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小泉内閣メールマガジン 第64号 =========================== 2002/10/03

★☆ 今週のキーワード「構造改革特区」 ☆★
 今月中に構造改革特区推進のためのプログラムを策定する予定です。
 (解説は最後に)
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□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● 小泉改造内閣の発足

[特別企画]
● 新任大臣からのひとこと

[小泉内閣の動き]
● 拉致問題に関する現地事実調査結果(02/10/02)
● 内閣改造特集(02/09/30)
● 小泉総理の朱鎔基中国総理へのメッセージ(02/09/29)
● 拉致被害者ご家族との面会(02/09/27)
● ASEM4の記録(ビデオ)(02/09/22〜24)

[新官邸こんな話]
● トチの木の応接室・・・特別応接室

[キーワード解説]
● 構造改革特区

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[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
小泉総理大臣プロフィール
● 小泉改造内閣の発足

 小泉純一郎です。

 9月30日に内閣改造を行いました。

 昨年4月に総理大臣に就任して以来、構造改革に取りくんできましたが、
今までの経験と成果をふまえて、「改革なくして成長なし」、この路線を確
固たる軌道にのせるために新たな体制をつくることにしたものです。

 改造に当たっての基本方針の第一は、経済の活性化です。これから半年間
で、構造改革を加速するため政策を強化します。そして、政府と日銀が一体
となってデフレ克服に取りくみ、平成16年度には、経済再生の足かせにな
っている不良債権問題を終結させたいと思います。

 基本方針の第二は行財政改革。「民間にできることは民間に」、「地方に
できることは地方に」の流れを加速して、活力ある民間と、個性ある地方が
中心になる経済社会をつくりあげていきます。

 道路公団民営化の問題に取りくみ、郵政公社を郵政民営化の第一歩と位置
づけてその準備をすすめます。

 外交面では、国際協調を重視しつつ、日本の平和と安全を確保します。特
に、北朝鮮を国際社会の責任ある一員にしていくことが、日本にとっても、
国際社会にとっても必要なことであると考え、北朝鮮との国交正常化交渉を
再開し、地域の不安定要因をなくすよう努めてまいります。

 先週、拉致被害者のご家族とお会いしました。ご家族の方々の言いようの
ないつらさ、悲しみ、憤りのお気持ちを共有しながら、事実解明にあたって
いきたいと思います。

 「小泉改造内閣」は、「改革推進内閣」です。構造改革に向けた信念はい
ささかも変わりありません。

 依然として日本経済は厳しい状況が続きますが、明日のよりよい発展をめ
ざして、今やるべき改革を、恐れず、ひるまず、過去の慣例にとらわれず、
大胆かつ柔軟に実施に移します。

 皆さんのご理解とご協力をお願いします。

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[特別企画]

● 新任大臣からのひとこと

(農林水産大臣 大島理森)

 人間の生きる基本は「食べること」です。また、どの国々でも、文化や伝
統は、一次産業から継承されてきております。そして今日、国際社会の中で
の日本の生きる道が問われている中、一次産業である農林水産業もそのよう
な社会に対応していかなければならず、加えて、昨年のBSE発生等により
国民の皆様方から食の安心、安全について非常に厳しく問われているところ
です。私は、新しい時代に対応した農林水産政策の前進のために、全力を尽
くして参りたいと思っております。

 具体的には、武部前大臣が示した「食と農の再生プラン」に基づく米政策
の見直しや農協改革などの改革を着実に推進し、食と農に対する国民の信頼
の確立、国際化に対応しうる農林水産業の構築、日本文化の源である農村の
振興に努めて参ります。その際、生産のみならず川下産業まで含めた政策の
視点、また、食料の国際化の中で国民の食料を確保していくための中長期的
視野に立った外交戦略を持って農政に取り組んで参りたいと考えております。


(環境大臣 鈴木俊一)

 環境大臣及び地球環境問題担当を拝命しました鈴木俊一です。

 環境問題は、ゴミの問題など国民の生活に密着したものから、地球温暖化
など人類の存立基盤に関わる問題まで、広範かつ多様な重要な課題と認識し
ており、環境省が先頭に立って政府全体として施策を展開してまいりたいと
決意しております。

