首相官邸 首相官邸 トップページ
首相官邸 コニュニケーション
 トップ小泉内閣メールマガジンバックナンバー
小泉内閣メールマガジン
 

小泉内閣メールマガジン 第32号 =========================== 2002/01/31

★☆ 今週のキーワード「施政方針演説」 ☆★
 近々国会で行われる予定の小泉総理の「施政方針演説」。「所信表明演説
」とはどう違うのか知っていますか?(解説は最後に)
--------------------------------------------------------------------

□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● 国会審議に臨む

[大臣のほんねとーく 〜 お答えします]
● 地方交付税が果たす大きな役割(総務大臣 片山虎之助)
● 「国際的に魅力ある大学」をめざして(文部科学大臣 遠山敦子)

[小泉内閣の動き]
● 小泉総理の記者会見(02/01/30)
● 野依教授への感謝状の授与(02/01/29)
● 日・ミクロネシア首脳会談(02/01/28)
● 構造改革と経済財政の中期展望についての小泉総理の談話(02/01/25)

[官邸のこんな話]
● 官邸の三つの門

====================================================================
[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]

小泉総理大臣小泉総理大臣プロフィール
● 国会審議に臨む

 小泉純一郎です。

 一昨日、田中外務大臣の退任について決断をしました。

 政府内の問題で、国会審議の混乱を招いたことは、大変残念であり、その
責任を重く受け止めています。

 これからの外交には、NGOとの協力が大切です。外務省には、今後一層
NGOとの意思疎通を図り、互いに協力して仕事をしてもらいたい。今回の
件では、結果的に「言った、言わない。」の議論になって、国会審議にまで
迷惑をかけることになってしまいました。

 今回の措置は、日本経済が厳しい情勢にある今日、補正予算をはじめ、来
年度予算を一日も早く成立させることができるよう、全力を挙げていくため、
やむを得ないものであったと思っています。

 田中眞紀子外務大臣には、内閣発足以来、日本外交の推進に活躍していた
だき、多くの国民を惹きつけ、透明で身近な外交の実現と、外務省改革に、
真剣に取り組んできていただきました。このような形で退任していただくこ
とになったことをとても残念に思っています。

 今後、外務省改革を推進し、山積する外交の諸問題に取り組む体制を一日
も早くつくっていきます。

 今年は、改革断行の年。
 昨年以来、改革に向けた大きな方針を示し、改革を進めてきました。改革
は着実に進み始めています。官から民への動きが始まっています。雇用情勢
の厳しい中、サービス業などで新しい雇用も生まれてきています。この動き
をさらに本格的なものにしていきたいと思います。

 内外の山積する課題の解決に向けて、身を引き締めて取り組んでまいりま
す。


--------------------------------------------------------------------
[大臣のほんねとーく 〜 お答えします]

 読者の方から、「地方交付税制度によって都市住民が納めた税金が地方の
ために使われるのは納得がいかない」、「地方交付税の削減により地方に住
む人間が切り捨てられていいのか」といったご意見が寄せられています。そ
こで、片山大臣に地方交付税制度について説明していただきました。
片山総務大臣片山総務大臣プロフィール
● 地方交付税が果たす大きな役割(総務大臣 片山虎之助)

 教育、福祉、警察・消防、社会資本の整備など、私たちの生活に関係の深
い行政サービスの大半は地方公共団体によって提供されています。

 こうした行政サービスに必要な経費については、各地方公共団体が自ら徴
収する地方税によって賄われるのが理想ですが、地域によって大きな経済力
の格差があり、地方税収入だけでは必要な行政サービスを提供できない地方
公共団体が多いのが実態です。

 地方交付税は、国民の皆さんが国内のどの地域に居住していても、このよ
うな基本的な行政サービスが受けられるよう、財政力の弱い地方公共団体に
対して、不足する財源を交付する仕組みです。

 都市部に住んでいる皆さんには、都市の快適な生活が農山漁村の人々によ
っても支えられていることを思い起こしていただきたいと思います。都市部
で消費されている食糧、水、電力などの多くは農村部から供給されています
し、農村部で育った人が、都市で働き、税金を納めています。

