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福田内閣メールマガジン(第43号 2008/08/14)
 私の住むまち
  規格外品を含めた地元農産物を活用した観光集客(株式会社グラノ24K代表取締役 小役丸秀一)
【写真】小役丸氏  株式会社グラノ24Kは、山と海に囲まれたどこにでもある田舎にありま す。母は旅館業を、父は農業を営んでいました。有力な観光地がない福岡県 岡垣町において、既存の旅館業は、収益を上げることは難しく、また、地元 の農家で生産した減農薬の野菜・果物は見た目がわるく、市場価値も低いた め、大量出荷による利益の確保は困難でした。

 こうした状況を打開すべく、弊社が中心となり地元農家なども参加して、 どこにでもある田舎で地域が一体となって、「ココにしかない田舎づくり・ ものづくり」にこだわり、農業・漁業(第1次産業)・地元の食材を加工す る(第2次産業)・つくり手の想いを豊かな食環境とともに提供する(第3 次産業)の連携による地域活性化を実現しました。これは、1次・2次・3 次を、足し合わせても掛け合わせても6になることから、「第6次産業」と 呼ばれています。

 具体的には、地元農家が栽培した農産物を規格外のものも含めて提供して もらい、これらを活用したドレッシングなどの加工品の販売や、レストラン での新しいメニューの考案などを行っています。また、本物のぶどう棚の下 で地元の素材を活かした安全でおいしく体にやさしい料理をお客様に提供す るウエディング事業も行っています。これらの取組の結果、岡垣町には多く の観光客が訪れるようになりました。

 これまでの「業」の枠組みでとらえると限界があるのですが、第6次の視 点から考え直してみると、無限の広がりが見えてきました。地域全体で知恵 を出し合ったら、持てる資産は変わり、地域の宝物になります。地域に来て くださったお客様に対して地域全体でお出迎えするという風土ができあがり、 地域全体が発展していくことをさらに目指せるのではないでしょうか。

 これからも、それぞれの産業が持つ力やノウハウ、素材を活かして連携し、 地域の第6次産業化を目指すとともに、その土地に最もふさわしく、時代環 境や地域環境に合わせたライフスタイルを提案する「環境適応業」を展開し ていこうと考えています。  

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