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小泉内閣メールマガジン 第73号 =========================== 2002/12/05

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□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● 挑戦する心

[大臣のほんねとーく]
● ごみ問題を考えよう(第2回)(環境大臣 鈴木俊一)

[特別寄稿]
● 総理と官邸(教育改革国民会議委員 曾野綾子)

● 構造改革で需要を創り出す総合プロジェクトがスタート
  (内閣府特命顧問 島田晴雄、
   都市再生戦略チーム座長 伊藤滋、
   「動け!日本」緊急産学官プロジェクト委員長 小宮山宏)

[小泉内閣の動き]
● 日・フィリピン首脳会談(02/12/04)
● 雇用問題に関する政労使合意の報告(02/12/04)
● 燃料電池自動車納車式への小泉総理の出席(02/12/02)
● 平成15年度予算編成の基本方針の決定(02/11/29)
● 21世紀日本外交の基本戦略の提出(02/11/28)

[新官邸こんな話]
● 官邸の空中庭園・・・石庭

[数字でみる日本]
● 63,591件

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[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
小泉総理大臣プロフィール
● 挑戦する心

 小泉純一郎です。

 今週火曜日、東大阪の中小企業経営者の方々とお会いしました。地元の中
小企業が集まり、3年後をめざして「人工衛星」を開発している方々です。
人工衛星の名前は、「まいど1号」。

 宇宙開発というと大学や政府による何十億円という大プロジェクトばかり。
中小企業ならもっと安くできるはず。中小企業の知恵と技術をあつめて、失
敗を恐れず、チャレンジすれば、きっと世界市場で太刀打ちできる衛星がで
きる。・・・そういう思いで、はじめたそうです。

 夢のある話です。

 私も、子供の頃、UFOなど宇宙の話を聞くと、なんだかいつも胸がワク
ワクした覚えがあります。

 日本には技術力をもった中小企業がたくさんあります。スペースシャトル
にも日本の中小企業製の部品がたくさん使われているといいます。

 誰もができないと思うようなことでも、知恵と努力で挑戦する、そういう
元気な中小企業の経営者の皆さんの心意気にふれて、私も大きな元気をいた
だきました。

 月曜日には、官邸で燃料電池自動車の納車式を行いました。

 燃料電池自動車は、水素と酸素を燃料に、反応して起こる電気を動力に走
るもの。二酸化炭素も窒素酸化物も出しません。排気ガスのかわりにでてく
るのは水だけ。環境と開発の両立、エネルギー問題の解決、双方を満たす夢
の車です。

 市販の燃料電池車としては世界第一号。

 以前、「燃料電池車が市販されるようになったら、政府がまっさきに購入
する」と言いましたが、こんなに早く実現するとは思いませんでした。

 試乗したところ、大変静かで加速も力強い。一回の充填で東京から名古屋
まで走れるそうです。霞ヶ関に「ガソリンスタンド」ならぬ「水素スタンド
」を整備しました。

 昨年4月の総理就任と同時に「政府の公用車を原則すべて低公害車に切り
替える。」と決定し、着々と切り替えを進めていますが、燃料電池車は、ま
さに究極の低公害車です。

 世界中の自動車メーカーが開発にしのぎを削る中で、世界で初めて日本の
メーカーが燃料電池車の発売にこぎつけたことは、大変素晴らしいことです。
開発に携わったエンジニアの方々をはじめ、関係者の皆さんに、心よりおめ
でとうといいたい。

 私が子供の頃には、日本の自動車がアメリカで高い評価を受けて売れると
は思いもよりませんでした。人工衛星もアメリカにかなわないと思っていて
も、将来どうなるか。楽しみです。

 失敗を恐れず挑戦する心。大切にしていきたいと思います。

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[大臣のほんねとーく]

鈴木環境大臣プロフィール
● ごみ問題を考えよう(第2回)(環境大臣 鈴木俊一)

 先週に引き続き、ごみのお話です。

 ごみ問題は、もちろんお金だけの問題ではありません。きちんと処理せず
に捨てられたごみに有害な物質が含まれていれば、それが河川や地下水を通
じて飲料水や食物を汚染し、人の健康を害するかもしれません。捨てられた
場所や周辺の動植物に被害を与えるおそれもあります。

 また、先週お話したように、我が国が年間4.5億tもの廃棄物を出し続
ければ、いくらきちんと処理しても、いずれその捨て場所に困るようになる
でしょう。

 さらに、廃棄物を次々と生み出す社会経済の仕組みのままでは、いずれ資
源を使い尽くしてしまい、私たちの孫、子の世代が資源に事欠くようになる
かもしれません。

 では、一体どうすればいいのでしょう?

