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小泉内閣メールマガジン 第21号 =========================== 2001/11/08

★☆ 今週のキーワード「WTO(ダブリュー・ティー・オー)」 ☆★
 9日からカタールでWTO閣僚会議が始まります。(解説は最後に)
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□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● 食欲の秋

[大臣のほんねとーく 〜 お答えします]
● 電子入札で公共事業改革の加速を(扇国土交通大臣)
● 情報収集のための艦艇派遣について(中谷防衛庁長官)

[小泉内閣の動き]
● ASEAN+3特集(01/11/05・06)
・ 小泉総理内外記者会見(01/11/06)
・ 日・ASEAN首脳会議(01/11/06)
・ ASEAN+3首脳会議(01/11/05)
● WTO交渉に関する関係閣僚による懇談(01/11/02)
● 小泉総理APEC出席の記録(ビデオ)(01/10/20〜22)

[官邸のこんな話]
● 官邸はちょっとした美術館(その2)

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[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
小泉総理大臣小泉総理大臣プロフィール
● 食欲の秋

  小泉純一郎です。

 食欲の秋。食べ物のおいしい季節だ。好きな食べ物は色々あるが、好物は
焼き魚やしらすおろし、納豆、豆類やイモ類など。

 子どもの頃、遊んで帰ってくると、母親がよくトウモロコシを茹でたり、
芋をふかしてくれた。実にうまかった。

 「海苔だんだん弁当」も格別だった。ごはんの上に海苔を敷きつめて少し
醤油をたらす。その上にまた、ごはんと海苔をのせ二段重ねにする。これも
おいしかった。

 今週は、5、6日とブルネイで開催された、アセアン諸国と日本、中国、
韓国の首脳会議に出席した。東南アジア諸国との協力の重要性を改めて痛感
した。

 これから補正予算の国会審議が始まる。民需主導の持続的な景気回復をめ
ざして、雇用対策にも万全を期す。

 バランスのよい食事をとって、山積する課題に立ち向かっていきたい。


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[大臣のほんねとーく 〜 お答えします] 

扇国土交通大臣扇国土交通大臣プロフィール
● 電子入札で公共事業改革の加速を(扇国土交通大臣)

 メルマガのスタート以来、国土交通関係、特に、談合について多くのご意
見を頂いています。

 私が建設大臣に就任した時、元大臣による収賄事件の最中でもあり、公共
工事の入札のあり方が大きな社会問題となりました。このため、既存の枠に
とらわれない思い切った改革が必要と痛感しました。

 そこでまず取り組んだのが、「公共工事の入札と契約の適正化に関する法
律」の制定です。

 談合や丸投げを無くすには、入札契約システムそのものを変えなければな
りません。ところが公共事業の削減や事業の中止は議論されても、政治が入
札契約制度そのものを正面から取り上げることは必ずしもなかったのです。

 事実、諸外国には入札の透明化等を定めた公共工事契約基本法とも言うべ
き法律がありますが、我が国は、国は会計法、地方は地方自治法というよう
に、バラバラの法律があるのみでした。そこで、我が国の公共工事の基本法
とも言うべき入札契約適正化法を制定することとしたのです。

 法律は3つのことを義務づけています。第一は、できる限り入札情報を公
開し透明化すること、第二は、不良不適格業者を排除しつつ、できる限り多
くの者が入札に参加できるようにすること、第三は、国だけでなく全都道府
県、市町村にもこれを徹底させることです。

 さて、法律の議論を行っている当時から私の頭にあったことがあります。
それは、このような改革を、法律によって行う方法と、電子入札を使って行
う方法の二つの方法があるということです。入札の情報公開を加速させ、入
札参加者を増やすのに、電子入札は画期的方法と言えます。「適正化法と電
子入札で、改革を大きく前進できないか」、それが、当時から私の頭にあっ
た問題意識です。

 この問題意識は、小泉内閣で、より具体化、加速することとなります。6
月21日発表の国土交通省の公共事業改革案で、私は、電子入札を本格導入
することを決定しました。即ち、平成16年度(その後、平成15年度に1
年前倒し)までに国土交通省発注の全公共事業を電子入札とすることとしま
した。さらに、電子入札の技術を無償提供し、平成22年までに地方公共団
体を含めた全公共事業を電子入札とすることとしました。

