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小泉内閣メールマガジン 第39号 =========================== 2002/03/21

★☆ 今週のキーワード「海外渡航関連情報」 ☆★
 「危険度1:注意喚起」など、5段階の数字表記で出されてきた海外危険
情報が見直されます。(解説は最後に)
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□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● 春風接人(しゅんぷうせつじん)

[特別寄稿]
● 「選ぶ」ことが楽しい社会(経済財政諮問会議議員 牛尾治朗)
● インターネット使ってる?(IT戦略本部本部員 村井純)

[小泉内閣の動き]
● 知的財産戦略会議(02/03/20)
● 地球温暖化対策推進大綱の決定(02/03/19)
● 拉致被害者家族との面会(02/03/19)
● 司法制度改革推進計画の決定(02/03/19)
● 民間国連ヤング(少年・少女)大使の小泉総理表敬(02/03/15)
● 日・パキスタン首脳会談(02/03/14)

[官邸のこんな話]
● 官邸の日常を支える人々

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[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
小泉総理大臣プロフィール
● 春風接人(しゅんぷうせつじん)

 小泉純一郎です。

 今年は、春の訪れが早い。暑さ寒さも彼岸までというが、春分の日を迎え
る前から暖かい日が続いている。官邸執務室から見える早咲きの桜は、もう
満開だ。

 私は、今年軽い花粉症になったようで、春がつらいという人の気持ちがわ
かるようになった。それでも、春は、最も好きな季節。さわやかな風は、こ
こちよく新鮮な香りがして、新たなエネルギーが湧いてくる。

 入学や入社といった新たな出発の季節でもあり、日本人は春に特別な感情
を抱いていると思う。

 私の好きな言葉の一つに「春風接人(しゅんぷうせつじん)」がある。儒
学者佐藤一斎が言志四録(げんししろく)の中で「春風接人、秋霜自粛」と
述べている。

 春風のような優しさで人に接し、秋の霜のごとく厳しく自らの行動をただ
すこと。

 大切なことだが、なかなか実践できるものではない。人間は、自分には何
かと言い訳をつけて甘くなりがちなもの。逆に、自分に厳しい人は、他人に
も同じことを求め、人に厳しくなりがちなものだ。

 誰もが、思いやりといたわりの心で人と接することができる社会を築いて
いきたい。

 今日から三日間の予定で、韓国を訪問する。37年前の日本と韓国の国交
正常化の前には、両国の人の行き来は年間1万人程度だった。それが、今で
は一日1万人。日韓の交流は、ワールドカップサッカーの共催などを通じて
さらにひろがって行く。

 今回の訪問では、投資協定の署名や、日韓国民交流の催しなどが予定され
ている。日本と韓国が、互いに手と手をとり合い、心と心を通わせて、日韓
の友情と信頼の絆を強めていきたい。


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[特別寄稿]
牛尾治朗プロフィール

● 「選ぶ」ことが楽しい社会(経済財政諮問会議議員 牛尾治朗)

 欧米の人は、高級なレストランの椅子にすわり、メニューをみながら何を
食べようかと30分くらいかけて選ぶときが一番幸せだといいます。日本人
は定食のAかBかCか、お仕着せの松か、竹か、梅かを瞬時に決めて、時間
をかけて食べることが至福です。成熟した社会は選ぶことが楽しいという人
たちの集まりにならなければなりません。

 また、日本の企業の人々と一緒に食事をする時に、上司が「僕はこれにす
る」といったら、「私もこれにする」というのがよい部下。一人だけ「ステ
ーキ」なんていったらみんなジロッとみる。そんな封建的な社会が残ってい
ます。学校にしろ、就職先にしろ、住む場所にしろ、「横並びで一緒が安心
」から「それぞれ自分で選ぶことが生きる楽しさ」、そんな社会に移ってい
くことが大切です。

 「選ぶ楽しさ」は、こうした人生の重大な選択以外に日常生活の中にもあ
ります。子供が生まれた共働きの家庭は、預かってくれる保育園を探し出す
のに悪戦苦闘するのではなく、自分の子育て方針に合った安心できる保育園
を選んで預ける。つまり、ユーザーは選ばれる側から選ぶ側に変わります。

 このように育児サービス、介護サービスといった身の回りのサービスを多
くの選択肢のなかから自分のニーズに合わせて選べる社会は豊かな社会とい
えます。なぜ、経済が活性化しないのか。それは、選ぶ楽しさが無いことと
無縁ではないと思います。選ぶことによって人々が自分のウォンツ(欲望)
を満たせば、経済は自然と活性化します。

