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小泉内閣メールマガジン 第74号 =========================== 2002/12/12

★☆ おんらいん読者感想 ☆★
  ※メールマガジンの登録者が対象です(12月8日まで)
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□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● 稚内から石垣まで

[大臣のほんねとーく]
● ワン切りを退治するために(総務大臣 片山虎之助)

[特別寄稿]
● 基礎科学研究の応援を ―ノーベル賞受賞にあたって―
  (東京大学名誉教授 小柴昌俊)

● 共同自家用運転手産業のモニターをしませんか
  (内閣府特命顧問、慶應義塾大学教授 島田晴雄)

[小泉内閣の動き]
● 全国都市再生に関する首長・有識者懇談会(02/12/10)
● 「障害者の日」記念の集いへの小泉総理の出席(02/12/09)
● 道路関係四公団民営化推進委員会の意見書の提出(02/12/06)
● バイオテクノロジー戦略大綱の決定(02/12/06)
● 日・フィリピン首脳会談の記録(ビデオ)(02/12/04)

[新官邸こんな話]
● 総理番の記者たち

[キーワード解説]
● イージス艦

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[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
小泉総理大臣プロフィール
● 稚内から石垣まで

 小泉純一郎です。

 都市再生は、小泉内閣の構造改革の重要な柱のひとつ。「稚内から石垣ま
で」を合言葉に、大都市ばかりでなく、個性ある地域づくり、全国の都市再
生を進めています。

 火曜日に、官邸に5人の市長さんにおいでいただいて、街づくりのお話を
うかがいました。

 稚内市の街づくりは、「ロシアとの友好最先端の街」。サハリンとの交流
を中心に観光都市・交流都市をめざします。

 栃木市は、「蔵の街」。市の中心地を貫く「蔵の街大通り」の歴史的町並
みの復元、巴波川(うずまがわ)の清流復活、バロック音楽の「蔵の街 音
楽祭」など市民中心の街づくりを進めています。

 犬山市は、江戸時代の町割りがのこる元城下町。道路計画を見直してあえ
て道幅を広げずに歴史的な町並みを守っています。

 「坂の上の雲」の街づくりを進めているのは、松山市。物語をモチーフに
町全体をミュージアムにして、観光や産業の振興をめざしています。

 九州では、臼杵市のまちおこしは「待ち残し」。昔ながらの古い町を大切
に、商店街を蘇らせようとしています。

 都市づくりも「中央から地方へ」。知恵をしぼった個性ある地域づくりを
応援していきます。

 今週土曜日は、赤穂浪士の討ち入りからちょうど300年。大石内蔵助が
「昼行灯」といわれたり、「大石」でなく「軽石」とあざけられながらも、
最後は目的を達成する「忠臣蔵」の話はあまりに有名です。

 どんな批判を受けながらも、それに耐えて目的を達成する主人公の強い意
思の力には、いつも感動します。苦難に立ち向かう勇気を与えてくれます。

 先週号のメルマガで、曾野綾子さんから寄稿していただきました。いつも
国民の目から厳しいご指摘をいただき、感謝しています。おっしゃるように
新しい官邸は現在工事途中で、工事用の囲いにかこまれて外から見えなくな
っています。工事完成までには、顔の見える身近な官邸にしていきたいと思
っています。

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[大臣のほんねとーく]

片山総務大臣プロフィール
● ワン切りを退治するために(総務大臣 片山虎之助)

 皆さんは、真夜中に携帯電話が鳴って出ようとしたら急に切れて、知らな
い番号が残っていたので、かけ直してみたら、自動で音声がスタートしたと
いうことで腹立たしい思いをした経験はありませんか?

