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小泉内閣メールマガジン 第68号 =========================== 2002/10/31

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□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● APEC首脳会議と経済再生のための総合対応策

[大臣のほんねとーく]
● 少年非行抑止は治安回復の鍵(国家公安委員会委員長 谷垣禎一)

[特別寄稿]
● 特殊法人改革がめざすもの(株式会社日本総合研究所主席研究員・特殊
 法人等改革推進本部参与会議参与 翁百合)

[小泉内閣の動き]
● 改革加速のための総合対応策の策定(02/10/30)
● 事務・事業の在り方に関する意見の手交(02/10/30)
● APEC特集(02/10/26〜27)

[新官邸こんな話]
● 賓客をお迎えするエレガントな小部屋・・・貴賓室

[キーワード解説]
● トレーサビリティシステム

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[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
小泉総理大臣プロフィール
● APEC首脳会議と経済再生のための総合対応策

 小泉純一郎です。

 先週末から今週火曜日まで、メキシコのロスカボスで開かれたAPEC首
脳会議に出席しました。

 今回の会合では、APEC地域内の貿易・経済問題のほか、北朝鮮問題に
ついて熱心な議論がなされ、北朝鮮の核兵器開発放棄を求めるAPEC首脳
声明を採択しました。

 同時に行われたブッシュ大統領、金大中大統領との日米韓三国首脳会談で
も、北朝鮮の核問題と拉致問題の解決を求めることで一致し、共同声明を発
表しました。

 北朝鮮問題に取り組む日本の姿勢に対しAPEC諸国の強い支持を感じる
ことができました。

 今週火曜日と水曜日の2日間、クアラルンプールで、第一回の日朝国交正
常化交渉が行われました。交渉は始まったばかりです。拉致の問題と安全保
障の問題、過去、現在、そして将来の問題の解決に向けて、粘り強く交渉を
続けてまいります。

 昨日は、不良債権処理の加速とデフレ対策などを総合的に進める「改革加
速のための総合対応策」を決定しました。

 厳しさをます環境の中で、日本経済の活力をとりもどすため、まず、経済
再生の足かせとなっている不良債権の処理を加速して、金融システムの機能
の回復をめざします。これにあわせて、産業の再生も強力に支援していきま
す。

 不良債権処理の加速によって雇用や中小企業への悪影響がでないように、
あらたな雇用づくりや中小企業向けの貸付や保証の拡充などセーフティネッ
トに十分配慮します。

 抜本的な税制改革や都市再生、構造改革特区などの規制改革も進め、構造
改革を加速します。

 日本には大きな潜在力があります。改革こそが潜在力を発揮させるための
道です。

 厳しい経済情勢が続いていますが、自信と希望を持って改革に立ち向かっ
ていきたいと思います。

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[大臣のほんねとーく]
家公安委員会委員長 谷垣禎一プロフィール
● 少年非行抑止は治安回復の鍵(国家公安委員会委員長 谷垣禎一)

 私は、平成12年の少年法一部改正に携わるなど従来より少年の健全育成
の問題に関わってまいりましたが、今年上半期の少年犯罪の状況を見ると、
刑法犯検挙人員全体の4割余りを少年が占めています。しかも、少年犯罪の
凶悪化・粗暴化の傾向は依然として続いており、また、買い物帰りの主婦を
狙うひったくり等の路上犯罪については、その7割が少年によるものとなっ
ています。21世紀の我が国の将来を思うとき、少年非行の抑止は一刻の猶
予も許されない重要な課題であると考えています。

 警察では、「少年のために何が最善であるか」という観点から、非行を犯
した少年が立ち直ることができるよう配意した捜査に努めるとともに、非行
少年が再び非行に走らないよう、暴走族からの離脱を支援したり、スポーツ、
文化活動、清掃活動等の社会参加活動を促進するなど、少年の「居場所作り
」を推進中です。少年たちが帰属することができる「居場所」は、非行から
の立ち直りの大きな足がかりとなるものです。

 また、そもそも少年が非行に陥ることのないよう、深夜はいかいやコンビ
ニでのい集、飲酒、喫煙等のいわゆる不良行為の段階で、積極的に声かけを
行うとともに、専門の職員からなる「少年サポートセンター」を中心として
少年本人あるいは保護者からの悩み、相談に懇切丁寧に対応し、問題解決の
手助けを行うなど、「強くやさしい」少年警察活動を進めています。