 今、政府では「循環型社会」を創りましょう、と呼びかけ、そのための計
画を作っています。要すれば、地球上の資源を大切に循環的に使い、ごみと
して捨てるものをできるだけ少なくしよう、そういう社会経済の仕組みを創
ろう、ということです。

 そのための第一歩は、やはり、ごみを処理するためには費用も手間もかか
り、それをみんなで分担しなければならない、ということをみんなが理解す
ることです。

 その上で、ごみ自体を減らすリデュース、製品を何度も使うリユース、ご
みを資源として再利用するリサイクルという3つのRを生産者、消費者、行
政が適切に役割分担しながら実施していく必要があります。環境省では、こ
のような暮し方やビジネスのスタイルを[Re-style]と銘打ち、インターネ
ットで紹介しています。

 なんだか面倒くさい話だなあ、と思う人もいるかもしれません。しかし、
地球上の資源は限られており、その中で将来にわたって経済発展しつづける
ためにも循環型社会を実現しなければならないのです。

 私が環境大臣を拝命した際、小泉総理から、環境と経済の両立を図るよう
に、との御指示をいただきましたが、循環型社会を支える技術、製品、サー
ビスは、世界の人々が必要とする有望な成長産業になるでしょう。循環型社
会を形作る社会経済システムは、将来の地球社会のモデルとなるはずです。

 環境と経済を両立させる循環型社会の実現に向けて、環境大臣として最大
限の努力を払ってまいりますので、国民の皆様の積極的な御協力をお願い申
し上げます。

※ Re-styleホームページ
 http://www.re-style.jp

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[特別寄稿]

教育改革国民会議委員 曾野綾子プロフィール
● 総理と官邸(教育改革国民会議委員 曾野綾子)

 日本人があまり考えたこともなく、マスコミもあまり言わないが、新しく
できた、と言われる総理官邸ほど不思議なものはない。理由は、一般の国民
は誰も見たことがない、ということである。

 確かに幾つかの週刊誌で、その一部の写真は公開された。しかし私は東京
に住み、私の職場は総理官邸のごく近くにあるのだが、官邸の前の道路は一
般の車に対しては封鎖されているので、総理官邸の建物の一部さえ、ちらと
も見る機会がないのである。裏側からちらと見える角度はあるそうだが・・
・

 もちろんこれは総理の責任ではない。それだけの建物ができるまでには、
長い年月がかかっている筈だから、最初の企画者たちが案を練り発注したの
である。しかし一般の国民は、建物がだめならせめてその前を自然に通りか
かることがあって門だけでも見ることができることは必要だろう。皮肉を言
えば、総理官邸というものは多分あるのだろうが、実証的な小説家である私
は、見たことがない以上その存在を信じないことにしようと思っている。

 世界中の首相官邸とか大統領府とかいうものは、直接関係のない人でも一
部は見ることができるものである。ダウニング街十番地という名で通る英国
の首相官邸は、写真で見る限り普通の家のようである。アメリカの大統領官
邸はよく知っている。近づいたことさえないのだが、アメリカ映画でさんざ
んあの楕円形の執務室が出て来るから、知っているような気分になれるので
ある。

 皇居も自然林の中だが、二重橋という抽象的な姿で国民の眼にふれる。し
かし総理官邸だけは全くわからない。つまり顔がないのである。

 安全を考えたのかもしれないが、それなら広大な地下壕でよかったのでは
ないか。去年の9月11日のテロ以来、確かに要人警護は困難な仕事になっ
た。しかし、一国の総理のいる場所を国民が全く見られない、ということは
異常であるし、政治の基本姿勢と関係があるだろう。

 警護に当る警察には申し訳ないことだが、一国を指揮する人のいる場所は、
いかなる危険に遭おうとも、毅然として人の眼にふれていなければならない。
そこに国旗がはためき、観光バスが停まり、人々がその前で記念写真を撮れ
るようになっていなければならない。それでこそ、総理という人は多分生命
を賭して国家を担っているのだろう、と実感できるのである。

