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小泉内閣メールマガジン 第88号 =========================== 2003/03/27

 今週号も引き続き特別編成にしています。

★☆ おんらいん読者感想 ☆★
  ※メールマガジンの登録者が対象です(4月2日まで)
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□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● 早期の解決を望む

[特別寄稿]
● 小泉総理発言に思う(元在サウジアラビア大使 岡崎久彦)

[イラク関連情報]
● 首相官邸ホームページ(イラク問題関連情報)
● 外務省ホームページ(イラク情勢)

[小泉内閣の動き 〜 イラク関連情報以外のもの]
● 防衛大学校卒業式で訓示(03/03/23)
● 日・ボツワナ首脳会談(03/03/20)

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[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
小泉総理大臣プロフィール
● 早期の解決を望む

 小泉純一郎です。

 米国などによるイラクへの武力行使が続いています。イラク問題に対する
日本政府の考えを改めてお話したいと思います。

 これまで何度も申し上げてきましたが、この問題の核心は、イラクが自ら
保有する大量破壊兵器、生物兵器、化学兵器を廃棄しようとしないこと、国
連の査察に無条件、無制限に協力しようとしないところにあります。

 もしも危険な大量破壊兵器が危険な独裁者の手に渡ったら、どのような危
険な目にあうか。それはアメリカ国民だけではありません、日本も他人事
(ひとごと)ではありません。危険な兵器を危険な独裁者に渡したら、私た
ちは大きな危険に直面するということをすべての人がいま感じていると思い
ます。これをどのように防ぐか、これは全世界の関心事です。

 私は、平和的解決がもっとも望ましい、そういう努力を最後まで続けるべ
きだ、と関係国に訴えてまいりましたが、残念ながらそれに至りませんでし
た。武力の圧力をかけないとイラクは協力してこなかった、しかも、かけ続
けても十分な協力をしてこなかったのです。

 ブッシュ大統領は、これはイラクの武装解除を求めるものであり、イラク
国民に対する攻撃ではない、イラク国民に自由を与える、将来豊かな生活を
築き上げるような作戦だと言っております。私もそうだと思います。日本政
府としても、このブッシュ大統領の方針を支持してまいります。

 日本の戦後の発展の基礎は日米同盟関係と国際協調体制です。日本は第二
次世界大戦の敗戦の反省から、二度と国際社会から孤立してはならないとの
考えでこの方針を堅持してきました。そして、今後もこの方針に変わりはあ
りません。

 日本は米国の立場を支持しておりますが、日本は一切武力行使いたしませ
ん。戦闘行為にも参加しません。この武力行使が速やかに終結して、できる
かぎり犠牲を少なくするような努力をしつつ、今後日本としてイラク国民の
ために何ができるか、イラクの復興のために何が必要か、周辺地域に対する
人道支援をどう進めるか、イスラム諸国との理解と協力をどのように深めて
いくか、そういう点については国際社会と協調しながら、日本は国際社会の
一員としての責任を果たしていかなければならないと思っております。

 日本に対してもいつ脅威が降りかかってくるか分かりません。日本自身の
対応で不十分な場合は、日米同盟関係の強い信頼のきずなを基盤としながら、
日本国民の安全確保に十分な努力をしていかなければならないと思っており
ます。

 アメリカは、日本への攻撃はアメリカへの攻撃とみなすとはっきり言って
いる国です。日本への攻撃は自国への攻撃だと言っている国はアメリカだけ
です。このことが日本を攻撃しようと思ういかなる国に対しても大きな抑止
力になっているということを日本国民は忘れてはならないと思います。

 今回、一時的にイラクに対して全世界の協調体制がとれなかったとしても、
将来必ず多くの国が世界の平和と安定と繁栄のために国際協調の必要性を痛
感すると思います。日本はそのために日米同盟の重要性と国際協調の重要性、
この両立を図っていくという方針に今後も変わりはありません。

 私は、戦闘が一刻も早く終結することを望みます。そして、イラクが一日
も早く再建され、人々が自由で豊かな社会の中で暮らしていけるよう、イラ
クの復興のためにできる限りの支援をしていく考えです。

 話は変わりますが、「千と千尋の神隠し」がアカデミー賞の長編アニメ映
画賞を受賞しました。日本のアニメが文化的にも世界から認められたことは、
たいへんうれしいことです。日本人は大きな力を持っています。アニメに限
らずもっといろいろな面で日本人に活躍していただきたいと思いますし、現
在活躍しておられる方々には大きな励みになるうれしいニュースだと思いま
す。

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[特別寄稿]

元在サウジアラビア大使 岡崎久彦プロフィール
● 小泉総理発言に思う(元在サウジアラビア大使 岡崎久彦)