  しかしながら、少年非行の抑止は警察の力のみでできるものではありませ
ん。少年非行の背景には、「ルールは守らなければならない」という意識の
希薄化、また、家庭や地域社会の在り方の変化など様々な要因がからみあっ
ています。これらへの対応は、容易なことではありませんが、自治体等の関
係機関、学校、地域住民と警察とが一体となって、少年非行の防止を図るこ
とが、「世界一安全な国・日本」の復活には不可欠です。皆様の御理解と御
支援をお願いいたします。

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[特別寄稿]
特殊法人改革がめざすもの(株式会社日本総合研究所主席研究員・特殊法人等改革推進本部参与会議参与 翁百合プロフィール
● 特殊法人改革がめざすもの(株式会社日本総合研究所主席研究員・特殊
 法人等改革推進本部参与会議参与 翁百合)

 特殊法人は、国・地方公共団体などと、民間株式会社などの法人の中間的
な存在で、社会的に有用だが、民間の普通の会社ではできないとされている
業務をしている法人です。現在、特殊法人だけでも73法人(これとは別に
認可法人が34法人)もあり、平成14年度予算で補助金等が約4.2兆円、
財政投融資が18.9兆円も投入されています。

 「普通の会社ではできない業務」は時代によって急速に変わります。そう
した中で、かつては国鉄等三公社の民営化など大きな改革が実施されたこと
もありました。ただ、その後は二つの特殊法人を一つに合併させる、といっ
た対応が中心でした。

 その意味で、「既に有用でなくなっているのではないか」「民間でもでき
るのではないか」「より効率的な運営ができるのではないか」といった見直
しが十分に行われてきたとはいえません。

 ところで、「特殊法人等整理合理化計画」というものをご存知でしょうか
? これは昨年(平成13年)末に策定された行政改革のための指針です。
この計画では、現在の特殊法人を民営化や廃止、独立行政法人化といった方
向で抜本的に改革することが決定されています。現在議論されている道路公
団や東京新国際空港などの空港公団の民営化、石油公団の廃止、政府系金融
機関の在り方の見直し、といった内容は、全てこの計画の中に盛り込まれて
います。

 参与会議は、整理合理化計画が具体的にどのように行われているかを検証
・評価したり、特殊法人全体に共通する課題を整理・検討することを目的に
設置された会議です。

 この9月6日、「郵政三事業の在り方について考える懇談会」が約1年間
の討議を経て、「財政改革、金融改革、特殊法人改革と郵政改革は密接に関
連しており、整合的に実施されなくてはならない」という内容の報告を出し
ました。

 いま、日本の社会・経済の活力を取り戻すためには、全体に整合性のとれ
た様々な改革や政策対応が必要だと思います。その重要な一部分に、特殊法
人改革が位置付けられます。特殊法人改革は、特殊法人に投入されている財
政支出や財政投融資の内容を見直すことにより将来の世代の負担を軽減する
と同時に、行政関与の可否や行政関与の手法も見直すことにより経済の活性
化につながる改革だからです。

  参与会議の議論を通じ、日本社会が元気の出る特殊法人改革が進むよう、
私も少しでも貢献できれば、と思っています。

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[小泉内閣の動き]

● 改革加速のための総合対応策の策定(02/10/30)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/10/30keizai.html
  不良債権処理を加速することにより、金融及び産業の早期再生を図るた
 めの「改革加速のための総合対応策」の策定など
・ 改革加速のための総合対応策
 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizai/tousin/021030sougou.html

・ 金融再生プログラム
 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizai/tousin/021030program.html

・ 小泉総理の談話
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2002/10/30danwa.html

● 事務・事業の在り方に関する意見の手交(02/10/30)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/10/30chihoubunken.html
  地方分権改革推進会議が、国と地方の役割分担に応じた事務・事業の在
 り方と国庫補助負担金の見直しに関する意見を小泉総理に提出

● APEC特集(02/10/26〜27)
  メキシコのロスカボスで開催されたAPEC(アジア太平洋経済協力会
 議)首脳会議への小泉総理の出席の模様など
・ 日米韓三国共同声明(02/10/26)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2002/10/26kyoudou.html

・ 北朝鮮に関するAPEC首脳声明(02/10/27)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2002/10/26nk.html

・ APEC首脳宣言(02/10/27)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2002/10/27apec_s.html

・ 内外記者会見(02/10/27)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2002/10/27press.html

・ 小泉総理の動き(02/10/26〜27)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/10/26apec.html
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/10/27apec.html

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[新官邸こんな話]