 ヒットラーの最期は、ベルリンの地下壕の中であった。

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内閣府特命顧問 島田晴雄 島田 晴雄
プロフィール
都市再生戦略チーム座長 伊藤滋 伊藤 滋
プロフィール
「動け!日本」緊急産学官プロジェクト委員長 小宮山宏 小宮山 宏
プロフィール
● 構造改革で需要を創り出す総合プロジェクトがスタート
  (内閣府特命顧問 島田晴雄、
   都市再生戦略チーム座長 伊藤滋、
   「動け!日本」緊急産学官プロジェクト委員長 小宮山宏)

 日本経済が長期の低迷と打つ手のない閉塞状態に陥っている。デフレスパ
イラルが進行する中で、伝統的な金融や財政政策が機能せず、景気対策の余
地も極めて限られている。

 こうした状況を抜け出る打開策はあるのだろうか。それはある。しかも極
めて有望な打開策があるのだ。それは、多くの生活者のウォンツ(願い、思
い、望みなどの潜在需要)を満たすサービスや商品を提供することによって
人々の消費を喚起して顕在需要を生み、そうした産業の雇用を創出し、所得
を増やすという好循環を起こすやり方である。

 これまでなぜそうしたサービスや商品が提供されてこなかったのか。ひと
つには、経済社会が20世紀型の産業に埋め尽くされ支配されていたこと、
また生活サービスは規制が厳しく政府に保護された特殊法人などが独占して
きたことがある。そこに21世紀型産業のベンチャーが育ち、民間企業がも
っと自由に活躍できるようにするのが、元気の出る「明るい構造改革」だ。

 政府はこれまで、経済活性化戦略や科学技術の振興、また都市再生などの
形でそうした改革を推進してきた。しかしそれらが、人々の暮らしや仕事に
どれだけ明るい希望をもたらすのか、はあまり理解されてこなかったし、説
明も不十分だった。そこで、これまでそうした改革にそれぞれの分野で携わ
ってきた私達は、協力して、これから毎週、その中味を具体的にひとつずつ
わかりやすく説明して行きたいと思う。

 島田晴雄は経済財政諮問会議「530万人サービス雇用創出構想」や内閣
府「生活産業創出研究会」などで進めている産業・雇用創出構想や事業の中
味を、伊藤滋は「都市再生戦略チーム」の座長として都市再生本部がとり組
むさまざまな政策や活動の具体的な姿を、そして小宮山宏は「動け!日本」
緊急産学官プロジェクトの委員長として新しい時代の暮らしを実現するイノ
ベーションの意味を、それぞれ紹介し解説していく。

 これらは読者や国民の皆様の生活をより便利に、安心に、そして豊かにす
る構想や事業であり、絶えず革新して行きたいと思っていますので、皆様の
ご感想やご意見を是非積極的に寄せて戴きたいと思います。

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[小泉内閣の動き]

● 日・フィリピン首脳会談(02/12/04)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/12/04philippines.html
  アロヨ大統領との首脳会談の模様
  両国間の経済連携に関する共同声明やミンダナオ地域支援について署名

● 雇用問題に関する政労使合意の報告(02/12/04)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/12/04seirousi.html
  今後の雇用対策について政労使雇用対策会議でまとめられた政労使合意
 を小泉総理に報告

● 燃料電池自動車納車式への小泉総理の出席(02/12/02)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/12/02nenryo.html
<ビデオ>http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/index.html
  世界で初めて発売された燃料電池自動車の納車式への小泉総理の出席
  市販車第1号(2つの会社から各1台ずつ)の試乗の模様など

● 平成15年度予算編成の基本方針の決定(02/11/29)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/11/29keizai.html
  経済財政諮問会議答申を受けて閣議決定した平成15年度予算編成の基
 本方針など

・ 平成15年度予算編成の基本方針(PDF)
 http://www.kantei.go.jp/jp/kakugikettei/2002/1129yosan.pdf

・ 小泉総理の談話
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2002/11/29danwa.html

● 21世紀日本外交の基本戦略の提出(02/11/28)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/11/28task.html
  対外関係タスクフォースが長期的な日本外交のあり方についてまとめた
 報告書を小泉総理に提出

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[新官邸こんな話]

