首相官邸 首相官邸 トップページ
首相官邸 コミュニケーション
 トップ小泉内閣メールマガジンバックナンバー
小泉内閣メールマガジン
 

小泉内閣メールマガジン 第238号 ========================== 2006/06/15

★☆ 5周年記念号 ☆★

★☆ 英語版、携帯版の読者登録を受付中です。 ☆★
(英語版)  http://www.kantei.go.jp/foreign/m-magazine/add_e_sele.html
(携帯版)  http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/keitai.html
--------------------------------------------------------------------

□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● 「らいおんインタビュー」(前編)

[大臣のほんねとーく]
● 初代編集長としてメルマガを振り返る(内閣官房長官 安倍晋三)

[特別寄稿]
● 脱「二項対立」ということ(作家 村上龍)

[政府インターネットテレビ番組ガイド]
● 『ビデオキャスティング』先行配信 など

[小泉内閣の動き]
● 「知的財産推進計画2006」を決定 など

====================================================================
[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
小泉総理大臣 プロフィール 英語版はこちらから
※ 小泉内閣メルマガは、6月14日で創刊5周年を迎えました。これを記
 念して編集部が行った小泉総理へのインタビューの模様をお伝えします。


● 「らいおんインタビュー」(前編)

【創刊5周年を迎えて】

(インタビュアー)
―――  よろしくお願いいたします。メルマガも、もう5周年ですね。

(小泉総理)
 よく続いていますね。依然として160万部以上出ているのですから大し
たものです。ありがたいことですね。100万部出ている週刊誌、月刊誌と
いうのは、そんなにないでしょう。みなさんのおかげです。

【サッカーW杯】

―――  12日のサッカーW杯、日本とオーストラリア戦はごらんになり
    ましたか。

 見ましたよ。最初から緊張して見ていて、自分でわかるんですね。いすに
座っていながら力が入ったり、手を握りしめたり、それで最後にこれは勝っ
たかなと思った途端でしょう。3点ダッと入れられてしまって。残念でした。
本当に、残念でした。

 サッカーの勝ち負けは紙一重。強いシュートが入らない場合もあるし、軽
いシュートが入る場合もある。最後まで気を抜けないと実感しました。

 ゴールキーパーの川口選手もよくしのいでいたし、10番の中村選手がゴ
ールを入れたから、よかったなと思っていたんですけれども。最後のところ
でちょっとあけてしまったところを、うまく突かれましたね。

―――  ジーコ監督とお会いになってユニフォームをもらわれましたね。
    もしかして、あれを着て応援なさったんですか。

 いや、いや、着てはいませんでした。でも、そばに置くというか、かけて
ありますよ。

―――  きっと日本中が12日の試合を残念に思っていると思いますが、
    総理の視点で次回なり今回の試合を総括していただけますか。

 気分を切り換えて、勝負は勝つときもあれば負けるときもあるんですから、
くよくよしないでやることです。WBCの野球だってそうでした。1、2戦
は負けて3戦目に勝ったんですから。開き直ってやればいいんですよ。勝敗
は時の運。持てる力を全部出して頑張ればいいんです。

―――  サッカーはよくごらんになるんですか。

 最近はよく見ていますよ。日本戦以外の試合も見ています。たくさん見て
いると、いい試合かどうかわかります。日本チーム以外もみんな強豪でしょ
う。いい試合は日本の選手が出なくても面白いですよ。

 野球にしても、ゴルフにしても、格闘技にしても、スポーツは面白いです
ね。WBCのときも熱が入りましたね。イチロー選手を始め、韓国の選手、
またキューバの選手、最後までハラハラどきどき見ていました。

【国内視察】

―――  最近は、3週連続、休み返上で福島、沖縄、北陸といらっしゃい
    ましたが、何か印象的な思い出はありますか。

 どこも印象的でしたよ。「わたしの旅百選」といって、ここに行けば日本
の歴史とか文化とか伝統に触れながら旅を楽しめますよというところ、国民
に知ってもらいたい日本のいいところ約100件を選びました。旅行関係者、
旅に関する有識者、旅行好きの皆さん、そういう方々から1,000件近く
いただいた応募の中から選んだものです。

