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小泉内閣メールマガジン 第226号 ========================== 2006/03/16

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□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● 海外からの投資を歓迎

[大臣のほんねとーく]
● 石綿(アスベスト)による健康被害の救済についての取組
  (環境大臣 小池百合子)

[特別寄稿]
● 安全登山のすすめ(長野県警察山岳遭難救助隊副隊長、長野県警察本部
  地域課航空隊 柄澤良一)
● 日本は好感度ナンバーワンの国
  (慶應義塾大学教授、内閣府特命顧問 島田晴雄)

[政府インターネットテレビ番組ガイド]
● 7CH「改革続行中」の新着情報 など

[小泉内閣の動き]
● 「第8次交通安全基本計画」の決定 など

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[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
小泉総理大臣プロフィール 英語版はこちらから
● 海外からの投資を歓迎

 小泉純一郎です。

 先週のらいおんはーとでお話した、公務員の削減、国有財産の売却、政府
系金融機関の改革、特別会計の見直しなどを内容とする行政改革推進法案を
先週金曜日に閣議決定し、国会に提出しました。

 「民間にできることは民間に」「地方にできることは地方に」という構造
改革を進めて、「簡素で効率的な政府」をつくっていくための重要法案です。
予算の早期成立をはかるとともに、この法案の成立に全力を尽くします。

 このところ、予算委員会の審議のために、官邸と国会を往復する毎日が続
いていますが、その合間をぬって、海外からのお客さまとお会いしています。
今月は、韓国ハンナラ党の朴槿恵(パク・クネ)代表、アゼルバイジャン共
和国のイルハム・アリエフ大統領、ジュリアーニ前ニューヨーク市長らとお
会いしました。

 韓国の朴代表とは、3月5日に行われたワールド・ベースボール・クラッ
シック日韓戦や民間交流拡大の話で盛り上がりました。あの一戦は韓国がフ
ァインプレーで勝ちましたが、今日、日韓は再び2次リーグで対戦します。
いい試合をして欲しいと思います。

 アゼルバイジャン共和国のアリエフ大統領とは、技術協力協定を結び、友
好とパートナーシップの発展について共同声明を出しました。アゼルバイジ
ャンはカスピ海に面する人口約800万人、北海道くらいの大きさの国。豊
富な石油資源を持ち、去年の経済成長率は26%。国連改革や鳥インフルエ
ンザなど世界的な問題、50年先を見据えた両国の協力関係などについてじ
っくりと話し合いました。

 ジュリアーニ前ニューヨーク市長とは、2年前、東京ドームでメジャーリ
ーグの開幕戦が行われたときに一緒に始球式をしました。ニューヨークの犯
罪を減少させ、米国同時多発テロ事件の際には高い危機管理能力を発揮した
ジュリアーニさんとは、野球の話ととともに、テロ対策や安全、安心な街づ
くりなど、話はつきませんでした。

 お客さまは海外からばかりではありません。北海道からは、北方領土をテ
ーマとした高校生弁論大会で優秀賞を受賞した二人の女子学生が官邸に来て
くれました。人前で話をするときは、あがってしまったり、早口になってし
まったりして、なかなか思うように考えていることを伝えられないものです。
お二人には、弁論大会での経験を活かして、これからも頑張っていただきた
いと思います。

 9日木曜日には、「対日投資会議」を開きました。外国からの日本への投
資が増えると、日本が乗っ取られるのではないかなどという外資脅威論がで
てきます。しかし、私はそうは思いません。

 外国から日本への投資は、日本経済にあたらしい刺激を与えます。会議で
は、北海道にスキー場、ゴルフ場などのリゾートを建設しようと投資を始め
たオーストラリアの企業の社長と大規模な店舗展開をはじめたスウェーデン
の家具会社の社長から説明がありました。お二人とも日本の消費者にはあた
らしい選択肢が増え、地元には新しい雇用機会がつくりだされることを強調
していました。

 外国から日本への投資を5年間で倍増させる計画は着実に進み、目標とす
る2006年末の計画実現がほぼ確実になったので、この際、もっと大きな
目標をつくって外国からの投資を進めようと、2010年までに投資残高を
GDP比でさらに倍増させて5%程度にしようという新しい目標をつくるこ
とにしました。日本を外国の企業にとっても魅力的な市場にする必要があり
ます。

