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小泉内閣メールマガジン
 

小泉内閣メールマガジン 第51号 創刊一周年記念 ============ 2002/06/20

★☆ 今週のキーワード「知的財産」 ☆★
 「知的財産立国」の実現に向けて国家戦略が検討されています。
 (解説は最後に)
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□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● メルマガ創刊一周年

[大臣のほんねとーく]
● イスラエル・パレスチナを訪問して(外務大臣 川口順子)

[特別寄稿]
● 国債格付けについて異議を申し立てる(財務大臣 塩川正十郎)

[小泉内閣の動き]
● 総合科学技術会議(02/06/19)
● 「e−Japan重点計画−2002」の決定(02/06/18)
● 地方分権改革推進会議の中間報告(02/06/17)
● 当面の経済活性化策等の推進について(02/06/17)
● パキスタン大統領特使との会談(02/06/17)
● 「知的財産戦略大綱(素案)」の提示(02/06/14)
● 税制改革の基本方針に関する答申の手交(02/06/14)
● 薬物乱用防止キャンペーン・キャラクターの小泉総理表敬(02/06/14)

[新官邸こんな話]
● 「新官邸」設計のコンセプトは「日本らしさ」

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[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
小泉総理大臣プロフィール
 小泉純一郎です。

 昨年の6月に創刊した「小泉メールマガジン」も早いもので一周年。毎週
200万人を超える読者にお送りしている。

 「らいおんはーと」のコラムでは、思ったこと、感じたことを、直接、皆
さんにお話することができ、とてもよかったと思っている。皆さんからは、
励ましや厳しいご批判などたくさんのメールをいただく。

 「政治が身近になった」、「不登校を続けていたが、学校へ行く勇気がわ
いてきた」などのメールをいただくと、力がわいてくる。

 「政治不信を何とかして欲しい」、「改革が進んでいない」、「総理のリ
ーダーシップが足りないのではないか」などのご批判をいただくと、人に任
せるべきところと自らが指導力を発揮すべきところの判断は実に難しい、も
っと頑張らねばと気が引き締まる。

 メルマガを通じて、皆さんと瞬時に対話ができるようで、インターネット
のすばらしさを実感している。

 日本をめぐる情勢はまさに難問山積。就任以来、毎日が有事の気構えで、
総理大臣としての重責を果たすために全力投球してきた。できるはずがない
といわれた改革もようやく姿を見せ始めた。改革には時間がかかる。手綱を
ゆるめることなく改革を加速させていく。

 ワールドカップ。日本代表は惜しくもベスト8に残れなかったが、よく頑
張った。多くの国民に興奮と感動を与えてくれたトルシェ監督、選手達に感
謝したい。韓国にも頑張って欲しい。30日の決勝戦まで、目が離せない。

 「らいおんはーと」これからも応援してください。


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[大臣のほんねとーく]
川口外務大臣プロフィール
● イスラエル・パレスチナを訪問して(外務大臣 川口順子)

 6月7日(金)夜から10日(月)朝まで、私はイスラエルとパレスチナ
自治区を訪問しました。今回は、この訪問について皆さんにご報告します。

 日程の都合で現地滞在は24時間強。駆け足の訪問でしたが、パレスチナ
側ではアラファト議長、アブ・アラ立法評議会議長他と、またイスラエル側
では、シャロン首相、ペレス副首相兼外務大臣他と会談しました。アラファ
ト議長と会談したラマッラの議長府は、会談の2日前に行われたイスラエル
軍による包囲・攻撃の痕跡が生々しく残っていました。シャロン首相との会
談は、同首相の訪米出発直前の深夜にテルアビブの空港で行いました。まさ
に中東情勢の慌しい動きの中での訪問でしたが、全ての方と非常に率直で実
りのある会談が出来ました。

 一連の会談で、私はまずパレスチナにはテロの停止を、イスラエルにはパ
レスチナ自治区からの即時撤退を呼びかけました。また、治安の回復、人道
・復興支援、政治面での取り組みという3つのプロセスを早期に前進させる
よう働きかけました。さらに、このために日本は、パレスチナ自治政府の改
革を支援するということを伝え、具体的な支援策や将来に向けた日本の支援
のロードマップを提案しました。

 パレスチナ側は、イスラエルにより治安能力が破壊されていると主張し、
イスラエルは、テロに対する自衛であると強調するなど、双方の不信感を払
拭することは容易ではないことを痛感します。一方で、イスラエル・パレス
チナ双方とも日本の対パレスチナ支援を評価するとともに、我が国の政治プ
ロセスへの参加を支持するなど、日本に対する期待の高さを改めて実感しま
した。

 この問題は、一夜にして容易に解決できる問題ではありません。しかし、
状況の打開のためには、当事者が和平の推進に動くように日本を含む国際社
会が後押ししていく必要があります。

 私はパレスチナで、日本が協力している図書館を訪ね、子供達の明るい笑
顔を見て心が洗われる思いでした。この子供達に未来への希望をあげるため
にも、日本がこれからも果たすべき大きな役割があるという確信を新たにし
ました。