● 賓客をお迎えするエレガントな小部屋・・・貴賓室

 総理官邸は、総理の執務の場であると同時に、外国の要人などを迎える迎
賓機能を備えた場所でもあります。国公賓などの接遇時は、その国の国旗が
掲揚され、邸内の警備に就いている警務官も、通常の制服を金モールの儀礼
服に着替え、正玄関で威儀を正してお客様を迎えます。

 また、エレガントな雰囲気をもつ貴賓室も重要な役割を果たします。この
部屋は、晩餐会の会場となる大ホールや小ホールと同じ2階に位置し、内外
の賓客をお通しするためのものですが、とくに首脳会談などに同行されたご
夫人たちにくつろいでいただく、控えの場所として考えられています。

 部屋の絨毯は鮮やかなむらさき色で、織りで優雅なあやめの花の形を浮き
立たせています。貴賓室という名のとおり、この部屋だけは、絨毯や壁面の
クロスに絹が縫い込まれており、優雅で繊細な美しさにあふれた部屋になっ
ています。新官邸全体の工事が完成すると、窓外には、池やせせらぎを配し
た庭園がのぞめるようになります。

 首脳外交がますます重要性を増す時代に、官邸の迎賓機能にも十分な配慮
がなされています。

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[キーワード解説]

● トレーサビリティシステム

 トレーサビリティシステムとは、食品の生産・流通などの情報について、
消費者がいつでも把握できる仕組みのことをいいます。なお、「トレーサビ
リティ(Traceability)」とは、英語で「トレース(trace:足跡を追う)
」と「アビリティ(ability:できること)」を合わせた言葉で、「追跡可
能性」を意味します。

 昨年9月以降に発生したBSE問題や食品の虚偽表示問題などにより、食
品の安全性や品質に対する消費者の関心が高まる中、消費者と生産者の「顔
の見える関係」を確立することが求められています。

 このため、食品がいつ、どこで、どのように生産・流通されたかの情報に
ついて、消費者がいつでも把握でき、食品事故が発生した場合にもその原因
究明を容易にするトレーサビリティシステムが注目されています。

 EUでは、2000年9月から出荷された牛について、牛の個体情報(個体識
別番号、と畜場の国名、飼養国名等)を消費段階まで表示することが義務付
けられており、EUの牛肉消費の回復に役立っています。

 我が国でも、昨年度から牛肉などのトレーサビリティシステムの開発とそ
の実証試験を行っています。牛肉については、国内で飼養するすべての牛を
対象として耳標を装着し、牛1頭ごとに生産などの履歴情報を管理しており、
さらに消費者が店頭端末やインターネットでその情報を検索できるようにす
るための条件整備について検討しています。

 牛肉のトレーサビリティシステムについては、BSEの発生を踏まえ、来
年度に導入することとしています。また、青果物、米、牛肉以外の畜産物、
加工食品などについても、モデル実証を行ったうえで導入を目指していくこ
ととしています。

※ 農林水産省ホームページ(「食」と「農」の再生プラン)
 http://www.maff.go.jp/syoku_nou/syoku_nou.html

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[編集後記]

 家族の絆の大切さ、重さを、拉致被害者家族の方々を見ていて、あらため
て認識させられました。世の中が変わっていくなかで、消えていく価値観、
変わっていくライフスタイルはあると思います。そのなかで変わらない、変
えてはいけない価値あるもの、そのひとつが家族の絆だと思います。日本政
府の判断で5人の拉致被害者は日本に残ることになりました。1日も早く家
族そろって楽しいときを過ごせるよう北朝鮮に要求してまいります。「5人
を北朝鮮に戻さないのは約束違反ではないか」と北朝鮮は主張し一部のマス
コミは同調していますが、そんな約束はありません。あくまでも「被害者と
家族の意向重視のうえ」両国での調整ということです。今後おそらくいろい
ろと困難な問題にぶつかることもあると思います。そうした難関を乗り越え、
被害者、そしてご家族の願いを適える為に、日本の声をひとつにしなければ
なりません。「子供たちと家族をかえしてください」と。
 先週号から「おんらいん読者感想」をはじめましたが、読者の皆さんから
ある程度の信任をいただけているように感じます。いただいたご意見を参考
に、今後も一所懸命がんばります。(晋)
安倍内閣官房副長官プロフィール安倍内閣官房副長官
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[小泉内閣メールマガジン]

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総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎 
編集長:内閣官房副長官 安倍晋三  
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)