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小泉内閣メールマガジン 第224号 ========================== 2006/03/02

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□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● 格差社会?

[大臣のほんねとーく]
● 住宅・建築物の耐震性向上への取組み(国土交通大臣 北側一雄)

[特別寄稿]
● 食育のすすめ
  (服部栄養専門学校校長、医学博士 服部幸應)

[政府インターネットテレビ番組ガイド]
● 「大臣のほんね」中馬大臣、川崎大臣 など

[小泉内閣の動き]
● 道州制のあり方に関する答申の手交 など

[キーワード解説]
● 食育

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[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
小泉総理大臣プロフィール 英語版はこちらから
● 格差社会?

 小泉純一郎です。

 2月26日、トリノ・オリンピックが閉幕しました。フィギュアスケート
では、荒川静香選手が見事な演技で金メダルを獲得、電話で直接お祝いの言
葉を伝えました。スケーティングもよかったですが、プッチーニのオペラ、
トゥーランドットの選曲がまたよかったと思います。

 アルペンスキーでは、皆川賢太郎選手と湯浅直樹選手が4位と7位に入り、
日本人として50年振りに入賞をはたしました。私もスキーは好きなので、
テレビを観ていて思わず力が入りました。皆川選手と3位の選手との差はわ
ずか0.03秒。50年前の銀メダリスト猪谷千春さんによれば、30セン
チの差だそうです。本当に惜しかった。これからに希望が出てきましたね。

 持てる力を出しきることができた選手も、思うようにいかなかった選手も、
頑張っている姿に感動しました。

 アメリカの代表としてフィギュアスケートのペアに出場した井上怜奈選手、
お父様が肺ガンで亡くなられ、自らも肺ガンの宣告を受けながらアメリカ国
籍をとってオリンピックに出場。すばらしい演技をされましたが、人生その
ものがもっとすばらしく感動的ですね。これからも頑張っていただきたいと
思います。

 ほかにも、多くの選手がけがや病気、スランプを人一倍の努力で乗り越え
ていることを知りました。選手のみなさんには、これからも競技に、またこ
れからの人生に、体を大事にして、頑張っていただきたいと思います。

 最近、「改革には光と影がある。構造改革を進めた結果、社会の格差がひ
ろがった。」という声をよく耳にします。

 どの国にも、どの時代にも、ある程度格差はあると思います。そういう中
で、どのようにして活力ある国にしていくのか。一人ひとり持てる能力はそ
れぞれ違うわけですから、その力をどうやって活かしていくのか。

 私は、一人ひとりの違い、多様性というものを認めながら、それぞれの能
力を高めていく努力をうながし、創意工夫を発揮できるような社会、努力が
報われる社会を作っていくことが望ましいと考えます。

 基本的には、企業も国も地域も個人も、自らを奮いたたせて、自分のこと
は自分でやるんだという「自らを助ける精神」と、他人に迷惑をかけないよ
う「自らを律する精神」、この「自助と自律」の精神をもって行動すること
が、どのような時代にあっても大切なことではないでしょうか。

 同時に、どうしても自分の力だけではやっていけない人々に対して、どう
やってお互いが助け合うのか、あるいは公の機関なり国が支援の手を差し伸
べるのか、これが大事です。

 改革を進めようとすると、現状に満足している人、あるいは現状に慣れて
しまっている人は、「現状維持がいい」と言いますが、どのようにして多く
の人が活力を発揮でき、自ら持つ潜在力を顕在化できるチャンスをたくさん
提供する社会にしていくのか、そのための改革を進めてきました。

 挫折した人も、一度や二度の失敗にくじけず、「失敗は成功のもと」と考
え、また挑戦できるような社会にしていくための改革が必要だと思います。

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[大臣のほんねとーく]
北側大臣 プロフィール

● 住宅・建築物の耐震性向上への取組み(国土交通大臣 北側一雄)

 平成7年の阪神・淡路大震災に続き、新潟県中越地震、福岡県西方沖地震
など近年大地震が頻発しており、大地震はいつどこで発生してもおかしくな
い状況にあります。

 地震災害によって亡くなられた方々の多くが住宅や建築物の倒壊によるも
のであり、住宅や建築物の耐震化は、国全体の緊急課題として強力に推進す
べき課題です。このため、政府は、今後10年間で、耐震性が不十分な住宅
を現在の「4戸に1戸」から「10戸に1戸以下」に減らすという目標を決
めています。

 住宅や建築物の耐震化を進めるためには、国民の皆さんが、自らの問題、
地域の問題として積極的に取り組んでいただくことが不可欠ですが、国土交
通省としては、次のとおり施策の充実を図っています。