 現在、電子入札は、横須賀市等一部地方公共団体で取り組みが開始されて
いますが、あくまで、一部の動きにとどまっており、年間80万件にものぼ
る入札の改革にはあまりに小さなものでしかありません。これからの入札は
原則電子入札とするくらいの思い切った推進策が不可欠です。

 国土交通省発注の公共事業は、年間4万4千件あります。まず、これを全
て電子入札とすることで、電子入札のスタンダードを確立し、そのソフト、
技術を無償提供することで、日本中誰もが、同じソフトで、どこからでも手
軽に電子入札に参加できるようにする必要があります。入札結果は、インタ
ーネットにより即座に公開され、透明性は一挙に高まるはずです。

 電子入札により、入札にかかる経費だけでも、年間2〜3,000億円の
支出削減が可能と言われています。さらに、このような世界に先駆けた入札
のIT化は、我が国の建設産業の国際競争力強化にも大きく寄与するはずで
す。着実に、そして、迅速に、電子入札の導入を図っていきたいと思ってい
ます。


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 読者の方から、「テロ対策特別措置法が成立したが、現在防衛庁はどんな
ことをしているのか」、「自衛隊の艦艇が派遣されると聞いたが、何のため
に派遣するのか」といったご意見が寄せられています。そこで、中谷長官に
自衛隊の艦艇派遣について説明していただきました。
中谷防衛庁長官中谷防衛庁長官プロフィール
● 情報収集のための艦艇派遣について(中谷防衛庁長官)

 平和な一般市民生活に恐怖と不安を与える国際テロ、9月11日に米国で
発生したテロ事件、これは21世紀の新たな脅威、人類の共通の新しい課題
となっており、テロ撲滅のため取り組んでいる国際社会の一員として、日本
は、どのように取り組むのか真剣に検討する必要があります。

 国会でご審議をいただいたテロ対策特措法案の成立を受けて、政府は、現
在、基本計画の策定の作業を実施しています。

 自衛隊艦艇の派遣については、9月19日に総理から発表されたいわゆる
7項目措置において、「情報収集のための自衛隊艦艇を速やかに派遣する」
こととされているところであり、今般の新法によって、自衛隊が協力支援活
動等を実施することとされたことを受け、当該活動等のため必要な情報を収
集することを目的として派遣について検討を行っています。

 具体的には、今後自衛隊の活動が予想されている海上海域の状況の把握や
港湾の状況、気象や海の状態、船舶や航空機の航行状況などの安全情報を調
査することになる予定です。この根拠は、防衛庁設置法5条18号にある防
衛庁の所掌事務の遂行のための調査研究で、現在、日本周辺の海域において
行われている警戒監視活動や災害派遣時の情報収集活動も、この根拠によっ
て実施しております。

 すべての活動に必要なのは情報収集であり、どんなに立派な組織があって
も、正しい情報がなければ良い行動ができません。また、活動の安全を確保
する意味でも情報収集は必要であります。

 テロ対策特措法によって自衛隊が活動できる地域は、戦闘行為が行われて
おらず、将来も戦闘行為が行われることのないであろう海域に限られており
このことを厳格に実行する意味でも、今後、しっかりとした情報収集活動を
行っていくことが必要であります。

 なお、今回実施する情報収集は、あくまで我が国の活動に必要な情報を収
集するとの観点から行われるものであり、米側の要求に基づき実施するもの
ではありません。また、仮に一般的な情報交換の一環として他国への情報提
供をする場合でも、これは、実力行使に当たらず、憲法9条との関係でも、
何ら問題を生ずるとは考えていません。


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[小泉内閣の動き]

● ASEAN+3特集(01/11/05・06)
・ 小泉総理内外記者会見(01/11/06)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2001/1106asean.html
  ASEAN+3首脳会議後に行われた小泉総理の記者会見の内容

・ 日・ASEAN首脳会議(01/11/06)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2001/11/06asean.html
  日本とASEANの間の幅広い問題について協議

・ ASEAN+3首脳会議(01/11/05)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2001/11/05asean.html
  ASEAN+3首脳会議と、会議に先立って行われた朱鎔基首相、金大
 中大統領との日中韓首脳会談などの模様

