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小泉内閣メールマガジン 第79号 =========================== 2003/01/23

★☆ おんらいん読者感想 ☆★
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□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● 日々新たに

[大臣のほんねとーく]
● 訪日観光元年(国土交通大臣 扇千景)

[特別寄稿]
● 子どもたちの目の輝き(文部科学大臣 遠山敦子)
● 税調会長のボヤキと期待(一橋大学学長、税制調査会会長 石弘光)

[小泉内閣の動き]
● 構造改革特別区域推進本部の初会合(03/01/21)
● 「改革と展望−2002年度改定」の答申(03/01/20)
● アイスランド首相との会談(03/01/17)
● 知的財産戦略会議(03/01/16)
● ロシア訪問の記録(ビデオ)(03/01/09〜12)

[キーワード解説]
● 日本ASEAN交流年2003

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[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
小泉総理大臣プロフィール
● 日々新たに

 小泉純一郎です。

 今週から通常国会が始まりました。いま重要な課題は経済の再生です。ま
ず、14年度の補正予算と15年度予算の成立に全力を尽くします。デフレ
克服に向けて政府は日銀と一体となって取り組み、雇用や中小企業に十分に
配慮しながら、金融、税制、歳出そして規制の改革を進めていきたいと思い
ます。

 日本経済は、厳しい状況が続いていますが、国民のたゆまぬ努力で培われ
てきた潜在力は決して失われていないと思います。

 先日、構造改革特区の第二次募集をしたところ、各地の自治体や民間から
教育やまちづくりなど知恵をしぼったたくさんの提案がありました。「官か
ら民へ」、「国から地方へ」という大きな流れの中で、地方や民間の知恵と
工夫を活かして、活力ある日本を作って行きたいと思います。

 皆さんからの提案を最大限に生かして、今年の4月には構造改革特区の第
一号が生まれるようにしていきます。

 先週から、月に一度、ラジオを通じて皆さんに語りかけることにしました。
マイクに向かって10分弱。第一回目は思ったより緊張しましたが、皆さん
の顔は見えないのに、皆さんとお会いしているような気持ちでお話をするこ
とができました。

 「苟(まこと)に日に新たに、日々に新たに、また日に新たなり。」

 これは、中国の「四書」のひとつ「大学」の一節。古代中国、殷(いん)
王朝の創始者である湯(とう)王が、洗面のうつわにこの文字をきざみ、毎
日、この言葉を心の中でくりかえしていたといわれています。

 日々新たに気持ちをひきしめ、勇気と希望をもって改革を進めて、日本経
済の再生と活力ある社会の実現をめざします。

 先日、横綱貴乃花関が引退しました。相撲に取り組む真摯な姿勢は敬服に
あたいすると思います。実は奇跡的な回復を期待していたんです。残念です。
多くの人に感動を与えた名横綱でした。これからも後進の指導など相撲界で
大いに活躍してほしいと思います。

※ 「小泉総理 ラジオで語る」(1月18日放送分)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiradio/index.html

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[大臣のほんねとーく]
扇国土交通大臣プロフィール
● 訪日観光元年(国土交通大臣 扇千景)

 「今度の年末年始のお休みに海外に行く予定の人は手をあげて」。年末の
省内の幹部を集めた会議での私の質問に、だれからも手があがりません。観
光を仕事にしている国土交通省の幹部がこれではいけません。

 今年の年末年始に海外に旅行された方は約67万人で、史上2番目の水準
だそうです。年間にすると日本人の海外旅行者数は1,600万人。海外旅
行は本当に身近になりました。

 ところが、日本を訪れる外国人はわずかに500万人です。私たちがふだ
ん見ている地図では日本が中心にありますが、欧米から見れば、日本は「は
じっこ」の国。ニューヨークやロンドンから12時間以上かかるのですから、
それだけの観光魅力と受入体制がなければ、観光客は来てくれません。

 このため、私は、観光客の「入り」と「出」の格差を早期に是正するため、
「グローバル観光戦略」を作りました。国土交通省自らができること、政府
を挙げて取り組むことをリストアップして、経済財政諮問会議や閣僚懇談会
で協力をよびかけています。

 具体的には、(1)国際空港や、空港から市内へのアクセス道路・鉄道な
どを外国と比べても遜色のないものにしたり、(2)観光にかかるコストを
なるべく低廉化したり、(3)「○○銀座」に代表されるような画一的な街
づくりから個性ある観光地づくりに転換することにしています。

 また、日本から香港、韓国、台湾に旅行する際にはビザが不要ですが、日
本に旅行する際にはビザが必要となるというような格差や、入国手続きで混
雑時には外国人が1時間以上待たなければならないといった状態を改善する
ためには、政府を挙げて取り組んでいく必要があると考えています。

