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小泉内閣メールマガジン 第105号 ========================== 2003/07/31

★☆ おんらいん読者感想 ☆★
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□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● 通常国会終了

[大臣のほんねとーく]
● イラク支援法の成立に当たって(内閣官房長官 福田康夫)
● 思い出の地、黒部より(行政改革担当/規制改革担当大臣 石原伸晃)

[特別寄稿]
● 旧日本軍毒ガス弾などに関する情報提供のお願い
  (環境大臣 鈴木俊一)
● 三位一体の改革について
  (株式会社東芝取締役会長、地方分権改革推進会議議長 西室泰三)

[小泉内閣の動き]
● 「薬物乱用防止新五か年戦略」などの決定(03/07/29)
● 小泉総理の記者会見(第156回通常国会終了時)(03/07/29)
● 日本海溝周辺の地震に関する専門調査会の設置などの決定(03/07/28)
● 小泉総理の談話(イラク復興支援法の成立に際して)(03/07/26)
● 日・英首脳会談の記録(ビデオ)(03/07/19)

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[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
小泉総理大臣プロフィール
● 通常国会終了

 小泉純一郎です。

 宮城県北部でおきた震度6強の地震は、たび重なる余震もあって、多くの
被害がでました。負傷された方々、家が損壊してしまった方々、避難生活を
続けている方々には、ご苦労も多いと思います。心からお見舞い申し上げま
す。

 地震発生後すぐに、官邸対策室を設置し、自衛隊の災害派遣や警察の広域
緊急救助隊の出動など、自治体とも協力して、一日も早い復旧に向けて全力
をあげて努力しております。

 28日(月曜日)で、190日間の通常国会が終了しました。1月20日
から始まったこの国会を振り返ると、まず、構造改革を着実に進めるために
ムダを徹底的に省き、雇用や福祉、環境や科学技術に重点配分した平成15
年度予算を年度内に成立させることができました。経済活性化のために一兆
八千億円を先行的に減税する税制改革法案も成立して、今年1月にさかのぼ
って減税がはじまっています。

 6月には、有事立法が成立しました。ようやく「備えあれば憂いなし」と
いう当たり前の考え方にたって、国家の独立と安全を守るという基本的な課
題について議論ができるようになり、与党三党だけでなく、民主党、自由党
の賛成も得て有事法案が成立したことは、画期的な出来事だと思います。

 会期末には、イラク復興支援法が成立しました。日本がイラクの人道復興
支援にわが国にふさわしい貢献をすることは、「われらは、平和を維持し、
専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会
において、名誉ある地位を占めたいと思う。」という憲法の精神に合致する
ものだと思います。「いずれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無
視してはならない」(憲法前文)のです。

 内政においては、経済の活性化のための金融改革、産業再生関連法案が成
立しました。構造改革特区など、現在、各地方から意欲的な規制改革の提案
がなされています。民間が主導する、地方の特色を生かした、持続可能な経
済成長を実現できるよう、改革に向かって着実に成果を上げることができた
国会だったと思います。

 改革は、種をまいて、ようやく芽が出はじめたところです。これから大き
な木に育てていかなければなりません。厳しい状況が続きますが、この改革
路線を国民の皆様のご支援によって着実に実施していきたいと思います。

 関東地方ではまだ梅雨があけませんが、先日、公邸の庭で今年初めてセミ
の声を聞きました。これから、暑い日々が続くことになりますが、健康に注
意して、夏を乗り切っていきましょう。

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[大臣のほんねとーく]
福田内閣官房長官プロフィール
● イラク支援法の成立に当たって(内閣官房長官 福田康夫)

 イラクのフセイン大統領は、13年前、突然クウェート国へ攻め込み、略
奪を重ねました。また、フセイン大統領は、生物・化学兵器を製造し、それ
を自国民や他国民に対して使ったこともあります。

 人権侵害、経済失政で多くの国民を苦しめてきたフセイン大統領は、支配
者の座から放逐されました。いま、イラクの人々は祖国の復興にとりかかり、
復興統治評議会を立ち上げました。

 そのイラクの復興を支え、日々の生活の困難に直面しているイラク人に対
して、わが国が協力できる分野は数多くあります。医療、新鮮な水の供給、
また電力や上下水道といったインフラの整備の分野での支援が求められてい
ます。

 そのような状況のイラク国民に手をさし伸べるため、このたび、イラク人
道復興支援特別法を制定しました。この特別法により、わが国は、イラクに
対して相当程度の規模で支援を実行するために自衛隊員、政府職員、専門技
術を持つ民間人を派遣することが可能になりました。

 イラクの治安状況は、まだ決して安全とはいえません。この現状の下では、
わが国の支援協力は限られていますが、治安の回復とともに多くの分野へ手
を広げることになるでしょう。

