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小泉内閣メールマガジン 第222号 ========================== 2006/02/16

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□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● 外国人にも魅力ある国づくり

[大臣のほんねとーく]
● 全国を歩く(法務大臣 杉浦正健)

[特別寄稿]
● 豪雪から地域を守る心を学ぶ
  (富山県砺波市若林地区自治振興会長 岡龍夫) 
● 「外国人から見た観光まちづくり懇談会」に出席して
  (東京大学名誉教授 木村尚三郎)

[政府インターネットテレビ番組ガイド]
● 中川大臣、北側大臣への質問募集中 など

[小泉内閣の動き]
● 外国人から見た観光まちづくり懇談会

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[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
小泉総理大臣プロフィール 英語版はこちらから
● 外国人にも魅力ある国づくり

 小泉純一郎です。

 先日、「世界によい影響を与えている国の第一位は日本」という世論調査
がありました。去年10月から今年の1月まで、イギリスのBBC放送とア
メリカのメリーランド大学が実施したもの。世界33カ国、約4万人からの
回答を集計した結果だそうです。

 先週、日本に住んでいる外国人の方々に官邸に来ていただいて、外国人の
目を通して見た日本の観光の魅力についてお話をうかがいました。

 和服を着こなし日本の心でお客様をもてなす老舗旅館の若女将、造り酒屋
の経営を立て直した会社役員、日本百名山のうち90を踏破したツアーガイ
ド、東京下町の大正時代に建てられた長屋で暮らしたジャーナリスト、いず
れもアメリカ出身の女性です。

 奥深い日本のよさを味わう「テイスト・ジャパン」運動を提案するカナダ
出身の女性助教授、韓国出身の旅行会社の女性社長からは最近ゴルフと温泉
を楽しむために訪日する韓国人観光客が増えているお話をうかがいました。

 北海道のニセコで冬のスキーに加えてゴムボートでの川下りなど夏のアウ
トドアスポーツを広めるオーストラリア出身の社長、古い町家の保存に取り
組み日本の伝統文化の体験学習を主催する会社のアメリカ出身の会長。

 内陸の町から来日し瀬戸内海の美しさにひかれて守る努力をするドイツか
らの女性助教授。中国出身の大学教授は、聞いていたのと違い実際に日本に
来てはじめてわかった平和で美しい日本の姿をもっと本国に紹介したいと言
っておられました。

 みなさん個性的な方ばかりで、私たちが気づかない日本のよさをたくさん
教えられました。

 懇談会の司会役は、「街づくりで大切なのは、女性にやさしく、高齢者に
安全で、そして外国人にわかりやすいこと」とおっしゃる木村尚三郎先生。
さっそく今週号に寄稿していただきました。

 海外から日本を訪れる旅行者は、3年前500万人でしたが、「愛・地球
博」の開催や韓国、台湾に対する査証免除などで、今や年間700万人に迫
る勢いです。「2010年までに1000万人」を目標に、外国人にも魅力
のある国づくりを進めていきたいと思います。

 オリンピックの熱戦が続いているイタリア・トリノでは、3月10日から
パラリンピックが始まります。13日、都内で開かれた壮行会に出席しまし
た。ハンディキャップを克服して、厳しい練習に耐え、代表に選ばれた選手
のみなさんに心からお祝いと敬意を表したいと思います。

 今週は、連日テレビでオリンピック選手の活躍を応援していますが、持て
るぎりぎりの力を発揮して、人間わざとは思えないような素晴らしい演技を
している選手たちの姿に、見ている私のほうが勇気づけられます。

 官邸には一足早く春が訪れています。10日、官邸ロビーに子どもの成長
を祈るひな人形が飾られ、福岡の太宰府天満宮からは満開の梅の鉢植えをい
ただきました。「梅さけど 鶯なけど ひとり哉」香り立つ梅の花を見て、
一茶の句を思い出しながら、近づきつつある春を感じて心が温かくなりまし
た。

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[大臣のほんねとーく]
杉浦大臣プロフィール
[大臣のほんねとーく]

