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小泉内閣メールマガジン 第75号 =========================== 2002/12/19

★☆ おんらいん読者感想 ☆★
  ※メールマガジンの登録者が対象です(12月22日まで)
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□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● 天辺の月

[大臣のほんねとーく]
● 道路四公団民営化推進委員会、最終意見を決定
  (行政改革担当/規制改革担当大臣 石原伸晃)

[特別寄稿]
● 「ノーベル賞授賞記念式典」と「H−2Aロケットの打上げ成功」
  (文部科学大臣 遠山敦子)
● 街から電線を無くそう。(都市再生戦略チーム座長 伊藤滋)

[小泉内閣の動き]
● 国際平和協力懇談会の報告書の手交(02/12/18)
● 特殊法人等改革の方針の決定(02/12/17)
● 「改革加速プログラム」の決定(02/12/12)
● 「当面の雇用・中小企業対策」の決定(02/12/12)
● 規制改革の推進に関する第2次答申の手交(02/12/12)

[新官邸こんな話]
● 官邸を支える人たち

[数字でみる日本]
● 157,451件、71,379人

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[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
小泉総理大臣プロフィール
● 天辺の月

 小泉純一郎です。

 先週は、税制改革大綱がまとまりました。今年は、経済社会の構造変化に
見合った「あるべき税制」をつくるために、いつものような秋からではなく、
1月から税制の検討をはじめました。

 目標は、「公平、簡素で、活力を生み出す税制。」一年間で減税と増税を
バランスさせるのではなく、数年間かけて税収がつりあうようにするという
考え方にたって、減税は思い切って2兆円、増税分はたばこ、お酒の2千億
円。差し引き約1兆8千億円を先行的に減税します。

 貯蓄から投資へわかりやすい証券税制、親から子供への財産の移動をしや
すくしたり、土地取引の税を軽くするなど、補正予算や来年度予算とあわせ
て、経済の再生と構造改革を後押しするしくみです。税制改革の効果が早く
出てくることを期待しています。

 昨日は日本を中心とする国際共同チームがイネのゲノム(全遺伝情報)解
読を終了。世界で七億人から八億人が餓えに苦しむ食糧問題の解決への貢献
が期待されます。日本のバイオテクノロジーがさらに一歩大きく進みます。

 明るい話もありますが、厳しい面もあります。これを冷静に見すえなくて
はなりません。改革を進めていると厳しい批判をいただきます。

 「風吹不動天辺月(風吹けども 動ぜず 天辺の月)」

 昨年総理就任後、鎌倉円覚寺の管長からいただいた額に書かれていた禅の
言葉です。

 いくら風が吹いても決して動ずることのない天空の月。

 日本の将来を考え、「天辺の月」のごとく、動じることなく、「改革なく
して成長なし」路線を進めていかなければならないと思います。

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[大臣のほんねとーく]

石原行政改革担当/規制改革担当大臣プロフィール
● 道路四公団民営化推進委員会、最終意見を決定
  (行政改革担当/規制改革担当大臣 石原伸晃)

 道路関係四公団の民営化推進委員会はのべ35回、130時間にわたる審
議を積み重ねた後、さる12月6日、最終意見を決定しました。

 民営化委員会は、常に開かれた場で審議してきました。高速道路という身
近な問題だけあって関心も高く、マスコミでも連日大きく取り上げられまし
たので、皆さんもすでにご存知と思います。

 最終意見を私が小泉総理にお届けした際、総理には「これまでのような、
役所のいいなりの審議会ではないのだから、真剣に議論した結果、多少は意
見が食い違っても当然だ。」また、「委員は本当に良くやってくれた、これ
からは政治の責任だ。」とおっしゃっていただきました。

 民営化委員会は、既に数々の大きな成果を上げています。まず第一に優先
すべきは、40兆円にものぼる借金の確実な返済であることを明確にし、そ
の上で、(1)債務を確実に返済するための新しい機構を設置する、(2)
新規建設に厳格な歯止めをかける、(3)建設コストを約4兆円削減する、
(4)全国調査により公団ファミリー企業の実態を解明するなど、どれもが、
この委員会がなければできなかった画期的なものです。

 この様な成果を、無に帰してはならない。そんな思いで、私も最後までギ
リギリの調整を続けました。それにもかかわらず、七人全員の合意を得るこ
とができず、委員長が辞任され、退席されるという異例の事態を迎えたこと
は、残念でなりません。

 いずれにせよ、これで改革が終わったわけではありません。昨年末、特殊
法人の整理合理化計画を決定したことを、物語の第一章とするなら、民営化
推進委員会が設置され、最終意見が決定されたことは、その第二章にすぎま
せん。これから、改革は最終章を迎えます。

 民間会社は採算に見合う範囲でしか、道路事業には参加しないでしょう。
しかし、住民にとってはどうしても必要なのに、採算性が低い道路も現実に
存在します。だとすれば、国と地方の負担を加えた、新しい高速道路の建設
をどう考えるか。関係する地方自治体の同意をどうやって得るのか。解決す
べき問題はまだ残っています。

