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小泉内閣メールマガジン 第112号 ========================== 2003/10/02

★☆ おんらいん読者感想 ☆★
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□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● 世界一安全な国の復活を

[大臣のほんねとーく]
● 冷夏とお米(農林水産大臣 亀井善之)

[特別寄稿]
● 政治のリーダーシップによる構造改革の推進に期待
  (日本経済団体連合会会長 奥田碩)

[小泉内閣の動き]
● アフリカ開発会議(03/09/29)
● 第157回国会における小泉総理の所信表明演説(03/09/26)
● 副大臣会議及び大臣政務官会合(03/09/25)
● 愛・地球博の入場券発売式(03/09/25)

[数字でみる日本]
● 285万4千件

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[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
小泉総理大臣プロフィール
● 世界一安全な国の復活を

 小泉純一郎です。

  9月26日の十勝沖地震。明け方の大きな揺れに飛び起き、不安な時をす
ごされたことと思います。被災者の方々に心よりお見舞い申しあげます。

  当日朝5時30分には防災担当大臣はじめ関係者が官邸に集まり、直ちに
対策室をつくって、復旧と災害対策に万全を期すようにしました。

  同じ日の午後、国会で所信表明の演説をしましたが、「国民の安全と安心
の確保は政府の基本的な責務だ、『世界一安全な国、日本』の復活を実現し
ます」と表明しました。

 かつて、日本では、出かけるときでも、隣近所に声をかけるだけで、鍵を
かけなくても安全でした。外国人からは「日本では夜でも女性が一人で歩け
るのか。」と驚かれ、私たちは「安全はタダで手にはいるもの」と誰もが思
っていました。

 最近、少年や不法滞在の外国人による犯罪、衝動的な犯罪や凶悪犯罪、ハ
イテク犯罪など犯罪が増加し、治安への不安が広がっています。

 国としてやるべきこと、たとえば少年犯罪には補導活動を強化すること、
外国人犯罪には不法滞在や密輸・密航を未然に防ぐための取り締まりを強化
すること、そして犯罪被害者の人権を尊重した捜査や裁判を進めるようにす
ることなど総合的な対策をとっていきたいと思っています。

 治安を考えるとき、私たちに一番身近なのは「交番」だと思います。明治
7年に誕生した「交番」は、最初は「交番所」といって「警察官が交代で番
をするところ」という意味でした。

 今では、「交番」は「KOBAN」として英語の辞書にのるほどで、シン
ガポールでも採用されるなど、日本が生んだ世界に誇れる仕組みです。

 最近、おまわりさんが常駐していない交番が目につくようになりましたが、
治安の回復のために、警察官を増やしたりOBの方に協力してもらったりし
て、3年後には「空き交番ゼロ」を目指します。

 市民と地域が一体となって地域社会の安全を守るという気持ちも大切だと
思います。自転車のかごを防犯用ネットで覆うだけでも、引ったくりの防止
効果がありますし、商店街が協力してとりつけた防犯カメラが犯罪の予防や
解決に貢献しています。子どもたちを犯罪や事故から守るために、地域社会
や住民一人ひとりの協力が欠かせません。

 9月29日から10月1日まで、東京で「第三回アフリカ開発会議」が開
かれ、50にのぼるアフリカの国から、大統領や首相、閣僚が東京に集まり
ました。

 月曜日からは国会質疑が始まるので、28日の日曜日に、朝から晩まで、
一日で19人のアフリカ各国首脳と個別に会談しました。一日にこれだけの
首脳と会うのは初めてで、まさに空前のスケジュールでした。

 さすがに少し疲れましたが、もし私がアフリカを訪問してこれだけの首脳
と会おうとすれば、一カ月はかかったことでしょう。各国からは日本からの
協力に感謝の気持ちを伝えられ、私からは「アフリカの人々が自らの足で立
ち上がるのをお手伝いしたい、そのためには教育が大切だ」とお話しました。

 10月にはいって、虫の声に秋を感じます。葉が色づきはじめたところも
あるようです。食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋。秋は、いろいろなこと
にチャレンジする季節です。改革推進内閣がスタートし、新体制のもとで、
改革の芽を大きく育ててまいります。

