首相官邸 首相官邸 トップページ
首相官邸 コミュニケーション
 トップ小泉内閣メールマガジンバックナンバー
小泉内閣メールマガジン
 

小泉内閣メールマガジン 第233号 ========================== 2006/05/11

★☆ 政府インターネットテレビ配信中! ☆★
 http://nettv.gov-online.go.jp/

「アフリカ・欧州訪問特別番組」を1CH(らいおんウィークリー)で配信

--------------------------------------------------------------------
★☆ 英語版、携帯版の読者登録を受付中です。 ☆★
(英語版)  http://www.kantei.go.jp/foreign/m-magazine/add_e_sele.html
(携帯版)  http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/keitai.html
--------------------------------------------------------------------

□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● 野口英世賞

[大臣のほんねとーく]
● 日本司法支援センター設立(法務大臣 杉浦正健)

[特別寄稿]
● 麻薬Gメンその捜査現場から−仏像にしのばせた大麻樹脂
  (厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部 麻薬取締官)

[数字でみる日本]
● 159万件

[政府インターネットテレビ番組ガイド]
● 与謝野大臣への質問募集中 など

[小泉内閣の動き]
● 政府インターネットテレビのインタビュー など

====================================================================
[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
小泉総理大臣 プロフィール 英語版はこちらから
● 野口英世賞

 小泉純一郎です。

 先週一週間、アフリカのエチオピアとガーナ、北欧のスウェーデンを訪問
しました。

 エチオピアでは、メレス首相、そしてアフリカ連合(AU)のコナレ委員
長と、ガーナでは、クフォー大統領とそれぞれ会談し、アフリカ支援や国連
安保理改革などについて話し合いました。

 アフリカには、全部で53の国があります。その面積は、コナレ委員長に
聞かされて私も驚きましたが、アメリカ、中国とインド、そしてヨーロッパ
を合わせたより広いそうです。

 60年ほど前、国連ができたとき、加盟国は全部で51カ国、そのうちア
フリカは4カ国に過ぎませんでした。現在、加盟国は191カ国に増加し、
アフリカはいまやその4分の1以上を占めるまでになりました。

 日本は、戦後の貧困から国際社会の支援を受けて発展を遂げることができ
ました。この経験を活かして、紛争や感染症などの問題に直面するアフリカ
の国々が自らの力で立ち上がっていくことができるように、日本としてでき
る限り支援をしていきたいと思います。

 いまから約80年前、野口英世博士は遠くガーナの地にわたり、黄熱病の
研究に身を捧げ、その途上、病に倒れ、51歳で亡くなりました。ガーナの
首都アクラには、野口博士が黄熱病研究にあたった研究室があり、当時の顕
微鏡も残されていました。

 野口博士のお母さまから、そしてアメリカ人の夫人からの手紙などゆかり
の品々を拝見し、既に日本やアメリカで名声を博していた野口博士が、遙か
かなたのガーナで研究をしようとしたその探求心、勇気に改めて感銘を受け
ました。

 エチオピアに向かう飛行機の中で、野口英世賞を創設するというアイデア
がひらめきました。アフリカの医学や医療に貢献した人に、アフリカの人に
限らず、アジアの人でもヨーロッパの人でもよい、そういう功績のある人に
野口英世博士の名前を冠した賞を授与するというものです。

 クフォー大統領とともに臨んだガーナでの共同記者会見の場でこの考えを
披露したところ、現地でも大変な反響をよびました。

 アフリカ53カ国が参加するアフリカ連合(AU)のコナレ委員長が近々
来日する予定なので、その際に、コナレ委員長の考えもよく聞いて、ノーベ
ル賞に匹敵するような立派な賞にしたいと考えています。

 今回のアフリカ訪問は、野口英世博士が私を呼んだような気がします。日
本は、ノーベル賞をとろうとするばかりでなく、野口英世賞を創設して、少
しでもアフリカの医学や医療のためになるように、野口英世博士の志を活か
していきたいと思います。

 ガーナから約8時間飛んで着いたスウェーデンの首都ストックホルムでは、
パーション首相と会談し、カール16世グスタフ国王に拝謁しました。日本
とスウェーデンは皇室、王室間の活発な交流があり、友好な関係にあります。
今回の訪問を契機にさらに友好関係を拡大し発展させたいと思います。