 「都市と農村」を対立の構図でとらえるのではなく、都市と農村の住民が
お互いの生活の基盤を支え合うというとらえ方に立つことが求められると考
えます。

 一方で、国と地方の役割分担を見直し、「地方にできることは地方に委ね
る」という考え方に立って、地方公共団体自身が地域にとって必要な行政サ
ービスを自ら決定する仕組みにしていく必要があります。このため、地方が
補助金などの国からの財源に依存せずに自立した財政運営ができるよう地方
の税財源基盤を強化しなければなりません。

 こうした観点から、国からの税源移譲を含めて地方税を拡充するとともに
地方交付税制度についても、地方公共団体が自ら考え、自ら努力して行財政
運営の効率化に取り組むことを促すよう見直しを行う必要があると考えてい
ます。


--------------------------------------------------------------------
遠山文部科学大臣遠山文部科学大臣プロフィール
● 「国際的に魅力ある大学」をめざして(文部科学大臣 遠山敦子)

 最終回となる今回は、大学改革についてお話しします。

 これからの日本を考えるとき、「知の時代」を担う大学への期待は、これ
までになく大きいといえます。大学は、優れた人材の育成、創造的な研究と
知の継承、そして社会への貢献という大切な役割を持っております。日本の
大学は、戦後、量的に著しく拡大し、国民の大学進学へのニーズにこたえて
くれました。しかし、教育研究の質や地域社会への貢献の面では、さらなる
充実と発展が国民から強く要請されております。

 このような背景から、大学改革がとりわけ1990年代から大きな潮流と
なりました。そのねらいは、端的にいえば、(1)大学の教育研究を高度化
し、(2)大学の多様化、個性化を図り、(3)組織運営をより活性化する
ことなどです。そのために大幅な規制緩和が図られ、各大学も自己責任に基
づいて、様々な工夫を行うなど努力を重ねてきています。しかしながら、大
学運営のあり方をはじめ改革すべき点がまだ多々あります。

 これらの大学改革の積み重ねの上に立ち、改革の流れをさらに加速して、
これまで以上に「活力に富み、国際競争力のある」国公私立の大学づくりを
進める必要があります。このため、昨年6月に「大学(国立大学)の構造改
革の方針」を打ち出しました。これは、国立大学の再編・統合、国立大学法
人への早期移行、国公私立を通じた第三者評価による競争原理の導入、を三
つの柱としています。その趣旨は、国民の皆さんや大学関係者に「大学の構
造改革なくして日本の発展はない」という決意をお伝えし、「大学が変わる
」というメッセージを発したものです。

 先般、EU諸国を訪問する機会があり、ドイツやオーストリアなどの著名
な大学を訪問し総長らと懇談いたしました。そして、EUの大学もまったく
わが国と同様に、いかに競争力を持ち「魅力的な大学」となるかを目標に、
これまでにない危機感を持って大学改革に取り組んでいることを実感しまし
た。

 日本の大学もこの変革の時を活用し、真に教育・学問の府にふさわしい、
しかも大学の主体性をもちつつ産学連携や高度の人材育成といった社会貢献
をし、日本の未来に大きく寄与する「国際的に魅力ある大学」となってもら
いたいと思います。

 文部科学省の進める大学改革の考え方や「大学の構造改革の方針」につい
てのもっと詳しい説明は、下記の文部科学省のホームページをご覧ください。
 http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/14/01/020199.htm

 また、教育改革に関する御意見は、(voice@mext.go.jp)にお寄せくださ
い。


--------------------------------------------------------------------
[小泉内閣の動き]

● 小泉総理の記者会見(02/01/30)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2002/01/30kisyakaiken.html
  1月30日未明に行われた小泉総理の記者会見の内容

● 野依教授への感謝状の授与(02/01/29)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/01/29noyori.html
  昨年ノーベル化学賞を受賞した野依良治名古屋大学教授に対し、内閣総
 理大臣感謝状を授与し、賜杯を伝達

