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小泉内閣メールマガジン 第33号 =========================== 2002/02/07

★☆ 今週のキーワード「電子投票」 ☆★
 有権者の利便性の向上、開票事務の迅速化などが期待できます。(解説は
最後に)
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□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● 改革への決意は全く揺るがない

[大臣のほんねとーく 〜 お答えします]
● ワールドカップでこんな「便利」を!(国土交通大臣 扇千景)
● 有事法制について(防衛庁長官 中谷元)

[特別寄稿]
● 就任挨拶(外務大臣 川口順子)

[小泉内閣の動き]
● 第154回国会における小泉総理の施政方針演説(02/02/04)
● 事務次官等会議における小泉総理の指示(02/02/04)

[官邸のこんな話]
● 官邸の前庭

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[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]

小泉総理大臣小泉総理大臣プロフィール
● 改革への決意は全く揺るがない

  小泉純一郎です。

 「小泉内閣に対する支持率が低下し、私の改革への姿勢が後退するのでは
ないかと懸念する声があります。しかし、私の改革への決意は全く揺るぎま
せん。引き続き改革に邁進するとの決意をもって、私は施政方針演説を行い
ます。」

 月曜日の施政方針演説に際して、衆議院、参議院の本会議場から皆さんに
訴えかけました。

 日本を巡る情勢は、厳しいものがあります。私は、こういう時こそ、不退
転の決意で改革を進めていかなくてはならないと思っています。

 改革の手を緩めるつもりはいささかもありません。改革の原動力は国民一
人ひとりです。

 未来への希望を決して失わない強さを求めて、施政方針演説の中で昭和天
皇が歌会始で詠(よ)まれた歌を紹介しました。

 ふりつもる深雪(みゆき)に耐えて色かえぬ
              松ぞ雄々しき人もかくあれ

 雪の降る厳しい冬の寒さに耐えて、青々と成長する松のように、人々も雄
々しくありたいとの願いを込められたものと思います。

 終戦後、半年も経過しない昭和21年の正月に詠(よ)まれたことに感心
します。

 一、二年の低成長に耐えても改革を進める。これが国民の声と受け止めて
います。改革は着実に進んでいます。国民の期待を背に、私は、ネバー・ギ
ブアップの精神で改革に取り組みます。

 川口順子(よりこ)新外務大臣は、外務省改革に強い意欲で取り組もうと
しています。私も全面的に支援していきます。

 長野オリンピックから4年。いよいよ、8日からソルトレーク・シティー
で冬季オリンピックが開催されます。選手諸君が日ごろの練習の成果を十分
に活かして、思う存分活躍してくださることを期待しています。


※ 小泉総理の施政方針演説
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/02/04sisei.html


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[大臣のほんねとーく 〜 お答えします]

 読者の方から、ワールドカップ・サッカー大会の開催に向けた国の取組に
ついてのご意見が寄せられています。そこで、扇大臣に外国からの観戦者の
受け入れ体制などについて説明していただきました。

扇国土交通大臣扇国土交通大臣プロフィール
● ワールドカップでこんな「便利」を!(国土交通大臣 扇千景)

 いよいよワールドカップ・サッカーの開催まで4ヶ月を切りました。対戦
相手も決まり、みなさん楽しみにお待ちのことと思います。

 今回はワールドカップ史上初めての日韓共同開催。外国から約44万人も
のお客様を日本にお迎えします。また、日本から韓国に観戦に出かけられる
方も多数いらっしゃると思います。

 そこで、私は、ワールドカップ期間中、羽田空港を発着する国際便を大幅
に増やすことにしました。

 昨年2月から、深夜や早朝に、羽田から週4便の国際便を飛ばしています
が、ワールドカップでは40万人を超える人々が移動するのですから、深夜
早朝は週70便に増やし、さらに昼間も1日20便の国際便の発着を認める
ことにします。これだけの数の国際便が羽田空港を利用するのは24年ぶり
です。

 このため、今回の二次補正予算で、羽田の国際線ターミナルを拡張して受
入能力を拡大するとともに、国際線ターミナルに到着されたお客様がシャト
ルバスなどでスムーズに次の目的地に移動できるように、きちんと対応して
まいります。

 また、外国へ旅行して苦労するのは通貨の両替です。特に、手元に小銭が
なくて不便な思いをした経験はどなたにもあると思います。

 そこで、円とウォンを1枚のICカードに入れておいて、空港やホテルな
どで、少額でもこのICカードで支払いができるようにしたいと考えていま
す。さらに札幌では、このカードで地下鉄やバスにも乗ることができるよう
に準備を進めています。このような取り組みは世界で初めてです。

