首相官邸 首相官邸 トップページ
首相官邸 コミュニケーション
 トップ小泉内閣メールマガジンバックナンバー
小泉内閣メールマガジン
 

小泉内閣メールマガジン 第100号 100号特別編成 ============ 2003/06/26

★☆ 「らいおんミーティングin官邸」の模様を紹介します!! ☆★

★☆ おんらいん読者感想 ☆★
  ※メールマガジンの登録者が対象です(6月29日まで)

--------------------------------------------------------------------

□ 目次

[特別企画]
● メルマガ100号記念企画「らいおんミーティングin官邸」

====================================================================
[特別企画]

● メルマガ100号記念企画「らいおんミーティングin官邸」

○安倍副長官(編集長)

 皆さんこんにちは、私は編集長を務めております官房副長官の安倍晋三で
す。はじめまして。

 ようこそいらっしゃいました。本日は、メルマガ100号記念企画として、
読者と総理が語る「らいおんミーティングin官邸」を行います。3000
名の方々に応募をいただき、極めて厳正な審査を行いまして、私の選挙区は
山口県なんですが、全員が落選をするという、本当に厳正な審査を行った結
果、皆さま方が選ばれました。

 ちょっと雰囲気が固い状況ですが、総理のあいさつが終わりますと、テレ
ビカメラ1つ残して退場しますので、アットホームな雰囲気で進めていきた
いと思います。総理と直接一問一答できる機会ですから、この機会に、メル
マガ読者の代表という気持ちで、どしどし、びしびしと質問していただきた
いと思います。

 私の立場としては余りびしびしやってもらっては困るなという感じはあり
ますが、それは気にせずに気楽に質問してください。
 それでは、最初に総理からお話をいただきます。

○小泉総理

 ようこそおいでいただきました。

 3000名の中から20人というのは大変なことだと思います。今日こう
して各地区からわざわざ官邸にお越しいただきまして、まことにありがとう
ございます。

 今日は国会の審議が朝9時から、いま5時までおこなわれておりまして、
心配したんです、いつやるのかなあと。国会審議が終わってからということ
でしたが、国会審議より皆さんと話すことを楽しみにしておりました。

 皆さんカメラが多いと緊張すると思います。あとでカメラは出ていただき
ますから、あとは皆さんとざっくばらんに肩の力を抜いて、日ごろの率直な
思いを語り合いたいと思います。

 今日は本当にご苦労さまでした。よろしくお願いします。

※ 小泉総理の冒頭のあいさつは映像でご覧になれます。
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2003/0625lion.html


○小泉総理

 もうざっくばらんでいいですよ。

○安倍副長官

 それでは、1人ずつご質問をいただくことになってますので、私が指名さ
せていただきます。こちら側から順ぐりにいきますので、皆さん心の準備が
できていいのではないかと思います。

 お名前を呼びますので、質問をしていただきたいと思います。それでは、
よろしくお願いいたします。

○外交(20代・女性・東京都)

 上智大学の4年生です。総理への質問ですが、世界各国の首脳とお話なさ
るときに、政治以外のプライベートで、例えばどのような話をされるんです
か。共通の話題などあるのでしょうか。お聞かせください。

○小泉総理

 これは、首脳と会うときは、プライベートな話題は大変大事なことだと思
います。仕事の話ばかりだと固いでしょう。どうやってお互い親しみを増す
ことができるかということをいつも心掛けています。

 私が初めてブッシュ大統領と会談したときも、映画の話から切り出したん
です。『真昼の決闘』という、ゲーリー・クーパーとグレース・ケリー、こ
れは私の世代、今、私、61ですけれども、私が子どものころ観たんだから、
40年くらい前ですかね。恐らく50代以上の人は知っているでしょう。グ
レース・ケリーは女優の後、モナコ王妃になりました。ゲーリー・クーパー
は我々の世代はみんな知っています。アメリカでは、40代以上の方はほと
んど知っていますね。ブッシュ大統領も当然知っていて映画も観ています。
『真昼の決闘』は、悪人を倒して、最後は、グレース・ケリーと一緒に街を
出ていくといういい映画です。その映画の話で意気投合したんです。

 シラク大統領は、相撲が詳しい。驚いちゃうぐらい詳しいです。サミット
の合間も、ちょっと目配せしてきて何だと思ったら、シラク大統領が自分の
秘書を呼ぶんです。そうしたらメモが私のところに回ってくるんです。魁皇
が優勝しそうだとかね(笑)。

 それから会うと貴乃花関の膝はどうかとか、もう相撲は本当に詳しいし、
シラク大統領はもう40回以上も日本を訪問しています。大統領、首相でこ
んなに来ている方は他にいないでしょう。日本人だって、一人の国会議員が
40回以上訪問することはないといっていいんじゃないですか。それほど日
本ファンなんです。そういう話から始めると、一気に親しみが増してくるで
しょう。

 プーチン大統領だって、柔道をやってますし。ドイツのシュレーダー首相
とは、私がバッハ、ブラームスやワーグナーなど音楽好きでしょう。音楽か
ら入っていくと、意気投合するんです。これは非常に大事なことだと思いま
す。そして、仕事の話になる。

