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   安倍内閣メールマガジン(第21号 2007/03/15)
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□ 目次

[こんにちは、安倍晋三です]
● 更生する少年たちの心

[ホワイエの誓い]
● 日本のファッションを世界へ(経済産業大臣 甘利明)

[お答えします]
● H−IIAロケット打ち上げ成功(回答者 文部科学副大臣 遠藤利明)

[この人に聞きたい]
● 好感と共感の狭間で−女子学生@国会議事堂前
 (政府広報事業評価基準等検討会委員 近藤奈香子)

[東奔西走]
 (編集長 世耕弘成)

[政府インターネットテレビ番組ガイド]
● ホットトピックス「拉致問題−引き裂かれた家族−」 など

[安倍内閣の動き]
● 日・豪首脳会談 など

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[こんにちは、安倍晋三です]
安倍総理大臣 プロフィール 英語版はこちらから

● 更生する少年たちの心

 「みなさんご安全に。工程課厚板係の安倍晋三です。」

 久しぶりに訪れた神戸製鋼所加古川製鉄所で、現場の皆さんに挨拶しまし
た。「ご安全に」は、製鉄所の中で日常的に交わされる挨拶で、危険をとも
なう現場でお互いの身を気づかう、心の通った言葉です。

 私の社会人としての原点がここにあります。「産業のコメ」とも言われる
鉄をつくりながら、現場ならではの厳しさや、やさしさ、仕事への誇りにあ
ふれていたことを今でも覚えています。

 「鉄は国家なり」と言われた鉄鋼産業は、基幹産業として、一貫して日本
の成長の原動力となってきました。プラザ合意後の円高、日米通商摩擦、世
界的な競争の激化、幾多の荒波にもまれても、日本のものづくりを支えてき
ました。あの阪神淡路の大震災のときも高炉を止めず、製造ラインをいち早
く復旧させたのも、その責任感のなせる業だったのだと思います。

 26年ぶりの高炉の火は、変わりなく照りつづけていました。作業服の感
触、ヘルメットの感触、軍手の感触、すべて昔のまま。ハイテクが活かされ
ている現在の製鉄所にあっても、炎を見ながら成分を見分ける匠の技術は見
事に生きています。

 日本の鉄鋼業は、環境問題への取組でも世界から注目されています。加古
川製鉄所でも、高い環境技術、省エネ技術を導入することによって、エネル
ギー効率は私がいた頃よりも3割も向上したそうです。高い技術力をこれか
らも日本の強みとして活かしていただきたいと思います。

 この日、広島の少年院も訪ねました。再非行1.1%、少年院送致0%。
昨年、ここを出院した少年の保護観察結果です。ここ数年、劇的な矯正を実
現しているこの数字の裏に、どのような教育があるのか、是非とも見たい所
でした。

 ここでは、自尊心を傷つけられ、疎外感を感じている子どもたちに、社会
的絆をつくる教育が行われていました。愛情、信頼、といった心を育てるこ
とが社会に適応する能力を形づくる鍵となるのだと思います。

 かつて、親に向かって「自分を売った」とまでなじった少年も、「小学3
年生でいじめを受け、誰も信用できなかった」と告白した少年も、「この少
年院に来てよかった、失敗があっても、苦しくても、つらくても、寮の先生
やみんなと一緒にのりこえることができた」と話しました。

 「もう絶対に人生を間違えないように一歩ずつ歩んでいきたい。」と語る
少年の純粋な目を見ていると、私も目頭が熱くなりました。

 失敗をくりかえした末に悟った信頼の大切さや失敗をのりこえることによ
って体得した強さは、少年たちの人格を形成する幹となり、これからの人生
を支えていくに違いありません。少し遠回りをしたけれども、立派に更生し、
社会に出て、夢に向かって生きていってほしいと思います。

 教育再生について中央教育審議会の検討結果が答申されました。教育につ
いては、様々な意見がありますが、私は、子どもたちの命や安全にかかわる
ことや、教育を受ける権利の侵害については、国が最終的な責任を負わなけ
ればならないと思います。こうした考え方にたって、教育再生のための法案
を速やかに提出するよう指示しました。