 最初に行ったのが、百選のベストワンに選ばれた能登や、金沢、高岡。温
泉もいいし、九谷焼とか輪島塗、更には名園と言われる兼六園、みんないい
ところでした。

 百選に選ばれたものだけでなく、応募してくれたものはみんな文化庁に照
会すればすぐ出してもらえます。1日で日帰りできるところ、あるいは2、
3日旅行できる人、何回も繰り返して2、3年がかりで回ってもいいという
人、いろんな旅のスタイルに合うように選んでいます。

 実は、これは、フランスのシラク大統領から示唆を受けました。シラク大
統領が日本を訪問されたときに、その話が出たんです。

 日本人は、今、年間約1,600万人外国へ出かけていきますが、外国の
皆さんは、日本に600万人ぐらいしか来てくれない。パリだけで年間
5,000万人の人々が世界から来ているそうです。日本の10倍ですよ。

 だから、日本にももっと多くの外国人に来てもらいたいのですけれども、
私が、「海外からの、観光客受入数が世界トップのフランスの大統領として
何かいい知恵はないか」と聞いたら、「日本にはいっぱいいいところがある
じゃないか」と言われました。「第一に、食事がおいしい、寿司だけじゃな
い。食事がおいしいことは、旅の一番の楽しみなんだ」と。

 シラク大統領は、日本に50回も来ているそうです。世界の首脳で日本に
50回も来ている首脳はいないですよ。シラク大統領は相撲が好きだけれど
も、相撲だけではなくて縄文文化、弥生文化から江戸時代から、何しろ私よ
りも日本の歴史をよく知っているんです。
 
 そんなシラク大統領のアドバイスは、「日本だって歴史、伝統、外国とは
違ったいいものがたくさんある。だから、そういう外国にない日本の良さを
発信すべきだ」と。「その発信が足りない。だから、日本人も知らないので
はないか」ということでした。

 そうかと思って、早速、河合文化庁長官にシラク大統領の話を紹介して、
「みんな旅好きなんだから、外国人に来てもらうためだけではなくて、日本
人だって楽しめるような、旅をしながら日本の歴史、文化、伝統に触れるよ
うな、どういういい地域があるか公募してみて下さい」と、それで選んでも
らったのが「わたしの旅百選」です。

 全部は行けないけれども、月1回ぐらいは時間を見つけて、旅を楽しみが
てら、地域振興に役立てばと思って行ったんです。

 2回目は福島の会津、野口英世記念館。先日アフリカのガーナを訪ねたと
き、野口英世賞を考えたでしょう。今、野口英世賞という賞が日本にはあり
ますが、これは日本の医学者に与える賞なんです。

 アフリカで病気に悩んでいる人はたくさんいる。世界の中でもね、一番病
気や困難を抱えている地域ですね。野口英世博士もノーベル賞の候補になり
ましたが、ノーベル賞を受賞するまでには至らなかった。

 日本は、ノーベル賞を取ることばかり考えないで、少しは世界に与えるよ
うな賞を考えてもいいのではないか、アフリカの病気と闘っている人たち、
医療研究者、医療従事者、この人たちにノーベル賞に匹敵するような賞を考
えてみようということで、ガーナのクフォー大統領に相談したら、これは大
賛成だと。

 アフリカの医療に貢献している人を対象にして、ただし、受賞者はアフリ
カの人には限らない。アメリカ人でも、ヨーロッパ人でも、アジア人でも、
日本人でもいいと。アフリカの医療に尽力している人たちを対象にノーベル
賞級の賞を考えようと。

 ガーナでは野口記念研究室もちゃんと保存してくれて、当時使っていた顕
微鏡や胸像までありました。クフォー大統領から、「私は日本の野口記念館
に行ったんだけれども、あなたは行ったことはあるのか」と言われましたが、
日本の記念館には行ったことがなかったんです。これはまずいと思って、そ
れで記念館を訪問がてら、会津のいいところを回ってきたんです。

 アフリカ53カ国が集まったアフリカ連合(AU)、その委員長のコナレ
さんが近く日本を訪問します。コナレさんもこの話は大賛成です。まず日本
が原案をつくって、そして、AUのコナレ委員長、クフォー大統領の賛同を
得て、2008年に第1回の授賞式をやろうと。というのは、2008年と
いうのは野口英世博士がガーナで亡くなってから、ちょうど死後80周年に
当たります。しかも2008年は第4回のTICADが東京で開かれる。

