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      福田内閣メールマガジン(第9号 2007/12/06)      
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★☆ 第1回アジア・太平洋水サミット開催 ★☆

 福田総理が別府市で開催されたアジア・太平洋水サミットに出席した様子
を政府インターネットテレビでご覧いただけます。
 http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg1522.html

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□ 目次

[水がつなぐ命。福田康夫です。]

[文部科学大臣の渡海紀三朗です。]
● 文部科学省は、がんばる学校や先生を支援します。

[私の住むまち]
● 里地里山から循環と共生の智恵を学ぼう
 (財団法人水と緑の惑星保全機構 里地ネットワーク事務局長 竹田純一)

[この人に聞きたい]
● 夢中(第7回国際アビリンピック金メダリスト 細澤安仁)

[福田康夫ありのまま]

[編集長のひとこと]
 (編集長 大野松茂)

[政府インターネットテレビ番組ガイド]

[福田内閣の動き]

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[水がつなぐ命。福田康夫です。]
福田総理大臣 プロフィール 英語版はこちらから

 水がつなぐ命。福田康夫です。

 防衛省の一連の不祥事について、皆さんからたくさんの厳しいご批判を頂
きました。次から次へと様々な問題が取り上げられ、さらには前事務次官が
逮捕されるという事態にまで立ち至ったことは、本当に残念でなりません。
皆さんの怒りや不信は、よくわかります。

 最初のメルマガで、私は、国民の皆さんの信頼なくしては、どのような立
派な政策も実現できない、皆さんから信頼されるよう一生懸命やっていく、
と申し上げました。現実は、これとは全く逆に向いてしまいました。

 なぜ、このような問題が起きるのか、どうしたら本来あるべき姿を取り戻
せるのか、今般、官邸に「防衛省改革会議」を新たに設置して、これらの問
題を原点から見直すことにしました。

 これまでのやり方や慣行をすべて点検し、組織全体を生まれ変わらせる、
そのような気概を持って、国民の皆さんの信頼を取り戻すことに全力で取り
組んでいきます。

 さて、今週月曜日、皇太子殿下を始め、世界各国の大統領、首相のご列席
のもと、大分県別府市で開かれた「第1回アジア・太平洋水サミット」に参
加しました。

 「水」は、空気と同じように、命あるものにとってなくてはならないもの
です。

 しかし、アジア・太平洋地域だけでも、いまだに、7億人もの人々が安全
な飲料水を手に入れることができません。また、5億人以上が食糧不足に苦
しんでいますが、農業に必要となる水をどう確保するかも大きな課題です。

 一方で、「水」が命をおびやかすような事態も起きています。つい最近も
バングラデシュで大洪水があり、多くの人命が失われました。これも地球温
暖化の影響と言われています。

 わが国は四方を海に囲まれた島国であり、海という「水」によって世界の
国々とつながっています。今回の大分出張で、水を守り、環境を守る大切さ
を改めて実感しました。

 来年は、北海道洞爺湖でサミットが開催されます。地球温暖化は世界全体
で取り組むべき大きな問題ですが、水の問題の解決もあわせて、日本として
リーダーシップを発揮していきたいと思います。

 明るい話題を一つ。今週、星野監督が率いる野球の日本代表チームが北京
オリンピックへの出場を決めました。連夜の熱戦、3連勝は見事でした。本
番の北京でも、金メダルをめざしてがんばってほしいと思います。

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[文部科学大臣の渡海紀三朗です。]
渡海文部科学大臣 プロフィール
● 文部科学省は、がんばる学校や先生を支援します。
 (文部科学大臣 渡海紀三朗)

 さる11月18日(日)、横浜において、福田内閣としては2回目の「国
民対話」が、「信頼される学校づくりについて」と題して、小川正人東大大
学院教授の司会により開催されました。

 また、その次の週の21日(水)には、東京都内の公立小学校、中高一貫
校を訪れ、先生をはじめとする教育関係者、学校を支える地元の方々との懇
談の機会を持ちましたし、さらに、25日(日)には、両国国技館における
ロボットコンテストに参加した高等専門学校の学生との対話を行うなど、
「学校現場」の生の声に耳を傾ける機会を積極的に持ちました。

 「国民対話」においては、熊本県、群馬県などからの来訪者が含まれるな
ど熱心な参加者が多く、「教師」のあり方が特に大きな話題となりました。
意見の中には、たとえば「子供と向き合う時間をもっと確保すべき」「教育
環境の悪化により教職の魅力が薄れてきている」「教員採用時に民間企業な
どで働いた経験を採用条件とすべき」などの意見、質問が次々と寄せられ、
あっという間の2時間でした。もっと時間を延ばして意見交換をしたいと発
言された方もおられ、教育に対する国民の関心の高さを改めて実感しました。

 私は日ごろから教育の成否の8割は教師にかかっていると考えております。

 私が教えていただいた先生の中では特に中学校時代の国語の先生が心に残
っていますが、その先生は、合間をみつけては生徒たちをいろんなところに
遊びに連れて行ってくれ、子供たちと真剣に向き合っておられました。何よ
りもその頃の先生方には子供たちと向き合う時間も心の余裕もあったように
思います。