 国会では、参議院での予算審議が始まり、精力的な議論が交わされていま
す。私たちの生活にかかわる重要課題は目白押しです。一つひとつ、着実に
課題をのりこえていきたいと思います。(晋)

※ 26年ぶりの職場/少年院(ライブ・トーク官邸)
 http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg1039.html

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[ホワイエの誓い]

甘利大臣プロフィール


● 日本のファッションを世界へ(経済産業大臣 甘利明)

 こんにちは、経済産業大臣の甘利明です。

 先日12日から、「東京発 日本ファッション・ウィーク」(JFW: Japan 
Fashion Week)が始まりました。

 「大臣自ら」ということで、私も、初日に行われましたコシノジュンコさ
んのファッション・ショーの冒頭、黒のフォーマルスーツを着て、女性モデ
ルと並んでレッドカーペットを最初に歩かせていただきました。(クセにな
らなければいいのですが…。)また、その足でオープニングレセプションに
駆けつけ、関係者の皆さんを激励させていただきました。

 20年ほど前には東京コレクションが立ち上げられましたが、今回のJFWは、
この東京コレクションを、海外からもメディアやバイヤーに来日していただ
き、大いにジャパン・クールを味わってもらえるよう、繊維を中心とする産
業界と経済産業省の応援で、会場や日程を集約したものです。

 これまで日本のデザイナーの多くは、パリやミラノに発表の場を求めてき
ました。海外に出るには、まず国内である程度成功することが必要で、新人
デザイナーが世界に注目されるまでには長い時間がかかりました。JFWは、
いわばアウェイで戦うしかなかった日本の若手にホームの発信の場を提供す
るとともに、将来的にはアジアを中心とする新進デザイナーの登竜門となる
ことを目指しています。

 日本のファッションの強みは、海外の一流デザイナーからも高く評価され
ている、優れた素材にもあります。(シャネルやアルマーニのリボンは、日
本のリボンなのです!)日本の生地の魅力を国際的に発信する展示会の開催
も計画されています。デザインやコンテンツなど、他のクリエーティブ・イ
ベントとの相乗効果も期待されます。

 また、国民の皆さんにはあまり知られていませんが、ファッションに対す
る関心が旺盛な日本の消費者は、実は世界の注目の的なのです。JFWもこれ
まではプロ向けのショーが中心でしたが、今後は消費者が楽しめるようなシ
ョーを増やし、もっと地元で盛り上げられるものにしていく計画です。

 JFWは今回でようやく4回目を迎えました。
 「継続は力なり」と言います。回を重ねるごとにイベントが充実するよう、
そして、輸入品に押されて苦しい状況にある日本の繊維産業が、高付加価値
のライフスタイル産業として世界に飛躍できるよう、また、アジア各国を含
め、世界のファッション産業の活性化に大きく貢献するためにも、私自身、
引き続き全力で応援していきたいと思っています。

※ 東京発 日本ファッション・ウィーク ホームページ
 http://www.jfw.jp/

※ 大臣の写真
 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2007/0315a.html

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[お答えします]

編集部注)メールマガジンや官邸HPに現在色々な質問が寄せられています。
    各府省庁で行政を担当している副大臣・政務官がそれらの質問に回
    答いたします。

●質問

 「情報収集衛星、H−IIAロケット打ち上げ成功は、大変喜ばしいニュー
スだ。最近、日本人は自信を失いかけているが、日本の技術力はまだまだ捨
てたものではない。今後も、宇宙先進国にふさわしい成果をあげてほしい。」
(男、40代、東京都)

遠藤副大臣プロフィール

●回答 (文部科学副大臣 遠藤利明)

 ご意見ありがとうございました。

 私も、種子島でH−IIAロケット12号機の打上げに立ち会いましたが、
ロケットがバリバリという轟音とともに打ち上がり、ロケット雲を青空に残
しながら上空に飛んで行く臨場感あふれる打上げを感慨深く見ていました。
その後、予定通り衛星を分離し、無事に打上げが成功したと判明した時は、
大変うれしかったです。

 H−IIAロケットについては、7号機から今回の12号機まで、連続6機
の打上げに成功し、世界有数の成功率を誇っておりますが、一層のロケット
の信頼性向上を図り、成功実績を積み上げて行きたいと考えています。