 先週末から始まったパラリンピック、バイアスロンで金メダルと銀メダル
をとった小林深雪選手、銅メダルの太田渉子選手、アルペンスキー銀メダル
の大日方邦子選手をはじめ日本人選手の活躍のニュースが届いています。み
なさんの活躍を祈っています。

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[大臣のほんねとーく]
小池大臣 プロフィール

● 石綿(アスベスト)による健康被害の救済についての取組
  (環境大臣 小池百合子)

 昨年10月20日のメールマガジンで、石綿(アスベスト)対策を政府一
丸となって早急に実施することをお伝えしました。その後、国会での審議を
経て、「石綿による健康被害の救済に関する法律」が成立。3月27日から
施行されることになりました。そこで、今回は政府の石綿対策の最新情報を
お知らせしたいと思います。

 石綿は、「竹取物語」にも「火鼠(ひねずみ)の皮衣(かわごろも)」と
して登場し、古くはエジプトのミイラを保存する際にも使われたと伝えられ
るなど、長い歴史の中で、人類が広く利用してきた鉱物です。

 石綿を人が吸い込むと、その繊維が肺に突き刺さり、中皮腫や肺がんの原
因になることなどが分かってきています。石綿による中皮腫や肺がんといっ
た症状は、石綿を吸い込んですぐに現れるのではなく、長い年月が経ってか
ら現れます。例えば、中皮腫の場合、石綿を吸い込んでから発症まで平均で
30〜40年かかるといわれます。

 石綿を扱う工場で働いている方などに健康被害が生じた場合、仕事をして
いる中で石綿を吸い込んだのが原因だと認められると、労災保険から補償を
受けられます。しかし、その御家族や工場の周りの住民の方などに健康被害
が生じても、これまでは補償の対象にならず、医療費などを受け取ることが
できませんでした。

 石綿による健康被害は広範かつ、その原因者の特定が難しい、発病後の容
態が非常に悪いなど特殊な事情をもつことから、私自身も法案作成にあたっ
た職員たちも民事上の責任と切り離して官民全体の費用負担での救済を図る
とともに、スピード感のある対応を心がけてきました。

 今回の法律により、労災補償の対象にならない人でも、石綿による中皮腫
・肺がんと認められた人は、申請すれば、医療費や療養手当などの給付を受
けられるようになります。石綿を吸い込んだ方がお亡くなりになった場合に
も、御遺族の方が申請すれば、葬祭料やお見舞いの意味をこめた弔慰金を受
け取ることができます。

 また、石綿を吸い込んでから発症までが長いことから、疾患に気付くのに
遅れたりして労災補償を請求する機会を逸している方のため、特別遺族給付
金制度も設けました。対象となるのは、石綿による中皮腫・肺がんで亡くな
った労働者の御遺族で、時効で労災の遺族補償の支給を受けられなくなった
方です。

 被害者の救済は迅速で隙間なく実施しなければなりません。法律の速やか
な実施に努め、制度の内容や認定の申請手続きについてホームページ等を通
じて周知徹底を図りたいと思います。

* 救済給付の申請受付は、(独)環境再生保全機構、環境省地方環境事務
 所などで3月20日から開始します。特別遺族給付金の請求受付は、労働
 基準監督署などで行います。申請手続きなどくわしくは、機構(フリーダ
 イヤル 0120-389-931)または最寄りの労働基準監督署まで、お問い合わ
 せください。

※ 環境省ホームページ(アスベストに起因する健康被害の救済と対策)
  http://www.env.go.jp/air/asbestos/index.html

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柄澤氏 プロフィール
[特別寄稿]

● 安全登山のすすめ(長野県警察山岳遭難救助隊副隊長、長野県警察本部
  地域課航空隊 柄澤良一)

 かつて冬山遭難といえば登山中の事故が大半でしたが、今はスキーヤー・
スノーボーダーの山岳での事故が増加しています。

 2月6日午前11時頃、北アルプスでスノーボーダー(30才代)が立木
に激突し頭蓋骨を骨折する遭難が発生。同行していたスノーボーダーからの
通報を受けて、ヘリ救助専従員として航空隊で勤務している私は直ちにヘリ
に搭乗して現場に向かいました。

