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小泉内閣メールマガジン
 

小泉内閣メールマガジン 第28号 ================ 2001/12/27-2002/01/03

★☆ 年末合併号 次回配信は1月10日 ☆★

★☆ 今週のキーワード「連結納税制度」 ☆★
 会社に対する新しい課税制度の準備が進められる予定です。
 (解説は最後に)
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□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● 一年を振り返って

[大臣のほんねとーく 〜 お答えします]
● 自然との共生(環境大臣 川口順子)
● 勝負はこれから(行政改革担当/規制改革担当大臣 石原伸晃)

[特別寄稿]
● 14年度予算ができました(財務大臣 塩川正十郎)

[小泉内閣の動き]
● タウンミーティングで寄せられた全国の意見と政府の対応(01/12/26)
● 公務員制度改革大綱の決定(01/12/25)
● 平成14年度予算政府案の決定(01/12/24)
● 小泉総理の談話(ねぎ等3品目セーフガード問題の解決)(01/12/21)

[官邸のこんな話]
● 官邸にまつわる「階段」ばなし(その2)

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[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
小泉総理大臣小泉総理大臣プロフィール

● 一年を振り返って

 小泉純一郎です。

 早いもので、21世紀の幕開けの本年も残り少なくなりました。メルマガ
で皆さんとお会いできるのも、今年はこれで最後になります。

 今年は激動の一年でした。総理になってからの8か月、まさに生活が一変
しました。24時間公人として、毎日、毎日、新たな課題に一所懸命取り組
んできました。

 先日も東シナ海で不審船事件がありました。海上保安庁は危険を顧みずよ
くやったと思います。事件の解明に取り組むとともに、「備えあれば憂いな
し」の気持ちで、平時からしっかり対応していかなければならないとの感を
強くしました。

 先日、「人間はどうしたら幸せになれるか」という質問がありました。「
幸せになろう」と考えたことなどありませんが、毎日、一所懸命努力して、
ひと山越えてほっとする時、そういう瞬間が幸せというものなのかもしれま
せん。

 総理になってよく思うことは、「人生は学ぶことの連続だ」ということで
す。

 幕末の儒学者佐藤一斎は、
「少(わか)くして学べば壮にして為すあり。」若くして学べば、大人にな
って世のため、人のために役に立つ人間になる。

「壮にして学べば老いて衰えず。」壮年になって学べば、年をとっても衰え
ない。いつまでも活きいきしていられる。

「老いて学べば死して朽ちず。」年をとって学べば、死んでもくさらない。
その精神は永遠に残る。と、言志四録(げんししろく)の一説に「三学戒」
として述べています。

 日々これ勉強と、努力、精進し、日本の未来のために、精一杯がんばって
いきます。

 今年は、メルマガを愛読いただき本当にありがとうございました。

 皆様よいお年をお迎えください。


※ 佐藤一斎について
 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2001/1227p2.html


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[大臣のほんねとーく 〜 お答えします]
川口環境大臣川口環境大臣プロフィール
● 自然との共生(環境大臣 川口順子)

  つい先日、「野生動物との共存可能な森林整備事業」を行って下さいとい
う電子メールをいただきました。易しいようで難しい問題ですね。

 一昨年、新しいトキが誕生したのは皆さんもご存じのことと思います。久
々に明るく嬉しいニュースでした。でもこれは、中国から送られたペアが産
んだ赤ちゃんです。日本にもともといたトキは、今や推定34才のキン(人
間でいうと100才を超えるといわれています)たった一羽になってしまい
ました。

 江戸時代には全国にいて、田んぼを荒らす害鳥として扱われていたことを
考えると、隔世の感があります。こんなに減った理由は、とき色の羽を採る
ための乱獲や生息地の破壊、農薬などもろもろの理由によるといわれていま
す。いずれにしろ、人間活動の影響であることは間違いありません。

 日本で明治以降に絶滅した種はニホンオオカミをはじめ102種います。
また、今現在絶滅の危機にあるといわれている種は、2,662種にもなり
ます。最近では、メダカまでが危ないといわれています。

 自然は人間に大きな恩恵をもたらしています。木材や食糧資源など数々の
経済上の利益のほか、二酸化炭素から酸素を作りだしたり、汚れた水をきれ
いにしてくれたりといった浄化機能もあります。それに加えて、美しい風景
等、人間の情緒面の意味でも大きい役割をもっています。

 「Today Birds, Tomorrow Man (今日の鳥、明日の人間)」という有名な
標語は、危機が迫っているのは動物だけではないことを表しています。

 今年5月の国会での所信表明演説で、小泉首相は「自然と共生する社会」
の実現を掲げました。自然と共生するためには、国立公園などに加えて、干
潟や里山等の多様な生物が生息している地域を保全し、開発に際して自然へ
の影響を最小限にするための技術的配慮などが必要となります。また、守る
だけでなく、彼らの生息地を回復、修復していくための事業−いわば自然再
生のための事業−もこれからは必要となると思います。


