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小泉内閣メールマガジン 第72号 =========================== 2002/11/28

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□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● ぶら下がり

[大臣のほんねとーく]
● ごみ問題を考えよう(第1回)(環境大臣 鈴木俊一)

[特別寄稿]
● 日本とはなにか(北里大学教授、東京大学名誉教授、食料・農業・農村
 政策審議会委員 養老孟司)

[小泉内閣の動き]
● 日・ドミニカ共和国首脳会談(02/11/27)
● 当面の経済財政運営について(02/11/22)
● 内閣総理大臣謹話(高円宮憲仁親王殿下の薨去について)(02/11/21)

[新官邸こんな話]
● 官邸3階にある南会議室

[キーワード解説]
● KEDO(ケド)

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[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
小泉総理大臣プロフィール
● ぶら下がり

 小泉純一郎です。

 テレビの夜のニュースなどで、私がインタビューに答えている映像をごら
んになった方が多いと思います。

 これは、いわゆる「ぶら下がり。」総理就任以来、毎日、官邸で総理番記
者の質問に答えています。

 通常は一日2回。一回目は、12時ごろにテレビカメラなしで。二回目は、
夕方執務を終えて官邸を出るときにテレビカメラの前での「ぶら下がり」に
なることが多くなっています。

 以前は、総理大臣が官邸内や国会内を移動するときに、たくさんの総理番
の記者にかこまれ、歩きながら質問に答えることが多かったようですが、む
しろ立ち止まってゆっくり話したほうがよいのではないかと始めたものです。

 閣僚応接室の前にある鷲の絵の前や、その横にある備前焼をはめ込んだ壁
の前で「ぶら下がり」をすることが多いのですが、中庭の竹が見える場所や、
特別応接室で「ぶら下がり」をすることもあります。

 ついさっき起きたばかりのできごとのコメントを求められたり、「ぶら下
がり」を終えて執務室に戻ってテレビをつけると、2−3分前に答えた映像
がもうテレビニュースで流れていることもあったりと、まさに同時進行で動
いていると実感します。 

 「今日の話は分かりやすかった。」とか、「コメントが短すぎて、よく分
からなかった。」など、ご批判や激励をいただきます。言葉の一部分だけと
らえて報道されて、誤解を招くこともあります。

 短い時間でのやり取りなので、必ずしも十分に意をつくせないこともある
かもしれませんが、官邸と皆さんをじかにつなぐ重要な機会だと思っていま
す。

 これからも、分かりやすい言葉で話すようにしたいと思います。

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[大臣のほんねとーく]

鈴木環境大臣プロフィール
● ごみ問題を考えよう(第1回)(環境大臣 鈴木俊一)

 皆さんは、日々の生活からどのくらいのごみが出てくるのか、ご存知です
か?

 環境省の調査によれば、日本では1人1日当たり約1.1kgのごみを出し
ているそうです。私は、東京と岩手で暮らしていて、岩手では自分で身の回
りを片付けていますが、一人だと、ついつい無駄なごみが多くなりそうで気
を遣いますね。

 家庭から出てくる日常のごみは、多くの市町村では無料で収集処理してく
れるでしょう。でも、その費用は私たちが出した税金で賄われており、決し
てタダで処理しているわけではありません。

 しかも、この約1.1kgというのは家庭から出てくるごみだけで、工場や
建設現場などから出てくる廃棄物の量はその8倍とも言われています。

 日本全体では1年当たり約4.5億tもの廃棄物(水に換算すると東京ド
ーム約364杯分)が出ていて、それらをちゃんと処理するためには大変な
費用(ある研究では約3兆円)と労力、そして場所が必要になります。

 ごみを片付けるのに費用や手間をかけることをバカバカしく思う人もいる
のかもしれません。

 話はちょっと違いますが、私の地元の岩手県とお隣の青森県の県境で、我
が国史上最大規模の産業廃棄物の不法投棄が起きました。これは、廃棄物処
理業者が廃棄物をきちんと処理せず、違法に山奥に捨てた事件であり、まず、
その業者の責任を徹底的に追求しなければなりません。