● 全国を歩く(法務大臣 杉浦正健)

 私は、法務大臣就任以来、北は北海道から南は九州まで、刑務所など法務
省の各地の現場を訪ね、自分の目で見、現場の声に耳を傾けてきました。こ
の約3ヶ月で視察した施設等は100近くになります。

 法務省は意外にも「現業官庁」なのです。法務省には、法務局、刑務所や
少年院、地方更生保護委員会や保護観察所、入国管理局、検察庁、公安調査
局などのいわば「現業部門」が全国各地にあり、法務省職員約5万1000
人のうちの5万人以上が、これらの「現業部門」で働いているのです。

 私は法務大臣になった以上、法務省職員の職場環境や現場での苦労を、直
接自分の目と耳で知りたいと思いました。

 加えて、私は、国会議員に当選するまでの約15年間の弁護士としての経
験から当時の法務局や拘置所・刑務所等の施設の実情等については分かって
おりましたが、初当選以来約20年間直接触れる機会をほとんど持つことが
できなかったこれらの施設等が、どのような変貌を遂げているかについても、
知っておきたいと考えたのでした。

 その結果は、正に「百聞は一見にしかず」でした。20年間の社会の発展
を反映して、例えば、法務局における登記のコンピュータ化や、刑務所等の
施設における衣食住各面での人権的配慮など、昔とは比べものにならない
「施設の現代化」が進んでいることに目を見張りました。

 他方で、なお社会の要請に応え切れていない側面が多々あることもよく分
かりました。特に、治安の悪化による犯罪の急増を反映した矯正施設におけ
る過剰収容問題(*)や、観光立国の促進や産業構造の変化を反映した外国
人入国者と不法滞在者の増加に対する出入国管理体制の人的・物的問題など
は深刻です。

 現状では、現場の職員の過重な負担によって法務行政がなんとか運営され
ていると言わざるを得ないばかりか、被収容者側の負担等についても放置で
きないレベルにあると感じました。厳しい財政事情の中であっても、矯正・
入管・保護等の職員の増加や施設の拡充を行うことが政府としての喫緊の課
題であると痛感している次第です。

 また、訪問した施設のなかには、法務大臣が初めて視察したというところ
も多く、私の視察・激励が皆さんの仕事の励みになっているという話も耳に
入り、うれしく思っています。

 今後、法務大臣として、河野副大臣や三ツ林政務官の協力も得て、このよ
うな法務行政を巡るいろいろな問題に積極的に取り組んでいきたいと考えて
います。そのためにも、引き続き、全国の施設を歩いて実情を自分の肌で感
じながら、今後の法務行政のあるべき指針を探していきたいと考えています。

* 平成17年11月末における刑務所等の収容率は116%

※ 視察の様子
  http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2006/0216c.html

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岡氏プロフィール
[特別寄稿]

● 豪雪から地域を守る心を学ぶ
  (富山県砺波市若林地区自治振興会長 岡龍夫) 

 碁石を散りばめたように家々が点在する散居村(*)が四季折々の表情を
もつ富山県砺波平野に、昨年末から近年にない大雪が降り続いています。私
が住む砺波市若林地区でも1月初旬には積雪量が1メートルを超え、屋根雪
で家が押し潰される心配が生じてきました。

 しかし、この地方特有の「アズマ建ち」と呼ばれる大きな農家もあり、一
人暮らしや夫婦だけの高齢者宅は屋根に上がること自体が危険で、雪下ろし
などとてもできません。

 そこで、私は「今年の雪はまだ降る。除雪をしないと大変危険だ。皆で力
を合わせて地区の高齢者宅の除雪をしようではないか。」と、1月7日の夜、
消防分団、3つの集落の自衛消防隊、自治振興会・公民館の皆さんに協力を
呼びかけました。

 久しぶりの青空が見えた1月9日(成人の日)、連日の自宅での除雪作業
で疲れているにもかかわらず、手にスコップやはしごを持った住民約50人
が次々と集まってきます。地区の戸数は200戸、なんと4軒に1人が応じ
てくれました。パワーショベル1台、小型の除雪機も3台揃いました。

