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   安倍内閣メールマガジン(第16号 2007/02/08)
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□ 目次

[こんにちは、安倍晋三です]
● 北の街を訪ねて

[ホワイエの誓い]
● お迎えする心で観光立国(国土交通大臣 冬柴鐵三)

[副大臣がお答えします]
● 鳥インフルエンザについて(回答者 農林水産副大臣 山本拓)

[この人に聞きたい]
● 家族の絆 そして恩師、友人との出会い
 (教育再生会議座長、理化学研究所理事長 野依良治)

[東奔西走]
 (編集長 世耕弘成)

[政府インターネットテレビ番組ガイド]
● 大臣のほんね「甘利明経済産業大臣(前編)」 など

[安倍内閣の動き]
● 北方領土返還要求全国大会 など

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[こんにちは、安倍晋三です]
安倍総理大臣 プロフィール 英語版はこちらから

● 北の街を訪ねて

 こんにちは、安倍晋三です。

 柳澤厚生労働大臣の発言について、先週号のメールマガジンに、たくさん
のご批判メールをいただきました。極めて不適切な発言であり、私からも深
くお詫びいたします。

 柳澤大臣には、反省の上に立って、国民の気持ちを常に考えながら、厚生
労働行政、また少子化対策に対して取り組んでもらいたいと考えています。

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 先週末、秋田県の大仙(だいせん)市を訪ねました。日本経済は順調に回
復していますが、地域によってはまだまだ厳しいところもあります。そうい
う現場に足を運び、自分の目で見て、その地域の方々から直接お話を伺いた
い、という思いで出かけることとしました。

 東京から新幹線に揺られて3時間半、秋田の地に降り立つと、白銀の世界。
肌をつくような寒さでしたが、白く染まった山々は、水墨画のような美しさ
でした。

 「シャッター通り」という言葉がありますが、最初に訪れた駅前商店街は
空き店舗も目立ち、厳しい状況にありました。しかし、地域のみなさんと車
座になってお話させていただくと、自分の住む地域をよくしたいという熱意
がひしひしと伝わってきました。

 あるボランティアの女性は、まず自分たちができることをしよう、との思
いから、子どもからお年寄りまで楽しめる憩いの場を商店街の中に作りまし
た。「一人のお年寄り、一人の子ども、一人のママに、こんなところができ
てよかったと言ってもらえるのが私たちの報酬です。」と語る横顔は、自分
の住む地域への誇りと愛着にあふれていました。

 ここは「大曲(おおまがり)の花火」で全国的にも有名な土地であり、そ
の名も「花火通り」商店街。花火グッズを作るなど、知名度の高い「花火」
を活かして、街に元気を呼び寄せよう、郊外の大型店舗に負けるものかと、
みんなでアイデアを出し合っているそうです。「花火のワールドカップを開
催したい。」―やる気にあふれる花火クラブの代表の方は、自らの夢を語っ
てくれました。

 農家のみなさんには、秋田の冬はとても厳しいものです。しかし、そうし
た厳しい寒さを逆手にとり、寒風にさらすことで甘さを増す寒締めほうれん
草やアスパラを栽培し、夏のおコメ、トマトとあわせ、夫婦二人三脚で1年
中農作物を栽培している農家にも伺いました。土からニョキニョキと出たア
スパラの1本を試食させてもらいましたが、とれたてのアスパラを食べたの
は初めて。サクッとした歯ごたえがとても新鮮でした。

 地元秋田のおコメを使った造り酒屋にも訪れました。雪に覆われた酒蔵は、
ひっそりと静かなたたずまい。大きな桶には、奥羽山脈がもたらす硬水で作
られた絞りたての原酒がためられていました。私は、お酒はたしなみません
が、湯飲みにすくっていただき、少し舌に乗せると、果物のような淡く、や
さしい香りが口の中に広がりました。

 秋田のおいしいおコメときれいな水から造られた日本酒は、山々に囲まれ
た地方の酒蔵から日本を越えて世界へと発信され、アメリカやヨーロッパ、
アジアの国々にも輸出されているそうです。地元の恵みを活かして、世界の
人たちを魅了しています。

 それぞれの地域にはそれぞれの良さがあります。そして、その良さを一番
理解しているのは地域のみなさんです。地域のみなさんが、その良さを活か
して地域を活性化しようと、やる気と独自のアイデアで厳しい中でも努力し
ています。そうした頑張っている地域のみなさんを、国は応援していかなけ
ればならないと改めて実感しました。