 私が議員を務める経済財政諮問会議では、人々のウォンツが満たされる経
済社会を構築するために私たちは何をすべきかについて総理を交えて議論し
ています。そのなかで、私は次の3点について主張していきます。

 第一に税制改革。広く・薄く負担することにより、税のゆがみをなくし、
個人が多様なライフスタイルを楽しめるようにします。第二に、規制撤廃。
規制撤廃への道のりはまだ二合目です。民間経済の活動範囲を広げることに
よって、経済の活性化を実現します。第三に、サービス分野の拡大です。医
療、教育、保育、住宅、健康、情報など生活に直結する分野で、民間の事業
者が消費者のウォンツに合ったサービスが提供できる仕組みを構築します。

 国民が夢をもてるようにすること、そして、夢をウォンツとして実現する
こと。それを後押しすることが政府の役割ではないかと思います。こうした
「未来への構築」に向けた取組みについて考えたいと思います。


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村井純プロフィール

● インターネット使ってる?(IT戦略本部本部員 村井純)

 インターネットによって、今までできなかったことがずいぶんできるよう
になりました。中でも情報検索は良い例です。

 個人のホームページで発信する情報がどんな大きなメディアや組織が作り
出す情報より正確で役に立つことはしばしばあります。たとえば、私は今、
国際会議に参加するためガーナに行く準備をしています。そこで本屋でガー
ナのガイドブックを探したのですがみつけられませんでした。でも現地の青
年海外協力隊の隊員が作られているガーナのホームページから、大都市のガ
イドブック顔負けのすばらしい情報を得ることができました。本を出版する
ほどは訪れる人が多くない地球の裏側で活躍する日本人の努力と心遣いは、
瞬時に日本にいる私の大きな宝となっています。

 昨年、インパクの編集者としても活躍された作家の荒俣さんは、20年間
探し続けていた幻の本をインターネット・オークションで手に入れたと感激
してらっしゃいました。インターネット・オークションではオークション参
加のハードルを飛躍的に低くすることができ、出会いと発見の効率が格段に
上がりました。

 教育の場面でインターネットを用いた展開も楽しみです。講演や大学の講
義にインターネットで参加できる試みが沢山行われるようになりました。こ
れだと、自分のいるところから、好きな時に講義に参加できるので学習の地
域格差が無くなると同時に、小学生から高齢者までの生涯学習環境への大き
な貢献が期待できます。最近では、日本の大学の授業に東南アジアの国々か
ら参加するようになったり、国際的な人材開発の基盤としても重要な役割を
担い始めています。

 インターネットは人類が知識と情報をグローバルに、かつ、自由に共有し、
交換するための基盤です。インターネットやデジタル技術によって、ここに
あげたようなたった3つの例だけでなく、みなさんそれぞれの身の回りの日
常生活や仕事でも、信じられないような発展をしたり、あきらめていたよう
な夢が実現し、限りなく新しいものが生まれてくると思います。

 それだけに、すべての分野や立場の人が、冷静に「高度情報通信ネットワ
ーク社会」をどのように創るのかを考え、実現のプロセスに参加することが
大切なのです。これは社会の基盤です。私たちの次の世代、そして、その次
の世代の人々が、何を見て、どう活躍してほしいのか。これを広い視点で考
えるために、すべての人にインターネットに参加してもらいたいと思います。


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[小泉内閣の動き]

● 知的財産戦略会議(02/03/20)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/03/20titeki.html
  産業の国際競争力の強化、経済の活性化を図るため、「知的財産戦略大
 綱(仮称)」を6月中を目途に策定することを決定

● 地球温暖化対策推進大綱の決定(02/03/19)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/03/19ondan.html
  地球温暖化対策推進本部で、京都議定書の目標達成に向け、総合的かつ
 計画的な取組を進めていくための「地球温暖化対策推進大綱」を決定

● 拉致被害者家族との面会(02/03/19)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/03/19rati.html
  朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に拉致されたとされる被害者の家族
 14名が事件の早期解決を求める要望を提出

● 司法制度改革推進計画の決定(02/03/19)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/03/19sihou.html
  司法制度改革推進本部で、司法制度改革に関し政府が講ずべき措置の全
 体像を示した「司法制度改革推進計画」を決定

● 民間国連ヤング(少年・少女)大使の小泉総理表敬(02/03/15)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/03/15young.html
  開発途上国の薬物乱用防止活動を支援するためのキャンペーンに参加し
 た7名の高校生が総理を表敬訪問