 誰でもそうですが、何か共通の話題があると話がはずみますね。海外の首
脳と会うときは個人的な趣味は何かと調べて、事前調査しながら本題の会談
に入っていくことを心掛けています。

○安倍副長官

 今の総理のお話も大変話がはずみましたが、20名全員にお話を伺いたい
と思いますので、よろしくお願いします。
 
○経済(30代・男性・大分県)

 私は、24名の社員で中小企業の社長をやっています。地方経済も未曾有
な景気低迷の中にありますが、変化を恐れずに挑戦していくことをモットー
に、社員一丸となって頑張っています。

 私を始め全国の中小・零細企業の社長さんに是非総理からエールをいただ
ければと思います。その一言を明日からの糧にして頑張っていきたいと思っ
ています。
 
○小泉総理

 本当に厳しい状況で御苦労されていると思いますが、日本は言われている
ほど「だめだ。だめだ。」という企業ばかりではないと思います。こういう
苦しい中でも努力している中小企業はたくさんあります。

 この前大阪に行ったときに、東大阪市で、人工衛星から歯ブラシまでつく
っている中小の会社が20社くらい集まって、3年後には人工衛星を上げよ
うと頑張っています。大阪で失業者の多い中、中小の企業が集まってそうい
う夢のある話をしている。その社長さんに会って話をしたことが、新聞にも
報道されたんです。アメリカのボーイング社の部品の仕事もやっていると。

 宣伝したことで、今度は外国に留学していた若い人が、こんな会社がある
のなら日本に帰ってきて仕事をしたい、ともどってきてくれる。そういう元
気な会社もある。

 スキーのゴーグルがあるでしょう。雪が降ると曇って見えにくいらしい。
大阪のある中小企業が曇らないゴーグルを考えたんです。これが一挙にオリ
ンピック選手の中ではやって、今やかなりのシェアを占めているそうです。

 それも私が取り上げたんです。だめだだめだと言いながら、頑張っている
ところもあると。そうしたら、先日、いいことを取り上げてくれましたとい
って、こういうサングラスもつくっていますということで、それを送ってき
てくれました。私はこの前、アメリカ、エジプト、サウジアラビアに行くと
き、中東は暑くて、日差しも強いよといわれたので、そのサングラスを持っ
ていったんです。それをピラミッドのところでかけたら、新聞記者から、イ
タリア製ですか、フランス製ですかと聞かれ、いや実は日本の中小企業のも
のだとこたえました。

 皆が、だめだだめだというときこそ頑張るチャンスを見出していただきた
いと思います。

○安倍副長官

 あのサングラスは、私もフランス製だと思っていました(笑)。

○税制(40代・女性・京都府)

 私たち毎日買い物をしていまして、消費税が当然かかりますよね。現在5
%です。何かあと何年かわからないですが、十何%とかにだんだん上がって、
最終的にはどれぐらいになるのでしょうか。

○小泉総理

 よくおいでいただきました。お一人でですか。大したものだ。車イスで、
ここまでおいでいただきました。京都から新幹線ですか。ありがとうござい
ます。

 消費税の話ですけれども、私は在任中、消費税率は引き上げないと言って
いるんです。確かに、政府税制調査会の答申で、将来引き上げるという方向
がでていますが、厳しい財政状況ですけれども、私の内閣の役割というのは、
徹底した行財政改革、歳出の見直し、無駄な部分を省いていく。税金の使い
道を厳しく見直していこうと。「民間にできることは民間に」、「地方にで
きることは地方に」という考えで進めてきました。

 最近は民間企業が公共的な分野にたくさん進出しています。電気もガスも
そうでしょう。公共的な仕事に民間会社が、あるいは郵便でもそうですね。

 民間にできることはもう民間にやってもらった方がいいと、なぜかという
と役所が民間と同じ仕事をする場合は、利益が上がっても税金は納めないん
です。民間の会社は、利益を上げないと倒産しますから、利益を上げようと
思って必死です。

 また、民間企業は複数で常に競争している。安い商品を出す。ほかよりい
いサービスを提供しようと努力しています。同じ仕事だったら役所が手を引
いて民間がやった方が税金を使うのではなくて、税金を納めてくれるからは
るかにいいのです。

 行財政改革もそういう面から、特殊法人の廃止。これからは郵便事業も民
間にできることは民間に参入してもらうということで進めています。

 もうこれ以上、予算をカットしたら国民が困るという段階になれば、それ
でも国でやるべきことがあるから、消費税の引き上げもやむなしという声も
出てくるかもしれない。しかし、今、その状況じゃないでしょう。もっと行
財政改革を徹底してやります。

 今年9月に総裁選挙をやります。仮に私が再選されたとしても、任期は3
年しかない、再選されるかどうかはわかりませんよ。自民党には、小泉再選
は100%ないと言っている人もいますから。わからないけれども、仮に再
選されたとしても3年間です。その間は、消費税は引き上げないで、歳出の
見直し、行財政改革をやって、効率的な政府にしていく必要がある。だから、
私は在任中は消費税率は引き上げませんと言っているので、これは本当にそ
のつもりです。