 民営化推進委員会の意見を重く受け止め、速やかに実現可能な具体案を作
成し、実行に移していくことは、総理もおっしゃるように、まさに政治の責
任なのです。

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[特別寄稿]

遠山文部科学大臣プロフィール
● 「ノーベル賞授賞記念式典」と「H−2Aロケットの打上げ成功」
  (文部科学大臣 遠山敦子)

 今回は二つの素晴らしい出来事を御紹介します。

 一つには、さる10日、ストックホルムで開かれたノーベル賞授賞式典に
おいて、世界に冠たるニュートリノ天文学を創始された小柴昌俊先生が物理
学賞を、ご業績もさることながらその人柄がすっかり国民の人気を集める田
中耕一先生が化学賞を、スウェーデン国王カール16世グスタフ陛下よりそ
れぞれ受賞されました。

 集まった出席者からその栄誉を讃える万雷の拍手が湧き起った時、日本政
府を代表して出席していた私はこの上ない喜びと誇りを感じました。

 続いて開かれたノーベル晩餐会は、現代的な工夫を凝らしたアクロバット
の踊りも入る魅力的なプログラムであり、なごやかで華やかな雰囲気でした。
翌日の国王主催の晩餐会は王宮内で開かれ、荘重な雰囲気の中で伝統と格式
を重んじるものでした。これらの機会にお二方の輝かしい姿を見ることがで
きました。

 お二方と実際にお話をしてみると、こと研究の話題についてはまさに真剣
そのものであり、より良い仕事を追究するための強い信念をお持ちであるこ
とがよくわかります。今回、個別にお目にかかった国王からもエステロス教
育科学大臣からも、日本の科学技術研究水準の高さを評価するお言葉を頂き
ました。
  
 二つには、先週末の14日、種子島宇宙センターにて、H−2Aロケット
4号機の打上げが見事に成功したことです。これで4回連続の成功となり、
H−2Aロケットの信頼性が世界的レベルにあることを示すことができまし
た。

 今回は地球観測を行う4トン近い大きな衛星(ADEOS−2)、オース
トラリアが製作した磁気観測のための小型衛星、千葉工業大学が製作した小
型の鯨生態観測衛星などの4つの衛星を同時に打ち上げるという離れ技をや
ってのけたのです。

 今後も重要な衛星の打上げを続々と控えていますので、より一層気を引き
締めて臨んで参りたいと思います。

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都市再生戦略チーム座長 伊藤滋プロフィール
● 街から電線を無くそう。(都市再生戦略チーム座長 伊藤滋)

 これから暫くの間、都市再生のコラムを担当させてもらいます。都市再生
は皆さんの街を良くすることです。身近なところから始めましょう。

 今回の話題は、日本の都市の空から電線を追放することです。つまり電柱
を取除き電線を地下に埋め込むことです。それも短い期間に思いきって。日
本の街を醜くしている大きな原因は電柱と電線です。この事は以前からずっ
と言われていました。

 大都市の表通りは電柱がなくなって気持ちがよくなりました。それでも電
柱は街のあらゆるところにあります。せまい道から電柱がなくなったら、気
持ちがはればれします。

 電力会社は電線を地下に埋めるのはお金がかかると言っています。それな
らば電線は電力の配電ですから、経産省が担当する燃料関係諸税、道路に立
つ電柱は国交省の道路特定財源から税金を充当して良いのではありませんか。
慣習になっている電力会社と行政のもたれ合いを無くすことも都市再生の目
的のひとつです。

 電柱と電線がはびこっている都市は先進国家の都市ではありません。それ
に電線を地下に埋設する方が地震の時にケーブルが破損しなくて安全です。
阪神・淡路大震災の時に分かりました。

 それに私の類推ですが、電線の地中化はそれ程難しい工事ではありません。
地方の中小の工事業者に発注することができます。これは地域社会、特に地
方都市では、中高年男性の仕事になります。雇用が増えます。小さい工事会
社の工事代金は地元の店屋さんにまわり消費を刺激します。是非電線の地中
化を支援して下さい。街が美しくなります。

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[小泉内閣の動き]

● 国際平和協力懇談会の報告書の手交(02/12/18)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/12/18heiwa.html
  国際平和協力懇談会が国際平和協力の改善・強化のための具体的方策に
 ついてまとめた報告書を小泉総理に手交

● 特殊法人等改革の方針の決定(02/12/17)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/12/17houjin.html
  特殊法人等改革推進本部において、道路関係四公団、国際拠点空港及び
 政策金融機関の改革についての方針を決定

● 「改革加速プログラム」の決定(02/12/12)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/12/12kasoku.html
<ビデオ>http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/index.html
  経済・社会構造の変革に備えたセーフティネットの構築や構造改革推進
 型の公共投資の促進などを掲げた「改革加速プログラム」を決定

● 「当面の雇用・中小企業対策」の決定(02/12/12)
 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/sangyosaisei/kettei/021212tai.html
  産業再生・雇用対策戦略本部において、現下の厳しい雇用や中小企業を
 とりまく情勢の下で緊急かつ重点的に取り組むべき総合的な政策を決定

