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小泉内閣メールマガジン 第117号 ========================== 2003/11/20

★☆ おんらいん読者感想 ☆★
  ※メールマガジンの登録者が対象です(11月24日まで)
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□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● 第二次小泉内閣の発足

[大臣のほんねとーく]
● 諮問会議は準備周到に!(経済財政政策担当大臣 竹中平蔵)
● 「食育」をご存じですか?(文部科学大臣 河村建夫)

[特別寄稿]
● 非行少年と自尊心
    (東京家政学院大学教授、少年非行対策のための検討会委員 原口幹雄)

[小泉内閣の動き]
● 第二次小泉内閣発足特集(03/11/19)
● 小泉総理ラジオで語る 第10回 小泉内閣の目指すもの(03/11/15)
● 地方制度調査会の答申(03/11/13)

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[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
小泉総理大臣プロフィール
● 第二次小泉内閣の発足

 小泉純一郎です。

 昨日(19日)の国会の指名を受けて、再度、総理大臣の重責を担うこと
になりました。

  二年半前に総理大臣に就任したとき、私は、「天の将(まさ)に大任(た
いにん)をこの人にくださんとするや、必ずまずその心志(しんし)を苦し
め、その筋骨(きんこつ)を労せしむ。」という孟子の言葉を引用して、大
任に取り組む決意を語りました。

 天が大任をこの人に与えようとする時には、必ずその人の心や志を苦しま
せ、その筋骨を疲れさせる。発奮させ、忍耐づよくさせて、これまでにでき
なかったことをなし得るようにさせる、という孟子の言葉です。

  総理として毎日が重圧と緊張の連続ですが、国民の皆様からいただいた信
任を厳粛に受け止めて、「改革なくして成長なし」「民間にできることは民
間に」「地方にできることは地方に」という方針に沿って、改革をさらに進
めてまいります。

 改革の成果は徐々に現れてきています。金融改革の面では、不良債権処理
は着実に進んでいます。税制面でも、いままでのように単年度で増減税を均
衡させるのではなく、数年かけて均衡させるという考え方を採用して、相続
税など住宅取得のための減税や研究開発を促進する減税など大規模な先行減
税を実施し、経済活性化のための税制改革を実施しました。

 規制改革では、地方や民間の意欲を活かす構造改革特区が全国に広がり、
厳しい財政状況の中で一般歳出を実質的に前年度以下に押さえて、不要な歳
出を削りながら、未来を拓く技術や環境などの分野には重点的に予算を配分
してきました。

 そういう中で、政府の予算や税制優遇がなくとも地方や民間のやる気が出
はじめてきていると思います。だからこそ、厳しい中でも政府の見通しを上
回って経済成長率がプラスになってきたのだと思います。

 外交面では、北朝鮮問題、イラク復興・人道支援、テロ対策など、日米同
盟と国際協調を重視して、積極的な外交・安全保障政策を進めていきます。

 イラクについては、イラクの安定は日本のみならず全世界にとってきわめ
て大事な問題です。世界が協力して復興支援、人道支援を進めて、できるだ
け早くイラク人の、イラク人による、イラク人のための政府をつくらなけれ
ばなりません。

 日本も、国際社会の一員として、民間人、政府職員、そして自衛隊が活躍
できる分野があれば、日本の国力にふさわしい責任を果たしていくために、
積極的に貢献すべきだと思います。

 もちろん、日本の自衛隊、あるいは民間人を派遣するときには、状況を見
極めて、安全面に十分配慮していかなければならないと思っております。

 これからも総理大臣としての責任を全うするために、あらゆる困難にめげ
ず、いかなる批判にも耐えて、改革の「芽」を大きな木に育てていきたいと
思います。

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[大臣のほんねとーく]
竹中金融担当大臣/経済財政政策担当大臣プロフィール
● 諮問会議は準備周到に!(経済財政政策担当大臣 竹中平蔵)