 以上のような改善の努力とともに、日本の観光魅力を海外に積極的に発信
することも必要です。2003年は、観光客の「入り」と「出」の格差を解
消する初年度として、「訪日観光元年」と位置づけて、実効のあがる観光政
策を集中的に実施したいと考えています。

※ 国土交通省ホームページ(グローバル観光戦略の構築について)
 http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha02/01/011224_3_.html

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[特別寄稿]

遠山文部科学大臣プロフィール
● 子どもたちの目の輝き(文部科学大臣 遠山敦子)

 先週私は、多忙な仕事の合間をぬって、小・中・高の各学校を訪問する機
会を得ました。急な視察であったため、かえって日常的な授業風景や学校の
実態を見ることができたと思います。授業後には担当教師らと話し合う機会
があり、続いて地域の多くの校長や教育長と、昨春来の新指導要領に基づく
教育の実態や、当面する課題について、遅くまで議論することができました。

 小学校では、6年生の算数で習熟度別指導を行っている様子を見ることが
できました。単元ごとに進度に応じて3つのグループに分けての少人数授業
で、どのグループの子も、わかることを楽しみながら勉強しているようでし
た。

 中学校では総合的な学習の時間でしたが、生徒たちが皆、自ら訪問した職
場での体験をいきいきと発表していました。学校が3年間の総合学習の計画
を立て、1年でパソコン操作、2年で社会・職業体験、3年ではワープロで
の卒業論文作成と、見事に指導されていると感じました。

 高校は、今年度から我が省が指定したスーパー・イングリッシュ高校とス
ーパー・サイエンス高校を訪問しました。

 イングリッシュ校では、1年生が既に皆の前で英語で発表したり討論でき
るまでになっています。サイエンス校では、一線の研究者が話すゲノムなど
最先端の生命科学の講義に対し、生徒が十分理解し鋭い質問をしているさま
はすばらしいものでした。日本人が苦手とされてきた英語力、表現力や自分
で考え発想する力を着実に身につけており、子どもたちの成長に確かな手応
えを感じたところです。

 全国の各学校ではそれぞれ課題を抱えて頑張っておられることでしょうが、
今回出会った校長方は、自らの学校の目標をはっきりと持ち、特色ある学校
作りに懸命に取り組んでおられると感じました。新指導要領で各学校が授業
時間数や指導方法を創意工夫できるようになったことを、十分に活用されて
いました。

 私は、今回の訪問を通じ、活力ある学校教育の要点は、第1に校長のリー
ダーシップ、第2に教師の意欲と工夫、第3にそれを支える教育長ら教育委
員会の姿勢と行動だと、あらためて実感しました。加えて保護者や地域社会
との連携と協力が不可欠であり、それを得るための学校側の努力が必要です。

 学校現場をじかに見聞することは貴重な体験でした。各学校で子どもたち
の輝く目を見て、これまでの単なる記憶中心の勉強から、“基礎基本を徹底
し、自分で学び考える”「確かな学力」を定着することの大切さを再認識す
ることができました。

 他方、授業時間数の減などから学力低下を危惧する向きがあることも確か
です。私としては、学力低下は絶対に起こさせないとの方針の下、常に事態
を検証し柔軟に対処しながら、「画一と受身から自立と創造へ」の教育改革
のねらいをしっかり実現していきたいと考えています。

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税制調査会会長 石弘光プロフィール
● 税調会長のボヤキと期待(一橋大学学長、税制調査会会長 石弘光)

 政府税制調査会の会長に就任してから、2年半ほどの歳月が経った。税金
はわれわれ国民の懐と直結するだけに、税調会長への人々の関心は高い。

 この間も、あるホテルのロビーで従業員から、「サラリーマンの税金は重
くてやりきれないからまけてくれ」とのご挨拶をいただいた。まあ、これは
軽い挨拶代わりのたわいない会話だが、これに類したやり取りは、パーティ
ーや講演会などで頻繁に登場してくる。

 一般的にいって、経済人も家庭の主婦も、日本の税負担は世界一重く、企
業や家計を圧迫していると信じて疑わないようだ。だから減税一辺倒の要求
となって表われる。税調会長の立場上、酒やタバコをはじめ、証券、不動産
などの業界の方々の陳情もよくうける。殆んど100%近くが、「減税せよ、
とりわけ、わが業界を圧迫している税金をまけるべし」とのご意見である。

 過去にどれだけの減税が繰り返されてきたかの知識もない上に、減税財源
はと問うと、まず具体的な案はない。ひたすらわが身に及ぶ税金のことのみ
に関心がある。この頃は、私も「減税で財政赤字が増えると、貴方の子や孫
の世代の増税になるんですよ」と付け加えることにしている。

