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小泉内閣メールマガジン 第35号 =========================== 2002/02/21

★☆ 今週のキーワード「グリーン購入」 ☆★
 グリーン購入法という法律で、皆さんにもグリーン購入に努める責務が課
されていることを知っていますか?(解説は最後に)
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□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● 日米首脳会談とパラリンピック

[大臣のほんねとーく 〜 お答えします]
● バリアフリー社会の実現、低公害車の導入(内閣官房長官 福田康夫)

[特別寄稿]
● 就任挨拶(環境大臣 大木浩)

[小泉内閣の動き]
● 日・米首脳会談(02/02/18)
● 東チモール国際平和協力隊の出国報告(02/02/15)
● 日・ル−マニア首脳会談(02/02/14)

[官邸のこんな話]
● 官邸に刻まれた「激動の昭和」

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[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
小泉総理大臣小泉総理大臣プロフィール
● 日米首脳会談とパラリンピック

 小泉純一郎です。

 17日から19日まで、ブッシュ大統領が来日した。大統領とは4回目の
会談で、親友に会えたような親しみをもって、とてもよい意見交換ができた。

 会談に先立ち、大統領夫妻とともに、前夜までの雨が上がったさわやかな
晴天の明治神宮で、流鏑馬(やぶさめ)を観賞した。

 イラストレーターの山藤章二氏にブッシュ大統領が流鏑馬をしているイラ
ストをお願いして、大統領に贈った。

 首脳会談では、経済問題、テロ対策、地球環境問題など様々な話題につい
て話し合った。

 日本経済については、経済再生が小泉内閣に課せられた最大の使命であり、
どんなことがあっても改革の手綱は緩めないとの決意を伝えた。

 日本とアメリカは世界第一と第二の経済大国で、その経済発展は、両国の
みならず世界全体にとって大変重要だ。

 十年前の日本は自信過剰気味だった。今は自信喪失の状態。自信過剰もよ
くないが自信喪失もいけない。

 いいときもあれば悪いときもある。悪いときには明るく前向きに力強く歩
を進めなければならないと思う。

 今回の訪日は、ブッシュ大統領にとって初めての来日だったが、中味の濃
い会談ができ、また、多くの皆さんからの暖かい歓迎も受け、とてもよい訪
日だったと思う。

 ブッシュ大統領は、国会での演説で、新渡戸稲造の言葉を引用し、次のよ
うに述べました。
「日本が生んだ偉大な学者、政治家の新渡戸稲造は、・・・日米友好の将来
像を描いていました。彼は、『太平洋の架け橋とならんと欲す』と記してい
ます。その『架け橋』はすでにできています。一人の力ではなく、日米両国
の無数の人々の力によって」。

 そして、「明治維新の英雄である福澤諭吉は、西洋世界を変貌させた経済
理念を学び、・・・コンペティションという英語の言葉・・・に相当する日
本語として『競争』という新しい言葉を作り出しました」と、史実に触れな
がら、競争が改革の原動力であるとも訴えました。

 日米協力と改革の重要性をとてもよく表す言葉だと思う。

 私も、今回の会談を通じて、ブッシュ大統領から自信と勇気をいただいた。


 18日月曜日には、ソルトレーク・パラリンピックの結団式も行われた。
パラリンピックは、障害者の方々のオリンピック。ソルトレーク冬季オリン
ピックの直後に、同じソルトレークシティーで開催される。日本からは76
人の選手、役員が参加する。

 障害を乗り越えて、世界の一流の選手達と力と技を競いあう選手の皆さん
の気迫を強く感じながら、「皆さんが健常者に勝るとも劣らない難しい競技
で健闘する姿は、多くの人々に勇気を与えます」と挨拶した。

 選手の皆さんのご健闘をこころから祈っています。


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[大臣のほんねとーく 〜 お答えします]

 小泉総理の2月4日の施政方針演説に関し、読者の方から、「人をいたわ
り、安全で安心に暮らせる社会」、「美しい環境に囲まれ、快適に過ごせる
社会」の具体例として、バリアフリー社会の実現と低公害車の導入について
ご意見が寄せられています。そこで、福田官房長官に説明していただきまし
た。
福田内閣官房長官の写真福田内閣官房長官プロフィール
● バリアフリー社会の実現、低公害車の導入(内閣官房長官 福田康夫)