 皆で手分けをして高齢者宅11軒の屋根雪を下ろし、散居村ならではの長
い宅道の除雪も行いました。

 お年寄りからは、「屋根雪が大変心配だった。地域の皆さんに声を掛けて
もらい、言葉に甘えた。本当にありがたい。」、「大屋根の雪まで下ろして
もらって、涙が出るほどうれしい。」と喜ばれ、作業に協力した若い人から
は、「こういう地域に役立つ活動ができて良かった。」、「困った時は、お
互いさま。」と温かい声が寄せられました。

 旧来、この地方には農作業などを通じた「結」の精神がありますが、互い
に支えあう心、自分たちの地域は自分たちが守るという力強い心が、この機
会に確かめられたことが私のさわやかな喜びとなりました。これからも地域
に住む者同士、「愛と融和、互助の精神」の下、より住みよい地域づくりを
めざしたいと考えています。

* 散居村
  水田地帯に家々が点在する集落形態。富山県砺波平野が代表的で、各家
 は風雪や夏の強い日差しを避けるため「カイニョ」と呼ばれる屋敷林に囲
 まれている。

※ 除雪作業の様子など
 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2006/0216a.html


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木村氏プロフィール
● 「外国人から見た観光まちづくり懇談会」に出席して
  (東京大学名誉教授 木村尚三郎)

  2月9日に、小泉総理のご発案により、日本に住んで観光やまちづくりに
取り組んでいる外国人の方々に官邸にお集まり頂いて、「外国人から見た観
光まちづくり懇談会」が開かれた。

  冒頭、小泉総理は、「習慣が異なる外国の方々は様々なご苦労をなさって
いると思う。日本からの海外旅行者は多いが、海外からの訪日旅行者はまだ
まだ少ない。皆様のご意見は日本の観光、まちづくりにも大変刺激になる」
と挨拶された。

  明るく和気藹々とした雰囲気の中で、10人の外国人の方々から様々な意
見が披露されたので、以下、その主なものを紹介したい。

  信州小布施で酒造場の再構築に取り組んでいるセーラ・マリ・カミングス
さんは、「我々の世代が古き良き日本の文化を守る必要がある」と話し、い
ぶし瓦の復活や木桶仕込み保存会の取組などの活動を紹介。

  京都で町家の保存に取り組んでいるアレックス・カーさんは、日本の美し
い景観が破壊されつつある現状に対する憂いの気持ちを述べ、日本の持つ素
晴らしい景観や文化を守り、取り戻すことの必要性を訴えた。

  日本について数多くエッセイを執筆しているアン・マクドナルドさんは、
日本の持つ豊富な「旅」の文化を取り戻すべきであると述べ、「テイスト・
ジャパン」のキャッチフレーズも使ってはどうかと提案した。

  谷中の大正時代築の長屋で長く暮らした経験のある桐谷エリザベスさんは、
欧米人にとって日本はミステリアスな国であり、それが日本の魅力であると
述べるとともに、歩道の拡幅など散策ができる街並みの重要性を指摘。

  外国人向けに日本でツアーガイドなどをしているジンジャー・ボーンさん
は、日本100名山のうち90山を登頂した経験から、日本の神話や民話は
外国人にとって魅力的であると話し、また、外国人にはあまり知られていな
い日本の自然の名所について、インターネットなどを通じて英語でもっとP
Rすべきと提案した。

  山形県の銀山温泉の若女将である藤ジニーさんは、案内標識の分かりにく
さについて指摘し、多数の言語を併記するよりもピクトグラム(図記号)を
用いて視覚的に案内することが効果的だと提言した。

  広島大学で観光をテーマに研究活動をしているフンク・カロリンさんは、
表面的ではない歴史背景などを含めた解説をすることにより、観光地の魅力
度が上がると提案。自然と文化が豊かな瀬戸内海地域をはじめ、海を観光資
源として見直すべきであり、自然海岸と港町の町並みの保存が重要であると
指摘した。