 これが、いわゆる「ワン切り」と呼ばれるもので、皆さんもその言葉は聞
かれたことがあると思います。

 「ワン切り」とは、携帯電話などの着信履歴の表示機能を悪用し、受信者
にコールバックさせて有料の音声サービスなどを聞かせるために、ワンコー
ル(1回の呼び出し)だけで電話を切るという悪質な迷惑行為です。

 「ワン切り」と知らずに電話をかけ直してしまって、あとで多額の請求が
来てしまったという被害もあるようで、総務省では、「ワン切り」による被
害が出始めた昨年11月頃から、「見覚えのない着信履歴にはかけ直さない
」、「業者から連絡が来たとしても、氏名や住所を教えない」といった注意
を呼びかけてきたところです。

 ところが、「ワン切り」は、単に受信した人にとって迷惑であるというだ
けではないのです。

 本年7月には、悪質なワン切り業者による大量の発信が主な原因となって
近畿地方の電話網に混乱が生じ、大阪府や兵庫県の一部の地域において多く
の電話が4時間以上にわたってつながりにくくなるという事態が2度も発生
しました。

 電話は、今や日常生活に欠かすことのできないコミュニケーションの手段
ですし、消防や救急といった緊急通信にも使われるものですから、こういっ
た事態が発生すると、私たちが安心して社会生活を営むことが困難になって
しまいます。

 その意味で、大量の「ワン切り」は、私たちの生活に不可欠な電話ネット
ワークにとって脅威となるものであり、また電話ネットワークに対する国民
の信頼を大いに揺るがすものです。

 そこで、このワン切り問題に対応するため、総務省が今国会に提出してい
た法案が去る12月4日に成立しました。

 この法律は、大量の「ワン切り」発信のための装置を用いて行う「ワン切
り」行為に罰則を課すことを定めたもので「ワン切り」退治に相当の効果が
あると思います。また、各電話会社でも、ワン切り業者からの着信をブロッ
クするサービスや呼び出し開始数秒間が無音の着信メロディを無料で提供す
るなどの対策を講じています。

 私は、こうした総合的な取組によって、今後は、「ワン切り」がなくなっ
ていくものと期待しています。

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[特別寄稿]

東京大学名誉教授 小柴昌俊プロフィール
● 基礎科学研究の応援を ―ノーベル賞受賞にあたって―
  (東京大学名誉教授 小柴昌俊)

 今回私がノーベル賞を受賞いたしましたのは、純粋な基礎科学研究による
ものです。産業界の直接の利益に結びついたり、短期的に応用技術が得られ
るものでもございません。それにもかかわらず、多くの国民の方々が、喜び
祝福して下さいましたことに、驚きを感じつつも大変に嬉しく思いました。

 私たち基礎科学の研究者は国民の血税で夢を見させて頂いております。我
々の夢の実現は研究成果を上げることですが、これに対するご褒美をこのよ
うに多くの方々が喜んでくださり、共有して頂いたことに深く感謝しており
ます。また、私の研究を理解して下さり、予算をつけて下さった文部科学省
や財務省の方たちにもお礼を申し上げます。

 現在、科学技術といえば、ナノテクノロジー、バイオテクノロジー、IT
などの技術であり、これらの分野に対して重点的に予算をつけていると聞き
ます。これらの分野は不況にあるわが国の産業にとって重要であることは良
く理解しております。

 しかしながら、わが国にとって、人類共通の知的財産を増やす創造活動も
重要です。基礎科学や芸術などの文化の創造活動は、産業界が積極的に投資
することはまずありませんので、どうしても国家に予算を出して頂かねばな
りません。特にわが国のような大国にはその使命があると思います。すぐに
役に立つ技術だけでなく、純粋な科学研究にもバランス良く、恒常的に予算
を配分して頂きたく存じます。

 恐らく、あと5年くらいの内には、ニュートリノで同じ賞を受賞する方が
いるのではないかと思います。これも国が研究を支援して下さったおかげで
す。但しこれを確実なものにするためには加速器によって強力なニュートリ
ノビームを作って、直接的に観測することが必要でしょう。

 私が推進してきた分野にはニュートリノの他に、電子・陽電子の衝突実験
がございます。特に「リニアコライダー」と呼ばれる国際的な加速器プロジ
ェクトはニュートリノと同じように、素粒子の研究から宇宙を探ることので
きる大変に夢のある重要なものです。わが国の研究者はアジア諸国の支援を
受けて、わが国がこの国際プロジェクトのホストとなり、科学技術創造立国
に貢献したいと考えております。