 今回、打上げに初めて立会い、改めて、あれほど大きなロケットを正確に
宇宙空間のある位置に飛ばす「宇宙輸送システム技術」は、様々な科学技術
分野の先端技術を結集・統合したものであり、我が国の技術力の高さを示し
ていると思いました。

 また、ロケットの打上げや科学衛星による宇宙の起源の探究等は、次世代
を担う子供達に夢や希望を与えるものです。小中学生の「理科離れ」が言わ
れている中、ロケットの打上げ等は科学技術に興味を持っていただく絶好の
機会であり、これからもどんどん情報を発信していきたいと思います。

 文部科学省は、宇宙開発利用だけではなく、ライフサイエンスや情報通信、
環境、ナノテクノロジー、原子力など幅広い分野で先端的な研究開発を推進
しており、このような研究開発が、日本の技術力を更に向上させ、科学技術
創造立国の実現に貢献するものと信じております。

 今後も、国民の皆様の期待に応えられる宇宙開発利用を目指し努力してい
きますので、ご支援のほどよろしくお願いいたします。


編集部注)文中で言及されたH−IIAロケットの成功率は92%。
     ちなみにロケット開発の初期段階とされる1号機から10号機ま
    での世界の打上げ成功率の平均は76%。
     また、先端のロケット開発を支える日本の匠の技は政府インター
    ネットテレビでご覧いただけます。
 http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg1011.html

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[この人に聞きたい]

近藤氏プロフィールプロフィール

● 好感と共感の狭間で−女子学生@国会議事堂前
 (政府広報事業評価基準等検討会委員 近藤奈香子)

 普通の女子大生である私が首相官邸の向かい側にある内閣府へ初めて「出
勤」したのは去年暮れのことでした。そのときから、それまで若者とは縁遠
いと思っていた私の内閣府のイメージが少し変わったと思います。

 私が就任した内閣府の政府広報事業評価基準等検討委員会の目的は政府の
広報事業を誰に、どのような基準で担わせるのかを明確化すること。具体的
にはテレビCMや新聞広告を作る広告代理店の選び方を検討しています。

 委員12名の中で学生は私一人です。初日に名刺も持たず、隣り合う委員と
の座席の大きな距離に戸惑う私に「自由に意見を言ってくださいね」と内閣
府の方に肩をポンッと叩かれ、ほっとしました。未だに「委員」という響き
には慣れていませんし、この機会は思いがけず巡り合ったものです。しかし
国の広報(PR)事業に何らかの形で関わることに、私は今までずっと強い関
心を抱いてきました。

 4年以上同じ国に継続して留まったことの無い私は、国外における日本像
に多く接する機会がありました。よく思ったのは、同じ英語を使って意見を
表明しても日本の主張が異なって「解釈」されてしまうということです。

 PRという言葉が行き交う様になってから、日本はPR下手だという話を頻繁
に耳にします。例えば日本が「あ・うん」の共同体で、説明以前に「空気を
読む」習慣があるという指摘、また「いちいち説明するのは男らしくない」
といった文化的意識が日本人の言動に曖昧さを生んでいるといったものです。
態度の曖昧さが他者に解釈の余地を提供している−私の日本のPRに対するイ
メージはざっとこのようなものでした。

 PRとは平たく言うと「好かれる関係を築く」方法だと思いますが、委員会
にいざ入ってみると政府の広報は国内外対象者を問わず日本が「好かれる」
ことを一つの大きな目標としていました。であれば、なぜPRが不得手だとさ
れるのでしょうか。

 委員会では「共感」が海外広報における必須項目の一つとして掲げられて
いました。ただしある特定の事柄に対して共感が得られたとしても「好き」
に繋がるとは限らないですし、ましてや国境を越えた不特定多数の人物が共
感するかを評価するのは大変難しいことです。少なくとも我々の感覚に頼っ
ていたのでは「きっとわかってくれる」といった域を抜け出ることは難しい
のかもしれません。つまり、好意を共感に頼っていたのでは確実なPRは期待
できないと思うのです。

