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小泉内閣メールマガジン
 

小泉内閣メールマガジン 第47号 =========================== 2002/05/23

□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● 瀋陽の事件と東アジアとの連携

[大臣のほんねとーく]
● 消費者を軸にした農林水産行政に変えます(第2回)
  (農林水産大臣 武部勤)

[特別寄稿]
● 貨幣をめぐるお話(財務大臣 塩川正十郎)

[小泉内閣の動き]
● 知的財産戦略会議(02/05/22)
● クリントン前米大統領の小泉総理表敬(02/05/21)
● 日・フィリピン首脳会談(02/05/21)
● 日・マレーシア首脳会談(02/05/21)
● 沖縄復帰30周年記念式典への小泉総理の出席(02/05/19)
● アジア・大洋州諸国訪問の記録(ビデオ)(02/04/27〜05/03)

[読者感想めーる]

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[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
小泉総理大臣プロフィール
● 瀋陽の事件と東アジアとの連携

 小泉純一郎です。

  瀋陽の日本総領事館にかけこんだ5人が、昨夜、フィリピン経由で、韓国
に向けて、中国を出国しました。関係者が元気で出国することができ、よか
ったと思っています。

 事件発生以来、日本は、中国に対して、事件の早期解決を求めてきました。
なかでも、人道的観点から、関係者5人が早く出国できるよう申し入れてき
ました。中国も人道上の要請を重視したものと思います。

 事件をめぐる事実認識の問題など、まだ問題は残っていますが、日中友好
関係はお互いにとって重要との大局的視点に立って、毅然たる姿勢で引き続
き冷静に対処していきます。

  この事件をめぐっては、たくさんの方々から厳しいご意見をいただきまし
た。ご批判を謙虚に受けとめ、改善すべき点は改善していきたいと思います。


 先週日曜日、沖縄復帰30周年記念式典に出席しました。私自身、沖縄返
還の年に国会議員に初当選し、30周年の節目に総理として式典に出席でき
たことに、沖縄と私との大きな巡り合わせのようなものを感じました。

 沖縄は何度も訪ねています。米軍基地がかかえる様々な問題は、同じ基地
の町横須賀で育った私には、わがことのように感じられます。

 沖縄は、魅力的で活力のあるところだと思います。首都圏などへの人口集
中が進んでいるなかで、沖縄県はこの十年間に約十万人、伸び率で7.9%
の人口増加があることは注目すべきことです。豊かな自然環境や独自の文化、
伝統芸能など豊富な観光資源を持つことに加え、近年は、IT産業の集積が
進んでいます。沖縄の発展を応援していきたいと思っています。
 
 沖縄は、地勢的、歴史的に東アジアからみた日本の玄関口に位置していま
す。

 一昨日、マレーシアのマハティール首相やフィリピンのアロヨ大統領はじ
め多くのアジアの首脳とお会いしました。今日は、ラオスのブンニャン首相
と官邸でお会いする予定です。各国首脳からは、日本との経済や文化の面で
の連携強化に強い期待をよせられています。

 日本と東南アジアとの経済・貿易関係は、とても密接になってきています。
シンガポールとの自由貿易協定や東アジア諸国との包括的経済連携構想など、
関係はますます深まっていきます。いまや、日本経済の状況は、アジア各国
にとっても重大な関心事項です。

  アジアとの関係が密接になるにつれ、工場が中国などへ移転し国内産業の
空洞化が進むのではないか、海外から安い商品が流入し失業や賃金の低下な
ど生活水準の悪化を招くのではないかなどと危惧する声があります。私は、
こうした世界の潮流を「脅威」ととらえるのではなく、「新たなチャンス到
来」ととらえ、前に進んでいくべきだと思います。


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[大臣のほんねとーく]
武部農林水産大臣プロフィール
● 消費者を軸にした農林水産行政に変えます(第2回)
  (農林水産大臣 武部勤)

  前回、農林水産政策の軸足を消費者サイドにはっきりと移し、食の安全と
安心の確保に向けた改革に取り組み「食」と「農」を再生するため、『「食
」と「農」の再生プラン』を策定したことをお話ししました。今回は、この
再生プランの第一の柱である「食の安全と安心の確保」についてお話しい
たします。