 霞ヶ関が押しつけるのではなく、地域に住むみなさんのアイデアを応援す
る。秋田で頑張っていらっしゃるみなさんのお話を伺いながら、そうした私
の地域再生の考え方は間違っていなかったと確信しました。今後とも、そう
した地域活性化への取組を進めていきたいと考えています。(晋)

※ がんばる秋田を訪ねて(ライブ・トーク官邸)
 http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg978.html

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[ホワイエの誓い]

冬柴大臣プロフィール

● お迎えする心で観光立国(国土交通大臣 冬柴鐵三)

  皆さんのご自宅にお客様をお迎えする時、どんなことに心を配り、どんな
ことでおもてなしをするでしょう。

  今政府では、内外の交流人口の拡大による地域の活性化、経済の新たな成
長、国際間の草の根レベルでの相互理解の増進、そして「美しい国、日本」
の実現を目指して観光の振興による国づくり観光立国に取組んでいます。

  自宅にお客様をお迎えする時にたとえて言えば、「招待状」にも当たる日
本や各地域を紹介するキャンペーン=「ビジット・ジャパン・キャンペーン」
(「Yokoso!Japan」のキャッチフレーズやポスターを見かけられた方もある
でしょう)、「玄関口」にあたる空港や港湾、道路、交通機関の整備やそこ
での案内、そして「客室」にも当たる魅力的な観光資源や観光施設、まちな
み等の整備が、具体的な取組みの例としてあげられます。

  こうした取組みは2003年(平成15年)から開始しており、これによ
って外国からのお客様は当時521万人であったものが、取組みの成果もあ
って去年は733万人にも増加するなどの成果を挙げてきています。

  観光立国の実現のためには、国、地方公共団体、観光産業関係の方々ばか
りでなく、日本に住む一人一人が「住んでよし、訪れてよしの国づくり」を
実現する中で、「お客様」=「旅行者」を暖かく迎え、気持ちよく帰ってい
ただくことが大切だと考えています。

  人は、「旅」という営みを通じて、文化の相違を感じるものです。また、
その場所に行かなければ、見たり感じたりできない風景、香り、味などがあ
ります。私が何度も訪れたパリのシャンゼリゼ通り、コンコルド広場から凱
旋門に向かって歩いた際に感じた街路樹のマロニエの満開の花の香り、同地
で食したフランス料理や、元は鉄道の駅舎だったオルセー美術館の佇まいな
ど。そのようなものから、私は強い衝撃を受けました。

 日本にもパリに劣らず素晴らしい観光資源が多く存在します。奈良の東大
寺や薬師寺、京都の清水寺や金閣寺などがそうです。違う文化に出会ったと
きの衝撃は、生涯にわたって残るものだと思います。それが「旅」=「観光」
の醍醐味だと思っています。

 折しも東アジアでは旧正月にあたることから、現在2月28日まで全国各
地で「Yokoso! Japan Weeks 2007」の催しが展開されています。

  私、冬柴鐵三とともに“さあ、みんなで「ようこそ!ジャパン」”の声に
呼応していただけませんか。

※ 大臣の写真
 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2007/0208a.html

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[副大臣がお答えします]

編集部注)メールマガジンや官邸HPに現在色々な質問が寄せられています。
    各府省庁で行政を担当している副大臣・政務官がそれらの質問に回
    答いたします。

●質問

 鳥インフルエンザについて疑問点お伺い致します。その発症ルーツは渡り
鳥説だけが注目されております。しかし、いまだに証明されておりません。
インフルエンザに罹患した鶏などの糞などからのウイルスが、季節風により
飛来感染したのではないかと想像しているのですが。(男、60代、千葉県)

山本政務官プロフィール

●回答(農林水産副大臣 山本拓)

 現在、世界中で発生が続いている鳥インフルエンザですが、この病気をま
ん延させている一因として野鳥による感染があげられています。

 少し専門的な話をしますと、この病気の病原体である鳥インフルエンザウ
イルスは、鶏やアヒルなどの家きんが感染した場合には重い呼吸器症状や神
経症状、下痢等を引き起こしますが、野生の鴨等の野鳥が感染しても症状を
起こしにくいという性質があるため、野鳥は鳥インフルエンザウイルスを体
内にため込み、これを糞とともに対外に排出するといわれています。

 今年1月の宮崎県及び岡山県の発生を受けて開催された家きん疾病小委員
会及び高病原性鳥インフルエンザ感染経路究明チームの報告によれば、今回
のウイルスは、H5N1亜型で強毒タイプであり、遺伝子性状検査から、