 国際平和協力の能力と経験を備えた自衛隊は、きっと人々の期待にこたえ
る素晴らしい仕事をしてくれると期待しています。

 現在イラクでは、米国、英国に加えて15カ国が軍隊を派遣して人道支援
や治安維持を図っています。近々さらに17カ国が参加する予定です。これ
らの支援は、先に決議された国連安保理決議1483号の要請に基づいてい
ます。

 わが国は、国際社会の主要な一員として、できる限りの協力を求められて
います。この支援協力の目的は、新生イラクの独立と健全な発展です。イラ
クの復興と安定は、イラク一国だけのことではなく、中東地域の平和と安定
につながります。

 これは、中東地域に原油の約90%を依存しているわが国にとって重要で
す。しかしエネルギーの安定供給のみならず、中東の安定は世界の平和に直
結しています。

 このようなイラクの人道復興支援は、米国や英国だけに任せておいてよい
ものではありません。容易な仕事ではありませんが、わが国はもちろん、多
くの国々ができるだけ支援協力に参加し、イラクの人々とともに汗を流し、
一日も早い復興の達成を目指したいと思います。

石原行政改革担当/規制改革担当大臣プロフィール
● 思い出の地、黒部より(行政改革担当/規制改革担当大臣 石原伸晃)

 先日、「タウンミーティング」に出席のため、富山県の黒部市に行ってき
ました。黒部は35年前、叔父・石原裕次郎が黒部ダム建設を描いた映画「
黒部の太陽」を撮った、私にとっては特別の場所です。当時の映画界は、五
大映画会社の協定によって、がんじがらめに縛られていました。叔父は、あ
えてその協定に反旗を翻し、独立プロを興して、「黒部の太陽」を作り上げ
たのです。資金も集まらず、完成しても上映する映画館さえないという状況
に、それまで弱音を吐くことのなかった叔父も、この時ばかりは父に涙を見
せたそうです。

 いつの時代も、既得権益を握る大組織に挑戦するには勇気が必要です。行
革相としてのこの二年半の経験で、私にも、叔父の涙の意味が少しだけわか
るようになった気がします。

 ところで、富山といえば誰もが思い出すのが「富山の薬売り」ですが、薬
の販売については、先般「安全上特に問題がない医薬品は、薬局に限らず販
売できるようにする」と決定されました。この決定に対しては、タウンミー
ティング会場でも「今回の改革で富山の薬売りがすたれてしまわないか心配
です。むしろ、配置薬を全国に広げる改革はできないのでしょうか」とのご
意見を頂きました。しかし、今回の決定は、急な病気にいつでも対応できる
ようにという配置薬の考え方と、まさに同じ発想によるものです。配置薬に
関わる方々には、大きな環境の変化かもしれませんが、配置薬という素晴ら
しいアイデアを生み育てた皆さんなら、この改革を活かし、更に新しいビジ
ネスモデルを作ることができると思います。

 今回の改革では、高校での公設民営方式の検討や、労働者派遣業の拡大、
先端医療制度の拡充なども決まりました。ただ、規制改革はあくまで土俵を
作るもので、相撲を取るのは国民の皆さんです。今回の改革で、間違いなく
土俵は広がります。皆さん、改革によって広がった土俵の上で、思う存分あ
ばれて下さい。期待しています。

※ 「タウンミーティング イン 黒部」開催レポート
 http://www8.cao.go.jp/town/kurobe150629/index.html

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[特別寄稿]
鈴木環境大臣プロフィール
● 旧日本軍毒ガス弾などに関する情報提供のお願い
  (環境大臣 鈴木俊一)

 戦後60年近く経った今でも、旧日本軍の毒ガス弾などによる被害が発生
していることを皆さんはご存知でしょうか?

 例えば、神奈川県寒川町や平塚市の工事現場で、作業中の方が地中に埋め
られていた旧日本軍の毒ガス入りの瓶などによる被災事故に遭いました。ま
た、茨城県神栖町でも、旧日本軍の毒ガスに由来すると考えられる化学物質
に井戸水が汚染され、井戸水を飲用した子どもを含む住民の方々に深刻な健
康影響が出ています。

 このため、環境省では、神栖町において健康影響を受けた方々に対する医
療費の支給などの支援と原因究明の調査を行っています。さらに、全国的な
調査を行うために、終戦時における旧日本軍毒ガス弾などの保有・廃棄や戦
後における被災状況などに関する情報を集めています。

 つきましては、皆さんのなかに、旧日本軍毒ガス弾などについて、いつ、
どこで、どのような種類・形状・量の毒ガス弾などが、保管・処理・廃棄・
発見されたか、その後どうしたか、また、どのような被災があったかなどに
ついて知っていることがあれば、ぜひ教えてください。