 昨年秋の特別国会で改正した「建築物の耐震改修の促進に関する法律」が
1月26日に施行されました。改正法では、地方公共団体に耐震改修促進計
画の策定を義務づけ、耐震化の目標を設定した上で、学校・病院など公共建
築物の耐震化、建築物の所有者に対する指導や助言、相談体制の整備など各
種施策に計画的に取り組んでいただくこととしています。

 また、予算面では、住宅・建築物耐震改修等事業を大幅に拡充し、地震発
生時の緊急輸送を確実に実施するために必要な道路の沿道建築物の耐震改修
に対する補助制度の創設や、これまで地域が限定されていた耐震改修を全国
の市街地において実施できるよう措置するなどの対策を講じています。

 さらに、税制面でも耐震改修を後押しするため、平成18年度税制改正に
おいて耐震改修促進税制を創設し、旧耐震基準により建設された住宅等の耐
震改修を行った場合に所得税の税額控除や固定資産税の減額等が行われるよ
う措置しています。

 このような取組みを進める中で、建築物の安全性を第一に考えるべき建築
士によって構造計算書の偽装がなされたことは誠に残念なことであります。

 この問題に対しては、マンション居住者等の安全と居住の安定を最優先に
総合的な支援策を講ずることにしておりますが、あわせて、徹底的な実態究
明と建築確認・検査制度等の総点検を実施し、必要な制度の見直しを行うな
ど、再発防止に向けた対策に取り組んでまいります。

 私は、国民の皆さんのご理解とご協力をいただきながら、住宅・建築物の
耐震性向上を目指して、こうした諸施策を総合的かつ効果的に推進し、安全
・安心社会の確立に向けて全力で取り組んでまいりたいと考えております。

※ 国土交通省ホームページ
 (建築物の耐震改修の促進に関する法律の一部を改正する法律)
 http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha06/07/070125_4_.html

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服部氏 プロフィール
[特別寄稿]

● 食育のすすめ
  (服部栄養専門学校校長、医学博士 服部幸應)

 平成17年7月、「食育基本法」が施行されました。私は15年前から
「食育」をテーマに活動をしてきましたが、このような形で実を結んだことを
大変喜ばしく思っています。

 なぜ、今、食育が必要なのか。ことの発端は17年前、私が校長をしてい
る栄養士・調理師学校の新入生に、たまたま「1週間食べたものを日記に書
くように」と伝えたことでした。その結果を見て呆然としました。「栄養バ
ランスの悪い食事」「朝食抜き」「ダイエット」等ひどい結果だったのです。

 将来、食にたずさわることを志す若者ですらこれでは、とガクゼン。そこ
で、2年後、卒業前の学生に前回と同様の調査をした結果、改善されていた
のは、たったの6%でした。

 もちろん彼らに理想的な献立を組み立てさせた場合は80〜90点と十分
理解しているのです。頭で理解できても、幼い頃からの生活習慣は変えられ
ないのです。この十数年、子どもたちの狂暴な事件が多発し社会問題にもな
っています。事件を起こした子どもの中には食生活の乱れが影響していると
思われることも多いのです。

 家庭で食卓を囲んでも、各々が自分の好きな物だけを勝手に食べるバラバ
ラ食の家庭も増えてきています。これらの習慣がきっかけで自分勝手な子ど
もになってしまい、他人への心配りや協調性も育たない、挨拶もまともにで
きない子どもが当然のように育つ環境が、いつのまにか日本全国に広まって
しまったようです。

 「食育基本法」とは、こうした状況を何とかしなければという思いが、実
を結んだものなのだと思います。「食を通じた人間教育」で、8歳頃までに
しつけを完了することで、年を経ても、その頃からの習慣は崩れにくくなる
ようです。

 「食育」というのは、生涯教育の大きなテーマでもあります。食べること
は生きることと切っても切れない関係です。人は毎日食事をし、それは命の
もとになります。この大切な問題を、今まであまりにおろそかにしてきたツ
ケが、今、様々な社会問題として顕在化しています。

 心のこもったコミュニケーションの手段としても食事を大切に考えて頂き
たい。私の心からの願いなのです。

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[政府インターネットテレビ番組ガイド]

●新着情報(06/02/23〜03/01)

 <1CH>らいおんウィークリー(06/02/20〜26)
  ・ドイツ外相表敬、党首討論、金メダリスト荒川選手を祝福 など
  ・小泉総理ラジオで語る−ネットTV版− H18.2.18放送

 <6CH>大臣のほんね
  ・中馬大臣(規制改革、行政改革、構造改革特区・地域再生担当)
   (後編)