● 日・パキスタン首脳会談(02/03/14)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/03/14pakistan.html
 <ビデオ> http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/
  ムシャラフ・パキスタン大統領との首脳会談の模様
  国交樹立50周年を機に友好関係をさらに強化させていくことを確認

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[官邸のこんな話]

● 官邸の日常を支える人々

 総理官邸には、多くの人が働いています。
 官邸には、警備のために警視庁麹町署の警察官や機動隊員が常駐していま
す。正門にはSPの詰所もあり、玄関の入口には、左右にSPと守衛が立っ
て、来訪者のチェック、出迎えや案内などを行っています。もちろん警備や
守衛は24時間体制です。

 総理執務室前には、官邸ならではの総理警護の専門職員がいて、絶えず訪
問客の確認を行ったり、総理が官邸内を移動する際に先導役を務めます。テ
レビなどで総理が多くの人に囲まれて歩いているところがよく映りますが、
秘書官の他に、警護職員やSPなどが周辺をがっちりガードしているのです。

 総理が外出するときは、防弾ガラスや特殊鋼でつくられた総理専用車が使
われます。分刻みで移動する総理を乗せるため、運転手も安全第一はもちろ
んですが、日頃の体調管理にもずいぶん気をつかっているようです。ちなみ
に、総理専用車は戦前からずっと米国車でしたが、佐藤榮作総理の頃に国産
車に切り替えられたようです。

 このほかにも、会議の運営や機械設備の維持管理をする人、電話交換手や
調理関係者など、多くの人が働いています。こうした「裏方さん」に支えら
れて、官邸の日常は円滑に営まれているのです。

※ 正門警備の写真
 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2002/0321p.html

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[キーワード解説]

● 海外渡航関連情報

 仕事や観光で海外に行く人のために諸外国の治安情報等を提供する制度が、
4月中にも見直され、海外安全に関する総合的な情報提供として新しくなり
ます。

 これまで、渡航に関する情報は(1)特別な注意が必要な国の治安情勢を
総合的に評価した「海外危険情報」、(2)突発的な事件や事故などをスポ
ット的に知らせる「海外安全相談センター情報」、(3)安全に旅行・滞在
するための基礎的情報をまとめた「国・地域別海外安全情報」、の3種類に
分かれていました。今回の見直しは、これらの情報を一本化し、内容をわか
りやすく改めることによって、渡航者が使いやすいものにしようとするもの
です。

 新しい海外渡航関連情報では、例えば、外務省のホームページ上で自分が
調べたい国のページを開くと、その国の治安情勢や渡航・滞在にあたって注
意が必要な事項等を示した「渡航情報」や、防犯・トラブル回避などに役立
つ基礎的情報をまとめた「安全対策基礎データ」、その国の昨年のテロ情勢
をまとめた「昨年のテロ情勢」などが、一目でわかるようになります。「渡
航情報」では、従来の数字による5段階の危険度表示に代えて、文章によっ
て治安情勢がよりきめ細かく記述されることになります。

 渡航者自身が、こうした情報を参考に、「自分の身は自分で守る」との意
識をもって、渡航の是非や渡航先での行動を決めることが大切です。

※ 外務省海外安全ホームページ(海外安全のための情報提供の見直し)
 http://www.mofa.go.jp/pubanzen

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[編集後記]

 小泉総理の風貌は高杉晋作に似ていると言われています。その晋作の銅像
がある下関の日和山公園に、岡十郎と山田桃作の石碑があります。岡はノル
ウェーから近代捕鯨を導入し、山田は捕鯨に全財産を投じ、捕鯨王国への基
礎を作りました。山口新聞によると近く「くじら感謝碑」もできるそうです。
この様に日本人はくじらを弔い感謝する気持ちを忘れません。くじらを弔う
お祭りもあります。4月25日から国際捕鯨委員会:IWCの年次会合が下
関で開催されます。激論が展開されるかもしれませんが、反捕鯨国の人達に
こうした日本の文化を伝えるチャンスではないでしょうか。伏目がちにでは
なく、まっすぐに語りましょう。水産庁そして外務省の皆さんしっかりやっ
てください。もう一度言います。「スピーク、フォー、ジャパン、日本の為
に語れ」(晋)

安倍内閣官房副長官プロフィール安倍内閣官房副長官
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総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎 
編集長:内閣官房副長官 安倍晋三  
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