 後の内閣まで、私が縛ることできませんから。次の総理がどういう判断を
するかということに対して、今、私が言うべきことではない。しかし、私が
総理大臣をしている間は、消費税は上げません。

○安倍副長官

 極めて中身の詰まったお答えだったと思います。続いて、お願いします。

○若者(10代・男性・山形県)

 高校3年生です。
 まず、総理、国民がいつもお世話になっております。

○小泉総理

 ありがたい。そんな言葉、初めてだな。いつも批判ばっかりされているん
だけれども。

○参加者

 今回のミーティングに当たったときも、先生方の方が興奮してしまって、
なだめるのに大変でした。

 私の質問はただ一点です。総理が若い世代に期待することは何かお聞かせ
ください。

○小泉総理

 私の若いときも、いまどきの若い人はなってないと言われました。いつの
時代もそう言われるんです。私もたまには若い人に向かって言いたくなると
きもありますよ。しかし、ああこれは自分も言われてきたんだなと。見ると、
今の若い人はしっかりしている人もたくさんいます。

 若い人は将来があります。日本はだめだだめだと言えばきりがありません
が、他の国に比べればいいところもたんさんあります。チャンスがいっぱい
あります。

 だから、弱気にならないで、前向きに、自分で将来のために、今、何をす
ればいいか、向上心を忘れないで、将来に備えていただきたいと思います。
今日限りではない、明日のために今がある。

 先日、ある有名な会社の社長をしていた人から、いいことを聞きました。
入社試験で、どういう若い人を採って、入社した人たちにどんなことをいう
のですかと聞いたら、3つしか言わないと。人間、明るく、元気に、声が大
きければ何とかなると。これだと。こういう人は必ずまわりから好かれ、好
感を持たれる。元気が出る。確かにそうですね。明るく、元気で、声が大き
いと。逆を言うと、暗くて、元気がなくて、声が小さいと、まわりも沈んで
しまう。なるほど、社長の言葉はいいなと思いました。

○安倍副長官

 だいたい政治家は全部、明るく、元気で、声が大きいですが、うるさくて
しょうがないですね(笑)。

○若者(10代・女性・東京都)

 高校2年生です。
  質問する前にごらんいただきたいものがあります。私、今、学校で生徒会
役員をしています。毎年発行している1年間のまとめの雑誌です。

 総理の若いころと比べて、現代の若者に不足しているもの、逆によい点は
何かをお伺いしたいと思います。

 若者の間に実際にアンケートをとってみますと、自分たちも本当に品性が
落ちているだとか、マナーがなっていないというような反省もあるんですけ
れども、その一方で頑張っている中高生がいるのも事実でして、両方お教え
いただければと思いました。

○小泉総理

 今も話したでしょう。似ているんだけれども、どの時代でもいい点、悪い
点あると思うんです。しかし、それぞれの持ち味をどう生かしていくかとい
うことについては、やはり努力も必要です。勉強も必要です。刹那的に過ご
さないで、どうやって自分を高めていくか、そういう気持ちを持ってもらう
ためにはどうしたらいいか、これは非常に難しいんです。まわりも、本人も
ね。人から言われなくても、自分でどんどん勉強する人もいるし、言われた
ってなかなかやらない人もいるしね。それから、自分が興味をもつことを、
どうやって見つけていくかというのは、一言では言えないけれども、できる
だけ今の生活を大事にして、自分にできることは何かということを考えなが
ら、毎日を過ごしていただきたいと思います。

 この雑誌は学校で作っているのですか。

○参加者

 はい、後ろの方に私も編集後記を載せていただいています。
 是非ごらんになっていただきたいと思います。

○小泉総理

 ありがとうございます。

○安倍副長官

 同じ編集長同士で、大変だと思います。
 続きまして、お願いします。

○健康法(70代・女性・埼玉県)

 今日は官邸にお招きいただきまして、本当にありがとうございました。こ
んなに近くに首相を拝顔できまして、夢じゃないかとさっきちょっとつねっ
てみましたけれども、痛かったので現実のことと本当に喜んでおります。あ
りがとうございました。5月29日のメールだったでしょうか。5日間の間
に地球を1周なさったと書いてありました。お帰りになってからも、国会で
毎日お忙しく、本当に首相はどのような健康法をしているのか。強靭な精神
力や信念をお持ちのようですが。今日は私が最高齢のようでして、年を取り
ますと健康ということが一番心配になるんです。健康法をお伺いしたいと思
います。

○小泉総理

 アメリカ、エジプト、サウジアラビアを回ってきたときは、太平洋を渡っ
てテキサスでしょう。それから、大西洋を渡ってエジプト、サウジ。そして
日本に帰ってきて、地球1周ですね。あのあとは時差でまいりましたよ。1
週間ぐらい時差が抜けなかったですね。健康というと、結局、今の私にとっ
ては、休みのときに寝ることですね。寝ることが一番重要だと思います。寝
が浅いと、もう翌日疲れてしまってしようがないんです。よく居眠りしてい
ると言われるけれども、運動よりも今は、私の健康法は休みのときはよく寝
ること。寝ることは、やはり人間の疲れを回復させる一番のことだと思いま
す。