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 次に、石原大臣に特殊法人等改革、規制改革などについて説明していただ
きました。読者の方からは、「特殊法人改革に賛成です。様々な抵抗に臆す
ることなく、断固改革を行って欲しい」、「経済活性化のために規制改革を
強力に推し進めて欲しい」といったご意見が寄せられています。
石原行政改革・規制改革担当大臣石原行政改革・規制改革担当大臣プロフィール
● 勝負はこれから(行政改革担当/規制改革担当大臣 石原伸晃)

 さる12月18日、特殊法人等改革推進本部において特殊法人等整理合理
化計画・行政委託型公益法人等改革の実施計画(補助金等関係)中間とりま
とめが決定されました。

 4月26日、行政改革担当大臣という大役を仰せつかり、以来、小泉改革
の最重要課題である特殊法人等の整理合理化計画の策定に取り組んで参りま
した。期限は前倒しされ短時間に、限られた人員で計画を策定しなければな
りませんでした。だからこそ、徹底した事務事業の見直しとともに、大きな
方向性をはっきりと打ち出す事に重点をおき、それはある程度果たせたと思
います。

 公益法人については、特に今回は予算に関連する法人についての中間取り
まとめを行い、平成12年度決算ベースで3千9百億円にのぼる公益法人向
けの補助金から、集中改革期間内に千百億円を削減します。

 また規制改革については、重点六分野(医療・福祉保育・人材・教育・環
境・都市再生)を中心とした中間取りまとめの内容に加え、その他の分野も
盛り込んだ総合規制改革会議の第一次答申を最大限尊重する閣議決定を行い
ました。今回の改革では、ほとんどの項目に実施すべき期限を盛り込み、具
体的な指摘を行いました。そのどれもが、国民生活の向上につながり、経済
活動を活性化する可能性を秘めているものだけに、できる限り早く実施され
るよう引き続き努力してまいります。

 今回、改革への第一歩は確かに刻まれました。しかし、これらは、一つの
通過点にすぎません。大きな方向性が示されたとはいえ、今後、それぞれを
法律にし、改革を一つずつ具体化していかねばなりません。その過程で、既
得権益を守ろうとする勢力の抵抗がまた始まることでしょう。

 来年こそが勝負です。総理からも、改革を完成するため、引き続き責任を
持って任にあたるよう強く指示されました。また新たな挑戦が始まります。
国民の皆さんが行革への関心を失えばこの改革は終わりです。引き続いての
ご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。

※ 特殊法人等整理合理化計画
 http://www.gyoukaku.go.jp/news/news1218-2.html
※ 行政委託型公益法人等改革の実施計画(補助金等関係)中間とりまとめ
 http://www.gyoukaku.go.jp/news/news1218.html
※ 規制改革の推進に関する第1次答申
 http://www8.cao.go.jp/kisei/siryo/011211/


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[特別寄稿]
塩川財務大臣塩川財務大臣プロフィール
● 14年度予算ができました(財務大臣 塩川正十郎)

 財務大臣の塩川正十郎であります。

 今年も残すところわずかとなりました。今日は、12月24日のクリスマ
スイブに出来上がった平成14年度予算の話をします。

 予算をつくる仕事は、国民の皆さんからお預かりした税金をどこにどうや
って使うのかを決める大事な仕事です。小泉内閣は今年の4月に誕生したと
きから、予算をどうやってつくり、どんな中身にしていくのか、いろいろと
考えてきました。

 1つ目の思案は、皆に分かり易い予算にするということです。そこで、予
算をつくっていく途中の議論をできるだけオープンにして、節目節目で決ま
ったことをどんどん発表することにしました。今までであれば、担当の役所
と私のところの財務省との間で相談して決めていた話を、新しくできた、経
済財政諮問会議という総理が議長の会議にかけ、そこで担当の大臣も呼んで
どんどん議論して、発表しました。財政制度等審議会でもこれまで以上に突
っ込んだ議論をしてもらいました。

 2つ目の思案は、もちろん中身です。日本の国の懐具合は、10年前は世
界の中でも優等生でしたが、今は国と地方を合わせると693兆円という途
方もない借金で首が回りません。そんな中での予算ですから、無駄なところ
は徹底的に洗い出し切り詰めた上で、将来の礎となる分野には十分な予算を
つけることにしました。

 14年度予算をひとことでいえば、「30兆、5兆・2兆」です。安易な
国債発行に頼った予算はつくらないという考えで、新たな国債発行を30兆
円に抑えました。また、効率的にニーズに適ったところにお金を使うことが
大事であり、5兆円削って2兆円つけるといった意気込みで、予算の使い方
を徹底的に見直しました。

 その結果、公共投資やODAの1割削減、特殊法人等に対しても改革の結
果1兆円を超える削減、地方財政の計画の規模の初めての減額、高齢者医療
の見直しなど国民皆保険を堅持し安心して医療を受けられるための改革、道
路特定財源の見直しなど、あらゆる分野で思い切った見直し・改革をやりま
した。

