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小泉内閣メールマガジン
 

小泉内閣メールマガジン 第41号 =========================== 2002/04/04

★☆ 新企画第2弾「読者感想めーる」スタート!! ☆★
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□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● 和して同ぜず

[大臣のほんねとーく]
● 金次郎と株(金融担当大臣 柳澤伯夫)
● 自助・共助・公助による防災の推進(防災担当大臣 村井仁)

[小泉内閣の動き]
● 国家公務員合同初任研修開講式への小泉総理の出席(02/04/02)
● 総理大臣官邸警備隊発隊式への小泉総理の出席(02/04/01)
● 経済財政諮問会議(02/03/29)
● 日・エクアドル首脳会談(02/03/29)
● 規制改革推進3か年計画(改定)の閣議決定(02/03/29)
● 「公益法人に対する行政の関与の在り方の改革実施計画」などの決定
  (02/03/28)
● 小泉総理の韓国訪問の記録(ビデオ)(02/03/21〜23)

[官邸のこんな話]
● 「総理番」の記者達

[読者感想めーる]

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[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
小泉総理大臣プロフィール
● 和して同ぜず

 小泉純一郎です。

 新年度を迎えました。入学や就職の季節です。

 「君子は和して同ぜず、小人は同じて和さず。」という言葉があります。
論語の一節です。

 4月2日、新任の公務員の研修開講式で、この言葉を引用しながら挨拶し
ました。

 「君子というものは、他人とよく心を合わせて事に当たるが、自分という
ものを見失って他人に引きずられたり、へつらったりしないものだ。それに
反して小人は、人に引きずられたり、へつらったりはするけれども、本当に
自分の立場を守りつつ他と調和していくことはないのだ。」という意味です。

 君子とは、模範とすべき立派な人物のこと。小人とは、君子でない人物の
ことです。

 挨拶の中で、私は、採用されたばかりの公務員諸君に対して、「意見が違
う人とも、よく『和して』公共の利益の実現を図っていただきたい。同時に、
他人の意見に付和雷同するのではなく、全体の奉仕者として何をなすべきか
を常に自分自身で考える人間であって欲しい。」と求めました。

 そして、「『省あって国なし』と国民から批判を受けることが多い霞ヶ関

の旧弊を、諸君の一人ひとりが打破し、行政に新たな活力を吹き込んでもら
いたい。」とも激励しました。

 政治や行政に対する国民の信頼が揺らいでいます。政治や行政に携わる者
が、自らを厳しく律して、意見の違いを尊重しながら、心を合わせて、公け
のために努力しなくてはなりません。

 これからも、身を引き締めて、日本の再生と発展に向けて、構造改革に拍
車をかけていきたいと思います。


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[大臣のほんねとーく]
柳澤金融担当大臣プロフィール
● 金次郎と株(金融担当大臣 柳澤伯夫)
 
 二宮尊徳、幼名金次郎のことは、この頃の若い人は多分知らないかも知れ
ませんね。

 昭和の初めから終戦にかけては、日本のほとんどの小学校では、背中に薪
木を背負い、読書をしながら歩く金次郎の銅像が校門の近くに立っていまし
た。江戸時代の末期、今の神奈川県小田原在の農家に生れ、幼くして両親と
家産を失いながら、勤労と勉学に精を出し、見事に家を再興した金次郎は、
当時の少年の模範と考えられていたのでした。いや、銅像の姿は少年少女向
けでしたが、尊徳の思想(「報徳思想」と呼ばれます)は、当時の大人にも
「勤倹・貯蓄の勧め」として広く知られていたものです。

 ところで、みなさんは、わが国には約1,400兆円にものぼる個人金融
資産があることをご存知でしょう。もちろん中味は、いろいろです。年金や
保険の掛け金も入っているので、全部が今すぐ自分の自由になるものではあ
りません。その他、株や投資信託も入っていますし、いうまでもなく、預貯
金が入っています。

 問題は、どういう種類の金融資産が全体の中でどういう割合になっている
かです。それが国によって随分違っているのです。先にアメリカの例をいい
ますと、株や投信や社債などの証券でもっている(「証券投資」と呼びます
)割合が全体の5割以上にもなっていて、預貯金はわずかに1割程度となっ
ています。それに対してわが日本はどうなっているか。銀行や郵便局の預貯
金が半分以上を占めていて、証券投資は1割強という状況です。まるで逆な
のです。

 この割合をみて、多くの人は二宮金次郎の昔からあった日本人の道徳が影
響しているにちがいないという見方をします。例えば、宮澤元首相がそうい
う意見を述べておられていたのを聞いたことがあります。

