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小泉内閣メールマガジン 第109号 ========================== 2003/09/11

★☆ おんらいん読者感想 ☆★
  ※メールマガジンの登録者が対象です(9月15日まで)
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□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● 環境と経済の両立

[大臣のほんねとーく]
● 資源大国日本も夢ではない〜大陸棚調査は国家百年の計〜
  (国土交通大臣 扇千景)
● 北方領土(国後島)訪問を終えて
  (沖縄及び北方対策担当大臣 細田博之)
● 日本のわざを活かす舞台(環境大臣 鈴木俊一)

[特別寄稿]
● 私が知る小泉首相(歌舞伎俳優、文化審議会委員 市川團十郎)

[小泉内閣の動き]
● 少子化社会対策会議の初会合(03/09/10)
● 三浦さん親子に内閣総理大臣表彰状を授与(03/09/05)
● 犯罪対策閣僚会議の初会合(03/09/05)

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[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
小泉総理大臣プロフィール
● 環境と経済の両立

 小泉純一郎です。

 先週号のらいおんはーとで、税金の無駄遣いを徹底的になくす歳出改革に
ついてお話したところ、「頑張れ」というお励ましや「まだまだ足りない」
というご批判など、たくさんのメールをいただきました。

 民間の構造改革は進んでいます。構造改革が一番遅れているのは「官」の
分野だと思います。これからも歳出改革をどんどん進めて、大事な税金をも
っと活かすことができるように、頑張っていきたいと思います。

 環境の分野でも改革は進んでいます。

 前にもらいおんはーとに書きましたが、私は、2年半前に総理大臣に就任
してすぐに、「政府の公用車約7000台全てを三年間で低公害車に切り替
える」という方針を発表しました。切り替えは着々と進んでいます。今年度
で約73%にあたる約5000台が、来年度には100%低公害車になりま
す。
 
 なぜ公用車に低公害車をほとんど使っていなかったのか。それは価格が高
かったからです。しかし、政府が低公害車の導入を発表したとたんに、自動
車メーカーは、「政府がたくさん買ってくれるのならもっと増産しよう。」
といって設備投資を始めました。民間分野でも低公害車が広がり始めて、平
成14年度に新車として登録された自動車のうち約60%が低公害車になり
ました。

 リサイクルも国が率先して進めています。一部の民間企業ではもう行われ
ていますが、食堂からでる生ゴミ、これをリサイクルして堆肥にする、それ
を肥料に有機野菜をつくる。こういうリサイクルを去年から霞ヶ関にある各
役所の食堂で始めています。今年中に全ての役所の食堂にも広めます。

 各省庁の建物の屋上に太陽光発電パネルを取り付けることも進めています。
風力発電の設備を、いままでできなかった国立公園・国定公園や港湾の地域
にも作ることができるようにします。環境にやさしいクリーンなエネルギー
を増やしていきます。

 これまで、環境保護は良いけれども、コストがかかりすぎて、経済成長の
足かせになるのではないかという議論が多くありました。

 私はそうは思いません。科学技術の力などをつかって、環境と経済を両立
させることができるのです。

 環境保護は、身近にできるところからどんどん進めて行かなければなりま
せん。こういう分野では、まず政府が率先してみずから行動を起こしていく
ことが大事だと思います。

 今日は9月11日。米国同時多発テロから2年がたちました。あらためて
犠牲者の方々に哀悼の思いを捧げながら、あの無差別殺戮行為に対する憤り
をあらたにしています。各国が協力してテロとの戦いを続けていますが、い
まだにテロリズムによる攻撃はなくなりません。世界中の人々と力をあわせ
て、テロ根絶に向け立ち上がらなければなりません。

 先日、ベネチア映画祭で、北野武監督の「座頭市」が銀獅子賞を受賞しま
した。「菊次郎の夏」もよい作品ですが、この映画も楽しみにしています。
スポーツ界に続いて、映画や音楽などの世界でも、日本人が世界で活躍する。
すばらしいことだと思います。

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[大臣のほんねとーく]
扇国土交通大臣プロフィール
● 資源大国日本も夢ではない〜大陸棚調査は国家百年の計〜
  (国土交通大臣 扇千景)
   
 日本の国土面積は38万平方キロで世界61位。エネルギーや鉱物資源も、
ほとんど輸入に頼っています。

 ところが、日本周辺の海域には、日本と地続きとみられる国土の1.7倍
の面積の大陸棚があり、数十兆円の鉱物資源が埋蔵されています。

 例えば、乾電池や自動車のスプリング等に使われるマンガンは、年間消費
量200万トン全てを輸入に頼っていますが、大陸棚には320年分が埋蔵
されています。工作機械やスピーカ等に使われるコバルトも、全量が輸入で
すが、大陸棚の埋蔵量は1300年分です。ほかにも、100年分のニッケ
ル、100年分の天然ガスなど、枚挙に暇がありません。