 その一方で、重点7分野、すなわち、ゴミ処理問題やリサイクル問題への
対応、保育所の不足の解消、地方の活性化、交通渋滞の解消、ナノテクノロ
ジーなど最先端科学技術の開発、世界最高水準の大学の育成、IT国家の実
現など、将来にわたって、日本を住みやすい国とし、日本人が世界の中で自
信を持って生きていくために必要な予算はしっかりとつけました。また、雇
用の心配をなくすことも、改革を進めていく上で大事です。ここにも十分に
つけました。あとは、民間企業の皆さんのがんばりにも期待しています。

 今回の予算は、「改革断行予算」の名にふさわしく、これまでにないつく
り方、内容のものになったと思います。また、限りあるお金を一生懸命やり
くりしていく中で、それぞれの役所が、改めて「お金を大事に使う」という
考えになりました。予算をきっちりと使いながら、改革を着実に実行してい
こうと思います。

 もうすぐ新年。皆様、よいお年を迎えられるようお祈りしております。来
年はうま年。私も自分自身に鞭を打って前へ前へと進んでいきたいと思っと
ります。


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[小泉内閣の動き]

● タウンミーティングで寄せられた全国の意見と政府の対応(01/12/26)
 http://www.inpaku.go.jp/town/
  タウンミーティングは全ての都道府県を一巡、今後も継続
  全国の会場で寄せられたご意見と政府の対応を掲載

● 公務員制度改革大綱の決定(01/12/25)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2001/12/25kaikaku.html
  公務員制度改革大綱を行政改革推進本部で了承の上、閣議で決定
  国民の立場から公務員制度を抜本的に改革

● 平成14年度予算政府案の決定(01/12/24)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2001/1224danwa.html
  予算政府案の閣議決定に当たっての小泉総理の談話と、予算政府案
  編成プロセスの改善、歳出の思い切った見直しと重点配分が特徴

● 小泉総理の談話(ねぎ等3品目セーフガード問題の解決)(01/12/21)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2001/1221danwa.html
  ねぎ等3品目に係るセーフガード問題が日中両国間の話合いにより解決
 に至り、中国が特別関税措置の撤廃を決定したことを歓迎

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[官邸のこんな話]

● 官邸にまつわる「階段」ばなし(その2)

 今回も前回に引き続き、官邸の階段の話をします。玄関ホールから右手に
は通称「西階段」と呼ばれる階段があります。
 もしかしたら、最も皆さんに馴染みの深い階段かもしれません。というの
も、新内閣発足の際に総理大臣を中心に閣僚が並んで記念撮影を行うあの場
所がこの階段だからです。
 この他にも、官邸には、たくさんの階段があります。また、最近では、一
部の階段は、車椅子でも昇降できるようになっています。
 なぜ、階段が頻繁に使われた構造になったかといいますと、そもそも官邸
用地となった旧鍋島邸跡地のほぼ真ん中には、約2メートルの段差があり、
官邸の設計責任者が、この段差を生かした構造に設計したからといわれてい
ます。
 従って、官邸を正面から見ると2階建てに見えますが、裏の南庭から見る
と、3階建てに見えます。

※ 西階段の写真
 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2001/1227p1.html

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[キーワード解説]

● 連結納税制度

 連結納税制度とは、企業グループを一つの法人のように扱い、グループ内
の各法人の損益を通算して所得を計算し、法人税を課す仕組みのことです。
 連結納税制度の意義は、親会社とその100%出資の子会社からなる企業
グループで、一体性を持って経営されるものについては、これを一つの納税
単位として課税する方が実態に即し、より適正な課税が実現できるという点
にあります。
 また、同制度は、企業の組織再編成を促進し、日本企業の国際競争力の維
持・強化と経済の構造改革に役立つと考えられます。例えば、ある企業が赤
字部門を子会社として独立させ、効率的に経営しようとした場合、現制度で
は親会社(黒字)と子会社(赤字)に別々に課税されるため、親会社の税金
が増えますが、連結納税制度では親会社と子会社の損益が通算されるため、
税金は増えません。なお、赤字会社が会社全体の7割にも及ぶ中、赤字会社
の買収による節税が行われる可能性も高く、適切な対応が必要となります。
 平成14年度税制改正の大綱(今月19日決定)では、連結納税制度の1
4年度創設がうたわれており、今後法改正の準備が進められる予定です。

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[編集後記]

 いよいよ21世紀最初の年も暮れようとしています。今年4月26日に小
泉政権が誕生し、当メルマガもスタートしました。9月11日のテロは許し
難い悲惨な出来事でしたが、世界の安全保障に対する考え方に変化をもたら
し日本でも現実的な議論が始まりました。小泉総理の構造改革も動き出して
います。色々なものが動き始めた一年と言えるのではないでしょうか。
 愛子内親王殿下のご誕生は、21世紀のスタートにもっともふさわしいニ
ュースといえるでしょう。「人を愛する者は人恒に之を愛し、人を敬する者
は、人恒に之を敬す」。敬宮様御命名の出典の一部です。小欄も肝に銘じた
いと思います。
 なお、来週は休刊とし、次回は来年1月10日に新春特別号を配信いたし
ます。それでは読者の皆様良いお年を。(晋)
安倍内閣官房副長官プロフィール安倍内閣官房副長官
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総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎 
編集長:内閣官房副長官 安倍晋三  
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)