 最後に、次の世代を育てることがわが国の将来を決めることになりますの
で、ひとつだけ申し上げたいことがございます。遠山文部科学大臣にも申し
上げましたが、子どもが科学が好きになるためには、子どもにとって魅力あ
る理科の先生を増やすことが大切だと思います。子どもは先ず先生が好きに
なって、後にその先生の担当する科目が好きになる傾向があるからです。私
自身の経験によりますと中学校が大切だと考えます。

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内閣府特命顧問、慶應義塾大学教授 島田晴雄プロフィール
● 共同自家用運転手産業のモニターをしませんか
  (内閣府特命顧問、慶應義塾大学教授 島田晴雄)

 明るい構造改革のひとつ、共同自家用運転手産業をめぐる動きを紹介しま
しょう。

 小泉総理の指示で、国土交通省は2001年秋から、このサービスの産業化を
めざして検討を進めてきましたが、2002年夏から予備的実証実験を行い、
2003年春に本格実証実験に入る予定です。

 これは、高齢化社会の生活者向けの便利な移動支援サービスで、会員制、
予約制で稼働率を高めることにより、タクシー料金程度でハイヤーもしくは
自家用運転手なみのサービスを提供しようというものです。

 これは予約さえすればいつでもどこでもキメ細かいサービスが得られ、高
齢者の買い物支援や病院の送迎、子供の送迎、駐車場の少ない都心部やバス
の不便な郊外住宅地、過疎地の生活者移動の支援、あるいは企業の役員や大
切なお客様の送迎などに適したサービスです。

 現在、本格実証実験のためのモニターを東京23区、武蔵野・三鷹地区と
川崎市麻生区で募集中ですが、参加なさいませんか。モニターには利用の実
費は戴きますが、これまでにない様々なサービスを使って戴き、それが良け
れば来年度以降に産業として実現していきたいと思います。

 モニターの応募お申し込みは国土交通省共同自家用運転手産業担当e-mail
lifemob@mlit.go.jpあてに氏名、年齢、ご住所、電話番号を明記のうえお願
い致します。

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[小泉内閣の動き]

● 全国都市再生に関する首長・有識者懇談会(02/12/10)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/12/10toshi.html
  都市再生について、5つの地方公共団体の首長から小泉総理に具体的な
 取組の事例が報告され、有識者を交え意見交換

● 「障害者の日」記念の集いへの小泉総理の出席(02/12/09)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/12/09tudoi.html
  「アジア太平洋障害者の十年」の最終年を記念して開催された「障害者
 の日」記念の集いへの小泉総理の出席の模様

● 道路関係四公団民営化推進委員会の意見書の提出(02/12/06)
 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/road/kouhyo/1206iken.pdf
  国民負担が少なくなるような債務の返済方式や必要性の乏しい道路をつ
 くらない仕組みなどについてまとめた意見書を小泉総理に提出(PDF)

● バイオテクノロジー戦略大綱の決定(02/12/06)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/12/06bt.html
<ビデオ>http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/index.html
  BT戦略会議において、「研究開発の圧倒的充実」など3つの戦略や具
 体的な行動計画などを盛り込んだバイオテクノロジー戦略大綱を決定

● 日・フィリピン首脳会談の記録(ビデオ)(02/12/04)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/index.html
  アロヨ大統領との首脳会談の模様をビデオで紹介

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[新官邸こんな話]

● 総理番の記者たち

 官邸には、総理担当の記者、いわゆる「総理番」と呼ばれる人たちがいま
す。

 総理番は、通常、総理の動静取材を行っており、訪問客に総理との話の内
容を聞いたり、総理自身にその時々の重要政治課題について質問したりしま
す。

 ニュースで、総理が記者に囲まれて立ったままインタビューを受けている
シーンが映し出されますが、あの取材を行っているのもこの番記者たちです。

 このインタビューを「ぶら下がり」といいます。総理を中心に沢山の記者
が、集まっている様子が、まるで総理にぶら下がっているように見えること
から、この名前がついたようです。