 今回のワールドカップをきっかけにして、このICカードがアジア各国で
自由に利用ができるようなカードに発展していくことにより、海外旅行が国
際交流の弾みになり、観光促進が拡大することを願っています。


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 次に、中谷長官に有事法制について説明していただきました。読者の方か
らは、「有事法制とはどのようなことか」、「なぜ有事法制が必要なのか」
といったご意見が寄せられています。
中谷防衛庁長官中谷防衛庁長官プロフィール
● 有事法制について(防衛庁長官 中谷元)

 今、国民の間で、有事法制の議論が行われています。「治にいて乱を忘れ
ず」。平和なときに、万が一のことを考え、備えをしておくということは、
国家にとって当然のことであり、安心した国民生活を送るためにも、国民の
間で真摯な議論をしておかなければなりません。

 日本は他の国々と同じように、平和時の安全な青信号のときから、警察、
消防、海上保安庁といった治安機関や自衛隊といった国防のための組織を保
持し、不断に教育訓練や警戒監視活動を行いながら、国民が安心して生活で
きるようにしています。

 大規模の災害や不審船の出没、テロやゲリラの発生など国民の生活が脅か
され、国家にとって危険を示す黄色信号が点滅すれば、危機管理のための組
織が自動的に対処しうるよう、各機関が相互に連携し、機動的に運用される
ことになっています。

 ところが、その事態がさらに進み、主として自衛隊の機能をもって対処し
なければならない事態、すなわち国家としての赤信号を点滅しなければなら
ない事態は、まさに日本有事であり、総理大臣が国会の承認を得た後、自衛
隊に防衛出動の命令が発令されることになります。

 しかし、たとえ防衛出動が発令されても自衛隊が迅速・効果的に行動でき
るための法律や政令については、まだ整備されていない部分があります。例
えば、現行法令の下では、自衛隊が私有地を使用するときには、所有者から
のご了解やご協力を得ることも必要ですし、国有地に関しては、使用申請の
手続きが必要となります。海岸で、上陸を阻止するために防御陣地を構築す
るときも、海岸使用許可と構築物の建築許可を頂く手続きをしなければなり
ません。けが人がでて野外病院を設け、また行動の第一線で治療を行う時も、
医療法上の許可をもらわねばなりません。

 しかしながら、これらの許可を待っているうちに、事態がどんどん深刻に
なるようなことになっては日本の防衛を全うできず、かえって国民の皆様の
被害も拡大してしまいます。日本の有事に際して、「備えは常に」、「有事
即応」の精神を持って、平素のうちに、国家防衛のために自衛隊が迅速・効
果的に行動できる根拠規定を定めておくことは是非とも必要なことです。

 2月4日の施政方針演説において小泉総理は、「有事への対応に関する法
制についてとりまとめを急ぎ、関連法案を今国会に提出します」と述べられ
ております。早期に関連する法案が国会で議論され成立することができるよ
う、皆さんのご理解を頂きますようお願いします。


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[特別寄稿]
川口外務大臣川口外務大臣プロフィール
● 就任挨拶(外務大臣 川口順子)

  外務大臣を拝命致しました川口順子です。

 現在、様々な外交課題が山積しておりますが、私は、諸先輩が築き上げて
きた外交の路線をしっかりとベースにして、なおかつ、これからの時代にふ
さわしい新しい外交を積極的に展開したいと考えています。重要な点は、外
交が国民の皆様に理解され、支持されることであり、特に外務省の改革は不
可欠です。国民の皆様の期待に応えられるように全力で取り組みたいと思っ
ています。

 今回の外務大臣就任に当たり、特に以下の三点を肝に銘じたいと思います。

 第一には、外交を行っていくにあたり、特定の政治家の不当な圧力は排除
すべきだということです。外交に関する意見は、幅広く謙虚に拝聴し、良い
ものは省員で共有する一方、不当なものは受け入れないという姿勢で臨みま
す。

 第二には、外務省の改革について、国民の目から見て、外務省の体質、あ
るいは外務省の仕事振りが、十分国民の皆様のご期待に応えるものであった
かどうかということについてきちんと反省をし、正すべき点を速やかに正し
ていきます。

 第三に、今後の外交の体制については、官邸との連携をとりながら推進し
ていきます。

 私は民間企業に7年おりました。環境庁長官(当時)として霞が関に戻っ
てきた際、民間企業では、「顧客満足」、「コスト意識」といった発想が隅
々まで行き渡っていますが、役所にはこのような発想は乏しいと感じました。
様々な発想、異なる意見に、対話や交流を通じて触れていくことは、外務省
内の風通しを一層良くするうえでとても大切だと考えます。