 入閣に当たりまして、小泉総理から、環境保全と経済成長の両立を目指し
て、地球温暖化対策や廃棄物・リサイクル対策に取り組むよう、御指示を受
けました。

 必要性が発見を生むという言葉がございますが、私は、環境対策が、新た
な技術革新を促進し、環境投資を誘発することにより、経済の活性化に結び
つくと考えており、そのような視点を踏まえた各種環境対策により、環境と
経済の統合を図ってまいりたいと思います。

 また、私は会社勤めであった頃、環境にやさしい石けんの普及のための運
動に取り組んだ経験がありますが、そういった我々の生活の身近なところか
ら、環境にやさしいライフスタイルが育まれるよう、政府としても努力して
いく必要があると考えます。

 私のこれまでの知識と経験を活かし、環境問題という私にとっての新たな
フロンティアに全力で取り組む所存ですので、皆様の御鞭撻と御協力をお願
いいたします。


(国家公安委員会委員長/食品安全委員会(仮称)等担当 谷垣禎一)

 私の仕事は、いずれも国民生活の安全・安心に責任を持つものです。

 まず、最近の治安情勢を見ますと、凶悪犯罪やひったくりなどの街頭犯罪
等国民の生活を脅かす犯罪や不法滞在外国人らによる組織犯罪が多発するな
ど、益々深刻化しつつあります。また、近年の国際テロは大規模、無差別化
の傾向が著しく、一度発生を許せば多くの犠牲者を生む状況にあります。こ
のような厳しい情勢の中、真に国民に信頼される警察を確立し、「世界一安
全な国・日本」を維持するため、組織の総力を挙げて頑張ってまいります。

 また、食品安全行政については、「食」に対する信頼を回復させ、国民の
皆様に安心して食生活を営んでいただけることが重要と考えています。その
ため、関係府省とも連携しつつ、今後、消費者の健康保護を最優先に、科学
的なリスク評価や消費者等の間で幅広い意見や情報の交換を行っていく食品
安全基本法(仮称)の制定や食品安全委員会(仮称)の設置に向けて全力を
傾注してまいります。


(防衛庁長官 石破茂)

 このたび、防衛庁長官を拝命いたしました。

 総理からのご指示は、「国民の信頼を回復するため、綱紀粛正につとめ、
内局と制服とが一体となった組織運営に努めること」そして「陸・海・空三
自衛隊の統合運用や有事法制への対応を含め、我が国の安全保障体制を一層
充実すること」でした。

 我が国の防衛、安全保障というのは、憲法9条のもとになされていること
は当然のことですが、そもそもなにをどのようにして守るのか、という防衛
概念を根本から考え直すべき時期に来ているのではないかと思います。我が
国の国民の生命、身体、財産を守ることはもちろんながら、これらのことが
果たして効果的になされているか、領域の保全はどうするか、「新しい脅威
」に対する備えは十分か、このようなことを改めて見直すべきではないかと
思うのです。

 そういった意味で総理からのご指示は非常に大切な観点だと思います。内
閣の一員として、国民の安全に全面的な責任を負わねばならないとの重責を
深く感じつつ、微力を尽くして参る所存です。


(沖縄及び北方対策担当大臣/科学技術政策担当大臣/情報通信技術担当 
 細田博之)

  この度、沖縄及び北方対策担当、科学技術政策担当、情報通信技術担当の
国務大臣に就任しました細田博之です。

  沖縄については、県民の皆様の思いを一歩一歩実現していくことが私の責
務だと考えています。産業の振興や人材の育成など、自立型経済の構築に向
けた対策を積極的に推進するとともに、基地負担の軽減に向けて、諸課題の
解決に全力で取り組む決意です。

 北方四島は、1855年にロシアとの間で平和的に国境を定めて以来、一
度も外国の領土となったことのない我が国固有の領土です。領土問題は国の
最重要課題であり、返還を求める国民運動の推進や広報・啓発活動の諸施策
を積極的に進めます。
  