 教師は必要な知識・技能をもっていることもさることながら、まずは教育
に対する情熱を持っていること、人間性がしっかりしていることが何よりも
重要だと思います。文部科学大臣としての使命は、そのような先生方が働き
やすい環境をいかにつくるかだということだと考えています。

 9月の就任以来、一貫して「教師が子供と向き合う時間の確保」の重要性
を強調してまいりましたが、今回の「国民対話」などを通してその意をさら
に強くしたところです。

※ 大臣の写真
 http://www.mmz.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2007/1206d.html

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[私の住むまち]
竹田純一氏 プロフィール
● 里地里山から循環と共生の智恵を学ぼう
 (財団法人水と緑の惑星保全機構 里地ネットワーク事務局長 竹田純一)

 里地里山とは、私たちの心のふるさと・日本人の原風景です。
 かつて人々の暮らしは、通年安定した水を求め、飲料水、田畑、家畜へと
分配し、生活の基盤を整えました。

 この暮らしを支える水源と水を保持する森林は、同時に燃料のヤマであり、
狩猟採取の場、家や道具、麻や皮などの素材提供の場でした。日照、雨量、
風、地層の違いが、植生の違いを生み、樹種、栽培する作物、食べ方の違い、
乾燥法、保存法の違いなどが生まれました。

 この地域固有の特徴を発見し継承することが、人と自然との共生した暮ら
しにとって大切なことです。里地里山の固有性が、地域ごとに異なる生物多
様性を生み、私たちの暮らし方、生活文化の違いを生みました。

 文化の継承者である祖父母と一緒に、数千年前から伝承されてきた地域固
有の生活文化を発見しましょう。そこから持続可能社会のさまざまなヒント
が発見できるはずです。

 里山の中に隠されている智恵と技術は、昔ながらの里山管理の方法や暮ら
し方を再現する中から、仕組みや意義を発見することができます。竹林が被
う里山、藪になってしまった里山、湧水が枯れ始めた里山、かつての里山の
仕組みを祖父母と共に考えることから、自然共生型の保全管理は始まります。

 田んぼや水路、ため池、里山などをこども達の遊びと学びの場として活用
する「田んぼの学校」や森林整備、全国で活動が盛り上がっている森林ボラ
ンティア活動、棚田の復元や水路のビオトープ(生物群の生息場所)化など、
私たちにできることはたくさんあります。里地里山の見直しは、私たちの暮
らし方を問う活動です。

※ 「夏特番!森を知り、森に親しむ 親子里山教室(愛知県日進市)」
 (政府インターネットテレビ)
 http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg1311.html

※ 写真を見る 
 http://www.mmz.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2007/1206e.html

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[この人に聞きたい]
細澤安仁氏 プロフィール
編集部注)11月14日から18日まで、第7回国際アビリンピックが静岡
    県静岡市で開催されました。国際アビリンピックは、おおよそ4年
    に1度世界各国で開催されている、障害のある方を対象とした職業
    技能を競う国際大会で、今回は34カ国・地域から910名が参加
    しました。今週は、コンピュータプログラミング種目で金メダルを
    獲得された細澤安仁さんからメッセージをお寄せいただきました。

● 夢中(第7回国際アビリンピック金メダリスト 細澤安仁)

 私は両手の指と胸から下が動きません。2000年の大晦日、スキー場で
事故にあい、首を骨折。今の体になりました。ほとんど動かない、外部の刺
激は何も感じない体ですが、日によっては熱湯につけられたような痛み、氷
水にうたれているような激痛が今でも続いています。
 
 この痛みを忘れるのに一番効くのは眠ることや休むことではなく、何かに
夢中になることです。私の体で、健常な頃と変わらずできることは何かと言
えばパソコンを操作することです。装具が必要とはいえ、もともとプログラ
マーであったこともあり、パソコンに向かっていることは、体の痛みを忘れ
るのにとても効果があります。

 今回のアビリンピックは、参加する競技種目がコンピュータプログラミン
グということもあり、とても夢中になることができました。去年の全国大会
で銀メダルをもらったとき、悔しさと次の国際大会へのやる気が沸々とわき
ました。4月には念願だったプログラマーとしての就職が決まり、8月には
長男が誕生し、忙しい中大会の準備をしました。夢中であると同時に充実し
ていました。その中でとれた金メダルは本当に最高のプレゼントです。

 最初は体の痛みを忘れるために操作していたパソコンですが、今では仕事
のため、家族のために操作しています。そして、健常な頃は当たり前のよう
に来ると思っていたこの生活が、とても幸せであることに気が付きました。
私のような体の人間でも、普段から幸せであると言える、7年前には想像も
できなかったこの生活。家族と周りの方々、アビリンピックを開催し、この
生活がおくれる日本に、とても感謝しています。

 ありがとうございます。

 少しでもこの恩を返せるように、夢中で生きています。

※ 第7回国際アビリンピックについて詳しくはこちらでご覧いただけます。
 (独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構ホームページ)
 http://www.jeed.or.jp/activity/abilympics/inter_7_result.html

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[福田康夫ありのまま]

 今週は、読者の皆様からご質問の多い「読書」について、福田総理に語っ
て頂きました。

―― 総理は大変な読書家で、1日3冊読むという話を伺ったのですが?