  〜中馬大臣の「ほんね」抜粋〜

 (中馬)(公務員の人件費が高いという意見について)必ずしも仕事を本
  当に一生懸命やってくれたら、別に今の給料がやたら高過ぎると私は思
  っておりません。それよりも、仕事をしてくれた方がいいと思うんです
  が、数が多いんですよ。だから、数を減らして、要らない仕事は勿論こ
  れをやめてもらって、そして本当に必要なところは人員を置きますから、
  それで配置転換とか、転勤は素直に従っていただく。そうすれば、勿論
  首を切ることなく、一つの時代に合わせた形になっていく。公務員制度
  の改革もこれから始めていかなければいけません。それも今回の法律に
  規定をいたしております。・・・

  ・川崎二郎厚生労働大臣(前編)

 <7CH>改革続行中
   大学力(パワー)で地域再生!(前編・後編)

 <8CH>ニッポンの元気
   東京都品川区「しながわの小中一貫教育」

 <10CH>CMライブラリー
  ・ひろがる、NIPPON構造改革「コンビニで薬」編、
    「1円起業」編、「インターネット」編
  ・防災「気合で地震対策」編

※ 政府インターネットテレビ
 http://nettv.gov-online.go.jp/

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[小泉内閣の動き]

● 道州制のあり方に関する答申の手交(06/02/28)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2006/02/28chihou.html
  諸井地方制度調査会会長が道州制の具体的なイメージを制度設計ととも
 に示した「道州制のあり方に関する答申」を手交

● 知的財産基本法の施行の状況及び今後の方針の決定等(06/02/24)
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2006/02/24tizai.html
  知的財産戦略本部で、「知的財産基本法の施行の状況及び今後の方針に
 ついて」を決定後、知的財産推進計画2006の策定について意見交換

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[キーワード解説]

● 食育

 食育という言葉をご存じでしょうか。

 小泉内閣では、食育基本法に基づき、政府をあげてこの課題に取り組んで
います。

 現在、国民の食生活について、栄養の偏り、不規則な食事、肥満や生活
習慣病の増加、過度の痩身志向などの問題、さらに、「食」の安全上の問題
や、「食」の海外への依存の問題が指摘されています。

 こうした中で国民に、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を
選択する力を習得し、健全な食生活を実践していただくことが取組の目的で
す。

 食育という言葉は古くから使われていたようです。明治31年、軍医、石
塚左玄が書いた「通俗食物養生法」の中に「学童を持つ人は、体育も智育も
才育もすべて食育にあると認識すべき」との記述が見られます。

 また明治36年には当時の報知新聞編集長、村井弦斎が「食道楽」の中で、
「小児には徳育よりも、智育よりも、体育よりも、食育がさき。体育、徳育
の根元も食育にある」と指摘しています。

 政府は昨年6月に「食事バランスガイド」を作成しました。これは、国民
一人ひとりがバランスのとれた食生活を実現していくことができるよう、食
事の望ましい組み合わせやおおよその量をわかりやすくイラストで示したも
のです。

 読者のみなさんも、まずは「食事バランスガイド」で日頃の食事をチェッ
クしてみてはいかがでしょうか。

 政府では、食育についての国の基本的な方針・目標などを盛り込んだ「食
育推進基本計画」を策定することとしており、現在「食育推進基本計画案」
に対する意見を募集しています。ぜひ一度内閣府ホームページをご覧いただ
き、積極的に意見を出していただきたいと思います。

※ 政府広報オンライン(食事バランスガイド)
 http://www.gov-online.go.jp/movie/mv_group/f_food_guide.html

※ 内閣府ホームページ(「食育推進基本計画案」に対する意見募集)
 http://www8.cao.go.jp/syokuiku/public.html

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[編集後記]

 今週号は、「食育」をテーマに特別寄稿とキーワード解説をお届けしまし
た。食育と聞くとなんだか難しそうに聞こえますが、その季節の旬の自然の
食材を美味しくいただくという、これまでごく当たり前に行われてきたこと
がまさに食育なんだと思います。
 自分が子どもの頃、春先に一番美味しいと思ったのは「ふきたち菜」です。
当時、富山では、稲刈り後の田に菜の花や大根、蕪などの種を播くのですが、
芽を出した菜は雪の下に埋まって冬を越し、雪解けとともに「ふきたつ」よ
うに大きくなるのです。だから、やわらかくて甘いのでしょう。その「ふき
たち菜」で作ったおひたしが美味しかったことを今でも忘れられません。
 明日は桃の節句です。お子さんたちの健やかな成長を祈りたいと思います。
(じんえん)

長勢内閣官房副長官プロフィール長勢内閣官房副長官
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総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎
編集長:内閣官房副長官 長勢甚遠
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)