 「人をいたわり、安全で安心に暮らせる社会」に関し、昨年8月、私は車
椅子利用の方と一緒に新幹線の東京駅や、バリアフリーの新しい町・晴海の
トリトンスクエアを視察しました。この体験から、街や日常生活を改めて眺
めてみますと、我が国のバリアフリー化はまだ十分ではないと感じています。
高齢者や障害のある人だけでなく、すべての人が安全で快適に暮らすことの
できる社会を築くことは、大変大事なことです。

 バリアフリー社会を実現するためには、ハード、ソフトにわたる幅広い取
り組みが必要です。国としては、これまでも関係大臣会議を設け、公共施設
や交通機関などのバリアフリー化やバリアフリー製品の開発、様々な普及啓
発活動や障害者の欠格条項の見直しなどを進めてきました。

 しかし、これらの国の施策だけでなく、社会全体が主体的に取り組むこと
が必要です。そこで、優れた取り組みが広く普及するように、モデルとなる
ような活動をされた個人や団体を表彰する制度を、今年から設けることにし
ました。

 次に、「美しい環境に囲まれ、快適に過ごせる社会」づくりは、一人ひと
りが身近な暮らしのなかで、環境にやさしい生活を実践していくことが大切
です。ガソリン車をやめ、低公害車を使うことも、その一つです。

 低公害車は、新しい技術を活用して、環境への悪い影響を少なくした自動
車で、電気自動車、ハイブリッド車、天然ガス自動車、メタノール自動車の
ような燃費が良くて排出ガスがきれいな自動車のことを言います。

 低公害車は、価格が高い、維持が大変、車種が少ないと言われ、普及のス
ピードは必ずしも早くありませんでした。このため、まず政府が身近な改革
を進めることとしました。現在、政府は約7,000台の一般公用車を所有
していますが、小泉総理からの指示もあり、3年以内に、全ての公用車を低
公害車に切り替えることにしました。

 私自身も、今、天然ガス自動車に乗っています。走りは滑らか、音も静か
で、なかなかいいものです。また、環境にやさしいことをしているという満
足感に浸ることもできます。市販の低公害車の種類も増えてきましたから、
皆さんも是非快適な環境づくりにご協力下さい。


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[特別寄稿]
大木環境大臣大木環境大臣プロフィール
● 就任挨拶(環境大臣 大木浩)

 このたび環境大臣及び地球環境問題担当を拝命しました大木浩です。

 私が平成9年から10年まで環境庁長官を務めた時から、3年半が経過し、
この間に、環境問題は質的にも量的にも大きく変化してきております。また
環境問題に対する国民の皆様の理解の高まりと環境行政への熱い期待を受け
て、平成13年1月に環境庁が環境省に昇格しました。これにより、21世
紀が「環境の世紀」と呼ばれる時期に環境問題に対応できる体制が整ってき
たものと思っております。

 環境問題の中で温暖化をはじめとする地球環境問題は、世界的に最も重要
な問題の一つと認識されており、かたや国内では日常生活からのごみや産業
廃棄物の処理、リサイクルの問題が皆様の大きな関心事となっております。
これらは現在進行中の問題が多く、これに対処するにあたって私は、すぐに
やるべきこと、中長期にやらねばならないことを仕分けし、プライオリティ
を付けて対応したいと考えています。

 この中で、私は次の二つを当面の重要課題と考えております。
 
 第一は、地球温暖化は人類の存続にもかかわる重要な問題の一つであり、
私が議長として手掛けた京都議定書の早期発効に向けて今国会での締結の承
認と関連国内法の改正等に全力を尽くします。

 第二は、京都議定書の目標を達成するには産業部門、運輸部門、民生部門
すべての部門の協力が必要であります。とくに民生部門である国民生活から
の温室効果ガスの排出の伸びは著しく、国民の方々一人ひとりのご理解と実
践が大切でありましょう。このために環境省としては国民各層のオピニオン
リーダーの方々に集まっていただき、「環の国くらし会議」を立ち上げ、国
民の方々と一緒になって考え、ご意見を拝聴しながら温暖化対策を積極的に
進めてまいります。

 環境問題は、多岐にわたって人間生活に密接に関係しており、これに対処
していくためには国民の皆様のご理解とご協力が不可欠と考えております。
環境行政の責任者として私は、国民の皆様のご意見を今後の環境行政に反映
できますよう努めてまいりたいと思います。


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[小泉内閣の動き]