(福田)
 それはオーバーですよ。背表紙だけなら5冊くらい読みますけどね(笑)。
 大体は積んでおくのです。それで、その背表紙を見ながら、そのときどき
の気分で見たいものを見るわけです。1冊全部、最初から最後まで読むのは、
10冊のうち1冊くらいですかね。あとは、必要なところを拾い読みするん
です。

―― お好きなジャンルはなんですか?

(福田)
 今はどちらかというと、いわゆる文学よりも政策関係のものが多いですね。
これだと、ストーリーものではないので、拾い読みでも十分なんですよ。

―― これまでに「これは良かった」という本はありますか?

(福田)
 難しいなあ。これも映画と同じで、読んだ当時は感動したものが、時間が
経って読み直してみると、全然感動しなかった、そういうことがありますか
らね。

―― ちなみに、どのような本ですか?

(福田)
 たくさんありますよ。僕らの若い頃は今みたいにいろいろな娯楽もないし。
 僕の祖母が、割合、明治の開明派だったんですよ。
 この人が、例えば夏目漱石の「吾輩は猫である」とかを持ってきて、中学
生になったのだから、これを読め、ってね。

―― すごいですね。

(福田)
 だから、漱石は中学、高校の頃ずいぶん読みましたね。それから外国のも
のでは、ロマン・ロランの「ジャン・クリストフ」とか。
 まあ、昔は、本当に本を読むくらいしかなくてね。それから、音楽ね。レ
コードを聴く、そのくらいしか若い人はすることがなかったんですね。
 美術も今みたいに美術展がなくて。例えば、フランスのルーブル美術館の
作品が来る、なんていうと、東京国立博物館でしたか、大変な行列が出来て
ね。そういう文明に飢えていた頃ですよ。そんな時代の中で私たちは育って
きたんです。

―― 今でも絵とか見に行かれるんですか?

(福田)
 割合ね。女房を連れてね。まあ、一人で行っても、さまにならないですか
らね(笑)。

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[編集長のひとこと]

 「団塊世代の教員の大量退職と新規の大量採用により、教員の質の低下が
心配」。メルマガへ寄せられたご意見です。日ごろから教育の成否の8割は
教師にかかっていると考えている渡海大臣が、教師が子供と向き合う時間を
確保することへの意気込みを語っています。

 「私の住むまち」では、里地ネットワークの竹田純一事務局長に里地や里
山から循環と共生の智恵を学ぶ大切さについて語っていただきました。

 11月23日、私も収穫に感謝する宮中の新嘗祭(にいなめさい)に参列
いたしましたが、全国各地で、自然の恵みに感謝する行事がそれぞれの地域
に根ざした形で連綿と受け継がれていることに感銘を受けました。

 「この人に聞きたい」では、先月開催された国際アビリンピックで金メダ
ルを獲得された細澤安仁さんが語る受賞の喜びと周囲への感謝の気持ちには、
多くの方が勇気と感動を呼び起こされると思います。

 「初め携帯で、最近はパソコンに変えました。」というご意見をいただき
ました。自宅のパソコンでじっくり読まれる方にも、通勤・通学中に携帯電
話で読まれる方にも読みやすいメルマガとなるよう、これからも心がけてい
きます。(まつしげ)

大野内閣官房副長官プロフィール 大野内閣官房副長官プロフィール

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[政府インターネットテレビ番組ガイド]

● 新着情報

<1CH>総理の動き
・ アジア・太平洋水サミットに出席(07/12/03)
 http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg1522.html
・ 自衛隊高級幹部会同で訓示(07/11/28)
 http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg1516.html

<2CH>週刊総理ニュース(07/11/26〜07/12/02)
  税制調査会答申の手交、日本・ベトナム首脳会談 など
 http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg1520.html

<12CH>大臣のほんね
  『大臣のほんね』増田寛也総務大臣
 http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg1518.html

<13CH>大臣と語る
  岸田大臣の「生活安心プロジェクト」
 〜消費者・生活者の視点に立って〜
 http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg1519.html

<23CH>くらしのお役立ち情報
  1・2・3で赤ちゃんを守れ!!
 〜SIDS(乳幼児突然死症候群)の予防について〜
 http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg1492.html

<31CH>ニッポンの元気
  障害者の自立に向けて(福井県)
 http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg1517.html

※ 政府インターネットテレビ
 http://nettv.gov-online.go.jp/

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[福田内閣の動き]

● アジア・太平洋水サミット(07/12/03) など
 http://www.kantei.go.jp/jp/hukudaphoto/index.html

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[ご意見、ご感想]

 おんらいん読者感想
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[福田内閣メールマガジン]


総編集長:内閣総理大臣 福田康夫
編集長 :内閣官房副長官 大野松茂
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)