 その後東京で一泊してすぐにカナダでのG8へ。夜行フライトの連続でハ
ードなスケジュールですが、力強く実りある外交を目指して、知力、体力の
及ぶ限り努力していくつもりです。


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[特別寄稿]
塩川財務大臣プロフィール
● 国債格付けについて異議を申し立てる(財務大臣 塩川正十郎)

 日本国債の格下げが話題となっています。「格付け」とは債券がきちんと
返済される信用度をランク付けするものです。格付会社は、企業から社債発
行のための格付けを依頼され、それを営業の基本としている民間会社ですが、
最近は先進国の国債についても勝手に格付けを行っています。このところ外
国の格付会社は、わが国政府の債務残高が大変高く、当面はさらに悪化する
だろうと予想して、日本国債を何度も格下げし、今では上から6番目のA2
としているところもあります。

 しかし、わが国の国債の信用度は本当にこの程度でしょうか。現在も日本
国債は順調に売れていますが、こうした国債の格下げがわが国民間企業や金
融機関の格付けに影響し、資金調達に悪影響を及ぼすおそれがあります。

 国債の返済の可能性については、これまでラテンアメリカの国やロシアな
どで国債が返せなくなったことはあります。しかし、わが国は世界最大の経
常黒字(10兆円超)、対外純資産(約180兆円)、外貨準備(4000
億ドル超)を誇っています。また、国債の95%を日本人が保有しています。
こうしたわが国の経済力に加え、現に財政政策として国債の発行を極力抑制
する方針を採っているのは皆さんがご承知のとおりです。このような状況に
もかかわらず、外国格付会社は、日本国債について、返済停止とならなくて
も、返済繰延べなどの措置が採られる可能性はあると主張しているのです。

 本当に、全く非現実的な話です。

 今回の格下げの結果、日本国債の位置付けは、ハンガリー等の東欧諸国や
イスラエル、チリ、ボツワナといった国々の国債と同等もしくはそれより低
い信用度しかないということになってしまいました。外国格付会社は、これ
らの国は政府債務が少ないと主張しています。しかし、わが国は先程述べた
ような経常黒字や海外資産に加えて、自動車や電機などの産業の国際競争力
も世界のトップレベルです。国債は将来の税収で返済されるものですから、
その信用度の評価は、単に現在の財政状況だけでなく、経済全体の評価が重
要なはずです。外国格付会社も国民一人当たり所得などの経済指標が判断要
素となると認めていますが、それがどの程度格付けに反映されるのか、どの
ように各国の格付け間のバランスがとられているかを具体的に数字でもって
明らかにはしていません。

 こうした疑問について、財務省は4月26日付けで主要外国格付会社3社
に、明確な説明を求める意見書を送りました。これに対して各社から回答が
ありましたが、いずれも納得できる説明ではありませんでした。財務省とし
ては、格付けのあり方や方法についてオープンで建設的な議論を期待してい
ます。最近では、外国の金融機関からも、今回の日本国債の格付けを疑問と
する見解が発表されました。皆さんはどう思われますか。


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[小泉内閣の動き]

● 総合科学技術会議(02/06/19)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/06/19cstp.html
  「平成15年度の科学技術に関する予算、人材等の資源配分の方針」と
 「今後の宇宙開発利用に関する取組みの基本について」を決定

● 「e−Japan重点計画−2002」の決定(02/06/18)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/06/18it.html
  IT戦略本部において、重点政策5分野について5ヵ年で政府が取り組
 む具体的施策を盛り込んだ「e−Japan重点計画−2002」を決定

● 地方分権改革推進会議の中間報告(02/06/17)
 http://www8.cao.go.jp/bunken/chukan-houkoku/siryo.html
  地方分権改革推進会議が「事務・事業の在り方に関する中間報告」を小
 泉総理に提出

● 当面の経済活性化策等の推進について(02/06/17)
 http://www.kantei.go.jp/jp/houkoku/2002/0617goui.html
  デフレ克服のための取組に関しての政府・与党の合意事項

● パキスタン大統領特使との会談(02/06/17)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/06/17pakistan.html
  シェイク特使との会談の模様
  インドとの軍事的緊張に関して話し合いによる解決を要請

● 「知的財産戦略大綱(素案)」の提示(02/06/14)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/06/14chiteki.html
  知的財産戦略会議において、2005年度までに集中的・計画的に遂行する
 具体的行動計画を盛り込んだ「知的財産戦略大綱(素案)」について議論

● 税制改革の基本方針に関する答申の手交(02/06/14)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/06/14zeichou.html
  政府税制調査会が中長期的な税制のあり方について小泉総理に提言

● 薬物乱用防止キャンペーン・キャラクターの小泉総理表敬(02/06/14)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/06/14yakubutu.html
 <ビデオ>http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/index.html
  薬物乱用防止キャンペーン・キャラクターの酒井美紀さんが小泉総理を
 表敬