 科学技術を振興して世界的な競争を勝ち抜くため、総合科学技術会議を中
心にして、戦略的な重点化、科学技術システム改革等を推進します。来年度
予算では、真に重要な研究開発への重点化、経済活性化のためのプロジェク
トの立ち上げなど日本経済の構造改革を加速します。
 また、地球温暖化防止に資する原子力の研究開発利用を積極的に推進しま
す。

  情報通信技術は、我が国の将来を支える重要な基盤です。我が国が世界最
先端のIT国家になれるよう全力を尽くしますと同時に、IT社会が、人間
の顔をした、暖かく、誰もが安心できるものとなるよう、精一杯努力します。


(金融担当大臣/経済財政政策担当大臣 竹中平蔵)

 「これは大変なことになった!」 小泉総理から金融担当大臣を兼務する
ように言われた時、まず思ったことでした。しかし、総理の強い決意を感じ、
もう後には引けない、と感じました。日本経済を10年以上苦しめてきた不良
債権問題を、解決に向けて大きく前進させる重要な機会であると思います。
経済と金融一体で、また政府の各省庁と日銀が一体となって、問題解決にま
い進するつもりです。

 金融問題が重要であることは、誰もが認めることです。ぜひ強調したいの
は、金融部門こそが、社会全体の「戦略本部」であるという点です。経済学
者J/シュンペーターは、企業の革新(イノベーション)こそが経済発展の
原動力だと言いましたが、同時に、企業に資金を提供する銀行や金融機関が
「最後のリスクの引き受け手」としてもっとも戦略的な思考をする、と解説
しています。だからこそ、世界の大きな仕組み(例えば戦後の国連やIMF
の体制)を作る際に、世界の金融家が影で大きな役割を果たしたと言われて
います。残念ながらいまの日本の金融界に、かつてのような戦略性は見られ
ません。

 これから、日本の金融を強化するという仕事に取り組みます。結果として、
日本の金融界から真の戦略家が輩出されるようになってほしいと願っていま
す。


(防災担当大臣/構造改革特区担当 鴻池祥肇)

 この度、防災担当大臣・構造改革特区担当を仰せつかりました鴻池祥肇(
よしただ)です。

 我が国は、豊かな自然に恵まれておりますが、一方で様々な災害がいつ発
生するか分からないという脆さも併せもっております。就任早々、強い台風
21号に見舞われ、死者5名という事態が生じ、身の引き締まる思いです。
三宅島噴火災害では、島民の方々は2年を超える長期の避難生活を余儀なく
されています。東海地震は切迫しており、南関東直下型地震もいつ起きても
おかしくないといわれております。これらのことを念頭において、まさに「
備えあれば憂いなし」との心構えで、政府一丸となって防災対策に取り組ん
でまいります。

 また、構造改革特区については、地方公共団体や民間から、すでに426
件もの提案が出ております。こうした地方や民間の熱意を生かして、中央か
らではなく、地方から構造改革の波を巻き起していくのが構造改革特区構想
であると思います。私は、地方がそれぞれの特性や事情に応じて、この国が
元気になるための仕組みを自発的に考えていく、という構造改革特区の取組
みを推進するために、大胆に取り組んでまいります。

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[小泉内閣の動き]

● 拉致問題に関する現地事実調査結果(02/10/02)
 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/nittyo/rati/021002/index.html
  9月28日から10月1日まで拉致問題に関する事実調査チームが平壌
 で行った調査の結果

● 内閣改造特集(02/09/30)
  内閣改造にあたっての小泉総理の談話、記者会見など
・ 閣僚名簿等
 http://www.kantei.go.jp/jp/meibotou.html

・ 内閣総理大臣説示(要旨)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2002/09/30setuji.html

・ 内閣総理大臣談話
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2002/09/30danwa.html

・ 小泉総理の記者会見
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2002/09/30press.html

・ 小泉総理の動き
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/09/30kaizou.html

● 小泉総理の朱鎔基中国総理へのメッセージ(02/09/29)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2002/09/29message.html
  日中国交正常化30周年にあたっての小泉総理の朱鎔基国務院総理への
 メッセージ