 健康三原則ってあるんです。食事、正しい食生活に気をつける。適度の運
動。十分な休養。十分な休養なくて運動すると、かえって体が疲れてしまう。
だから、私は毎日きつい日程ですけれども、休みのときぐらいはずっとパジ
ャマで過ごして、寝たり起きたり、もう目覚しをかけないで寝たいときに寝
る。それが一番の健康法です。

○高齢者(70代・男性・神奈川県)

 横浜から参りました。
 私、今、台場の日本科学未来館でボランティアをやっていますが、たくさ
んのボランティアがいます。若い人に混じって熟年のボランティアが大変に
はりきってやっているんです。その一方で、やってない人に聞くと、ボラン
ティアはどうしたらできるのかという質問を受けるんです。知らない人が結
構います。

 熟年はこれからもますます増加していくわけですし、そういう人たちの熟
年パワーを計画的に、組織的に活用できるようにすれば、相当な力になると
思うんですけれども、お考えをお伺いしたいと思います。

○小泉総理

 もう60歳以上で定年というのは、60代の人から見れば、まだまだとい
う気持ちがありますね。

○参加者

 やる気があるのにほうり出されたという感じがあります。

○小泉総理

 しかも経験があってね。「人生50年」から、今や平均寿命が80歳です
から、しかも100歳以上の方が1万1000人を超えたんでしょう。決し
て80歳も長生きの部類にならなくなった時代ですから、熟年の皆さんが今
までの経験を生かして、ボランティアをやりたいというのは、政府としても
いかにそういう方々に頑張ってもらうかということで、いろんな施策を講じ
ています。各地域で意欲のある方をいかすような窓口を設けたりしていると
思いますが、やっていなかったら、早速そういう声をくみ上げることができ
るような対応を取っていきたいと思います。

○国民への期待(20代・男性・大阪府)

 現在、大阪市立大学の大学院に在籍しております。本日は、このような場
を設けていただきまして、本当にありがとうございます。

 私からの質問ですが、総理は構造改革を始め、景気対策、外交問題など、
さまざまな分野において国民一人ひとりから期待される立場にありますが、
逆に、総理自身が若い世代だけでなく、我々国民一人ひとりに期待している
こと、あるいは期待することがおありでしたら、お教えいただきたいと思い
ます。

○小泉総理

 これは結局、どの国も発展は人です。人間の力、人材養成、教育も含めて、
この人間の持っている力をいかに伸ばしていくかが大事だと思います。そう
いう点については、教育の重要性は言うまでもありませんが、その人の力を
発揮する基本は、つまるところそれぞれの国民、市民一人ひとりが自ら助け
る精神、自らを律する精神を持つことだと思います。人のせいにしない。自
分の努力で自らの能力を高めていく。足りないところは人の助けをもらう。
その前に、自分も努力しようと、自分を助けようと、自分が自分を助けよう
と努力している姿を見ると、他人も必ず救いの手を差し伸べます。

 それと同時に、自分を律する心。希望なり欲望は無限ですが、誰もが欲し
いものが手に入るわけではない。寝たいだけ寝て、食べたいだけ食べて、遊
びたいだけ遊んで、それでは自分の能力はなかなか向上しない。ある程度、
自分を律しながら、どうやって自分を助けるか。だから、自らを助ける精神
と、自らを律する、制御する精神、これがどこの国の国民のどんな世代にも
一番大事だと思います。

○観光(30代・女性・福岡県)

 日々、国政の御苦労、本当にありがとうございます。

○小泉総理

 ありがとうございます。そういうことを言われると、こちらこそ感謝申し
上げたい。

○参加者

 私からの質問なんですけれども、小泉内閣では我が国を観光立国にされる
ということで、500万人の観光客を呼び寄せるというような計画を立てて、
先日の総理の欧州歴訪でも各国の首脳にそのアピールをされてきたというふ
うに伺っております。

 具体的には、これからどういうふうにされるのかということをお聞きした
いんですが、私からの提案としましては、総理自らが日本をアピールするコ
マーシャルをつくられて、それに出演されたらどうかと思っているんです。

 前に韓国の金大中大統領がそういうコマーシャルをつくられて、福岡は韓
国と近いものですから、かなり流れたんですけれども、非常にアピールがあ
ったんです。びっくりしました。金大中大統領の後ろに韓国の方がみんな並
んで、韓国に来てくださいというようなアピールだったのですが、日本の場
合は四季折々いろいろありますので、その四季折々の風物の中に、例えば総
理が桜吹雪の中に着物を着られているとか、お手前をされているとか、夏は
子どもたちと一緒に金だらいに足を突っ込んで花火を見たりとか、そういう
非常に日本のいい四季をアピールし、かつ総理がそういうものを自ら先頭に
立ってされるというのは、非常に、特に欧米にはアピールするんではないか
と思っておりますけれども、いかがでしょうか。