 海洋法条約では、2009年5月までに、大陸棚が自国の領土と地続きで
あることを証明できれば、その国の権利が認められることになっています。
そのためには、これからの5年間で、国土の10倍以上の広大な海域の海底
をくまなく調査して膨大な量のデータを集め、詳細に分析して、日本と地続
きであることを科学的に証明しなければなりません。しかも、この権利は全
ての国に認められていますので、各国とも競って大陸棚調査を実施しており、
時間との競争です。

 我が国が今後安定的に発展していくための基盤を、今、しっかり固めてお
くことは、将来の世代に対する私たちの責任です。今こそ、「大陸棚調査」に
政府をあげて取り組まなくてはなりません。このため、私は、今年7月の閣
議の際、「大陸棚調査は国家プロジェクトとして政府を挙げて取り組む必要
がある」と強く要請しました。その結果、政府が一体となって調査体制を組
み、期間内に確実に調査を終了させることで合意できました。

 来年度の予算要求でも、対前年度予算の25倍近い54億円を海上保安庁
が要求するのをはじめ、政府全体で104億円の予算を要求しています。

 将来の日本のために、小泉内閣をあげて大陸棚調査に取り組んでいきます。
大陸棚調査は、まさに「国家百年の計」であり、資源大国のための唯一の途
なのです。

細田沖縄及び北方対策担当大臣プロフィール
● 北方領土(国後島)訪問を終えて
  (沖縄及び北方対策担当大臣 細田博之)

 私は、8月31日から9月2日までの3日間、今年度の北方四島交流事業
の一環として、「ビザなし交流」訪問団に同行し、北方四島のうち2番目に
大きい国後島(くなしりとう)を訪問してきました。

 「ビザなし交流」というのは、日本とロシアの平和条約締結の前提となる
領土問題の解決に寄与することを目的として、北方四島に現在住んでいるロ
シア人と日本国民が旅券・査証を所持せずに訪問しあい相互理解を深めるも
ので、平成4年から実施されている事業です。

 今回、国後島を訪問し、島に在住するロシア人達と交流し、領土問題に対
する我が国の基本的立場を改めて現地に伝えました。

 ホームビジットでロシア人家庭に招かれ親交を深めることができたことは、
非常に有意義であり、家族の方々の温かい歓迎に非常に感激しました。

 また、人道支援による発電施設等も視察することができ、ロシア人関係者
から日本に対する感謝の気持ちが伝えられました。

 このほか、古釜布(ふるかまっぷ)及び東沸(とうふつ)にある日本人墓
地にお参りし、北方領土の一日も早い返還に向けて力を尽くすことをお誓い
しました。

 「ビザなし交流」の重要なプログラムの一つである訪問団員とロシア人住
民との意見交換会では、北方領土問題を解決するために、日ロ両国政府間に
おいて、鋭意努力が続けられていることを伝え、私としては、四島の帰属の
問題が解決され日本に北方領土が返還されたときには、四島に現在住むロシ
ア人住民と日本人元島民が仲良く共存共栄する道を探ることも必要であると
考えていることを伝えてきました。

 現地滞在が2日間という短い日程ではありましたが、この「ビザなし交流
」が、北方領土問題の解決のため、重要な役割を果たしていることを改めて
感じました。

 北方領土訪問を終えた今、小泉内閣の北方対策担当大臣として、一日も早
く領土の返還が実現するよう、より一層努力しなければならないと決意を新
たにしています。

鈴木環境大臣プロフィール
● 日本のわざを活かす舞台(環境大臣 鈴木俊一)

 環境大臣になってから、仕事を通じて環境問題に取り組まれている多くの
方々にお会いし、様々な現場を見せていただきました。

 たとえば、廃棄された家電製品を解体処理する方は、一台ずつ型式の異な
る家電製品を手作業で手際よくさばいておられました。また、鉄を作る高炉
で、石炭の一部に代えて廃プラスチックを使っているところなども見せてい
ただきました。

 他にも、環境への配慮は多くの分野で進められています。たとえば、ブラ
ウン管よりずっと省エネになる液晶テレビや、消費電力が以前の数分の一の
冷蔵庫などが生み出されています。太陽電池や低公害車でも、日本は世界の
最先端です。また、企業経営の中では、廃棄物削減の努力や環境報告書の作
成は多くなっています。企業に投資をする金融業界でも、環境への配慮が増
えてきました。

 こうした取組みを進めることが経済の活性化や企業経営にプラスとなるよ
うな社会をつくることが、環境省の大きな課題と考えます。

 環境のためによい仕事や取組みをされている方々をみんなでもっと応援す
れば、雇用の確保や町の活性化にもつながり、一層環境を良くできるのでは
ないでしょうか。そして、もしこれが日本で成功し、アジアの途上国を始め
とする外国にも広まっていけば、その結果、世界の環境が良くなっていくの
ではないでしょうか。