 ストックホルム市内では、小学校に入学前の子供たちのためのプレスクー
ルを視察しました。子供の笑顔は万国共通、心和みました。仕事と子育ての
両立をはかっているスウェーデンの経験に学ぶことが多いと痛感しました。

 国会では、行革推進法案などの審議が続いています。重要法案を会期内に
成立させるよう、これからまた気を引き締めて頑張っていきたいと思います。

* 編集部注:小泉総理のアフリカ、北欧訪問の様子は、政府インターネッ
 トテレビ1CHでご覧になれます。
 http://nettv.gov-online.go.jp/

--------------------------------------------------------------------
[大臣のほんねとーく]
杉浦大臣 プロフィール
● 日本司法支援センター設立(法務大臣 杉浦正健)

 世上、振り込め詐欺やオレオレ詐欺などの犯罪被害が続いていますが、皆
さんは、実際にそのような被害に遭ったり、遭いそうになった場合にどうし
ますか。あるいは、相続や契約に関するトラブルに巻き込まれた場合は、ど
うでしょうか。

 これまでは、警察や消費者センター、地方自治体等どこに相談しようか迷
ってしまうこともあったと思います。そのような場合に、皆さんがまず思い
出し、頼っていただくために生まれたのが、日本司法支援センターです。

 支援センターは、全国どこでも、法的なトラブルの解決のために必要な情
報や法律サービスの提供を受けられる社会を実現することを目指して、本年
4月10日に設立されました。

 実際の業務開始は本年10月ですが、トラブル解決のための情報提供をは
じめ、弁護士や司法書士がいない地域等において法律サービスを提供する業
務、犯罪被害者支援業務など、幅広い業務を展開する予定で現在準備を進め
ています。

 支援センターは、司法アクセスの改善のための自由民主党のプロジェクト
チームの座長として私自身が立案段階から検討してきた、総合法律支援構想
の中核をなすものです。いわば支援センターが生まれるまでの過程につぶさ
にかかわってきただけに、国民に身近な司法の実現のため、支援センターが
果たす役割に人一倍大きな期待を抱いています。

 設立の日に、金平輝子理事長を始め役員の方々がそろってあいさつに来ら
れたのですが、その際、私は、このような思いを込めて、役員の皆さんにお
願いをしました。

「
 支援センターが、真に国民に愛され、頼りにされる存在となることを切に
期待しています。

 法的トラブルに困っておられる方々や悩んでおられる方々のニーズは非常
に幅広く、それぞれ事情も異なるので、利用者には親切丁寧に対応するよう
にしてください。お役所仕事では困ります。

 各地域において、地方自治体など様々な団体、組織の幅広い協力と参加を
得て、あくまでも利用者のための運営を心がけてください。
                                 」

 金平理事長を先頭に支援センターの役職員は、業務開始までの半年間、地
方自治体などのご協力を得ながら、国民の皆さんのニーズにいかに応えるか
を念頭に、全国各地において準備を進めてくれると思います。

 私も、法務省の責任者として、皆さんに支援センターをよく知っていただ
くよう努めるとともに、どんなことであっても気軽に駆け込めて、来てよか
ったと思われる組織となるよう、全力を尽くすつもりです。

※ 法務省ホームページ(日本司法支援センター)
 http://www.moj.go.jp/SHIHOUSHIEN/index.html

--------------------------------------------------------------------
[特別寄稿]

● 麻薬Gメンその捜査現場から−仏像にしのばせた大麻樹脂
  (厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部 麻薬取締官)

(編集部注)筆者は捜査現場に出かける身であることから、匿名といたしま
     した。

 真夜中、都内南部の住宅街。静まり返った中に何かをたたく鈍い音が鳴り
響く。捜査員十数名が、合図と共にその音が鳴るアパートの一室になだれ込
む。

 中にはアジア系の男が2人、1人はランニング姿で左手にノミ、右手にハ
ンマーを持ち、足下の木彫り像を割っている。目が合うや、ノミを振り回さ
れたら敵わないと即座に奪い取る。

 足下の木彫り像は、その国で土産物として売られている高さ13センチ程
の仏陀の木製像。二つに割られたその中には、まるで子を宿したようにラッ
ピングされた卵形の大麻樹脂が入っていた。卵の重さは1個約30グラム、
生まれ出た卵が合計493個、臨月の木製像は合計201体、合わせて十数
キロの押収、逮捕。