● 日・ミクロネシア首脳会談(02/01/28)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/01/28micro.html
  ファルカム・ミクロネシア連邦大統領との首脳会談の模様
  地球環境問題や「太平洋・島サミット」開催などについて協議

● 構造改革と経済財政の中期展望についての小泉総理の談話(02/01/25)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2002/01/25keizai.html
  我が国が目指す経済社会の姿や中期的な経済財政運営の将来展望を示し
 た「構造改革と経済財政の中期展望」の閣議決定に際しての談話

--------------------------------------------------------------------
[官邸のこんな話]

● 官邸の三つの門

 官邸の「正門」ではいつも警察官や機動隊員が警備に当たっています。
 警備の厳重さは今も昔も変わりませんが、完成当初の「正門」は、敷地の
東側、現在の内閣府側の表通りに面していました。しかし、60年安保闘争
で「正門」が強行突破されたのをきっかけに、警備と周辺の交通の両面から
検討され、昭和40年に、これまでの「正門」は壊されて壁となり、北側に
あった「通用門」が改修されて新しい「正門」となりました。この「正門」
とともに、その西側50メートルのところに新「通用門」がつくられました。
 また、官邸にはもうひとつ「坂下門」と呼ばれる門がありますが、あまり
使われることはありません。
 官邸が完成した当時は、「正門」の門柱に『内閣総理大臣官舎』と書かれ
た幅15センチ、長さ40センチほどの銅板が掛けられていましたが、現在
はこのような「表札」はありません。この銅版が、その後、どうなったのか
は記録が残っていません。

※ 正門と坂下門の写真
 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2002/0131p.html

--------------------------------------------------------------------
[キーワード解説]

● 施政方針演説

 施政方針演説とは、毎年1月に召集される通常国会のはじめに衆参両議院
の本会議において総理大臣が行う演説で、今後の国政の基本方針を述べるも
のです。
 この施政方針演説とともに、財務大臣の財政演説、外務大臣の外交演説、
経済財政政策担当大臣の経済演説が行われ、これらを合わせて政府4演説と
いいます。その後、各政党を代表する議員がこれらの演説に対して質問をし
ます。これを代表質問といいます。
 一方、国会会期中に総理が交代した場合や臨時国会・特別国会の冒頭に行
う総理大臣の演説は、「所信表明演説」と呼ばれています。昨年、小泉総理
が「聖域なき構造改革」や「米百俵の精神」を打ち出したのは、総理就任後
の5月の所信表明演説です。また、9月の臨時国会の所信表明演説ではテロ
リズムに対する毅然たる決意や「小泉構造改革五つの目標」を示しました。
 近々行われる予定の小泉総理の初の施政方針演説は、今年の小泉内閣の基
本姿勢を示す大変重要な演説です。

--------------------------------------------------------------------
[編集後記]

 今週の「キーワード解説」は「施政方針演説」でした。当初予算を審議す
る通常国会の施政方針演説は、臨時国会における所信表明演説よりも、当然
長くなります。それでも無駄な言葉を省きなるべく短く、というのが小泉流
です。ですから完成間近になってからも推敲を重ねます。語るべき政策につ
いては当然ですが、表現についても総理は相当こだわります。国民にわかり
やすく、お役所言葉は使わない、が基本です。小泉総理初の施政方針演説、
力が入っています。是非ライブでお聞き下さい。聞き逃した方は官邸ホーム
ページでご覧になれます。(晋)
安倍内閣官房副長官プロフィール安倍内閣官房副長官
====================================================================
[小泉内閣メールマガジン]

配信に関する手続き、ご意見などは以下のホームページからお願いします。
<配信中止・配信先変更・バックナンバー>
 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/
<ご意見・ご感想、配信に関するお問い合わせなど>
 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/iken.html
<携帯電話からの読者登録>
*http://www.kantei.go.jp/k/

総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎 
編集長:内閣官房副長官 安倍晋三  
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)