 日本が思うように「わかってもらえない」ことを目の当たりにし、その改
善に少しでも役に立ちたいと中学生の頃からジャーナリストを目指していた
私にとって、政府広報事業の一端に参加する機会にめぐり合えたのはしごく
幸運な出来事だと思っています。これからの日本がよくなることを願って。

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[東奔西走]

 今週は、タウンミーティングでのやらせ問題を契機に、昨年末から始まっ
た新しい国民との直接対話のあり方の検討もいよいよ佳境に入ってきました。
今週月曜日に行った会合では、「新しい国民との直接対話に関する基本的考
え方及び運営のあり方」について、一つの骨格を示すことができました。

 過去のタウンミーティングの反省を踏まえ、徹底的に透明化した、公正な
運営を行うこと、また、国民へのフィードバックをしっかりとしていくこと
などを盛り込んでいます。

 本格的な国民対話の実施に向けては、いろいろ慎重な検証が必要です。そ
こで、試しに、新たなやり方の実際上の課題を見極める目的で、4月中にも
国民との対話を小規模で実施することにしました。

 この会合はとにかく、政府職員による手作りとし、なるべく予算をかけず
に、また、テーマ選定や参加者募集についてもできるだけ透明化して実施す
るつもりです。

 この会合で取り上げるテーマに対するご意見を、今、内閣官房のホームペ
ージ上で募集しています。みなさんのご意見を是非お聞かせください。
(せこう)


世耕内閣総理大臣補佐官プロフィール世耕内閣総理大臣補佐官プロフィール

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[政府インターネットテレビ番組ガイド]

●新着情報

<1CH>ライブ・トーク官邸
   第20回「26年ぶりの職場/少年院」
 http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg1039.html

 <2CH>週刊総理ニュース(07/03/05〜11)
   ボリビアとグルジアの大統領と会談、兵庫県・広島県下視察、参議院
  予算審議 など
 http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg1040.html

 <12CH>大臣のほんね
   高市早苗内閣府特命担当大臣(前編)
 http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg1032.html

 <22CH>ホットトピックス
   拉致問題−引き裂かれた家族−

 <23CH>くらしのお役立ち情報
   悪い情報はシャットアウト 安全なネット生活を!

 <24CH>行政の現場から
   科学警察研究所職員〜犯罪を未然に防ぐために〜

 <31CH>ニッポンの元気
   こどもたちの仕事体験〜キャリア教育の現場から〜(千葉県)

 <61CH>Cool Japan
  ・An Invitation to Noh
  ・Prime Minister's Week in Review

※ 政府インターネットテレビ
 http://nettv.gov-online.go.jp/

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[安倍内閣の動き]

● 日・豪首脳会談(07/03/13)
 http://www.kantei.go.jp/jp/abephoto/2007/03/13australia.html
  ハワード首相とEPA交渉、北朝鮮問題、イラク問題、国連安保理改革
 などについて意見交換し、「安全保障協力に関する日豪共同宣言」に署名

● 北方領土高校生弁論大会受賞者の総理表敬(07/03/12)
 http://www.kantei.go.jp/jp/abephoto/2007/03/12hoppou.html
  第21回北方領土高校生弁論大会で優秀な成績をおさめた高校生が安倍
 総理を表敬

● 日本・リベリア共和国首脳会談(07/03/12)
 http://www.kantei.go.jp/jp/abephoto/2007/03/12liberia.html
  サーリーフ大統領と国連安保理改革、北朝鮮問題などについて意見交換

● 兵庫県・広島県下視察(07/03/10)
 http://www.kantei.go.jp/jp/abephoto/2007/03/10hyogo.html
  26年前に勤務したことがある兵庫県の製鉄所を訪れ、日本の製造技術
 を視察、その後広島県の少年院を訪問

● 日本・グルジア首脳会談(07/03/08)
 http://www.kantei.go.jp/jp/abephoto/2007/03/08georgia.html
  サーカシヴィリ大統領と国連安保理改革、北朝鮮問題などについて意見
 交換

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[ご意見、ご感想]

 おんらいん読者感想
  ※メールマガジンの登録者が対象です。(3月18日まで)

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[安倍内閣メールマガジン]

<配信先変更・配信中止>
 http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/

総編集長:内閣総理大臣 安倍晋三
編集長 :内閣総理大臣補佐官 世耕弘成
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)