 陳情の100%近くが減税要求である中で、男女共同参画会議から所得税
の配偶者特別控除の廃止、つまり増税容認の意見書が提出されたのは、いさ
さか驚いた。私の10数年に及ぶ税調生活で、初めてのことであったからだ。

 昨年12回の「税についての対話集会」をやった。その結果、一般の人々
に財政赤字累積、少子高齢社会の将来の下で、「税の空洞化」現象を説明す
ると、将来の税負担増はやむをえないとの判断をしてくれる割合が予想外に
高いことが分った。

 当然のことながらその前提として「納めた税金がムダなく使われること」、
「老後に安心感がもてる社会にすること」などの条件が付いていることを忘
れてはならない。

 世の中は確実に動いているようだ。この面に、新年早々、大きな期待を持
ち、これからの税制改革の審議を進めるつもりでいる。

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[小泉内閣の動き]

● 構造改革特別区域推進本部の初会合(03/01/21)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2003/01/21tokku.html
<ビデオ>http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/2003/01/21tokku.html
  前回を超える651件の提案が出された構造改革特区の第2次提案につ
 いての報告、「構造改革特別区域基本方針」の決定など

● 「改革と展望−2002年度改定」の答申(03/01/20)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2003/01/20keizai.html
  不良債権処理等の改革を集中的に行う「集中調整期間」を2004年度
 まで、デフレ克服の目標時期を2005年度以降とするなどの改定を答申

● アイスランド首相との会談(03/01/17)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2003/01/17iceland.html
<ビデオ>http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/2003/01/17ice.html
  オッドソン首相との会談の模様
  商業捕鯨に向け科学的調査が必要との認識で一致

● 知的財産戦略会議(03/01/16)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2003/01/16chiteki.html
  昨年11月に知的財産基本法が成立したことを受け、今後設置される知
 的財産戦略本部において取り組むべき課題などについて意見交換

● ロシア訪問の記録(ビデオ)(03/01/09〜12)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/2003/01/09russia.html
  日ロ首脳会談など、小泉総理のロシア訪問の模様をビデオで紹介

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[キーワード解説]

● 日本ASEAN交流年2003

 日本ASEAN交流年2003とは、日本とASEAN(東南アジア諸国連合
)諸国の双方が幅広い分野にわたり交流事業を行う今年、2003年のことです。
これは、昨年1月にASEAN諸国を訪問した際に小泉総理が提案し、各国
の支持を得て決まりました。

 ASEANには現在、ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マ
レーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムの10
カ国が加盟しています。

 日本とASEAN諸国は、経済的に強いつながりをもっています。2001年
の日本とASEANとの貿易額(輸出+輸入)は13兆1,963億円であり、日
本の貿易額全体の約14%を占めています。また、2001年度の日本のASE
ANへの直接投資は4,264億円であり、日本の対外直接投資全体の約11%
を占めています。

 この交流年においては、双方が「共に歩み共に進む」パートナーとして、
お互いの協力関係をより強いものにするため、経済分野だけでなく、政治、
社会、教育、科学技術、文化などを含む幅広い分野において、二国間、多国
間、地域レベルで交流事業を実施します。

 政府は、交流事業として、シンポジウム、コンサートやオーケストラの公
演、教員・青少年の交流事業などを主催するとともに、民間や地方公共団体
にも参加を呼びかけ記念事業を盛り上げていくこととしています。

 こうした交流事業に多くの皆様が積極的に参加していただくことにより、
日本とASEAN諸国との相互理解が一層深まることが期待されます。

※ 外務省ホームページ(日本ASEAN交流年2003)
 http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/asean/2003_koryu.html

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[編集後記]

 先々週の当欄で「あけおめ」を批判的に取り上げたところ、「編集後記で
もメルマガとかデフレと省略しているではないか」と読者からのご指摘があ
りました。挨拶ではありませんが、当欄も確かに記号化していました。要は
どこまで許容するかということかもしれません。
 また、先週号でとりあげた旧ソビエト連邦抑留者に関しては、抑留体験者
の方々からお手紙をいただきました。神戸商工会議所前会頭牧冬彦氏からは
ロシアへ出発する前にお手紙を頂戴いたしました。氏は2年半酷寒の地に抑
留され、体調を崩し作業が出来なかったとき、戦友に助けられ、なんとか生
き抜くことが出来たとのことです。その後、氏は乞うて戦友のお嬢さんを養
子に迎え入れました。
 「渺(びょう)たるラーゲリ(収容所)で、そして商工会議所会頭として
対応に追われた、阪神・淡路大震災後の神戸で、国家とは何かを考えた。拉
致事件でもそれを思った。国民を守るのは国家だ。」という趣旨の事を氏は
語っておられます。重い言葉だと思いました。(晋)
安倍内閣官房副長官プロフィール安倍内閣官房副長官
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総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎
編集長:内閣官房副長官 安倍晋三
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)