 総選挙が終わりました。今回の選挙を通して、小泉改革に対する国民の幅
広い信任が得られたものと考えています。同時に、改革をさらに加速させよ
という強いメッセージも示されたと思います。出はじめた改革の芽を大きな
樹に育てるべく、いよいよ改革加速の体制をとらねばなりません。

 改革の推進役を果たすべく、経済財政諮問会議では年内に8回の会議を開
いて、年金の改革、国と地方の三位一体改革といった重要課題を検討する予
定です。経済財政担当大臣としての私の役目は、諮問会議を適切に運営し、
こうした重要問題の大枠を決定してゆくことです。

 一般にはあまり知られていませんが、一回の諮問会議を開くためには実に
たくさんの準備作業が必要です。私は諮問会議のことを海外の人に説明する
ときに「総理がもっとも長い時間出席される会議」と紹介し、その重要性を
強調しています。超多忙な総理に適切な判断をしていただくためにも、周到
な準備が必要なのです。

 通常、一回(1時間半から2時間)の諮問会議のために、スタッフとの打
ち合わせ数時間、提言を行う民間メンバーとの打ち合わせ数時間、そして総
理・官房長官との打ち合わせが1時間程度です。これに根回しの時間などを
加えると、合計して一回あたり20時間を越える場合も少なくありません。
特に重要な打ち合わせは、週末に行われることもしばしばです。

 有効な政策が決められるよう作戦をたて、議論のポイントを民間メンバー
や担当大臣・与党関係者と相談し、そのうえで総理から力強い締めの言葉を
頂いたときは「政策を前進させた」という強い充実感があります。

 それを楽しみにして、そして何より年金や国と地方の改革など小泉改革の
進展を目指して、年内8回の諮問会議を精力的に運営していきたいと思って
います。もちろん、準備は周到に・・・・。

※ 経済財政諮問会議ホームページ(最新の会議レポート)
 http://www.keizai-shimon.go.jp/minutes/new.html

河村文部科学大臣プロフィール
● 「食育」をご存じですか?(文部科学大臣 河村建夫)

 わが国では、昔から「知育・徳育・体育」が教育の基本と言われてきまし
たが、今それらに加えて注目されているのが「食育」です。このたびの大臣
就任にあたっても、小泉総理から、食育を含めた「人間力向上」のための教
育改革をさらに進めてほしいとのご指示を受けました。

 食育とは、ひとことで言えば食に関する教育ですが、単に望ましい食習慣
のための知識を身につけるだけでなく、食卓での一家団らんを通じて社会性
を育んだり、わが国の食文化を理解したりすることも含む幅広い教育です。

 実は、私の子ども4人のうち2人は小さい頃からアトピー性皮膚炎で育て
るのに苦労しましたが、そのお陰で私は早くから食育に注目し、アレルギー
性の病気や生活習慣病の予防・治療の上でも効果があると強調してきました。

 また最近では、BSE問題に端を発した食品安全への意識の高まり、子ど
もが一人で食事をする「孤食」や若者の拒食症の問題、低下しつつある子ど
もの体力向上への対応など様々な課題が出てきていますが、こうした中で、
学校や家庭において食育を充実していくことがますます重要になっています。

 文部科学省も、これまで学校給食の実施をはじめ教材の作成やシンポジウ
ムなどを通じて食に関する指導に取り組んできましたが、今後、その主役と
して期待されているのが、新たに創設される「栄養教諭」です。

 栄養教諭は、学校における食に関する指導の中心になるとともに、家庭や
地域と連携して食育の充実を担います。具体的には、他の教職員とも協力し
ながら、子どもたちの食生活に関する個別相談に応じるとともに、給食や学
級活動の時間などを活用して指導を行うほか、学校給食の管理も担当します。
学校栄養職員の方々が栄養教諭になる道も開きます。現在、中央教育審議会
で審議していただいており、本年中に答申をいただいたら、法改正など具体
的な準備に取りかかる予定です。