 まず、食の安全と安心を確保するためには、リスク評価、リスク管理、リ
スクコミュニケーションについて考える必要があります。残留農薬、O-157
等のような問題について、消費者保護を第一に予防原則を含むリスク分析の
考え方を踏まえ、食品安全の確保のための法制度を抜本的に見直すとともに、
新たな食品安全行政組織の構築に取り組みます。また、食品リスクに関する
徹底的な調査と情報開示や、「食の安全月間」を設けることにより共通理解
を醸成し、リスクコミュニケーションに努めます。更に、「体育」、「知育
」、「徳育」と並んで「食育」を推進したいと考えています。

  次に、「食卓から農場へ」、すなわち、生産者と消費者の顔の見える関係
の構築も重要です。このため、スーパー等に並んでいる食品がいつ、どこで、
どのように生産・流通されたのかなどについて消費者がいつでも把握できる
仕組み(トレーサビリティシステム)を15年度に導入し、これを実効ある
ものとするためのJAS規格などの法制化の検討を急いでおります。

 食品表示への信頼を回復することも必要です。監視体制の甘さが不正表示
を招いたのではないかとの指摘があります。このため、現在国の機関に設置
されている「食品表示110番」を都道府県にも設置するとともに、消費者
の皆さんの協力を得て表示の適正化を図るため、「食品表示ウオッチャー」
により監視を強化します。また、虚偽表示などの悪質な違反行為については、
直ちに公表するなどペナルティを厳しいものにする考えです。このため、今
国会にJAS法の改正案を提出いたしました。

 また、消費者の皆さんに対し日本ならではの新鮮でおいしい農産物や水産
物を供給する「ブランド・ニッポン」戦略を産地毎に策定し、新鮮でおいし
い「ブランド・ニッポン」農水産物が供給される体制を確立します。

  次回は、再生プランの第二、第三の柱について、お話ししたいと思います。


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[特別寄稿]
塩川財務大臣プロフィール
● 貨幣をめぐるお話(財務大臣 塩川正十郎)

 先日(4月15日)、大阪で「世界造幣局長会議」が開催され、日本政府
を代表して出席してきました。世界各国の造幣局など貨幣製造者が一堂に会
し、貨幣の製造技術や偽造防止技術などについて大変に熱心な議論が行われ、
あらためて、経済社会の根幹を支える貨幣の重要性を痛感しました。

 そもそも、貨幣の歴史は、紀元前7世紀、リディア王国(現在のトルコ)
において、初めて貨幣が製造された時までさかのぼります。その後、貨幣製
造はギリシャに伝わり、アテネ女神とフクロウのデザインで知られるギリシ
ャの銀貨は、当時の国際通貨となりました。我が国においても、お隣の中国
から貨幣製造技術を学び、7世紀後半には、「富本銭」と呼ばれる銅銭が初
めて製造されました。

 このように長い歴史を持つ貨幣の誕生は、物々交換を前提とした経済社会
に劇的変化をもたらし、貨幣は、人間社会にとって必要不可欠な存在となっ
ていきます。貨幣の誕生以来、人類は、数世紀、数世代にわたり、貨幣の製
造技術、偽造防止技術などについて研鑚を積み、その発展は目覚しいものが
あります。

 貨幣がその機能を適切に果たすためには、なによりも、貨幣が、それぞれ
の国の歴史、文化的特徴や伝統を反映し、国民に愛され親しまれ、国民に根
付いたものとなることが肝要です。ご存知のように、我が国の貨幣のデザイ
ンには、その文化、歴史、自然を象徴するものとして、稲穂、富士山、寺院
などが用いられています。また、通貨統合という歴史的偉業によって誕生し
たユーロについても、各貨幣の裏側のデザインは、参加各国が、それぞれの
伝統や文化を踏まえて決定しております。それは、貨幣は、国民が愛着を覚
える存在となって初めて、その効用を発揮できると考えられるからでしょう。

 ところで、貨幣は、経済的機能のほかにも重要な機能を有しています。本
年5月から、韓国との共同開催という大会史上初の試みとして、ワールドカ
ップサッカー大会が行われます。この歴史的大会を記念して、我が国では、
3貨種5種類の記念貨幣を発行しており、このうち、500円記念貨幣につ
いて、5月27日から全国の金融機関などで引換えが開始されます。このよ
うに、貨幣は、いまや、歴史的出来事の記念として、また、文化を表象し芸
術的にも魅力あるものとして、収集の対象ともなっているのです。