 TICADは、アフリカ開発会議のことで、5年に1回開催しています。
アフリカの首脳が日本に集まる。そのときにこの授賞式をやると。5年に1
回でいいと。

 ノーベル賞は、複数あっても受賞者に対して大体1億から2億円なんです。
ノーベル賞を超える額を考えるとちょっと僭越だし、金額だけの問題ではな
いから、敬意を表して、ノーベル賞を超えない程度に、ノーベル賞に匹敵す
る賞を考えています。今、たたき台をつくっていますが、私は寄附が集まる
と思います。

※ らいおんインタビューの様子
 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2006/0615a.html

 来週も「らいおんインタビュー」(後編)をお送りします。

--------------------------------------------------------------------
[大臣のほんねとーく]
安倍官房長官 プロフィール
● 初代編集長としてメルマガを振り返る(内閣官房長官 安倍晋三)

(編集部注)安倍長官は小泉内閣メールマガジンの創刊号から110号の編
     集長を務めました。

 2001年に小泉政権が発足しました。私たちは国民への情報発信を重視
しなければならない、そしてそれは双方向のものでなければならないと考え、
その手段として、メルマガの配信、タウンミーティングの開催を決定しまし
た。

 どちらも初めての試みで恐らく試行錯誤になるだろうと覚悟していました。
果たしてどれぐらいの人たちがメルマガを読んでくれるか、あるいは反応を
示してくれるか、私はメルマガ編集長として大きな不安の中で創刊準備号、
創刊号を配信しました。幸いにして、マスコミでも大きく扱われ、多くの人
が定期購読してくれることになりました。

 目玉は総理の「らいおんはーと」と「大臣のほんねとーく」。特に「らい
おんはーと」は仕事を離れた総理の人物像を知ってもらおうという企画でし
たが、総理も見事にその意図に応え、生の総理の言葉が伝わったのではない
かと思います。

 その後、「官邸のこんな話」や「キーワード解説」、「数字で見る日本」
など新たなコーナーを立ち上げましたが、こうしたコーナーを本としてまと
めておけば貴重な資料になるのではないかと思います。

 また他の雑誌と同様に読者の方々が興味を持つようなコーナーを作ってい
こうということで取り上げた観光カリスマ百選。特別寄稿においてはノーベ
ル賞を受賞された田中耕一さんや小柴昌俊さん、作家の林真理子さん、石原
東京都知事などその時々の話題の人たちに登場をお願いしました。

 100号記念ではメルマガ読者の代表に官邸にお越しいただき総理と懇談
の場を設けました。初めは、どんな意見が出るか少し緊張しながら臨みまし
たが、大変建設的な、また新鮮な意見が出され大変充実した会合となったこ
とは今でも良い思い出です。

 編集後記は私の担当でした。短いコラムでしたが、毎週書くということは
それなりにプレッシャーでもありました。読者の反応は正直で、さしさわり
のない定型的な文章を書いたときは反応がほとんどなく、外交や拉致問題な
どで思い切って自分の意見をにじませたときには賛否両論含めて大きな反響
がありました。

 編集長であると同時に政治家・安倍晋三としての意見も随分言わせていた
だきお叱りもいただきましたが、私にとっては極めて貴重な経験になったと
思います。

 その後、編集長は細田副長官、杉浦副長官と引き継がれ、現在は長勢副長
官が担当されています。振り返ってみれば創刊から5周年。途切れることな
く国民の皆さんに対して情報発信を続けてきた重みを感じています。スタッ
フの皆さんには創刊当時のチャレンジ精神と熱気を持ち続けてもらいたいと
思っています。

* メルマガ5周年について、6月14日の官房長官記者会見で紹介されま
 した。その模様は政府インターネットテレビ5CHでご覧になれます。
 http://nettv.gov-online.go.jp/

--------------------------------------------------------------------
村上氏 プロフィール
[特別寄稿]

● 脱「二項対立」ということ(作家 村上龍)

 内閣がメールマガジンを発行するというのは前代未聞のことだったと思う。
わたしは創刊号から読者として登録した。

  大手既成メディアの中には冷めた目で見る向きも多かったが、内閣が大手
既成メディアを介さずに政策をアナウンスする媒体を持つことは基本的に歓
迎すべきことである。

 基本的な評価を別にして、これからの「内閣メールマガジン」に期待する
のは、二項対立からの政府自らの脱却だ。大手既成メディアをはじめとして
日本社会には単純な二項対立が充ちている。