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[大臣のほんねとーく]
亀井農林水産大臣プロフィール
● 冷夏とお米(農林水産大臣 亀井善之)

 今年は、北日本や東日本では夏らしい日が数えるほどしかなく、特に、北
日本では、稲に花粉ができ、低温に最も弱い時期である7月下旬に、9月下
旬並みの低い気温が続きました。9月15日の調査では、米の収量は全国で
平年の92%、北海道や東北太平洋側の道県では平年の71〜81%程度と
見込まれます。

 冷害というと、10年前の大冷害の事が思い出されますが、10年前の時
には、お米の収量が平年の74%で、備蓄も20万トンしかなく、緊急輸入
をしました。今年は、収量は10年前ほど下がらず、備蓄の方は150万ト
ン−約2ヶ月分−ありますので、お米が不足する心配はありません。

 農業、米づくりは、自然を相手にする仕事ですから、毎年の天候によって、
お米の品質や産地ごとの取れ高なども違ってきます。そのため昔は、町のお
米屋さんがその年のお米の品質などに応じて、いくつかの産地や品種のお米
をブレンドして、安定した品質のものを食卓に届けていました。しかし今は、
ブレンドというと違う品種を混ぜて増量するなど悪いイメージばかりが取り
上げられています。今年の冷夏をきっかけに、「ブレンド米」の良さについ
ても見直す必要があるのではないでしょうか。

 この場合、当然ながら、きちんとした表示がされていることが大前提です。
そのため、消費者の皆さんが安心してお米を買っていただけるよう、9月2
4日から、全国3000店舗で米の表示に関する緊急の調査を行い、正しい
表示が行われているかどうかをチェックする体制も整えたところです。

 米づくりについては、前国会で食糧法を改正し、構造改革を進めていると
ころです。今年の冷夏も教訓として、担い手が意欲的に米づくりに取り組み、
消費者のみなさんにおいしいお米を安定してお届けできる体制を、農家のみ
なさん、消費者のみなさんといっしょに築いていきたいと考えています。

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[特別寄稿]
奥田碩氏プロフィール
● 政治のリーダーシップによる構造改革の推進に期待
  (日本経済団体連合会会長 奥田碩)

 日本経団連会長の奥田です。

 私は「小泉改革に点数をつけるとしたら何点か。」との質問をよく受けま
すが、その度に50〜60点ぐらいだと答えています。これは、世間一般の
認識からするとやや甘いと感じる方もおられるかもしれません。たしかに改
革のスピードについては、例えば税制改革などに関して遅いと思う場合がな
いわけではありません。しかし、各方面の抵抗や、関係省庁間の利害対立が
多い中で、難しい改革に取り組まれていることを勘案すれば、ある程度時間
がかかることはやむを得ないことです。実際、改革は一歩一歩着実に進んで
いる、というのが私の印象です。具体的な進捗状況については、内閣府作成
のパンフレット「ここまで進んだ小泉改革」をご覧になれば、よくわかるで
しょう。

 ただ、国民の皆さんが直接大きな関心を持っている年金、医療などの社会
保障制度改革については、まだまだこれからです。特に年金制度については、
これ以上の問題先送りは許されません。現行の年金制度が抱える根本的な問
題は2つあります。ひとつは、若年層を中心とする国民の制度に対する不信
感の増大、もうひとつが少子高齢化の急速な進展を背景に制度の持続可能性
への懸念です。

 持続可能な年金制度とするためには、年金支給額の引下げなど制度改革を
徹底するとともに、将来の給付のための新しい財源の確保がどうしても必要
です。たしかに消費税の引き上げは、政治的には非常に厳しいことでしょう。
しかしながら、最近、政府税制調査会が実施したアンケート調査では、国民
の54%が社会保障や教育の水準維持のための財源として消費税の引上げを
容認しています。このように国民の理解はかなり進んできていると言えます。
将来にわたって国民が本当に安心できる持続可能な年金制度とするには、い
ずれ、というよりできるだけ早く政治的決断が必要です。

 小泉総理には、これからも強力なリーダーシップを発揮して頂き、たとえ
一時的には痛みを伴っても、日本の将来を見据えて思い切った改革を推進し
て頂きたいと思います。

※ 経済財政諮問会議ホームページ(ここまで進んだ小泉改革)
 http://www.keizai-shimon.go.jp/2003/1001kh/index.html