● 官邸の空中庭園・・・石庭

 総理執務室などがある5階には、ちょっと神秘的で壮大な空間があります。
廊下に出ると、中庭の吹抜けを囲むようにガラスの仕切りがありますが、そ
の仕切りの内側には、吹抜けを挟んで、東西に2つの「石庭」が造られてい
ます。

 2階の中庭と同様に、白い花崗岩の小石や敷石が敷き詰められた上に、切
り出したままの大きな庵治(あじ)石がそれぞれ数個ずつ配置されています。
その庵治石の中には、その一端が下の中庭にせり出さんばかりに置かれたも
のもあるなど、大胆な造形がなされています。

 また、真上にある開閉式の屋根が開いていると、石の白い地肌が明るい日
差しに映え、まるで「空中庭園」を目の当たりにしているかのような、不思
議な気分にいざなわれます。

 この石庭には何も植栽されていませんが、中庭に植えられた竹の先端が5
階まで届いて、「石庭」と一体化しているようにも感じられます。シンプル
ですが、非常に細やかな「日本の心」に触れられる空間です。

 総理をはじめ、5階で執務をする人たちに、ちょっとした心の潤いを提供
しています。

※ 石庭の写真
 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2002/1205p1.html

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[数字でみる日本]

● 63,591件

 63,591件とは、平成13年に我が国で発生した火災の件数です。これは約8
分に1件火災が発生している計算になります。これらの火災により、2,195
人の生命や約1,474億円に相当する財産が失われています。

 この内訳を火災の種類別に見ると、建物火災が34,130件(全体の53.7%)
と最も多く、次いで、車両火災が8,454件(13.3%)、林野火災が3,007件(
4.7%)、船舶火災が126件(0.2%)、航空機火災が5件(0.0%)となって
いるほか、道路、空地、土手や河川敷の枯草、看板などの火災が17,869件(
28.1%)となっています。

 建物火災については、44人の方が亡くなった平成13年9月の新宿区歌舞伎
町ビル火災など、比較的多くの人々が出入りする商業的な「雑居ビル」で発
生した火災が大きく報道されることが多くなっていますが、こうした火災は、
建物火災全体の中で、発生件数ベースで7.5%(2,547件)、死者数も7.2%
(100人)にとどまっています。

 建物火災の多くは、マンション、アパートなどを含めた住宅で発生してお
り、住宅火災の発生件数(19,112件)は建物火災全体の56.0%、死者数(
1,142人)も81.7%を占めているのです。

 特に、住宅火災による死者(923人、放火自殺者等を除く。)のうち、65
歳以上の高齢者(511人)は55.4%にも及んでいます。本格的な少子高齢社
会を迎えつつある我が国にとって、住宅の防火対策はとても重要な課題にな
っており、政府は昨年4月、住宅防火についての新方針を策定し、この問題
に積極的に取り組んでいます。

 これからの季節は、空気が乾燥し、火気を使用する機会が多くなり、火災
が発生しやすくなります。たばこ、ストーブ、こんろなどを扱う際に消火を
確認することはもちろん、火災警報器や消火器を設置したり、火が着きにく
い防炎物品を活用するなど、住宅での火災予防には十分に注意しましょう。

※ 消防庁ホームページ(平成13年における火災の概要)
 http://www.fdma.go.jp/html/data/h13_12g.htm

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[編集後記]

 皆様のリクエストにお応えし、曾野綾子氏にふたたびご登場いただきまし
た。またまた厳しいご指摘でしたが、参考になりました。文中、氏は実証的
な小説家であると、おっしゃっておられます。先日ある全国紙に高名な作家
が拉致問題について次のような感想をのべていました。「被害者5人は、北
に残してきた家族に会いに帰りたいはずだから、そうさせたらどうか。彼ら
と北朝鮮の人たちとの、向こうでの人間関係も大切なもの。日本は約束を守
るべき。」読後、ためいきがでました。この作家は被害者にも会わずに、北
の実情も見ずに被害者の命にかかわることを、無責任だなーと思いました。
実証的でないだけでなく、作家に必要な想像力もあるのかなと、ちょっと腹
が立ったのは小生の修行不足かもしれませんが。
 今週、拉致被害者を支援するための法案が成立しました。国と国民が支え
ていく意志を示せたのではと思います。(晋)
安倍内閣官房副長官プロフィール安倍内閣官房副長官
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総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎 
編集長:内閣官房副長官 安倍晋三  
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)