● WTO交渉に関する関係閣僚による懇談(01/11/02)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2001/11/02wto.html
  9日からカタールで行われるWTO第4回閣僚会議での新ラウンド交渉
 の立ち上げに向けた準備状況についての報告と意見交換

● 小泉総理APEC出席の記録(ビデオ)(01/10/20〜22)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/
  APEC首脳会議や参加各国との首脳会談の模様をビデオで紹介

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[官邸のこんな話]

● 官邸はちょっとした美術館(その2)

 官邸を飾る絵画等についてもう一度ご紹介します。
 まず、閣議室には、世界で非常に高く評価されている板画家の棟方志功氏
の四季を表した作品が二折屏風に収められています。棟方氏は、若い頃はゴ
ッホに憧れたものの、やがて版画に目覚め、さらに「板画」という独特の世
界を生み出した作家です。この作品は、日本の春夏秋冬を表現した四枚の板
画からなっています。
 内閣官房長官室には、洋画家・藤田嗣治氏の風景画があります。藤田氏は
若くしてフランスに渡り、その斬新な技法で、1910年代のパリで脚光を
浴び、晩年にはフランス政府からレジョン・ド・ヌール勲章を授与されたほ
どの国際的な画家でした。
 また、大客間には、朝焼けに染まる富士山を描いた大作があります。ヒマ
ラヤの連作で知られる福王寺法林氏の作品で、日本の霊峰・富士を雄大かつ
精緻に描いた絵は訪れる人の目を楽しませてくれます。

※ 文中で紹介した絵画等の写真
 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2001/1108p1.html

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[キーワード解説]

● WTO(ダブリュー・ティー・オー)

 WTO(World Trade Organization:世界貿易機関)とは、自由貿易体制
の維持・強化を目的とした国際機関で、現在142の国と地域が加盟してい
ます。
 WTOは、従来のGATT(ガット)(General Agreement on Tariffs
and Trade :関税と貿易に関する一般協定)体制を発展させる形で95年に
設立されたもので、物品の貿易に加え、新たにサービス貿易やTRIPS(
トリップス、知的所有権)が対象とされたこと、貿易に関する紛争解決の手
続きが強化されたことなどが特徴として挙げられます。
 86年から94年まで行われたGATTのウルグアイ・ラウンド交渉の結
果、WTOが設立され、国際貿易のルールを定めたWTO協定が発効しまし
た。この「ラウンド」とは、一区切り、一回りといった意味で、WTO加盟
各国が関税引き下げや貿易ルールなどについて集中的に行う交渉のことをい
い、過去にもケネディ・ラウンドや東京ラウンドなどが行われました。
 9日からカタールで開催される第4回WTO閣僚会議では、新ラウンドの
開始時期や対象分野について交渉が行われるほか、中国のWTO加盟が決定
される予定です。
 
※ 外務省ホームページ(WTO)
 http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/wto/
※ 経済産業省ホームページ(WTO新ラウンド)
 http://www.meti.go.jp/policy/trade_policy/

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[編集後記]

 ASEAN+3の開催地となったブルネイは、三重県とほぼ同じ面積のア
ジアの小国です。しかし石油、天然ガスといった資源に恵まれ、昨年のAP
ECに引き続き国際会議を開催しました。こうした国際会議の場では、様々
な二国間の首脳会談が行われます。小泉総理も会議の合間を縫ってミャンマ
ー、ラオスとの首脳会談を行いました。ミャンマーとの会談は世界の注目を
集めたようです。
 ミャンマーは民主化、人権の問題で国際社会から非難されていますが、最
も親日的な国の一つです。スーチー女史の父上をはじめ独立の志士と言われ
た人たちが、イギリスの植民地時代に日本で独立戦争の為、訓練を受けたこ
ともその理由の一つかもしれません。小泉外交のダイナミックな展開が期待
されます。
 なお、先月18日号「官邸のこんな話」の「官邸はちょっとした美術館」
が好評でしたので、続編として今週号でも官邸所蔵の絵画等をご紹介するこ
ととしました。(晋)
安倍内閣官房副長官プロフィール安倍内閣官房副長官
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