 国にとって、外務省にとって、「お客様」は国民の皆様です。私は、これ
から外務大臣として仕事をしていく上で、国民の皆様の声をきちんと聞き、
それを自分なりに咀嚼して、本当に日本と日本国民の皆様のためになる外交
を展開したいと考えます。


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[小泉内閣の動き]

● 第154回国会における小泉総理の施政方針演説(02/02/04)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/02/04sisei.html
  経済の再生と金融問題の解決、税制の抜本的改革、有事に対する体制整
 備、小泉構造改革の着実な推進、主体的な外交の推進など

● 事務次官等会議における小泉総理の指示(02/02/04)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/02/04jikan.html
  事務方の最高責任者としての立場をわきまえ、与野党からの注文につい
 ては、役所として、適切かどうかしっかり見極めることが必要

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[官邸のこんな話]

● 官邸の前庭

 官邸の正門を入ると官邸までの少しのスペースに、前庭があります。その
前庭の中央には、直径10メートルほどの植え込みがあり、現在、ソテツが
植えてあります。  
 昔の写真をみると、ここには、松が植えてあったようですが、いつ植え替
えられたのかは明らかではありません。
 官邸の門を入るとまず目につきますから、いつの頃からか、官邸玄関のシ
ンボルになりました。
 ソテツは、もともと暖地に自生する植物ですので、官邸では、毎年12月
になると、根元からワラですっぽりと覆う「冬囲い」を行います。官邸に冬
の訪れを知らせる 「風物詩」になっています。
 前庭は、通常は、訪問客が車を止める以外、静かなところです。それが新
内閣の組閣や内閣改造が行われるときには、慌ただしくなります。新閣僚に
対するいわゆる「呼び込み」が行われ、マスコミ各社は、その新閣僚が官邸
に入る様子を取材しようと、前庭にテントを設営して待機します。これが、
「テント村」と呼ばれるもので、前庭に所狭しとテントが並びます。
 この時ばかりは、官邸のソテツも肩身が狭い思いをしているのではないで
しょうか。

※ 前庭のソテツとテント村の写真
 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2002/0207p.html

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[キーワード解説]

● 電子投票

 電子投票とは、従来の手書きによる投票に代わる、電子機器を利用した新
しい投票方法の総称です。
 具体的には、投票所の投票機の画面に表示された候補者名に指で触れて投
票する方法(タッチパネル方式)や、自宅のパソコンから投票することなど
が考えられ、そのメリットとしては、有権者の利便性の向上、開票事務の迅
速化、疑問票の減少などが挙げられます。
 電子投票のあり方としては、(1)指定された投票所の投票機を使って投
票、(2)指定された投票所以外の投票所でも投票可能、(3)投票所に行
かなくても自宅のパソコンから投票可能、の3段階が考えられます。
 政府は、平成14年度のIT重点政策を示した「e−Japan2002
プログラム」(昨年6月IT戦略本部決定)において、地方選挙における電
子投票の試行を目標として掲げました。そして、今月1日に電磁記録投票法
が施行され、上記のうちの第1段階が可能になりました。
 この法律の対象となるのは、地方公共団体の議員と長の選挙で、実際に導
入するかどうかは、各自治体が判断し、条例で定めることとされています。

※ 総務省ホームページ(電磁記録投票法の概要など)
 http://www.soumu.go.jp/senkyo/

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[編集後記]

 備え有れば憂い無し、政府では有事法制の準備を進めています。ある新聞
の記事に、法整備を「行け行けどんどん」でやるのはどうか、との記述があ
りました。有事法制に批判的な人はこのフレーズがお好きなようです。
 「行け行け」は号令、「どんどん」はテンポ、中身の判断には関わりのな
い表現です。法整備の必要性に論理的根拠があれば、直ちにとりかかるのは
当然ではないでしょうか。記事にこのフレーズを見かけるたびに「この筆者
少しは考えたら」と思ってしまいます。イメージだけの空虚な言葉を投げつ
けるのではなく、安全保障の中身を論じるべきではないでしょうか。
 今週の「大臣のほんねとーく」で中谷長官が有事法制についてまさに中身
のある説明をしています。今後の国会論戦にご注目下さい。(晋)
安倍内閣官房副長官プロフィール安倍内閣官房副長官
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総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎 
編集長:内閣官房副長官 安倍晋三  
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)