  東海大学で中国現代社会と中国文化の講義を担当している葉千栄さんは、
もっと「リアルジャパン」を見せるべきだと述べ、海外で高い評価を得てい
る日本の農産物の積極的な輸出によって日本を肌で感じる機会を創出するこ
とを提案。

  大阪で旅行会社を経営している李容淑さんは、自治体毎ではなく広域的に
連携した観光宣伝のマーケティングの必要性について指摘し、また、海外に
日本文化の魅力を体験できる拠点を作ることで交流が深まると提案した。

  北海道ニセコ地域でアウトドアスポーツの事業を展開しているロス・フィ
ンドレーさんは、外国人が集まる国際観光地が生まれつつあることに触れて、
観光客の増加に伴い無秩序なまちづくりが行われる懸念を述べ、まちづくり
のプランニングに関する専門家の必要性を訴えた。

  私はこの懇談会の司会を務めたが、今回頂いたご意見はいずれも重要なも
のだと感じた。今後の日本の観光やまちづくりに反映させることはもちろん、
今後も引き続き、こうした外国人のご意見を伺うための場を設けていくとよ
いと思う。

※ 懇談会委員
 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2006/0216b.html

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[政府インターネットテレビ番組ガイド]

●新着情報(06/02/09〜15)

 <1CH>らいおんウィークリー
   外国人から見た観光まちづくり懇談会、太宰府天満宮「梅の使節」表
  敬 など

 <6CH>大臣のほんね
   小坂文部科学大臣(前編)

 <7CH>改革続行中
  ・こう変わる!改革の本丸・郵政民営化
  ・体験!発見!IT最前線(前編・後編)

●お知らせ
 <6CH>大臣のほんね
      中川農林水産大臣、北側国土交通大臣が登場します。
   中川大臣、北側大臣に聞いてみたいことをお寄せください。
     「テーマ」欄に、中川大臣への質問の場合は「中川大臣に質問」と、
    北側大臣への質問の場合は「北側大臣に質問」とご記入ください。
     いずれも100字以内で、2月18日(土)までにお願いします。

   ご記入はこちら http://www.kantei.go.jp/jp/forms/dokusha.html

 ☆★アンケート実施中★☆
      政府インターネットテレビを更に良いものとするため、ご意見、ご感
  想を募集しています。(2月22日まで)
   アンケートはこちら http://www.kantei.go.jp/jp/nettv/comment_f.html

※ 政府インターネットテレビ
 http://nettv.gov-online.go.jp/

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[小泉内閣の動き]

● 外国人から見た観光まちづくり懇談会(06/02/09)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2006/02/09kankou.html
  総理大臣官邸で、日本で観光振興などに取り組んでいる外国人から日本
 人が気付かない日本の魅力などについて意見をもらう懇談会を開催

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[編集後記]

 一時期ほど年金が話題になっていませんが、政府・与党では、昨年来、被
用者年金一元化について検討を進めています。ゴールデンウィーク前に基本
方針を決定する予定です。
 被用者、つまりサラリーマンの年金は、民間企業従業員は厚生年金、公務
員は共済年金と、別の制度になっており、保険料にも給付にも違いがありま
す。年金制度が公平なものとして信頼され、安定したものとなるようにし、
官民格差をなくすため、すべてのサラリーマンが同じ保険料を払い、同じ給
付を受け取るようにする、これが被用者年金一元化の考え方です。
 とはいえ、共済年金にはこれまでの経緯や実態があり、どのように一元化
を実現するか、なかなか難しい問題もあります。私は、政府側の実務責任者
として、とりまとめのため連日議論をしています。将来に向けて大事な課題
であるだけに、何とかいい方向づけをしたいものです。
 トリノオリンピックが開幕しました。日本選手のこれからの活躍を期待し
ています。(じんえん)

長勢内閣官房副長官プロフィール長勢内閣官房副長官
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[ご意見、ご感想]

 おんらいん読者感想
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[小泉内閣メールマガジン]

<バックナンバー・配信先変更・配信中止>
  http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/

総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎
編集長:内閣官房副長官 長勢甚遠
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)