 しかし私はこの頃、二宮尊徳翁の報徳思想が説いているところは、預貯金
よりもむしろ投資の勧めではないかと考えています。

 報徳思想の中核は、「勤労・分度・推譲」だといわれます。まず一生懸命
働いて収入を得ます。収入は全部つかってしまわず、限度(「分度」と呼び
ます)をわきまえてつかいます。そして残りは、寄付すること(「推譲」と
呼びます)だとされます。推譲を受けた人が事業に成功したときには、必ず
お礼をすることになろうと思います。そう考えれば、推譲は元本の回収を当
てにしない「投資」だと考えることもできるし、お礼を「配当」と見ること
ができます。

 確かに、われわれ日本人には、その日暮らしではなく、今の消費を節約し
て、貯蓄する心が備わっています。問題はその先で、貯蓄をどこへ振り向け
るかです。日本人には、尊徳翁にみるように、元々「投資」をする思想と伝
統があったことをもう一度ふりかえってみようというのが私が今日、みなさ
んへ呼びかけたい点です。

 伝統は生きていました! 先日ある新聞社が中学、高校、大学の学生たち
に株式投資の模擬練習をしてもらい、そのときどんな考え方で投資をしたか
をリポートしてもらいました。するとある女学生がこうリポートしました。
「これから自分達の投資は、自分達の役に立つ企業を育てるために、そうい
う先に投資しなければならない。」「自分が欲しいものを作っている会社に
投資して、その会社が引き続きその製品を、さらにいいものを作ってくれる
ように投資したい。」

 私はこのリポートを読んで、こんなすばらしい投資の心を若い人は持って
いるんだ、これは大切にしなきゃいかんと思いました。株式投資というとと
かく、売ったり買ったりしているうちに、結局損をしてしまうコワイものだ
というイメージがあります。そうじゃない。さっきの女学生がいうように、
自分たちが伸びてほしいと思う企業を応援するために推譲して、ちゃんと配
当が返ってくる。そういう株式市場をこれからぜひ作っていきたいと私は考
えています。



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村井国家公安委員会委員長/防災担当大臣プロフィール
● 自助・共助・公助による防災の推進(防災担当大臣 村井仁)

 今回は、自然災害への対応について考えていることの一端をお伝えします。
防災担当大臣になってから、三宅島噴火災害、有珠山噴火災害、阪神・淡路
大震災などの被災地を訪ね、被災者を含め地元の方々の大変なご苦労の程を
伺う機会を得て、改めて我が国がいかに自然災害の多い国であるかを実感し
ました。

 我が国は環太平洋火山帯(英語では「リング・オブ・ファイアー」)に位
置し、年平均1,300回程度の有感地震があり、全世界の約1割にあたる
86の活火山があります。毎年20個以上の台風の影響を受け、そのうち年
平均で2.7個が上陸します。このような厳しい自然環境の中で、大都市を
中心に社会経済活動や莫大な資産が集積する一方で、国土の6割が無人化し、
国土管理上重要な農地や森林等の管理が行き届かず、脆弱性が拡大し災害の
発生に結びつく可能性があります。

 災害発生は所詮避けることはできません。昨年6月に有珠山の麓にある洞
爺湖温泉街で開催された小泉内閣タウンミーティングに出席した際に、有珠
山のホームドクターとしてご苦労された北海道大学の岡田教授から、「災害
はひと時のことです。しかしその結果、温泉や変化に富んだ景観など、多く
の自然の恵みを長期にわたって得ます。」というご見識を伺いました。

 「国会決議や国民投票をもってしても自然災害の発生を避けることは不可
能」と、私は冗談交じりで、しかし真剣に申します。その真意は、自然の恵
みを最大限に活用しつつ、災害への備えを怠らないということです。現在、
内閣府を中心に、関係諸機関や地元のご協力を得て、東海地震の地震防災対
策強化地域の指定の見直し、富士山のハザードマップの作成などに精力的に
取組んでいます。

 阪神・淡路大震災では6,400名以上の多くの貴重な人命が失われまし
たが、8割以上が建物倒壊等による圧迫死、窒息死等でした。建築物の被害
状況をみると、特に昭和56年以前に建築された現行の耐震基準を満たさな
い建築物の被害が顕著にみられました。一方、それ以後に建築された建築物
の被害程度は軽く、現行の耐震基準はおおむね妥当なものであるとされてい
ます。

 このような経験から、現行の耐震基準を満たさない建築物の耐震性の向上
を図ることにより、地震による建築物の被害を未然に防止することが今後の
防災対策として極めて重要です。政府や地方公共団体は建物の耐震化を促進
するための様々な支援を行っているところですが、国民の皆様においても、
自宅の耐震性チェックや耐震改修、さらには家具倒壊防止の工夫、水や食料
等の蓄えなどにしっかりと取組んで頂きたいと存じます。


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[小泉内閣の動き]

● 国家公務員合同初任研修開講式への小泉総理の出席(02/04/02)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/04/02koumuin.html
  国家公務員合同初任研修開講式に出席し、国家公務員としての心構えな
 どについて訓示