○小泉総理

 日本は観光資源が眠っているとよく言われます。日本はいいところがたく
さんある、気づかないだけだと、観光というのはすべての人が楽しめるもの
なんです。日本は今、去年1600万人ぐらいの人が外国旅行をしているん
です。ところが、外国から日本に来るのは500万人ぐらい、かつて500
万人ぐらい外国旅行に行き出したとき、倍増しようと、1000万人ぐらい
外国に行けるようにしようと、その目標は突破してしまった。今度は、逆に
今、500万人ぐらい日本に来ているのを2010年を目標に1000万人
にする。経済活性化や地域の振興にも役立つということで、各地域がもっと
外国人に来てもらうような、魅力ある地域づくりをしてもらうということで、
今、具体的にどういうことがいいかということを各役所が総合的に、地域と
も連絡をとりながらやっています。パリだけで外国旅行が5000万人、日
本全国で500万人、日本は少なすぎるということで、この2010年に倍
増しようというのは夢じゃないと思います。これは皆さん、地域にもよく考
えてもらうということでやっていきたいと思います。

○安倍副長官

 ちなみにキャッチフレーズは、「ようこそジャパン」と、御存じでした?

○参加者

 何か扇大臣が言われてませんでしたかね。

○安倍副長官

 だんだん浸透してきましたね。

○小泉総理

 「ビジットジャパン」と、「ようこそジャパン」。

○総理の責任(20代・男性・静岡県)

 2年前の選挙応援演説で浜松に来ていただいたときに、初めて総理を見ま
して、そのときの人々の注目する姿を見て時代が変わるかなと思ったんです
けれども、そこで質問なんですが、総理という立場は確固たる信念と自信が
ないと務まらないと思います。刻々と変化する国内情勢、国際情勢などによ
り大きな決断が必要となって、一般の人が思っている以上にその重圧という
のが大きいと思うんですけれども、どのようにして重圧をはねのけたり付き
合ったりしていますか。

○小泉総理

 総理になってみると、重圧とか緊張というのは予想以上ですよ。毎日、そ
の重圧と緊張の中で過ごしていますけれどもね。そのときどきで全力を尽く
すということでやっています。

 どれが大事かというのは人によって違いますけれども、総理大臣になると
全部が大事になってしまうんです。各役所の重点事項は全部違います。それ
ぞれの人が大事と思うことは全部大事になってきますから、気が抜けないん
ですね、気が抜けないからこそ、休みのときはゆっくり寝ているということ
になるんですが、何やっても批判されますけれども、そのときどきは、これ
は正しいと思って決断するしかないんです。そういう気持ちで、結果、責任
は自分がとろうという気持ちで毎日送っております。

 ストレスがどうかと、何がどうしてと迷っていると次のストレスが来ます
から、新しいストレスが古いストレスを追放してくれるんですよ。だから、
くよくよしている暇はないんですよ。そういうのが健康法かな。

○環境(50代・女性・福岡県)

 私は、地球環境問題にとても関心があります。北九州市は、エコタウンな
ど、環境の先進都市だと思います。公害を克服した市でもあり、現在は、と
ても美しい町です。これは、市民の力も大きかったと思いますが、これから
はもっとごみの分別の徹底をし、その分別収集品からリサイクルなどをする
循環型にしなければならないと思うのです。

 北九州市民としては、ドイツのフライブルグのような環境の町、それから
シンガポールのようなきれいな町を、この2つを併せた真に美しい都市を目
指していかなければならないと強く思っております。こんな私たち市民と行
政にお言葉をいただきたいんですが。

○小泉総理

 環境ゴミゼロ作戦、循環型社会、これは小泉内閣が最も力を入れている課
題のひとつです。就任以来、政府の使う公用車は全部低公害車を使う。私が
就任したときには1割ぐらいしか使っていなかったんです。理由は、普通の
車より高いからです。しかし、高くてもこれから低公害車、3年間で全部低
公害車を使うと言ったら、民間の自動車会社が設備投資したでしょう、値段
も安くなったでしょう。そういうふうに資源を無駄にしない、再生資源とし
て利用していく。今、役所でも昼の御飯の生ごみ、これを全部再生利用でき
るようにしている。ペットボトルなんか、今、ほとんど100%再生利用で
きるようになったでしょう。タイヤだって、今、80%以上、捨てられたタ
イヤも再生利用する。木材だって、今、古い建築物を壊した後の廃材もコン
クリートも、また新しい材料として使えるように技術が発達している。

 環境、資源、これは日本は世界の中で最も力を入れている国だと思います。
これはどんどんこれからも進めていきたいと思います。世界一厳しい排気ガ
ス規制なども進めていますから。

○安倍副長官

 また、町並みをきれいにするというのは、メルマガから生まれた政策とい
うか、緑陰道路と電線類の地中化というのは、メルマガで一番反応が多かっ
た投稿だったんですが、今、その政策も進めております。
 続きましてどうぞ。

○外交(30代・男性・鹿児島県)

 私が、総理にお伺いしたいのは、北朝鮮による日本人の拉致事件に関して
です。私の県にも被害認定をされている方もいらっしゃるんですが、やはり
人権の問題ではないかと思います。また、これを解決できるのも政治の力だ
と思います。