 小泉総理のイラク攻撃支持表明は近来の快挙であった。

 小泉総理は3月20日の記者会見で、「アメリカは、日本への攻撃は自国
への攻撃と見なすとはっきり明言しているただ一つの国だ。そのこと自体、
日本を攻撃しようと思う国に対する抑止力となっていることを忘れてはなら
ない」と言い、翌21日のブッシュ大統領との電話会談で、ブッシュの開戦
演説について、「貴大統領は、・・自国の犠牲を覚悟で決断されたのであり、
これを支持するのは当然のことである。昨夜も深夜まで国会で質疑を行い、
国民の理解を求めた。米国は日本のかけがえのない同盟国であり、日本も米
国の信頼するに足る同盟国でありたいと思っている」と述べている。

 戦後半世紀、ここまではっきりと日米同盟の重要性の認識を示した総理が
いただろうか。かつて鈴木総理が、日米安保条約は軍事同盟でないという趣
旨の発言をして日米信頼関係を傷つけた事を想い出すと隔世の感がある。

 たしかにワイド・ショーのレベルでは、いまだにイラク攻撃の是非、安保
理決議なしの行動の正当性、そして何よりも戦争すること自体の是非ばかり
論じられ、それが世論調査には影響しているようである。

 しかし、これだけの大事件に際して、責任ある政府が判断の基準とすべき
は、こんな評論家的第三者的な善悪是非論ではない。それはいかにして国民
の安全と繁栄を維持、増進するかである。

 当面日本にとっての関心事は北朝鮮問題であるが、それだけが問題なので
はない。今後日本が直面するすべての政治、軍事、経済の危機の際、日本に
とって死活的に重要なのは日米同盟である。資源の乏しい島国日本にとって、
七つの海を支配するアングロ・アメリカン世界との協調の重要性は明治開国
以来一貫して変わらない。それを見失ったための破滅的な時期はあった。し
かしその後半世紀を経て、日本政府は初めて、国家安全保障の長期的大戦略
を堂々と打ち出したのである。それを敢えてした小泉発言を有り難く思う。


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[イラク関連情報]

● 首相官邸ホームページ(イラク問題関連情報)
 http://www.kantei.go.jp/jp/kikikanri/iraq/index.html
  総理記者会見、緊急対処方針、官房長官記者発表などイラク問題に関す
 る情報を随時掲載

・ イラクに対する武力行使後の事態への対応についての報告(03/03/20)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2003/03/20houkoku.html

・ 小泉総理の記者会見(03/03/20)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2003/03/20kaiken.html

・ 我が国の対応策について(03/03/20)
 http://www.kantei.go.jp/jp/kikikanri/iraq/030320taiousaku.html

・ 内閣総理大臣談話(03/03/20)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2003/03/20danwa.html

● 外務省ホームページ(イラク情勢)
 http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/iraq/josei.html
  外務省の対応策や、邦人保護状況などの関連情報を掲載

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[小泉内閣の動き 〜 イラク関連情報以外のもの]

● 防衛大学校卒業式で訓示(03/03/23)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2003/03/23bouei.html
  防衛大学校の卒業式における小泉総理の訓示の模様
  日米同盟と国際協調の重要性や幹部自衛官としての心構えなど

● 日・ボツワナ首脳会談(03/03/20)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2003/03/20botswana.html
  モハエ大統領との会談の模様
  アフリカ開発における協力関係を強化することを確認

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[編集後記]

 「我が国は、イラク及びその周辺地域の平和と安定の回復に寄与すること
に加え、中東和平問題への真剣な取り組みを続けていきます。また、悠久の
歴史と文明を有するイスラム世界との対話を継続・強化し、幅広い交流と相
互理解を進めていきたいと考えます。」と、総理は国会で演説し、国連難民
高等弁務官事務所からの要請に基づき、イラク周辺国に人道的救援活動を行
うこととしました。
 パレスチナ自治区にも国連を通じて、5億円の食糧支援を行います。シリ
アの難民キャンプに、医療チームも派遣する方向で準備を進めています。多
くの日本人が、危険もある厳しい環境の中で、難民や困っている人たちのた
めに働きます。戦闘が終結すれば−1日も早くそうなることを願いますが−
本格的な復興支援に向けて、国際的な協調体制が、国連のもとで出来上がる
よう、我々も努力していきたいと思います。米英はもちろんフランスもそし
て中東の国々も日本のそうした役割を期待しています。(晋)

※ 外務省ホームページ(我が国の人道・周辺国・復興支援)
 http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/iraq/jsf.html
安倍内閣官房副長官プロフィール安倍内閣官房副長官
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総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎
編集長:内閣官房副長官 安倍晋三
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)