 彼らはこれまで10回大麻樹脂の密輸を行っていた。本国の密輸組織には
1キロあたり45万円を支払い、都内の不良外国人密売組織に120万円で
売り渡すという。そこで更に約0.7グラムづつに小分けされ、1個5千円
で売られて行く。客は全て日本人。売人は莫大な収益のために敢えて危険を
冒す。そして客は自己の快楽追求のために金を注ぎ込む。

 これまでいろいろな事件の捜査に当たったが、これもその1つである。

 私は厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部に属する麻薬取締官。巷では麻
薬Gメンと呼ばれている。麻薬Gメンは司法警察員として薬物犯罪の取締り
にあたるほか行政官として医療用麻薬の監視、中毒者対策そして啓発活動と、
その職務は間口が広い。

 今薬物乱用はより身近なものとなった。特に大麻やMDMA等合成麻薬事
犯の検挙者を見れば約9割が初犯で、そのうち20歳代が6割近くを占めて
いる。

 強面の密売人だけがいたころは、そこに近づくのはごく限られた者たちだ
けであったが、繁華街で道行く人に目を合わせながら「あるよ、あるよ。」
と無差別に声をかける不良外国人密売人の出現により、やさしい語り口と愛
想を振りまく彼らに、誰もが近づきやすくなった。

 さらに、インターネットを悪用した密売人がネット上に
   アイス (覚せい剤の隠語)  1グラム25,000円
   クサ  (大麻の隠語)    1グラム7,000円
   罰   (麻薬錠剤の隠語)  1錠5,000円
   ※全国どこでも配達可

等の密売掲示版を出すようになり、居ながらにしてアクセスするだけで密売
人と顔を合わせることなく、いとも簡単に薬物が手に入る。逆に顔を合わせ
ぬことで、未成年の密売人が出現してしまうほどだ。

 密売人として逮捕された16歳の少年は、麻薬錠剤90錠、覚せい剤、大
麻それぞれ約90グラムと大量の薬物を所持し、一端のネット密売人として
約60名の客に薬物を売り捌いていた。まさに切実な問題だ。

 取締りは情報収集に始まり、張り込み、逮捕、取調とまさに前線は不眠不
休の日々が続くことも多いが、私の2人の子供たちに思いをはせ、また次代
を担う若年層に広がりをみせている薬物のこの現状を考えると、背負ってい
る責任の重さに身のひきしまる思いを感じる毎日である。

※ 仏頭に隠匿された大麻樹脂
 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2006/0511a.html

※ 麻薬取締官のホームページ
 http://www.nco.go.jp/

--------------------------------------------------------------------
[数字でみる日本]

● 159万件

 159万件とは、平成17年一年間の駐車違反取締り件数です。

 駐車違反は、道路の交通渋滞を悪化させる要因となるだけでなく、歩行者
や車両の安全な通行の障害となるほか、救急車や消防車の現場への到着が遅
れるなど、国民生活に大きな影響を及ぼしています。

 また、駐車違反は交通事故の原因にもつながります。駐車車両が原因で起
こった事故は年間8,000件以上にのぼり、100人以上の方がなくなっています。
また、110番通報された要望・苦情・相談90万件のうち、4分の1が駐車問
題に関するものです。

 さらに、国民経済の面から見ると例えば東京銀座の一等地に車を一台違法
駐車することで、その車の所有者は2億円相当の場所を不当に占有している
ことになります。

 放置車両の取締りは、警察官が違反者の特定をすることが困難であるとい
う問題があります。車両の使用者に連絡を行っても、誰が運転していたか分
からないなどと申し立てる事例などが増加しており、多大な労力を費やして
いるにもかかわらず、違反者の特定に至らない場合が少なくありません。

 また、現在、警察官の数は、例えば、米、英、独、伊、仏では、概ね300
人に1人であるのに対し、日本は520人に1人と少ないことに加え(*)、
現下の厳しい治安情勢の下では、警察では、大量の違反に見合うだけの人員
を駐車違反取締りに充てることができない状態にあります。