(1)全ての遺伝子が鳥由来であること

(2)2005年に中国の青海湖(Qinghai Lake : チンハイ・レイク)で
  分離されたウイルスと同じ系統であり、同系統のウイルスは他にモンゴ
  ル、韓国、ロシアなどでも分離されていること

(3)インドネシア、タイ、ベトナムで分離されたウイルスとは異なること

(4)2004年にわが国で発生した際に分離されたウイルスとは異なるこ
  と

が判明しています。

 さらに、わが国へのウイルスの侵入には、野鳥が役割を演じた可能性が指
摘されています。また、感染経路究明に当たっては、今後とも環境省とも連
携して、発生地周辺における野鳥の生息状況、野鳥のウイルス保有状況など、
関連情報を収集する必要があるとされております。

 御指摘のように、季節風によりウイルスが飛来した可能性を全く否定する
ことは出来ませんが、専門家からは野鳥からの感染の可能性を指摘されてい
ることから、農林水産省としては、現在、各都道府県で防鳥ネットをはじめ
とした野鳥の侵入防止等の対策の再点検を進めているところです。 

※ 「鳥インフルエンザ対策について〜農林水産省に聞く〜」は、政府イン
 ターネットテレビ24CHでご覧いただけます。
 http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg971.html

※ 農林水産省ホームページ(鳥インフルエンザに関する情報)
 http://www.maff.go.jp/tori/index.html

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[この人に聞きたい]

野依氏プロフィールプロフィール

● 家族の絆 そして恩師、友人との出会い
 (教育再生会議座長、理化学研究所理事長 野依良治)

(編集部注)去る1月24日、教育再生会議は、第一次報告「社会総がかり
      で教育再生を〜公教育再生への第一歩〜」を安倍総理に提出し
      ました。今週は、座長を務められている野依良治委員から、ご
      自身の経験などをもとに教育再生についてメッセージをいただ
      きました。

 人びとは皆、自立して豊かな人生を送りたいと願い、それぞれに努力して
知性と感性を磨き、実社会に生きる術を身につけます。しかし、立場の違う
多くの人と対話し、理解し合い、協調することなく生きてはいけません。他
人を敬い、思いやり、感謝する気持、そして公徳心や奉仕精神が不可欠です。


 両親は私と弟二人、妹の四人兄弟を質実に育てました。戦中戦後は絶対的
な物不足で、家族の絆と「分かち合い」の精神なくして生きることは困難で
した。神戸の小学校には、母が工夫して縫った衣服を纏い、やはり手製の布
袋に教材とおにぎりや日の丸弁当(やがて不評の給食になるまで)を詰め込
んで通いました。信頼する先生に励まされながら、健やかな心を育み、自己
肯定感をもって勉強しました。放課後は腕白坊主たちと野球、雑木林で道草
三昧、家にたどりつくのは夕暮れどき。早く帰れば近所の子たちと屋外で戯
れ、弟たちとの家事手伝いが常でした。夕食には必ず家族6人が勢揃い、そ
の日の出来ごとを語り合いました。日曜日は近所で絵を習い、読書、また父
や弟たちと相撲や将棋、トランプなどに興じました。プロ野球や大相撲は人
気、しかしテレビはまだ無し。

 やがて、我が国が経済復興に向う頃、中学、高校は私をたくましく鍛えま
した。授業と柔道、そして自学自習の「文武両道」が基本の生活でした。個
性溢れる実力派の先生方のお蔭で、基礎学力はこれだけで十分。柔道は師範
の指導と上下級生との切磋琢磨の中で、気力と体力を充実させ、礼節や社会
規範、責任感を培い、さらに勉学の意欲向上へと格段の相乗効果をもたらし
ました。年6回の学力の中間、期末試験は厳しかったものの、悪友たちとさ
まざまに語らい楽しく通学しました。この6年間は皆勤。

 18才で家族と離れて京都へ。伝統文化に親しみ、よく遊び、さらに見識
ある恩師に学問の手ほどきを受け、研究者の道を歩むことになりました。


 将来に志を抱く若者の本質は変わらずとも、時代は移ります。我が国は経
済大国を実現しましたが、国際化やITを含む著しい技術革新、女性の社会
進出、少子高齢化、都市化や過疎化などに伴う社会環境の激変によって、大
人と子供や青少年たち双方の生き方や価値観は大きく変容しています。効率
偏重と拝金主義の蔓延による精神の歪みは、多くの人が憂慮するところです。
家族、学校、地域社会、官公庁、企業、メディア等、国の各界すべてが「教
育の当事者」と自覚し、「社会総がかり」で世界に開かれた「美しい国、日
本」を担う若者の育成に取り組むことが大切です。