 雪面には何本ものシュプールが刻まれていましたがなかなか遭難者を発見
できません。捜索開始から30分、私達の目に飛び込んできたのは、白い雪
面にくっきりと浮き上がる赤い鮮血と微動だにしないで横たわる遭難者の姿
でした。

 辛うじて立木に引っ掛かっていましたが少しでも体を動かせば谷底に落ち
てしまうほどの急斜面。「頼むから動かないでくれ」と祈りながらヘリから
ワイヤーで現場に降下、着地して「大丈夫か」と声をかけたその時、遭難者
が突然もがき出したのです。

 遭難者と私の転落を防ぐため、すぐにピッケルを雪面に突き刺して必死で
遭難者を押さえました。ヒヤッとする場面で、一歩間違えば遭難者とともに
私自身も滑落してしまうほど厳しい救助活動でした。

 遭難者を無事にヘリに収容し病院に搬送した結果、一命は取りとめました
が、社会復帰には長い時間がかかるとのことです。

 遭難の多くは不注意や判断の甘さから発生しています。

 昔から登山では「セルフレスキュー」が基本と言われています。できれば
登山者全員が救助の知識と技術を身に付けて頂きたいのですが、なかなか難
しい現状です。

 しかし、「事故を未然に防ぐ」という意味でのセルフレスキューは誰でも
できます。ルートや地形の十分な把握、装備品の点検、積雪状況や天候の確
認などしっかりとした計画と準備、登山届の提出や気象条件の変化に対応し
た適切な判断など山のルールやマナーを守る気持ちで登山に臨んでもらいた
いと思います。

 助けを求める者がいれば、私達は全力で救助に向かいます。しかし、遭難
救助の主役は救助隊でもヘリコプターでもなく、事故を起こさないように心
がける登山者自身だと思うのです。

※ 遭難者の救助活動
 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2006/0316a.html

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島田氏 プロフィール
● 日本は好感度ナンバーワンの国
  (慶應義塾大学教授、内閣府特命顧問 島田晴雄)

 日本は世界の国々に好かれているのか、それとも嫌われているのか。私達
が日頃、なんとなく気にしているこの疑問に正面から答える世界の世論調査
の結果が、最近、発表された。

 この調査は米国のメリーランド大学と英国のBBCが共同で昨年の10月
から12月にかけ世界の33カ国で行ったもので、とくに二つの結果が興味
を惹く。

 ひとつは、日本は世界でもっとも好感されている国だ、ということだ。世
界に好影響を与えていると答えた人々が多い国が33カ国中、31カ国もあ
った。いまひとつは、日本が悪影響をあたえていると考える人々が多いのは
中国と韓国の二国ということだ。

 日本のメディアなどでは、常日頃、日本は国際的な信用や信頼を得ていな
いとか、日本は世界で果たすべき役割を果たしていないとか、存在感がない
とか、自己否定的な論調が多いが、この調査結果はそれとはかなり異なる。

 この結果は、世界で活躍するビジネスマン、留学生、あるいは観光客など、
世界各地で受け入れられて仕事をし生活をしている普通の日本国民の実感に
むしろ近いのではないか。

 日本が好感されている背景には、世界に浸透するすぐれた工業製品、寿司
など健康的な日本食や簡素で美的な生活文化、経済援助、そして侵略をしな
い平和国家、などの理由がありそうだ。

 小泉政権は、観光や対日投資の促進にとくに力を入れているが、より多く
の外国人観光客が日本を訪れて楽しみ、また、より多くの外国企業が日本で
の経済活動で収益を挙げることで、世界各国の日本への理解と好感度がさら
に高まると期待される。

 日本を好感する世界の人々が多いというこの結果が正しいなら、私達はこ
れまでの日本のあり方にもっと自信をもって良いし、好感されている日本の
良さをもっと伸ばせばよい。

 一方、中国と韓国では日本に対する悪感情をもつ人々が多いようだ。隣国
との関係は経済的にも地政学的にも大変重要なので、悪感情の原因を良く分
析し、好感をもつ人々が増えるよう様々な工夫と努力が必要だ。