 そのため不出頭者の捕捉が十分になし得ず、このことが逃げ得という不公
平を招き、駐車違反を抑止できていない状態にあります。 

 そこで、本年6月1日より、新たな制度が導入されることとなりました。

 新制度では、放置駐車違反が確認された車両の運転者の責任追及ができな
い場合に、車両の使用者に対して放置違反金の納付を命じるなど使用者責任
を拡充することや、公安委員会の登録を受けた法人に放置車両の確認事務な
どを委託し、人員を十分に確保することで、駐車違反を抑制することが期待
されています。

 日本では今や8,000万台の自動車が保有されています。3人に2人が車を
保有する社会において、今回の制度改正が生活に及ぼす影響は大きいと思い
ます。しかし、駐車違反によって多くの人が困っていることは揺るぎのない
事実です。命にかかわる事態もあります。

 みなさんが暮らしやすい町という観点から今回の新制度について、考えて
みてはいかがでしょうか。

* 日は2005年、米は2000年、英、独、仏は2002年、伊は2001年時点

※ 警察庁ホームページ(改正道交法Q&A)
 http://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku20/KaiseiQ_A.htm

--------------------------------------------------------------------
[編集後記]

 今年の大型連休は日並びも良く天候にも比較的恵まれ、行楽や休養など皆
さんもそれぞれの休日を楽しまれたことと思います。

 ちなみに総理の外遊中は、何か大きな事件や事故が起こったとき迅速に政
府の指揮が取れるよう、官房長官または官房副長官のどちらかが常に東京で
待機することになっています。

 大型連休前半に伊豆半島を中心に地震が発生し、熱海市で震度5弱を観測
したときには一瞬ひやっとしましたが、幸い大きな被害もなく、また、大型
連休を通して大きな事件・事故もなかったことにひとまずほっとしています。

 国会はいよいよ終盤に入ります。行政改革関連法案や医療制度改革関連法
案など、重要法案の一日も早い成立を期さねばなりません。また長年の懸案
であった教育基本法改正案も国会に提出されています。一日一日を大切に、
気を引き締めて頑張りたいと思います。(じんえん)
長勢内閣官房副長官プロフィール長勢内閣官房副長官
--------------------------------------------------------------------
[政府インターネットテレビ番組ガイド]

●新着情報

 <1CH>らいおんウィークリー
  ・アフリカ・欧州訪問特別番組 −エチオピアAU本部で日本の総理と
   して初の演説、ガーナの野口英世研究室を視察、スウェーデンのプレ
   スクールを視察、各国との首脳会談
  ・日・EU定期首脳協議・共同記者会見、レセプションでのウィーン少
   年合唱団の合唱、琴欧州関への化粧まわし贈呈式、総理就任5周年イ
   ンタビュー

 <6CH>大臣のほんね
   猪口大臣(少子化・男女共同参画担当)(前編)

 <7CH>改革続行中
  ・「竹中直人が見た!構造改革!!」
  ・竹中大臣出演「郵政民営化委員会の発足と活動」

 <8CH>ニッポンの元気
   福岡県上陽町「上陽ぴっかり通信」

●お知らせ

 <6CH>大臣のほんね
      与謝野大臣(経済財政政策、金融担当)が登場します。
   与謝野大臣に聞いてみたいことをお寄せください。
     「テーマ」欄に「与謝野大臣に質問」とご記入ください。
     100字以内で、5月13日(土)までにお願いします。

   ご記入はこちら http://www.kantei.go.jp/jp/forms/dokusha.html

※ 政府インターネットテレビ
 http://nettv.gov-online.go.jp/

--------------------------------------------------------------------
[小泉内閣の動き]

● 政府インターネットテレビのインタビュー(06/05/10)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2006/05/10nettv.html
  総理大臣官邸の庭で、5月18日配信予定の政府インターネットテレビ
 のインタビュー番組を収録

● アフリカ・欧州訪問特集(06/04/29〜05/05)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2006/05/02ethiopia.html
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2006/05/02ghana.html
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2006/05/04sweden.html

--------------------------------------------------------------------
[ご意見、ご感想]

 おんらいん読者感想
  ※メールマガジンの登録者が対象です。(5月14日まで)

====================================================================
[小泉内閣メールマガジン]

<バックナンバー・配信先変更・配信中止>
  http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/

総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎
編集長:内閣官房副長官 長勢甚遠
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)