 今後とも、国民の皆様に愛され、信頼される、より良い貨幣が製造される
よう、万全を期していくつもりです。


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[小泉内閣の動き]

● 知的財産戦略会議(02/05/22)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/05/22titeki.html
  7月初めにも決定する「知的財産戦略大綱(仮称)」の中に「知的財産
 基本法(仮称)」を盛り込むことで合意

● クリントン前米大統領の小泉総理表敬(02/05/21)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/05/21clinton.html
  国連大学で講演するため来日したクリントン前大統領が小泉総理を表敬

● 日・フィリピン首脳会談(02/05/21)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/05/21philippines.html
  アロヨ大統領との首脳会談の模様
  経済連携協定の締結に向けた環境整備を進めていくことで一致

● 日・マレーシア首脳会談(02/05/21)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/05/21malaysia.html
  マハティール首相との首脳会談の模様
  20周年を迎えたマレーシアの東方政策を発展させていくことで一致

● 沖縄復帰30周年記念式典への小泉総理の出席(02/05/19)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/05/19okinawa.html
 <ビデオ>http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/index.html
  国と沖縄県の共催で行われた初めての復帰記念式典に出席
  振興計画の推進や普天間飛行場の移設・返還への取組について式辞

● アジア・大洋州諸国訪問の記録(ビデオ)(02/04/27〜05/03)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/index.html
  ベトナム、東チモール、オーストラリア、ニュージーランドの4つの国
 と地域への小泉総理の訪問の模様をビデオで紹介

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[読者感想めーる]

 読者の皆様から寄せられた小泉内閣メールマガジンに関する感想メールを
ご紹介します。

●このメールマガジンについて(大阪府・30代・男性)
 どうして、もっとタイムリーな、国民が一番関心を持っている内容を扱え
ないのでしょうか。瀋陽総領事館の話題など、いま国民が関心を持っている
というのは明らかなはずなのに、都合の悪いことは避けて通っているという
印象をどうしても持ってしまいます。

●小泉内閣メールマガジンのあり方について(岐阜県・40代・男性)
 毎週、拝読しておりますが、メールマガジンの内容が、内閣の単なる近況
報告に終始しており、面白いものとは言えません。政党やマスコミというフ
ィルターを通して修正されることのない小泉内閣の思いを、直接、国民に伝
える内容とならないでしょうか。メルマガは、国民と直接に繋がっているメ
ディアなのに、その特性が活かされていない気がします。

●沖縄復帰30周年について(静岡県・50代・男性)
 先週号の「らいおんはーと」は沖縄復帰についてでしたが、日米安保の最
大の犠牲者は沖縄かもしれません。私たちはもっともっと沖縄を身近にとら
えながら、その痛みを我が痛みとして考える必要があるのではないでしょう
か。アジアにおける米軍の要の基地がこれからも存続する限りにおいては。

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[編集後記]

 瀋陽の総領事館における、外務省の対応に読者の皆様から厳しいご意見が
よせられています。外務省はもちろん、わたくしたち政府も反省すべきは反
省しなければならないと思います。武装警察官の帽子をひろった副領事に批
判が集中しましたが、あまり状況がはっきりしないあの場面で、私だったら
どうしたであろうかと思います。ビデオですべてを見ればもちろんやるべき
ことは決まっていますが、現場に着いたときは境界でもみ合っている状況で、
判断はたしかに難しかったように思います。しかし外交官として国益を背に
海外で仕事をする以上常に困難な判断を下さなければならない事態になる可
能性があります。その為にも外務省の基本姿勢の徹底が必要でしょう。
 来週号からゲストにご登場いただきます。トップバッター(この人に野球
用語は似合いませんが)は川淵ワールドカップ日本組織委員会副会長です。
お楽しみに。(晋)
安倍内閣官房副長官プロフィール安倍内閣官房副長官
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[小泉内閣メールマガジン]

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総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎 
編集長:内閣官房副長官 安倍晋三  
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)