● 規制改革の推進に関する第2次答申の手交(02/12/12)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/12/12kisei.html
<ビデオ>http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/12/12kisei.html
  総合規制改革会議が規制改革のための5つの分野における具体的施策を
 取りまとめた答申を小泉総理に手交

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[新官邸こんな話]

● 官邸を支える人たち

 官邸は、総理、官房長官や官房副長官らが日々の執務を行う場であるとと
もに、内閣の重要会議が開催される場、海外の首脳などをお迎えする迎賓の
場や24時間体制で危機管理対応をする場などとして、多くの役割を果たし
ています。

 また、現在進められている2期工事が終わると、官邸全体が完成し、公邸
が整備され、総理の住まいとしての役割が加わります。

 官邸の機能や役割をスムーズに遂行するために、官邸を支えている人たち
がいます。訪問客や車の出入りの確認、警備を担当する警務官、訪問客を案
内する人、会議や行事の準備や運営を行う人、施設や設備等のメンテナンス
や清掃を行う人、電話交換手などです。このほか、総理の健康管理のために
医務官や看護官も常駐しています。

 こうした「裏方さん」に支えられて、官邸の日常は円滑に営まれています。

※ 警務官などの写真
 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2002/1219p1.html

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[数字でみる日本]

● 157,451件、71,379人

 157,451件、71,379人とは、平成13年に地方裁判所において第一審の結果
が出た民事訴訟事件の件数と刑事訴訟事件の人員です。ただし、これらはそ
れぞれ、夫婦・親子のような身分関係を対象とする「人事訴訟」や訴訟にか
かる費用について減免を求める「訴訟費用免除申立て」など特殊なものを除
く「通常訴訟事件」を対象としています。

 これを10年前(民事:122,919件、刑事:62,145人)と比べると、民事は
約30%、刑事は約15%増加しています。一方、審理に要した平均期間は、民
事では8.5月、刑事では3.3月と、10年前(民事:10.9月、刑事:3.4月)と
比べてやや短縮されています。

 しかし、その内訳を見ると、民事・刑事ともに6月以内に結果が出たもの
が大部分(民事:62.0%、刑事:92.4%)ではあるものの、2年を超えるも
のも、民事で11,383件(7.2%)、刑事で264人(0.4%)に及んでおり、中
には5年を超えるもの(民事:1,176件、刑事:36人)もあります。

 第一審の審理期間が5年を超えるような長期化した事件の中には、社会的
に関心の高い事件が含まれていますが、三審制をとる我が国では、裁判の最
終的な結果が出るまでにさらに時間がかかることがあります。このため、裁
判は時間がかかるという印象があり、「思い出の事件を裁く最高裁」との川
柳もあるくらいです。

 裁判に時間がかかり、権利の救済が迅速に行われていない、あるいは、健
全な経済活動や国際的な競争の足かせになっているというご意見に応え、司
法を国民にとって頼りがいのあるものにするためには、より速やかに判決を
出し、権利を実現していく必要があります。

 現在、司法制度改革推進本部では、民事・刑事の訴訟手続について、第一
審の裁判の結果が2年以内に出るようにするための出発点となる法的措置を、
来年の通常国会に向けて具体的に検討しています。

 本部事務局では、今月27日まで、国民の皆様からのご意見を募集してい
ます。下記のホームページからご意見をお寄せください。

※ 首相官邸ホームページ
  (裁判所における手続の迅速化に関する意見募集について)
 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/sihou/comment/021127goiken.html

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[編集後記]

 今年もあとわずかとなりました。かつては今頃になると、地方出身の都市
住民は、古里でお正月を過ごすためにそろそろ帰る準備を、などと考えたも
のですが、今は家族で集まるというより、お正月は、スキーや海外など、そ
れぞれ好きに過ごすというのが主流のようです。都会の生活、農村、漁村な
ど田園での生活、両方を味わうことが出来れば、人生より豊かになるのでは
ないでしょうか。副大臣会議において、都市と農村の交流プロジェクトチー
ムをたちあげ議論を進めています。日本各地ではすでにNPOや自治体、民
間会社が都会の子供たちや緑を求める人のために、田園体験のメニューを用
意しています。来年、「都市と農村の交流」のホームページを立ち上げメニ
ューもクリックできるようにします。休暇の過ごし方として利用していただ
ければ世界が広がると思います。
 先週号では、小柴昌俊さんに基礎科学研究の重要性や理科の教育について
分かりやすく語っていただき、読者の皆さんに満足していただけたようです。
皆さんのご要望に応え、田中耕一さんにも寄稿を依頼していますので、お楽
しみに。(晋)
安倍内閣官房副長官プロフィール安倍内閣官房副長官
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[小泉内閣メールマガジン]

ご意見、配信に関する手続きなどは以下のホームページからお願いします。

<国政に関するご意見、配信に関するお問い合わせなど>
 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/iken.html
<配信中止・配信先変更・バックナンバー>
 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/
<携帯電話からの読者登録>
*http://www.kantei.go.jp/k/

総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎
編集長:内閣官房副長官 安倍晋三
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)