/10/08・15)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/
  中国での江沢民国家主席・朱鎔基首相との会談、韓国での金大中大統領
 との会談などの模様をビデオで紹介

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[官邸のこんな話]

● 官邸を見守る動物たち・・・カエルと猫

 第3回目で紹介しました屋上のミミズクの他にも、官邸の中には動物たち
が飾られています。1階の大食堂を出ると、ロビーに3匹の「カエル」が青
色のタイルをバックに思い思いに飛び跳ねたりしています。建築当時、カエ
ルの口から水が流れ出るようになっていましたが、現在、水は流れていませ
ん。カエルは、古来、人間生活に近い存在で、田や雨の「守護神」とする地
域もありますが、何故、官邸にカエルがいるのか、詳しい記録は残っていま
せん。
 また、正面玄関の車寄せ階段脇には、「猫」の顔を彫った石が左右に二つ
ずつ置かれています。風化して輪郭がはっきりしてないところがあり、猫と
気付かない人もいます。「何でこんなところに猫が?」と訝る人も多いので
すが、古代エジプトでは、猫は神聖化されて、猫の目が闇で光るのは、太陽
が猫の目を通して下界を見張っているからと言われていました。ひょっとす
ると、こちらも官邸の「守護神」なのかもしれません。

※ カエルと猫の写真
 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2001/1101p.html

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[キーワード解説]

● ASEAN+3(アセアン・プラス・スリー)

 ASEAN+3とは、ASEAN(Association of Southeast Asian 
Nations :東南アジア諸国連合)加盟国と、「+3」すなわち日本、中国、
韓国の3か国をメンバーとする東アジア協力の枠組みのことです。
 東南アジアの経済成長や社会・文化的発展の促進などを目的として67年
に設立されたASEANには、現在、インドネシア、マレーシア、フィリピ
ン、シンガポール、タイ、ブルネイ、ベトナム、ラオス、ミャンマー、カン
ボジアの東南アジア10か国すべてが加盟していますので、ASEAN+3
の構成メンバーは計13か国になります。
  ASEAN+3の首脳会議は、97年のマレーシアでのASEAN設立3
0周年記念のASEAN首脳会議に日中韓の首脳が招待される形で初めて開
催されました。その後、年1回の首脳会議のほか、各種の閣僚会議が開かれ
るようになり、東アジア地域の平和と繁栄の促進のために、経済・社会問題
や政治情勢などについて幅広く議論が行われています。
 今年のASEAN+3首脳会議は、日本・ASEAN首脳会議などととも
に、今月5日からブルネイで行われます。

※ 外務省ホームページ(ASEAN)
 http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/asean/

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[編集後記]

 今週の「らいおんはーと」で総理が触れている川劇もそうでしょうが、歌
舞伎などの伝統文化には「型」という決まりごとがあり、そこに「様式美」
が生まれます。実は、国会にも連綿と引き継がれた「型」があり、その代表
例は、衆議院における議事進行係の役割です。
 通称「呼び出し」と言われ、本会議場で「ぎちょおーー」と大音声で発言
し、動議等を出しますが、その役は与党の議院運営委員会の若手理事が務め
ることになっています。参議院では廃止されましたが、「様式美」とまでは
いきませんが、受け継ぐべき「型」として衆議院には残りました。
 今週は特別寄稿として、私のパートナーである上野副長官が「副大臣会議
」について一文を寄せてくれていますが、「副大臣会議」の役割についてご
理解いただけたのではないかと思います。
 なお、テロ対策、狂牛病問題など、皆さんから多く寄せられる質問につい
ては、「お答えします」のコーナーで政府の考えを掲載していますので、こ
ちらもぜひご覧下さい。(晋)
 
※ 「お答えします」(首相官邸ホームページ)
 http://www.kantei.go.jp/jp/q&a/
安倍内閣官房副長官プロフィール安倍内閣官房副長官
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