 しかし、そのような業者に極めて安い費用で処理を委託して、費用を浮か
した廃棄物の排出事業者がいたとすれば、そのような事業者も一定の責任を
負う必要があります。

 青森・岩手県境のごみの山を片付けるためには数百億円かかるとも言われ
ていますが、廃棄物をあらかじめきちんと処理する費用は、それよりもはる
かに安く済んだはずです。事後の対策ではなく、事前にきちんと費用と手間
をかけて処理すること、これが、環境にやさしく、経済的にも合理的なので
す。

 また、見方を変えると、ごみは実は宝の山になります。今ごみとして捨て
られているものでも、うまく処理すれば新しい資源として使うことができる
のです。

 ごみを資源に変える技術、あるいはごみをあまり出さない製品やサービス
は、地球上の資源が限られていることを考えれば、これからの経済発展の原
動力になるはずです。

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[特別寄稿]

北里大学教授、東京大学名誉教授、食料・農業・農村
 政策審議会委員 養老孟司プロフィール
● 日本とはなにか(北里大学教授、東京大学名誉教授、食料・農業・農村
 政策審議会委員 養老孟司)

 東北、関東、中部、近畿、中国というふうに、本州は五つに区分される。
これはふつう行政の区分、つまり人間が分けた区分だと思われているはずで
ある。

 約一千万年をさかのぼると、この区分は島の区分だった。本州はほぼこの
五つの島が集まってできた。

 もちろん一千万年前に、ヒトが日本列島に住んでいたわけがない。日本列
島にヒトがやってきたのは、せいぜい十万年前というところであろう。

 そんな古い区分が、なぜ行政区分になるのか。

 静岡県の例をとろう。ここは古くは駿河、遠州、伊豆という三つの「国」
である。駿河と遠州の境は中央構造線で、伊豆は百万年ていど前には独立の
島だった。それなら静岡県に対する昔風の三区分は、じつは自然条件の反映
である可能性が高い。それを静岡県という一単位にしたのは、徳川さんのお
膝元だったからであろう。

 ヒトが日本列島に住んでいなかった時代の自然の区分が、行政区分に影響
する。それは昔の人が自然条件に制約されて生きていたからであろう。縄文
時代人なら狩猟採集が生活だから、植物や動物の微妙な違い、微気象の違い
が、長い間に生活や文化の違いとして表現されたに違いない。生物は進化も
するが、他面ではきわめて保守的である。日本列島に生息する虫の一部は、
列島が島に分かれていた一千万年前の状況を、いまだに保存していることが
知られている。

 こうして、われわれが人為的と見なしている地域の区分にも、自然条件が
大きく影響している。もちろん逆もまた成り立つ。昆虫の分布や地質学から
いうなら、たとえば対馬は朝鮮半島に属し、沖縄は中国に属する。しかしそ
れが日本という国家に属するのは、人間のほうの都合である。

 国境を見直せとか、そういうことをいいたいのではない。現代人はすべて
は人間の都合で動くべきだと思っている。そこをもう少し反省すべきではな
いかといいたい。

 自然保護とか、環境という表現でいわれてきたことは、そのことである。
現代の技術はそうした微妙な環境条件を単調なものに変えてしまう。つまり
乱暴なのである。その乱暴さを引き起こすのは、無知である。中央構造線を
境に昆虫相が変わることは、昆虫に興味を持つ人なら、よく知っている。そ
れならたとえば、そういう地域での自然の変更は、他の地域より注意深くな
ければならないはずである。しかし技術も行政も日本全体に一律であり、人
々は「そうでなければならない」と、なぜか思いこんでいるのである。

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[小泉内閣の動き]

● 日・ドミニカ共和国首脳会談(02/11/27)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/11/27dominica.html
  メヒーア大統領との会談の模様
  両国関係をさらに強化していくことで一致

● 当面の経済財政運営について(02/11/22)
  平成14年度補正予算の編成をはじめとする当面の経済財政運営につい
 ての小泉総理の談話など
・ 小泉総理の談話
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2002/11/22danwa.html

・ 閣議における小泉総理の発言
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2002/11/22keizai.html

● 内閣総理大臣謹話(高円宮憲仁親王殿下の薨去について)(02/11/21)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2002/11/21kinwa.html
  高円宮憲仁親王殿下の薨去(こうきょ)についての小泉総理の謹話

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[新官邸こんな話]

● 官邸3階にある南会議室

 官邸の正面玄関を入って左手に南会議室があります。

 ここは、政府与党の政策協議や様々な懇談会などに使用されています。今
年5月に、小泉総理がW杯サッカー大会「夢の翼」プロジェクトに参加した
小学生たちと一緒に、日韓ワールドカップ閉会式用の折鶴をおったのもこの
部屋です。