 「環境と経済活動に関する懇談会」からいただいた報告(「環境と経済の
好循環を目指して」)も踏まえ、これからも環境の保全と経済の活性化を同
時に達成していくための取組みを進めていきたいと思います。

※ 環境省ホームページ(環境と経済の好循環を目指して)
 http://www.env.go.jp/policy/env_econo/index.html

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[特別寄稿]
市川團十郎氏プロフィール
● 私が知る小泉首相(歌舞伎俳優、文化審議会委員 市川團十郎)

 小泉首相とは、とても自然に、気が付いたらいつの間にか懇意にさせてい
ただいておりました。総理大臣になられる前は、本当に気楽にふらりと劇場
に見えられ、時間のある時はたっぷりと初めから最後までご覧になり、時間
のない時でもご自分の好きな狂言だけ観てサッとお帰りになる。誠に自由な
楽しい観劇の仕方をご存知の方、と思っておりました。そのうちに、私が主
催する自主公演観劇後、そのパーティーにお招きしたところ、快く出席して
くださいました。この様なご縁で更に親しくさせて頂くようになったのです。

 何度かお食事をご一緒させていただく機会があり、その時に気が付いたの
は、小泉さんは結構せっかちな方だということです。というのは、お料理を
次から次へと早く運ばせて、どんどん手を付けておられたからです。やがて、
刺身と、熱くした石の上で肉を焼く石焼の料理が重なってしまった時、小泉
さんは、鮪のトロの刺身をつまみ、石の上で焼きはじめました。皆が少し驚
いて見ていると、「トロはこうすると旨いんだ」と、平然と口に運んでいら
っしゃいます。今でこそ、寿司屋や割烹料理屋でもトロをあぶって出してく
れますが、その頃はかなり珍しい食べ方であった記憶があります。前からそ
の食べ方を知っていらしたのか、あるいは偶然してしまったことを洒落てお
っしゃったのかは分かりませんが、とにかく結構せっかちで、茶目っ気のあ
る人だと親しみを感じたものです。

 さて、私事ながら、来年初めてオペラの演出をさせていただくことになり、
オペラの話題に関心を持つようになりました。そんな中で最近気になったの
が、首相が先日の訪欧時にオペラを鑑賞された、というニュースです。テレ
ビなどでは、表立った批判では無いものの、暗にその行動を揶揄するような
コメントが多く出されており、私は寂しさと悲しさを禁じ得ませんでした。
活字メディアの論調には多少差があったと思いますが、その他の大部分は画
一的な捕らえ方が多いように思え、もっと別の面から多角的に捕らえる報道
があってもよいのではないか、と強く感じたものでした。

 最後に、あまりおだて過ぎてはいけませんが、小泉さんは人間として信頼
のおける方である、と私は思っております。今の小泉さんの状況は、色々な
的に矢を放っていらっしゃるようなもの。優れた射手は矢が離れた瞬間の手
応えで、矢が的に当たるか外れるか分かっているはずです。間合いを十分に
とって、二の矢を継がれることを期待します。

  来週は、「オペラと歌舞伎の不思議な関係」についてお話しします。

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[小泉内閣の動き]

● 少子化社会対策会議の初会合(03/09/10)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2003/09/10shousika.html
  少子化に対処する総合的な指針を示すための「少子化社会対策大綱」案
 を来年5月を目途に策定することなどを決定

● 三浦さん親子に内閣総理大臣表彰状を授与(03/09/05)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2003/09/05miura.html
  70歳でエベレストに登頂し世界最高齢記録を樹立した雄一郎氏と99
 歳でモンブランからのスキー滑降に成功した父の敬三氏を小泉総理が表彰

● 犯罪対策閣僚会議の初会合(03/09/05)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2003/09/05hanzai.html
  「世界一安全な国、日本」を目指し、水際対策などの犯罪対策の強化、
 犯罪の生じにくい社会環境の整備などを柱に検討を進めることを決定

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[編集後記]

 今週は、安倍編集長にかわり編集部が後記を担当します。
 109号を重ねてきた小泉メルマガも、創刊号よりかわらないものがあり
ます。そのひとつが、毎週おこなう編集会議です。会議は、安倍官房副長官
室で編集長を中心に、内閣広報室から数名がそろいます。その週の紙面をチ
ェックしたり、特別寄稿者を誰にするかきめたり、新しいコーナーの企画な
どもおこないます。なかでも、編集長が一番時間をかけるのが、読者アンケ
ートです。毎回、皆さんから寄せられたご意見に丁寧に目をとおしています。
うなずいてみたり、ニヤッとしたり、予想外の意見には「こういう見方もあ
るんだ。」とか、「これは、大臣に伝えておこう。」とつぶやいています。
アンケートは総理にも読んでもらっています。メルマガを支えるのは、編集
部ではなく、皆さんの一つひとつの声であると実感する瞬間です。
(編集部)

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総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎
編集長:内閣官房副長官 安倍晋三
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)