 先ほどの質問の中で、消費税率の引上げに関して、総理の方から、在任中
は、税率を上げることはないという確固たるお言葉がありました。この問題
に関しましても、また総理のリーダーシップで、例えば、在任中に必ず解決
をするんだというような御決意といいますか、解決に向けた総理の方針をお
聞かせいただきたいと思います。

○小泉総理

 北朝鮮の問題、これは昨年9月17日、初めて北朝鮮を訪問して、金正日
総書記と会談して、拉致の問題が明らかになったわけですね。

 この問題は、日本だけでは無理ですので、アメリカや韓国、中国、ロシア、
国際機関とも連携していかなければならないということでやっています。

 今、ようやく国際社会が大きな関心を持ってくれるようになりました。サ
ミットでも、何故、北朝鮮は日本人を拉致したのか不思議でしょうがないと
いう意見。私が説明しているうちに出されたんですが、私も率直に言って不
思議でしょうがない。

 5月の連休中にはイギリス、スペイン、フランスやドイツ、そしてEUの
会議でもこの北朝鮮の問題を話しました。

 そういうことがだんだん理解されてきて、エビアンサミットでも、はっき
りと触れられていて、ASEANの会議でもそうです。国際社会は北朝鮮に
関心を持ってきています。無謀なことはやめるように、北朝鮮に対して粘り
強く働きかけていくしかないと思います。できるだけ早く解決していきたい。

 これは、日本だけの話ではなく、相手があることですので、今後とも、は
っきりといつまでに解決するということが言えないのが残念ですが、この問
題を是非解決して、日本と北朝鮮との政治を、地域全体の安定、また世界の
安定に資することができるように、これからも粘り強い努力を続けていきた
いと思います。

○安倍副長官

 また、国民の皆様の声も大きな力ですから、支持をいただきたいと思いま
す。

○メルマガ読者の声(30代・女性・福岡県)

 「らいおんはーと」に寄せられた声が政治に、もしくは総理の思想に影響
を与えたことはありますか。印象に残ることがあれば教えてください。

○小泉総理

 私が全部目をとおすわけにはいきませんけれども、秘書官がよく整理して、
こういう意見が来ましたと整理して持ってきてくれる。中に、実際の文があ
るんですけれどもね。

 一番感激するのは、批判ではなくて、頑張ってください。私は総理を信じ
ています。これはうれしいですね。私の活動を見守っていただいている。そ
れで信じてくれている。その信じている人の期待を裏切らないように頑張ら
なければいけないという気持ちで、いつも見ています。

○安倍副長官

 皆さんからいただいた意見、かなり多くの意見をいただいておりますので、
それを秘書官が整理をしまして、代表的なものは総理にごらんになっていた
だいております。

 ちなみに、私は批判的な意見を先に見て、応援していただく意見を後に見
ると、そうすると気持ちよく終われるということになって。

○小泉総理

 似ているな。

○経済(50代・男性・千葉県)

 いつも御苦労様です。是非、この20人のエネルギーを持って行かれまし
て、国会を乗り切ってください。

 私が今一番心配しているのは、私は54歳なんですが、社会保障がかなり
減額されてきているということです。社会保障について、小泉さんがされて
いることは確かにわかるんですが、国民は将来の不安があって、消費の代わ
りに貯金に回していると思うんですよ。個人消費が順調に進めば経済が回っ
ていくと思いますので、そのことをお伺いしたい。

○小泉総理

 社会保障は大事なことは言うまでもないんですが、よく年金は損だという
人がいるんです。そうじゃないんです。年金は損だからもう掛けないとかい
って、民間の保険に入っている人がいるんです。民間の方が有利だと、これ
はとんでもない誤解なんです。なぜなら、民間の保険には税金が投入されて
いません。物価スライドもありません。国民年金にしても、厚生年金にして
も、ちゃんと税金が投入されているんですから、これほど有利なものはない
んです。

 ところが、給付と保険の関係、これが今後どの程度の給付がいいか、どの
程度の保険料負担ができるかと、これはこれからの問題で、ともかくこれは
持続させなければいけない。  

 今まで、4人か5人の若い世代が、1人の高齢者を支えてきたという段階
から、今のままでいくと2人欠けますね、2人で1人の高齢者を支える。こ
れはとても持続は無理だろうと思います。若い人は、保険料は安い方がいい
し、高齢者は給付が多い方がいい、どこでアンケートをとってもそうですよ。

 しかし、両方ともお互い支え合っているんですから、両方のバランスを考
えて、これから持続させていかなければならない。幾ら不利だ、不利だとい
う人がいますけれども、そうじゃない、公的年金は一番有利なんです。全体
で支え合っているから、そういう点の理解を得れるように、今年から来年に
かけて年金の問題は、じっくり国民の意見を聞きながら進めていきますから、
この年金と医療と介護、これは社会保障の、これからの高齢者社会の基本で
すから、この点は持続できるようにしっかりとやっていきたいと思います。

○保育(30代・女性・大阪府)