 連絡先や詳しいことは、環境省のホームページに載っています。ぜひご覧
ください。

 教えていただいた情報をもとに全国的な調査を行い、この問題に取り組ん
でいきます。皆さんのご協力をよろしくお願いいたします。

※ 環境省ホームページ(旧日本軍毒ガス弾等に関する情報提供のお願い)
 http://www.env.go.jp/chemi/gas_inform/zentyosa.html

※ 最近発見された旧日本軍の毒ガス弾等について
 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2003/0731c.html


西室泰三氏プロフィール
● 三位一体の改革について
  (株式会社東芝取締役会長、地方分権改革推進会議議長 西室泰三)

 地方分権改革推進会議議長の西室泰三です。

 平成13年7月に設置されたこの会議は、地方分権改革という観点から、
「官から民へ」、「国から地方へ」との原則に基づいて、自主・自立の地域
社会の形成への道筋を明らかにするとともに、政府の進める構造改革に貢献
するという重要な役割を果たすことが期待されています。

 これまでの間、小泉内閣総理大臣からの諮問を受けて、国と地方の役割分
担に応じた事務・事業の在り方、税財源配分の在り方などを調査審議してき
ました。その成果は、昨年10月に「事務・事業の在り方に関する意見」、
またそのフォローアップとして今年5月に重点11項目を提出、さらに6月
に「三位一体の改革についての意見」を取りまとめました。

 「三位一体の改革についての意見」では、改革の目標として、地方の歳出
・歳入両面での国による関与を縮減し、住民が行政サービスの受益と負担の
関係を選択できるような地方財政制度の構築を実現することを掲げています。
この目標の達成に向けて、国庫補助負担金、地方交付税及び税源移譲を含む
税源配分の在り方について、当面の取り組むべき措置とともに中長期的な改
革の方向を提言しました。

 6月27日に閣議決定された基本方針2003では、概ね平成18年度ま
での期間における三位一体の改革の工程が決まりました。関係者の利害が錯
綜するこの改革に、一歩を踏み出したことを評価するとともに、今後、三位
一体の改革の具体化に向けた政府の対応を強く期待します。ただ、三位一体
の改革は、3、4年で完結する改革ではありません。地方行財政の自立に向
けて、政府の中長期的な粘り強い取り組みが求められます。

 今後、地方分権改革推進会議は、地方の行財政運営手法の改革、行政体制
の在り方について審議を行っていきます。引き続き、国民の皆様のご理解と
ご協力をお願いいたします。

※ 地方分権改革推進会議ホームページ(三位一体の改革についての意見)
 http://www8.cao.go.jp/bunken/030606iken/siryo.html

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[小泉内閣の動き]

● 「薬物乱用防止新五か年戦略」などの決定(03/07/29)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2003/07/29yakubutu.html
  薬物乱用対策推進本部において、薬物乱用防止についての新たな五か年
 戦略や海路による不正薬物の密輸入に厳正に対処するための対策を決定

● 小泉総理の記者会見(第156回通常国会終了時)(03/07/29)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2003/07/29press.html
  第156回通常国会終了に当たっての小泉総理の記者会見の模様

● 日本海溝周辺の地震に関する専門調査会の設置などの決定(03/07/28)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2003/07/28bousai.html
  中央防災会議において、日本海溝周辺の地震に関する専門調査会の設置
 などを決定したほか、宮城県北部の地震災害や九州地方などの豪雨災害に
 ついて意見交換

● 小泉総理の談話(イラク復興支援法の成立に際して)(03/07/26)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2003/07/26danwa.html
  イラク復興支援法の成立に際しての小泉総理の談話

● 日・英首脳会談の記録(ビデオ)(03/07/19)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/2003/07/19uk.html
  ブレア首相との会談などの模様をビデオで紹介

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[編集後記]

 総理は公邸でミンミンゼミの声を聞いたそうですが、小生はまだです。東
京の梅雨明けはまだのようですが、国会は28日に長かった通常国会を閉じ、
夏休みに入ります。国会議事堂はガランとひとけが無くなりますが、議員の
皆さんにとってはのんびりできそうもありません。
 さて、今国会の会期末にイラク復興支援法が成立しました。自衛隊を出す
にあたっては、まず調査団を出し、現地の情勢とニーズをしっかり調査しま
す。その上でイラク再建のために何を優先するかなど、考えなければなりま
せん。また、派遣される自衛官の身になって考えることも大切だと思います。
かつては、自衛官のみならずその家族に対しても誹謗する人たちがいました。
そういった人たちの中には今「自衛官の身になれ」とこの法律に反対してい
る人もいます。不思議です。
 三位一体の改革について、西室氏に一文を寄せていただきました。小泉改
革の柱のひとつです。ふるってご意見をお寄せいただきたいと思います。
(晋)
安倍内閣官房副長官プロフィール安倍内閣官房副長官

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<国政に関するご意見、配信に関するお問い合わせなど>
 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/iken.html
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 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/
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総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎
編集長:内閣官房副長官 安倍晋三
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)