● 日・米首脳会談(02/02/18)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/02/18nitibei.html
  ブッシュ米大統領との首脳会談の模様と記者会見の内容
  アフガニスタン問題、経済問題などについて幅広く意見交換

● 東チモール国際平和協力隊の出国報告(02/02/15)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/02/15pko.html
  約700名の隊員が、国際連合東チモール暫定行政機構のもとでPKO
 の活動に必要な道路、橋等の維持補修などにあたる予定

● 日・ル−マニア首脳会談(02/02/14)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/02/14romania.html
  イリエスク・ルーマニア大統領との首脳会談の模様
  両国の友好、協力、パートナーシップに関する共同声明に署名

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[官邸のこんな話]

● 官邸に刻まれた「激動の昭和」

 正面玄関の上部にはめ込まれたガラスには、直径1センチほどの弾痕のよ
うな穴があります。昭和11年に起こった2・26事件の「傷跡」だと、長
く言い伝えられてきたものですが、確かなことはわかりません。
 官邸は昭和4年の完成ですが、昭和7年には5・15事件が起きて、青年
将校たちが突然官邸を襲い、当時の犬養毅総理は無念にも凶弾に倒れました。
また、その4年後の2・26事件では、官邸は再び反乱将兵の襲撃を受けて
います。しかし、このときの岡田啓介総理は、その騒ぎの中、とっさに公邸
の使用人部屋の押入れに隠れ、あやうく難を逃れることができたようです。
 終戦の日の未明にも、戦争終結に反対する兵士や学生たちの襲撃を受けま
した。鈴木貫太郎総理は前夜に私邸に戻っていて無事でしたが、この日も官
邸には銃声が響いたといいます。
 戦後では、昭和35年に日米安保条約阻止を叫ぶ全学連が塀を乗り越えて
乱入したこともありました。ガラスに残る穴は、このとき学生がパチンコで
小石を放ってできたものだという説もあります。真偽のほどは明らかではあ
りませんが、官邸には、激動の昭和史の様々なドラマが刻まれています。

※ 傷跡の写真
 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2002/0221p.html

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[キーワード解説]

● グリーン購入

 昨年4月に、環境に配慮した、持続的発展が可能な社会を築くため、「国
等による環境物品等の調達の推進等に関する法律」が施行されました。
 この法律では、国民と事業者の責務として、物を買ったりサービスの提供
を受けるときはできる限り環境にやさしいものを選ぶよう努めるべきである
と定められており、また、国の機関などには具体的に基準や目標を定めて環
境にやさしい製品の購入を推進することが義務づけられています。
 この法律で責務・義務として定められているような、環境への負荷ができ
るだけ少ないものを選んで購入することを、一般に「グリーン購入」といい、
この法律は「グリーン購入法」という通称で呼ばれています。
 小泉総理の施政方針演説では、グリーン購入の推進がうたわれており、今
後、各省庁では再生紙などのリサイクル製品や省エネ効果の高いOA機器な
どの購入がより一層進められることになります。
 一般の国民生活においても、低公害車、省エネ効果の高い家電製品、ペッ
トボトルを再利用した繊維製品、間伐材を使用した木製品、生ゴミ処理機な
ど、グリーン購入が広まることが期待されています。

※ 環境省ホームページ(グリーン購入)
 http://www.env.go.jp/policy/hozen/green/

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[編集後記]

 日米首脳会談に先立ちブッシュ大統領は、明治神宮を訪れ流鏑馬を観賞さ
れました。疾走する馬上から、的にむかって素早く矢を射込む射手の妙技に
賞賛の拍手を送っておられました。前日の雨がうそのように晴れ渡っていま
したが、清々しい空気の中、両首脳は、鎌倉以来の文化に触れるとともに、
明治維新という大きな改革を成し遂げた明治という時代と明治帝に思いをは
せていたのではないでしょうか。お昼のワーキングランチではまたまた映画
の話題が出ましたが、ちなみにパウエル長官のおすすめは、ジョン・ウェイ
ン主演の「捜索者」でした。
 今週は大木大臣初登場です。京都議定書を議長としてとりまとめた大木環
境大臣に期待したいと思います。
 なお、次号からの4週間は特別編成とし、大臣のほんねとーくはお休みし
て、政府の審議会などで活躍されている方々の特別寄稿を掲載する予定です。
(晋)
安倍内閣官房副長官プロフィール安倍内閣官房副長官
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総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎 
編集長:内閣官房副長官 安倍晋三  
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)