● 総理大臣官邸警備隊発隊式への小泉総理の出席(02/04/01)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/04/01keibitai.html
 <ビデオ> http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/ 
  今月末から使用される新総理官邸の警備に万全を期すために、警視庁警
 備部警護課に設置された「総理大臣官邸警備隊」の発隊式に出席

● 経済財政諮問会議(02/03/29)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/03/29keizai.html 
  税制改革についての論点を整理
  6月を目途に「税制改革の基本方針」を取りまとめる予定 

● 日・エクアドル首脳会談(02/03/29)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/03/29ecuador.html 
  ノボア・エクアドル大統領との首脳会談の模様
  両国における改革への取組みや日本からの経済協力などについて協議

● 規制改革推進3か年計画(改定)の閣議決定(02/03/29)
 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kisei/kakugi/020329kisei_f.html 
  「規制改革の推進に関する第1次答申」の指摘事項を重点計画事項とし
 て列記するなど、規制改革推進3か年計画の改定を閣議決定

● 「公益法人に対する行政の関与の在り方の改革実施計画」などの決定
  (02/03/28)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/03/28kaikaku.html 
  行政改革推進本部で、「公益法人に対する行政の関与の在り方の改革実
 施計画」と「公益法人制度の抜本的改革に向けた取組みについて」を決定

● 小泉総理の韓国訪問の記録(ビデオ)(02/03/21〜23)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/index.html 
  金大中・韓国大統領との首脳会談などの模様をビデオで紹介

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[官邸のこんな話]

● 「総理番」の記者達

 総理官邸には、総理番の記者「番記者」と呼ばれる人たちがいます。

 番記者は、通常、訪問客に総理との話の内容を聞いたり、総理自身にその
時々の重要政治課題について質問したり、官邸玄関の東側にある通称「番小
屋」と呼ばれている部屋で説明を受けたりしています。

 ニュースで、総理が玄関ホールなどで立ったままインタビューを受けてい
るシーンが映し出されますが、あの取材を行なっているのも番記者たちです。

 歴代の総理は、外出の際に玄関先の車に乗るまでのわずかな移動の時や、
昼食のために小食堂に下りる際などに、俗に「ぶら下がり」と呼ばれる、歩
きながらの取材を受けていましたが、小泉総理は、1日に2回、立ち止まっ
て取材を受け、はっきりと考えを国民に示すことにしています。

 「番記者」は、別館1階にある内閣記者会、通称「永田クラブ」に所属し
ている記者たちで、常に総理の動向を追いかける体力的にもキツイ仕事のた
め、各社ともフットワークのいい若手が起用されるのが通例のようです。


※ インタビューの写真
 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2002/0404p.html 

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[読者感想めーる]

 読者の皆様から寄せられた小泉内閣メールマガジンに関する感想メールを
ご紹介します。

● 元気付けられました!(東京都・30代・女性)
 3月28日のメルマガの小泉総理の言葉に元気付けられました。「人知ら
ずしていきどおらず、また君子ならずや」という論語の一節です。急には自
信を持てるようにはなれないかもしれませんが、人に見えないところででも
努力を続けていきたいと思います。

● 現在起こっている事(60代・女性)
 平和なメールマガジンも結構ですが、今世間を騒がせている各党の政治家
に我々国民の関心は集中しています。今起こっている問題に少しでも触れた
生きたメールマガジンを読ませてください。

● 誰を信用して良いのか(愛知県・60代・男性)
 三面記事的な話題で国民の目をはぐらかしをしている所がある。先のリサ
イクル法、京都議定書対策、生物多様性関連の環境対策など本当に大切で興
味のあるテーマであるし、国民が注目している。これら議論に国民が参加で
きる国にすべきと考えます。


※ 新企画「読者感想めーる」では、最近2週分のメルマガに関して寄せら
れたメールの一部を紹介していきます。皆さん、メルマガへのご感想をどし
どしお寄せ下さい。今後は、先週スタートした「数字でみる日本」と毎週交
代でお届けします。

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[編集後記]

 先週号の「らいおんはーと」で総理が若者達に送ったエールに、大きな反
響がありました。総理が述べている通り社会では、様々な役まわりがあり、
いつもは目立たない仕事でも時には命がけになることもあるでしょう。
 平成11年、航空自衛隊入間基地所属の練習機が、エンジントラブルを起
こし墜落し、二人のパイロットが死亡しました。脱出の機会があったにもか
かわらず住宅地を避けるため最後まで操縦桿を握り続けたのです。(工藤雪
枝著:特攻へのレクイエム)この事件でパイロットの行為はほとんど報道さ
れませんでした。しかし、こうした人たちによって世の中は支えられている
と思います。
 4月から社会人としてスタートを切った若者達のチャレンジに期待します。
(晋)
安倍内閣官房副長官プロフィール安倍内閣官房副長官
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総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎 
編集長:内閣官房副長官 安倍晋三  
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)