 歴代の総理は、記者会見以外は、外出の際に玄関先の車に乗るまでのわず
かな移動の時などに、歩きながらの取材を受けていました。

 小泉総理になってからは、官邸内で、立ち止まって取材を受け、はっきり
と考えを国民に示すことにしています。通常は一日2回。一回目は、12時
ごろに、二回目は、夕方執務を終えて官邸を出るときに行っています。

 この他にも、官房長官や官房副長官などにも、それぞれの担当の記者がい
ます。これらを総称して「番記者」と呼ばれています。

 「番記者」は、官邸1階にある永田クラブ、通称「内閣記者会」に所属し
ている記者たちです。なかでも「総理番」は、常に総理の動向を追いかけて
いる体力的にもキツイ仕事のため、各社とも若手が起用されるのが通例のよ
うです。

※ 総理を囲む総理番記者の写真
 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2002/1212p1.html

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[数字でみる日本]

● イージス艦

 イージス艦(Aegis Ship)とは、米海軍が対艦ミサイルから艦隊を護衛す
るために開発した「イージス・システム」を搭載する最新鋭の護衛艦のこと
です。現在、我が国は、4隻を保有しており、「こんごう」「きりしま」「
みょうこう」「ちょうかい」と、山岳にちなんだ名前をつけています。

 「イージス・システム」は、半径数百km以上の範囲を捜索することができ
る高性能のレーダーとコンピューターにより、航空機やミサイルなど10以
上の目標に同時に対処することなどができるもので、空からの艦隊への攻撃
に対してとても高い防衛能力をもっています。

 我が国は、テロ根絶のための国際社会の取組に積極的かつ主体的に寄与す
るため、テロ対策特別措置法に基づく協力支援活動等として、昨年末以降、
インド洋上において米国の艦艇などに対して130回以上の給油支援を行っ
ているほか、国内外で100回以上の航空輸送などを行っています。

 給油支援については、現在、燃料を補給する艦艇1隻とそれを護衛する艦
艇2隻(DDH:ヘリコプター搭載護衛艦が1隻と、DD:ヘリコプター搭
載汎用護衛艦が1隻)がインド洋上で活動にあたっており、DDHが今月中
に交替する時期を迎えることから、政府は先週5日、かわりにイージス艦を
派遣することを決定しました。

 その理由は、艦艇の指揮をとることができる限られた護衛艦(DDHとイ
ージス艦4隻ずつ)を今後もスムーズに交替しながら、高い能力を活かして
給油の際の安全を確保し、さらに、厳しい勤務環境におかれてる隊員の負担
軽減を図る必要があるためです。

 「きりしま」は来週16日、インド洋に向け横須賀港を出港する予定です。

※ 防衛庁ホームページ(「きりしま」の写真)
 http://www.jda.go.jp/JMSDF/data/equip/gallery/goei2.html

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[編集後記]

 政府はインド洋にイージス艦を派遣する事を決定しました。イージスとい
う名前の由来はギリシャ神話にでてくる「神の盾」です。専守防衛にはぴっ
たりの名前ではないでしょうか。日本人も24人殺されているテロに対して、
国際社会は現在も協力して戦いを続けています。わが自衛隊も炎熱のインド
洋で給油活動を行っています。本来、派遣する以上は、隊員の安全の為、活
動の効率を上げる為、ベストの布陣にするのは至極当たり前のことではない
でしょうか。また共同作業する為には、当然通信もするし、周辺の情報交換、
共有も必要になると思います。そしてそれは、今までもやっています。現在
出ているDDH艦より、レーダー被覆範囲が広く、データ処理能力が優れて
いますが、やる事は同じですから、イージスだから集団的自衛権の行使にあ
たるということにはなりません。派遣決定により、日本はテロ包囲網のウイ
ークポイントではないと、示すことが出来たと思います。
 先週号の「らいおんはーと」と曾野綾子氏の「特別寄稿」には、読者の皆
さんから非常に高い評価をいただきました。これからも皆さんに満足しても
らえるようなメルマガを作っていきます。(晋)
安倍内閣官房副長官プロフィール安倍内閣官房副長官
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総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎 
編集長:内閣官房副長官 安倍晋三  
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)