 0才児をもつ会社員です。現在、育児休暇中ですが、10月から職場に復
帰したいと考えています。でも、保育所は空きがなくて、4月からにしてく
ださいといわれてびっくりしました。待機児童ゼロ作戦というのを進めてい
らっしゃるのは知っているんですけれども、なかなか具体的な解決がないと
いうか、現在、実際に困っているので、解決できない根本的な原因というの
は一体何なのかということをお聞かせください。

○小泉総理

 地域によって、また保育所によっても違うと思いますが、私が就任してか
ら掲げたのは、待機児童ゼロ作戦。私が就任した2年前まで、15万人の待
機児童がいる、これを3年間でゼロにしようと。ということは、5万人ずつ
増やしていくと、これは今、着実に進めています。

 ところが、難しいのは、恐らく、この目標が達成されて15万人でいいか
というと、もっと増えるでしょう、まだ足りないということになってくると
思います。しかし、今言った、私が就任して以来の15万人待機児童をなく
そうというゼロ作戦は着実に進めています。予算も付けています。

 同時に、民間でもできるところはどんどんやってもらおうということで、
公設民営とか、民間にもどんどん入ってきてもらおうというような規制緩和
も進めております。
    
○将来ビジョン(40代・男性・京都府)

 不況と言われてかなり長いんですが、いろいろな考え方はあると思うんで
すけれども、私自身は、この先も不況というか、バブルのような時代は多分
来ないだろうと考えています。

 ただ、ここで必要なことは、価値観の転換と、精神的な安定と思っていま
す。私は子どもが2人いますが、子どもたちには、どのような未来があるの
かなということを常々心配しています。

 総理の未来へのビジョン、その一端でもお聞かせいただければと思います。

○小泉総理

 短くいうのは、非常に難しい質問ですが、これは今の不況をどうやって克
服するか苦労している日々です。日本の潜在力をいかに発揮させるかという
ことで、「民間でできることは民間に任せていこう」と、あるいは「地方で
できることは地方に任せていこう」と、不良債権処理を進めていこうとか、
あるいは規制の面、もっと民間の意欲のある人が参加できるように規制を改
革していこうと。あるいは、予算が限られている中で、どうやって重点化を
図っていくかと、成長分野にどうやってつなげていくか、そういう歳出の見
直しや、税制については、厳しい状況でも、減税を先行させようと。酒とた
ばこは増税だとよく批判されますが、それらを合わせても2000億円です
よ、2兆円減税しているんですから、そういう厳しい中でも税制改革をして
いかなければならないということで、これが将来持続的な民間主導の成長に
つなげていけば、もっと雇用も増えるんではないかと、企業もやる気を出し
てくれるんではないかというようなことによって、多くの国民がいろんなチ
ャンスをつかめるような環境を整備していきたいというのが、小泉内閣の主
眼なんです。非常に抽象的ですが、これをできるだけ早く、そのような意欲
を盛り上げていきたいというように思っております。

○教育(60代・女性・富山県)

 老人が大変多くなっていますが、死ぬその日まで元気で生きていたい、そ
うすれば老人介護の負担は少なくなるはずです。

 それで、私は介護の仕事と教育支援の仕事をしています。ボランティアで
す。子どもの世話をしていると大変元気をもらえます。

 そこで私が思いますのは、少子化で大変教育の現場に、空き教室が多くな
っております。それを活用して、地域の子どもとふれあうことのできる、そ
ういうシステムを文部科学省が主導になってつくっていただけないかという
ことです。

 公民館とか社会教育ではやっておりますが、イベントもありますが、それ
では月に1回とか、青少年の家でもそうなんですが、一時的にしかできない
ので、恒常的にやることによって、60になったらどんなになっていくのか、
80になったら自分はどのように生きていくのかということが、小学生の子
どもにも間近にわかるんではないかと思います。そういうことで、異世代交
流のできるような教育現場の空き教室を使用できないでしょうかということ
を提案したいのです。

○小泉総理

 これは、空き教室をどんどん利用するように奨励しているんです。今まで
は学校は学校、教育施設しかだめだというような考えでしたけれども、最近
は違います。空き教室はどんどん利用するように進めていますので、その点
では各地域で利用が進んでいると思います。これからも利用を促進するよう
に、政府としてもすすめてていきたいと思います。

○民間活力(60代・男性・神奈川県)

 私は、今から十数年前に、リストラクチャリング、つまり首切りじゃない
ですけれども、自らをリストラクチャリングして、それで会社をおこして、
コンピュータ関係の仕事をしています。新しい人たちを入れながらやってい
ますが、総理がおっしゃっている改革なくして成長なし、これをどうしてみ
んな理解していただけないのかなとつくづく感じています。

 官庁の業務の一部をアウトソーシングして業務の効率化や経費の節減など
をしてはいかがでしょうか。

○小泉総理

 これは賛成ですよ、これはできるだけ、民間にできることは民間に任せな
さいということで進めていますし、何でもかんでも役所がやればいいという
のではなくて、役所が民間の仕事を手伝わないとだめなんだということより
も、今まで役所しかできなかった分野でも民間でできることがある。それを
民間にやってもらうと、官は民間の補完ではなく、むしろ官の分野だと、公
共的な分野にまで民間がどんどん参入してもらう、侵入してもらうと、その
方が活力が出てくると思います。それをどんどん進めていきたいと思います。