※ ホット対談・教育再生(ライブ・トーク官邸)
 http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg958.html

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[東奔西走]

 残念ながら野党が欠席のまま、平成18年度補正予算が成立いたしました。
柳澤厚生労働大臣の発言は極めて不適切であり、安倍総理も深くお詫びして
いるところですが、災害対策や新型インフルエンザ対策などが盛り込まれた
補正予算については、国民生活の安心・安全を確保する観点から早期に成立
をはかる必要がありました。

 中でも特に総理の思い入れが強かったのは、「24時間いじめ相談ダイヤ
ル」の設置でした。いじめが原因で子どもたちの自殺が相次ぐ中で、昨年
12月7日に都内の小学校で子どもたちと給食を一緒に食べた際に、子ども
が気軽に悩み相談ができる24時間対応の窓口がないことに総理は気付きま
した。

 子どもたちは各地の教育委員会の電話番号など知りませんし、いじめは塾
の帰り道など時間を問わず様々な状況下で発生しますので、夜間は応答しな
い教育委員会等の通常の電話では十分な対応ができません。

 そこで総理が関係府省に指示を行い、全国統一の電話番号で夜間・休日で
も子どもの悩みや不安を受け止めることのできる「24時間いじめ相談ダイ
ヤル」の設置が補正予算に盛り込まれ、実現したわけです。

 子どもたちとの対話をきっかけに、いじめによる犠牲を無くすために、少
しでも行政のサービスの質を向上させようという総理の思いが結実した相談
ダイヤルです。番号は0570−0−78310(なやみ言おう)です。 
 (せこう)

※ 編集部注:現在、60都道府県・指定都市において24時間体制が整備
 されています。(奈良県については2月21日より、さいたま市について
 は2月9日より、24時間体制を整備。)

世耕内閣総理大臣補佐官プロフィール世耕内閣総理大臣補佐官プロフィール

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[政府インターネットテレビ番組ガイド]

 <1CH>ライブ・トーク官邸
   第17回「がんばる秋田を訪ねて」
 http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg978.html

 <2CH>週刊総理ニュース(07/01/29〜02/04)
   秋田県下視察、第166回国会代表質問、「中国残留孤児集団訴訟」
  原告団と面談 など
 http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg979.html

 <12CH>大臣のほんね
  ・久間章生防衛大臣(後編)
 http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg973.html
  ・甘利明経済産業大臣(前編)
 http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg975.html

 <24CH>行政の現場から
   犯罪被害者支援とは〜内閣府に聞く〜

 <61CH>Cool Japan
   Onsen, Hot Springs - Beppu & Yufuin -

※ 政府インターネットテレビ
 http://nettv.gov-online.go.jp/

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[安倍内閣の動き]

● 北方領土返還要求全国大会(07/02/07)
 http://www.kantei.go.jp/jp/abephoto/2007/02/07hoppou.html
  「北方四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結するとの基本方針に
 従い、ロシア側と粘り強く交渉してまいります。」と決意を表明

● 秋田県下視察(07/02/03)
 http://www.kantei.go.jp/jp/abephoto/2007/02/03akita.html
  地域の活性化に取り組む商店街、夫婦二人三脚で周年農業を実現した農
 家などを視察

● 日本・キリバス共和国首脳会談(07/02/01)
 http://www.kantei.go.jp/jp/abephoto/2007/02/01Kiribati.html
  アノテ・トン大統領と漁業、経済協力を始めとする二国間関係、国連安
 保理改革、北朝鮮問題などについて意見交換

● 規制改革会議の初会合(07/01/31)
 http://www.kantei.go.jp/jp/abephoto/2007/01/31kisei.html
  「残っている極めて固い岩盤の規制を穿っていくなどの困難な仕事とな
 りますが、どうかよろしくお願い致します。」と挨拶

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[ご意見、ご感想]

 おんらいん読者感想
  ※メールマガジンの登録者が対象です。(2月12日まで)

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[安倍内閣メールマガジン]

<配信先変更・配信中止>
 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/

総編集長:内閣総理大臣 安倍晋三
編集長 :内閣総理大臣補佐官 世耕弘成
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)