 もとより食育は、文部科学省だけでなく関係省庁や自治体、全国の学校、
そして何よりも家庭が連携して進めていく必要があります。国民の皆さまに
もぜひ食育に関心を持っていただき、ともに充実させていきたいと思います。

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[特別寄稿]
原口幹雄氏プロフィール
● 非行少年と自尊心
    (東京家政学院大学教授、少年非行対策のための検討会委員 原口幹雄)

  学歴一神教の親や能力至上主義の親たちによれば、若者たちには三つの道
しかないと言われます。第一の道は、一生懸命に勉学に励んで一流大学を目
指す道で、シンボリックに「東大への道」です。第二の道は、スポーツなど
一芸に秀でた者たちが特技を活かそうと目指す道で、シンボリックに「甲子
園への道」です。第三の道は、どこに通じているのか、何を目指しているの
か分からないままに歩いている道で、シンボリックに「道なき道」です。

  「東大への道」と「甲子園への道」を目指す若者たちは自負心もあり、親
や先生たちにも期待されて高い自尊心をもって自分の道をまい進することが
できます。ところが「道なき道」を行く若者たちは、周囲からあまり期待さ
れることもなく、自尊感情も低いままに自分の道を探してさ迷います。中に
は疲れ果てて歩くのをやめたり、大人の定めた道をことごとく無視して暴走
したりする者も出てきます。

 家庭裁判所では、非行少年を本人の意思で特別養護老人ホームでの奉仕活
動に参加させていますが、参加した少年たちが一様に感じるのは、人間のク
ズみたいに言われていた自分が、お年寄りからありがとうと言われたり手を
合わせて拝まれたりして、自分でも人の役に立つことができたという喜びで
す。

  低下していた自尊心が回復する瞬間です。自尊心が回復すると少年たちは
立ち直れます。特に秀でたものがなくても自尊心をもてる第四の道があった
のです。それは人の役に立ったと実感できる「ボランティアへの道」なので
す。

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[小泉内閣の動き]

● 第二次小泉内閣発足特集(03/11/19)
・ 小泉総理の動き
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2003/11/19sokaku.html

・ 小泉総理の記者会見
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2003/11/19press.html

・ 内閣総理大臣談話
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2003/11/19danwa.html

・ 基本方針
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2003/11/19housin.html

・ 閣僚名簿
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumidaijin/031119/index.html

● 小泉総理ラジオで語る 第10回 小泉内閣の目指すもの(03/11/15)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiradio/2003/1115.html

● 地方制度調査会の答申(03/11/13)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2003/11/13chihou.html
 地方制度調査会は、総会で決定した「今後の地方自治制度のあり方に関す
る答申」を小泉総理に手交

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[編集後記]

 第二次小泉内閣が発足しました。小泉構造改革は2010年代初頭にプラ
イマリーバランスを黒字化することを目指しています。その年の国民生活に
必要な財政支出を、その年の国民の税負担でまかなうことができ、そのため
の新たな借金(国債発行)をする必要がない状態を実現することです。
 日本ではこれまで10年以上プライマリーバランスの赤字状態が続いてい
て、今年度は約19兆6千億円の赤字を見込んでいます。1万円札で積み重
ねると約2百キロメートル、東海道新幹線なら東京から出発して静岡を通り
過ぎてしまう長さです。これほどの借金が、毎年積み重なってしまうのです。
総選挙の際、この話をしたところ、有権者の皆さんからわかりやすいと好評
でしたので、読者の皆さんにもご紹介しました。子や孫の世代に負担を先送
りしないためには、まず、来年度の予算編成でムダなものを徹底的に削る歳
出改革が必要です。(博)
細田内閣官房副長官プロフィール細田内閣官房副長官

※ 財務省ホームページ(プライマリーバランスの詳細)
 http://www.mof.go.jp/jouhou/syukei/sy014/sy014c2.htm

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[小泉内閣メールマガジン]

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 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/iken.html
 
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総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎
編集長:内閣官房副長官 細田博之
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)