 4階の大会議室や2階の大ホール・小ホールなどと比べると、それほど広
くはありませんが、エントランスに近い場所に位置することから、総理が出
席する行事・会議のほか、各種の連絡会議にも使われるなど、とても使い勝
手の良い会議室です。

 この部屋の壁には、旧官邸の大客間にあった福王寺法林作の「朝富士」が
掛けられています。また、イスも旧官邸で使用されていたものをそのまま使
っています。

 新しい部屋にもかかわらず、何か懐かしさと落ち着きを感じるのは、この
ためでしょうか。総理のお気に入りの部屋のひとつとなっているようです。

※ 南会議室の写真
 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2002/1128p1.html

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[キーワード解説]

● KEDO(ケド)

 KEDO(The Korean Peninsula Energy Development Organization:朝
鮮半島エネルギー開発機構)は、1994年の米朝間の「合意された枠組み」を
受けて、その翌年の1995年に日本、米国、韓国により設けられた国際機関で、
現在、理事会メンバーである日米韓とEUに加え9カ国が加盟しています。

 北朝鮮は、1993年に核拡散防止条約からの脱退を表明し、IAEA保障措
置協定の遵守を拒否するなど、北朝鮮の核兵器開発に対する危機感が高まり
ました。

 その後、米国と北朝鮮との協議により、1994年、双方は、北朝鮮が核兵器
の原料となるプルトニウムを抽出しやすい原子力発電施設(黒鉛減速炉)の
運転を凍結、解体する代わりに、米国などが設立する国際共同事業体がプル
トニウムの抽出が比較的難しい軽水炉2基を提供することや、1基目の軽水
炉が完成するまでは、代替エネルギーとして米国が年間50万トンの重油を
供給することなどを柱とすることに合意しました(「合意された枠組み」)。

 この「合意された枠組み」を受け、1995年、KEDOが設立され、北朝鮮
に対し、軽水炉の建設と重油の供給を行ってきました。

 しかし、今年10月初め、北朝鮮がウラン濃縮プログラムによる核兵器開
発を進めていることを認めたことを受け、今月14日、KEDO理事会は、
声明を通じ、北朝鮮が核開発計画を「目に見えるかつ検証可能な形」で迅速
に撤廃するよう求めるとともに、重油の供給を12月から停止し、将来の重
油供給は北朝鮮がウラン濃縮プログラムを完全に撤廃するための具体的かつ
信頼できる行動をとることにかかっていることを明らかにしました。

 来月11日、12日に開かれるKEDOの理事会では、今後の対応が引き
続き協議される予定です。我が国としては、KEDOは北朝鮮の核兵器開発
を阻止するための現実的な手段であるとの認識に変わりはなく、今後とも関
係諸国と緊密な連携をとりながら、引き続き北朝鮮に対して本問題について
の誠実な対応を求めていくこととしています。

※ 外務省ホームページ(KEDO)
 http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kaku/kedo/index.html

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[編集後記]

 11月21日、高円宮憲仁親王殿下がご逝去されました。小生が初めて殿
下をお見かけしたのは、27年前、友人に会いに学習院の学園祭に出かけた
時でした。当時大学生だった小生が友人達と話しているところに殿下が通り
かかられ、友人が「おい、三笠」と呼びかけ、しばらく何か話していました。
あとで誰かと聞くと、三笠宮様の親王殿下だとのことで、宮様を同級生は「
三笠」って呼ぶんだ、と驚いたのを覚えています。後年、何度かお目にかか
る機会がありましたが、パーティーではいつも人の輪の中心におられる、気
さくで、人を惹きつけずにはいられない魅力的なお人柄の殿下でした。語学
にも堪能な殿下は、日本の文化、伝統を世界に伝える、すぐれたスポークス
マンであられたと思います。こころよりご冥福をお祈りいたします。
 「おんらいん読者感想」では、読者の皆さんのご要望に応え、皆さんから
いただいたメルマガについてのご感想を、来週から公表していくことにしま
す。皆さんの率直なご感想をお待ちしています。(晋)
安倍内閣官房副長官プロフィール安倍内閣官房副長官
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総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎 
編集長:内閣官房副長官 安倍晋三  
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)