 ただ、この調査では、米国に対するメキシコ、フランスに対する英国、ロ
シアに対するポーランドなど、隣国に対しては悪感情をもつ人々が多いとい
う結果が出ており、隣国関係の難しさは日本だけの問題でもなく、また、今
に始まったことでもないという事実は冷静に認識しておきたい。

 筆者はこの14年間、日韓中国の学生研究交流を推進してきているが、そ
こでは大学生達がパソコンを使って国境を越えた密接な知的交流を進め、最
終段階の国際会議では兄弟以上に親しくなる。

 逆に情報や交流の機会の乏しい地域や階層の人々は、知識や実感がないた
めに、教条的な日本非難に流されやすい。中国や韓国に対しては、日本は正
しい実態認識をふまえて、効果的な取り組みをキメ細かく進める必要がある
だろう。

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[政府インターネットテレビ番組ガイド]

●新着情報(06/03/09〜15)

 <1CH>らいおんウィークリー(06/03/06〜12)
   日本・アゼルバイジャン首脳会談、対日投資会議、北方領土高校生弁
  論大会受賞者の表敬 など

 <2CH>ビデオで見る総理
   日本・アゼルバイジャン首脳会談

 <7CH>改革続行中
  ・起業にかける若き挑戦者たち
  ・竹中直人(構造改革の成果と挑戦)「1円起業」編
                   「コンビニがもっと便利に」編
                   「コミュニティスクール開始」編

 <8CH>ニッポンの元気
   埼玉県川越市「わが街川越〜川越の伝統産業を守る人々〜」

 <9CH>タウンミーティング・ダイジェスト
  ・ニート問題を考える(枚方)
  ・地球環境(仙台)

 <10CH>CMライブラリー
   治安対策「こどもの防犯」編
   ※ 3月17日(金)から23日(木)まで全国のテレビ局でも放送
    します。

※ 政府インターネットテレビ
 http://nettv.gov-online.go.jp/

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[小泉内閣の動き]

● 「第8次交通安全基本計画」の決定(06/03/14)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2006/03/14koutu.html
  中央交通安全対策会議で、平成18年度から22年度までの5年間の交
 通安全に関する施策の大綱である「第8次交通安全基本計画」を決定

● 日本・アゼルバイジャン首脳会談(06/03/10)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2006/03/10azerbaijan.html
<ビデオ>http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/2006/03/10azerbaijan.html
  イルハム・アリエフ大統領と会談し、両国間の友好とパートナーシップ
 の一層の発展に関する共同声明に署名、共同記者発表

● 対日投資会議(06/03/09)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2006/03/09tousi.html
  小泉総理は「日本が外資にとって魅力のある国にしなければ日本はよく
 なっていかない。」と挨拶

● 北方領土高校生弁論大会受賞者の表敬(06/03/09)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2006/03/09hoppou.html
  第20回北方領土高校生弁論大会で優秀な成績をおさめた高校生が小泉
 総理を表敬

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[編集後記]

 先週号のキーワード解説で取り上げましたが、4月1日から、電気用品の
うち、テレビや冷蔵庫など一部の製品については、安全性を示すPSEマー
クがなければ販売できないことになります。このことを知らなかったという
方も少なからずおられるようです。この制度は平成13年に決められ、これ
まで実施が猶予されていたものです。
 制度の周知が十分にされていなかったのではないかとの声があることを真
摯に受け止め、政府は、PSEマークの検査に必要な機器を中小事業者に対
して無料で貸出すこと、希少価値の高い特別の電子楽器などについて簡単な
手続きで売買ができるようにすること、相談窓口を強化すること等、新制度
への移行を円滑にするための対策を急遽実施することとしました。皆様のご
理解・ご協力をお願いします。
 官邸では、小泉総理の発案で、多くの絵や彫刻が飾られています。先週の
土曜日には、玄関に桜の絵が掛けられました。東京の桜の開花までは、いま
少しかかりそうですが、官邸は一足先に桜を楽しんでいます。(じんえん)

※ 経済産業省ホームページ(電気用品安全法の経過措置の一部終了に伴う
 対策について)
http://www.meti.go.jp/press/20060314004/20060314004.html

※ 官邸エントランスの絵画
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2006/0316b.html

長勢内閣官房副長官プロフィール長勢内閣官房副長官
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総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎
編集長:内閣官房副長官 長勢甚遠
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)