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[新官邸こんな話]

 今週から、「新官邸こんな話」をはじめます。新しい官邸のコンセプトや
各部屋などをわかりやすく紹介していきますので、楽しみにしてください。

● 「新官邸」設計のコンセプトは「日本らしさ」

 平成14年4月新官邸の本館が使用開始。これまで73年間の風雪に耐え
てきた旧官邸にかわり、ここから新たな歴史がはじまりました。
 
  新官邸の敷地面積は旧官邸の1.6倍、延べ床面積も2.5倍に広がりま
した。本館建物は地上5階、地下1階で迎賓スペースを広めにとり、会議室
や応接室の数も2倍以上に、総理スタッフの執務室も増加されました。

 また、24時間体制で万全の危機管理機能を発揮できる専門のスペースや
緊急時のためのヘリコプターの離着陸場も整備されたほか、環境への配慮や
バリアフリー対応もなされています。

  新官邸は、全体を通じて、日本らしさを感じられるような簡素な美しさを
追求したデザインで、日本建築の素材である「木」「石」「和紙」「ガラス
」「土(壁)」の美しさを活かし、日本的な品位と優雅さが感じられるつく
りとなっています。

 建物の東面、南面及び西面の外壁には、安全性を確保しつつ、現代的な建
築素材であるガラスを使用し、透明感のある明るいイメージを演出していま
す。そのガラス壁を通して、木の壁が見えるようにするなど、温かさ、親し
みやすさの演出も忘れていません。

 さらに、迎賓機能としては、外国からのお客様に伝統的な日本らしさを感
じてもらうため、大ホールの壁には、和紙を掛け、後方からやわらかな光を
あてて「光壁」としたり、隣接する中庭を、竹と石の庭園とするなど細やか
な配慮がされています。

 新しい世紀を迎えて、日本の政治の顔にふさわしい新官邸の誕生といえる
のではないでしょうか。

※ 新官邸の外観の写真
 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2002/0620p1.html

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[キーワード解説]

● 知的財産

 知的財産とは、独創的な技術的アイデアである「発明」のほか、斬新なデ
ザインである「意匠」、自己の商品やサービスを示す「商標」(いわゆるブ
ランド)、音楽、映画、アニメ、コンピュータプログラムなどの「著作物」
なども含む、人間の精神的な創作や産業活動上の識別標識の総称です。

 このうち発明は、特許法に基づき、発明者に一定期間、一定の条件のもと
に特許権という独占的な権利を与えて保護される一方、公開して利用される
ことにより、技術の進歩を促進し、産業の発達に寄与することが期待されて
います。

 しかし、今後の技術革新が期待されるライフサイエンスなどの先端技術分
野において、日本の海外への特許出願は質・量ともに十分ではないことなど
から、我が国産業の国際的競争力の低下が懸念されています。

 物的資源に乏しく、労働コスト等が高い我が国が、経済・社会を再び活性
化していくためには、知的財産の創出、保護と活用は国を挙げて取り組むべ
き課題となっています。このため、我が国として知的財産戦略を早急に策定
し、その推進を図るため、「知的財産戦略会議」において議論が進められて
います。

 知的財産戦略会議において先週示された「知的財産戦略大綱」の素案では、
知的財産立国の実現に向けた具体的な取組みとして、知的財産の創造、保護、
活用と人材育成の四本柱を示し、研究者へのインセンティブの付与、特許審
査の迅速化に向けた体制整備、大学等における技術移転機能の強化、弁理士
等の専門人材の充実と機能強化など、政府が取り組む55の施策について、
2005年度までを目途に集中的・計画的に遂行することとしています。

※ 首相官邸ホームページ(知的財産戦略会議)
 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki/index.html

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[編集後記]

 当メルマガもおかげさまで一周年を迎えることとなりました。編集後記も
一周年となりますが、最初の3回ぐらいは小生が執筆しあとは事務局にバト
ンタッチする予定でしたが、そのタイミングを失し拙文を書き連ねここまで
来てしまいました。この一年、物議を醸したこともありましたが、戴いたご
意見を糧としながら頑張って行きたいと思います。
 元官房副長官の鈴木宗男議員が逮捕されました。逮捕理由が事実であれば
政治、行政への信頼を失わせる行為であり言語道断といわざるを得ません。
失われた信頼を回復すべく努力してまいります。
 対トルコ戦、本当に残念でしたが、我々に夢と感動を与えてくれた日本代
表の健闘をたたえたいと思います。日本は敗退しましたが、奇跡の逆転でベ
スト8入りした韓国、強豪ブラジル、そして日本を破ったトルコがどんな戦
いをするのか、興味はつきません。明日からは落ち着いてワールドカップを
楽しみたいと思います。(晋)
安倍内閣官房副長官プロフィール安倍内閣官房副長官
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[小泉内閣メールマガジン]

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 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/
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総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎 
編集長:内閣官房副長官 安倍晋三  
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)