○安倍副長官

 よろしいでしょうか、どうもありがとうございました。

○教育(40代・女性・東京都)
 私は、今、中学3年生と小学校5年生の子どもがいます。二人とも公立の
学校に通っていますが、ゆとり教育が実施され、塾に行かなければ、偏差値
が30〜35程度の私立中学にも入れない。お金もかかり、親の年収と、子
どもの大学受験のときの偏差値が比例しているといわれています。私たちが
小学校や中学校で学んだときよりもどんどん教科書が薄く、浅くなってきて、
すごく心配しています。

 私としては、学校は勉強しにいくところで、もちろん、社会勉強もするん
でしょうけれども、基本は、勉強するところ。

 学校のお勉強が浅くなれば、親は、塾に行かせたりとか、そういう部分で
子どもも親も負担が大きいですし、是非、学校できちんと基礎力を付けなけ
ればならないと思うんです。これからの公共の教育のあり方について総理の
考えを聞かせてください。

○小泉総理

 私は、必ずしも詰め込み教育がいいとは思っていないんですけれども、学
校でも習熟度別授業というのをもっと推していいんではないかと思います。
わからない子がわからない授業に出て、これほどつまらないことはないんで
す。逆にわかっている人が、もうわかり過ぎているぐらい易しい問題も面白
くない。

 習熟度別編制というのは、今までなかなか認められなかったことで、よう
やくこれを奨励することになってきました。

 わからない子にはわかるように、わかる子にはどんどん上がっていくと、
そういう編制がいいんではないか、これを進めています。

 先生も、必ずしも教員免許を持っていなくても、意欲があり社会の経験の
ある方も教育の場に参加してもらうという形で進めています。

 長い人生を見れば、偏差値だけではないから、やはり子どもを大きく包ん
で、期待を持ちながら、しかることばかりしないで、7つほめて3つしかる
ぐらいにして、意欲を持たせるような、そういう教育がいいかと思います。

○安倍副長官

 小泉内閣も米百俵の精神で、規制改革に取り組んでおります。
 それでは、いよいよ最後です。よろしくお願いします。

○視覚障害(10代・男性・東京都)

 皆さん、何かすごく日本のことを考えていて、私だけ何か個人的なことに
なってしまうんですが、せっかく総理に会うということなので、私は(全盲
で)自分の顔を鏡というもので見たことがありません。せっかくですので、
小泉さんに私の顔を、格好いいとか、ハンサムだとか、そういう短い言葉で
はなくて、私の顔を説明していただきたいなと思いまして。

○小泉総理

 格好いいよ、スマートできりりとしていて、本当にそうだよ。あなたみた
いな外国人の映画俳優をみたことがあるよ。スマートで、名前は知らないけ
れども。よく来ていただきました。

○参加者

 ありがとうございます。

○小泉総理

 視力を失った方で、和波(わなみ)さんというバイオリニストがいるんで
す。それから今、川畠(かわばた)さんという若い人もいます、この方も小
学生のときに視力をなくしたのかな、この前、演奏会に行きました。すばら
しい演奏でした。ピアニストで梯(かけはし)さん、この方も視力がなくて
演奏している。我々はいくら目が見えても、あんな素晴らしい演奏はできま
せん。彼らをみると本当に感心します。あなたも障害で苦労されていると思
うけれども、ここに来ていただいたということはすばらしいことです。我々
が勇気づけられますよ、あなたのように頑張らなければいけないと思います。

○参加者

 総理が目が見えないけれどもできると言われましたが、見えないからでき
ることもたくさんあると思います。社会には、たくさんの視覚障害者とか、
いろいろと障害をもった方がいると思いますが、そこは見えないけどできる
ではなくて、見えないからできるとか、足を動かせないからできるとか、そ
ういうこともあると思うんです。皆さんもそこら辺を是非そういうふうに考
えてみていただきたいと思います。

○小泉総理

 それは、逆に教えられました。そういう考え方、本当に我々は持たなけれ
ばいけないと思います。それをあなたから教えられたというのは、本当に大
したことだと思います。見えないからできる、これはなかなか言えないこと
です。我々が恥かしいですね、見えるのにできないというのは、本当にあな
たは偉い、頑張ってね。

○参加者

 どうもありがとうございました。

○安倍副長官

 では、これで「らいおんミーティングin官邸」を終了させていただきま
す。

○小泉総理

 どうもありがとうございました。(拍手)

※ 「らいおんミーティングin官邸」の模様
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2003/0625lion.html

====================================================================
[小泉内閣メールマガジン]

ご意見、配信に関する手続などは以下のホームページからお願いします。

<おんらいん読者感想>
<国政に関するご意見、配信に関するお問い合わせなど>
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/iken.html
<配信中止・配信先変更・バックナンバー>
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/
<携帯電話からの読者登録>
*http://www.kantei.go.jp/k/

総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎
編集長:内閣官房副長官 安倍晋三
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)