  反対か賛成か、という単純化はわかりやすいが、問題の複雑さと本質を隠
蔽する危険性が高い。現代日本を被う内外の諸問題は複雑な利害が絡み本質
が見えにくくなっている。

  財政再建、税制、年金や医療や介護などの社会保障、特殊法人改革、地方
の再生、道路公団・郵政民営化の中身や行程など、内閣が担う課題はどれも
気が遠くなるほど困難なものだ。

  だからこそ議論が二項対立に陥らないように、具体的かつポジティブな議
論ができるような論点の整理と啓蒙が必須となるだろう。

 外交においても、たとえば「親米か反米か」というような問いの立て方に
はまったく意味がない。ただし二項対立を煽るのはおもに大手既成メディア
で、その最たるものは「内閣を巡る世論調査項目」だ。「あなたは小泉内閣
を支持しますか」という問いは、「郵政民営化は支持するが対アジア外交は
支持できない」というような人を最初から無視している。

  この内閣メールマガジンが、日本社会に刷り込まれた「二項対立」という
罠から脱却するための推進剤となることを期待している。

--------------------------------------------------------------------
[編集後記]

 2001年の6月、小泉内閣メールマガジンを創刊してから今週号で5周
年を迎えます。この間、小泉総編集長のもと、私を含めて4代の官房副長官
が編集長をつとめ、発行を積み重ねました。この間配信したメールの総数は
4億3千万通、一方読者の皆さまからいただいたご意見、ご感想は48万件
にも上ります。

 内閣の情報を直接国民にお届けする。そして、読者の生の反応を直に感じ
ることができる。これがこのメールマガジンの特長です。より親しみやすい
メールマガジンにするための読者アンケートを実施したときには2週間で4
万1千件、また、少子化に関する政策アンケートを行ったときは、2万3千
件を超える回答をいただきました。

 こうした反響の大きさに励まされ、また一つ一つの声を重く受け止めなが
ら、読者の皆さまと一緒にメールマガジンを作り上げてきた5年間です。改
めて感謝申し上げます。

 今週号と来週号は久しぶりの「らいおんインタビュー」を中心に5周年記
念特別企画でお届けします。来週もお楽しみに。(じんえん)

長勢内閣官房副長官プロフィール長勢内閣官房副長官
--------------------------------------------------------------------
[政府インターネットテレビ番組ガイド]

●新着情報

 <1CH>らいおんウィークリー(06/06/05〜11)
   「知的財産推進計画2006」を決定、日本・ボツワナ首脳会談、梅
  娘の表敬、中央アジア6ヶ国外相表敬、全国市長会議

 <4CH>English Version
  ・Invest Japan
  ・Painless Syringe Needles

 <8CH>ニッポンの元気
   東京都品川区「地域で守る子どもの安全」

 <9CH>タウンミーティング・ダイジェスト
   司法制度改革 タウンミーティング イン 広島

 <11CH>トピックス
   竹中総務大臣から「情報セキュリティ対策のお願い」

※ 政府インターネットテレビ
 http://nettv.gov-online.go.jp/

●お知らせ

  総理からのメッセージや映像を、お手持ちのパソコンや携帯動画プレー
 ヤーに自動的に取り込むことができる新しいサービス『ビデオキャスティ
 ング』が6月22日からスタート!

  本日から小泉総理インタビュー『初夏の官邸から』を先行配信します!
  詳しくはこちらをご覧下さい。
 http://www.kantei.go.jp/jp/videocasting/

--------------------------------------------------------------------
[小泉内閣の動き]

● 「知的財産推進計画2006」を決定(06/06/08)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2006/06/08tizai.html
  知的財産戦略本部において、ニセモノ対策の強化、出願構造改革・世界
 特許の実現などを柱とした推進計画2006を決定

● 日本・ボツワナ首脳会談(06/06/08)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2006/06/08botswana.html
  モハエ大統領と会談し、引き続きボツワナへの物的、人的交流を進めて
 いくとともに、その他アフリカへの支援についても考えていくことを表明

● 福島県下視察(06/06/02〜03)
<ビデオ>http://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/2006/06/02fukusima.html

--------------------------------------------------------------------
[ご意見、ご感想]

 おんらいん読者感想
  ※メールマガジンの登録者が対象です。(6月18日まで)

====================================================================
[小泉内閣メールマガジン]

<バックナンバー・配信先変更・配信中止>
  http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/

総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎
編集長:内閣官房副長官 長勢甚遠
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)