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[小泉内閣の動き]

● アフリカ開発会議(03/09/29)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2003/09/29ticad.html
 アフリカ諸国の抱える諸問題を協議する第3回アフリカ開発会議(TIC
ADIII)に小泉総理が出席し、各国の首脳との個別会談などを実施

● 第157回国会における小泉総理の所信表明演説(03/09/26)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2003/09/26syosin.html
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2003/09/26syosin.html
 外交・安全保障、国民の安全と安心の確保、将来の発展基盤への投資、経
済活性化、国から地方へ・官から民へに関する諸改革などの所信を表明

● 副大臣会議及び大臣政務官会合(03/09/25)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2003/09/25fukudaijin.html
 小泉総理は、9月22日の内閣改造後初となる副大臣会議及び大臣政務官
会合に出席

● 愛・地球博の入場券発売式(03/09/25)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2003/09/25ai.html
 首相官邸で2005年日本国際博覧会「愛・地球博」の入場券発売式が行
われ、小泉総理が出席

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[数字でみる日本]

● 285万4千件

 285万4千件とは、平成14年における刑法犯の認知件数です。認知とは、
犯罪について、被害の届出や告訴・告発などによりその発生を確認すること
をいいます。

 刑法犯の認知件数は、昭和55年までは約140万件前後で推移していました
が、その後徐々に増加の傾向にあり、ここ7年連続で戦後最多を記録してい
ます。平成10年には200万件を突破し、現在の数字は昭和55年の約2倍に当
たります。特に、路上で発生するひったくりや車上ねらいなどの街頭犯罪や、
空き巣や忍び込みなどの侵入盗の認知件数が近年急激に増加しています。

 一方、平成14年における検挙率は20.8%と戦後最低水準となっています。
認知の増加に対し、検挙が追いついていない状況で、犯罪情勢は厳しさを増
しています。

 我が国は、従来「世界一安全な国」と言われてきました。しかし、近年、
街頭犯罪や侵入盗が我々の身近なところで多発するとともに、少年犯罪、外
国人による犯罪や薬物犯罪といった複数の省庁が連携して対策をとるべき犯
罪が増え続けています。

 このような現状を踏まえ、各行政機関が緊密な連携をとりながら、適切な
対策を講じることを目的に「犯罪対策閣僚会議」が設けられ、9月5日に第
1回の会議が行われました。

 会議では「世界一安全な国、日本」に対する国民の信頼を回復するために、
水際対策を始めとする各種犯罪対策の強化、空き交番をゼロにするなど犯罪
の生じにくい社会環境の整備のための施策の推進、自主防犯活動の促進など
国民が自らの安全を確保するための活動の支援、などを柱として検討を進め、
「犯罪に強い社会の実現のための行動計画(仮称)」を年内を目途に策定す
ることとしました。

 我が国は、従来「世界一安全な国」と言われてきたために、かえって安全
のありがたさや安全確保のコストに対する意識が希薄であったのかもしれま
せん。「世界一安全な国、日本」に対する信頼を回復するために、我々一人
ひとりが治安について真剣に考えることが必要ではないでしょうか。

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[編集後記]

 先週号には、新人編集長の私にたくさんの励ましのメールをいただきあり
がとうございました。ご期待にそえるようがんばります。
 今週号の特別寄稿は、経済財政諮問会議議員など、政府の委員を務められ
ている奥田さんです。改革は一歩一歩着実に進んでいるとの評価でしたが、
まだまだ足りないと文字通りの叱咤激励をいただきました。改革の芽を大き
な木に育てるよう、気を引き締めて改革に取り組んでまいります。らいおん
はーとのテーマは「安全と安心」です。今、皆さんにとって最も切実な課題
だと思います。私の故郷、島根県松江市は、今でも、たずねて行くと、カギ
をかけていない家が少なくありません。日本で最も安全、安心な町のひとつ
だと思います。松江城には「堀川遊覧」というのがあります。純和風の川舟
に乗って、のんびりとお堀を一周しながら松江の風情が楽しめます。ぜひ一
度お越しください。(博)
細田内閣官房副長官プロフィール細田内閣官房副長官
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総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎
編集長:内閣官房副長官 細田博之
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)