● 拉致被害者ご家族との面会(02/09/27)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/09/27rachi.html
  小泉総理の拉致被害者ご家族との面会の模様
  日本人拉致問題の全容の解明に向け政府を挙げて全力を尽くす旨を説明

● ASEM4の記録(ビデオ)(02/09/22〜24)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/index.html
  ASEM4(アジア欧州会合第4回首脳会合)への小泉総理の出席の模
 様などをビデオで紹介

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[新官邸こんな話]

● トチの木の応接室・・・特別応接室

 4階の特別応接室は、主に首脳会談などの少人数の会議や総理のお客様と
の応対などに利用されています。この部屋の仕切り壁の奥には、別に会議室
があります。

 総理と外国の首脳とは、この応接室で会って報道陣の写真撮影に応じてい
ます。奥の会議室のテーブルは、直径約2.5メートルほどの円形で、首脳
同士の親密な会談ができるようにしつらえてあります。

 この部屋は、和紙をイメージした光天井とともに、トチの木の板とステン
レスをストライプ状に組み合わせた壁により、全体的に明るい雰囲気に包ま
れています。外国のお客様をあたたかくお迎えするスペースに、トチの木の
明るさがよく似合っています。

※ 特別応接室の写真
 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2002/1003p1.html

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[キーワード解説]

● 構造改革特区

 構造改革特区とは、特定地域(特区)に限定してその地域の特性に注目し
た規制改革を実施するものです。

 構造改革特区は、全国一律の規制改革がなかなか進まない分野について、
地域を限定した形で規制改革を進め、その地域の活性化を図るとともに、成
功事例を全国的な規制改革へつなげることにより、我が国全体の経済活性化
を図ることを目的としています。

 この制度の特徴は、国があらかじめモデルやメニューを示すのではなく、
地方公共団体等の自発的な提案をもとにしていることです。また、国による
税の減免や補助金等、従来型の財政措置は採らないことになっています。

 構造改革特区は、6月に閣議決定した「経済財政運営と構造改革に関する
基本方針2002」(いわゆる基本方針第2弾)において導入が決定され、
総合規制改革会議等の意見を聴きつつ、小泉総理を本部長とする構造改革特
区推進本部で具体化に向けた検討が進められています。

 現在、地方自治体等から426件の特区構想が提案されており、その内容
は、農業、研究開発、観光・国際交流から教育まで多岐の分野にわたってい
ます。例えば、研究開発分野では、大学施設等の使用許可の緩和、大学教員
の兼業承認基準の緩和等の規制の特例を導入して産学官の連携拠点を整備し、
大学発ベンチャーの創設、新規事業領域の創出等を図る特区構想などが提案
されています。

 今後政府は、先月決定された「構造改革特区推進のための基本方針」をも
とに、特区においてどのような規制の特例を設けられるのかを内閣一体とな
って検討し、今月中に具体的な対象となる規制や進め方を定めた構造改革特
区推進のためのプログラムを策定する予定です。

※ 首相官邸ホームページ(構造改革特区推進本部)
 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kouzou/index.html

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[編集後記]

 拉致被害者のご家族の皆様をご支援する為のチームを、内閣官房に発足さ
せました。チームの責任者の中山恭子氏は、旧大蔵省の出身ですが官僚臭さ
をまったく感じさせない人です。ウズベキスタン大使として、イスラム原理
主義者による誘拐事件解決に尽力されました。人格、能力とも責任者として
ふさわしい方だと思います。北朝鮮による拉致事件は、25年の長きにわた
り究明できず、ご家族の皆様は大変困難な時を過ごしてこられました。政府
としても反省すべき点もあります。また、この問題に冷淡であった多くのマ
スコミ、知識人、そして政治家の発言が、いかにご家族の皆さんを苦しめた
か、そうしたことを踏まえた上でご家族との窓口役を務めていただきたいと
思います。
 小泉改造内閣が発足しました。引き続き編集長の任にあたることとなりま
したので、宜しくお願いします。初心を忘れず、緊張感をもって務めてまい
りたいと思います。(晋)
安倍内閣官房副長官プロフィール安倍内閣官房副長官
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総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎 
編集長:内閣官房副長官 安倍晋三  
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)