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福田内閣メールマガジン(第43号 2008/08/14)
  声なき声を聞く。福田康夫です。
【写真】福田総理  声なき声を聞く。福田康夫です。

 北京オリンピックが始まりました。前回のアテネとは異なって時差が少ないため、寝不足に悩むこともなく、国民の皆さんも、テレビの前で連日の熱戦をご覧になっていることでしょう。

 北島康介選手の世界新記録での金メダルをはじめ、日本選手の皆さんの活躍は、本当に素晴らしいものです。

 「主人の理解と家族のサポート、息子の応援がなければ、ママとしてのチャレンジはできなかったと思うので、本当にありがとう、という気持ちで胸がいっぱいです。」

 日本選手メダル第一号となった谷亮子選手は、記者会見で、このように家族への感謝の気持ちを表しました。

 谷選手は、2歳のお子さんのお母さん。出産などで柔道から離れた時期もあったでしょうが、そうしたブランクもはねのけ、子育てと両立しながら世界トップレベルの実力を維持するのは、並大抵の努力ではなかったはずです。

 そして何よりも、家族をはじめ周囲の支えなくしては、実現できないものだと思いました。

 「子育て中心の生活に追われながら、決して弱音をはかずに練習に打ち込む姿に、パワーをもらっていたのは僕だけではないはずです。目標にしていたメダルの色は違ったけれど、僕には金色に輝いてみえます。」

 ご主人のコメントからは、子育てとの両立を立派に成し遂げている谷選手の姿が、一方では、家族をはじめ周囲の励みにもなっていたことが伝わってきて、互いに支え合う家族のきずなの深さを感じました。

 金メダル第一号となった内柴正人選手とは、電話で話をすることができましたが、金メダルはお子さんへの「よいプレゼントになった」と語っていました。内柴選手にとっても家族の応援が大きな励みになっていたのだと思います。

 オリンピックは、世界トップレベルの真剣勝負を通して、私たちに感動を与えてくれますが、それと同時に、その裏にある家族のきずなの大切さにも改めて気づかせてくれる機会でもあります。

 また、日本国の代表として、オリンピックを戦う選手に直接聞こえてくるのは、会場で応援してくれる人たちの声ですが、実はこの選手の皆さんの耳には、日本で応援している、それもまったく自分の知らない人たちの声援も、きっと聞こえているのだと思います。

 私は、世の中に聞こえてこない声の中に、多くの国民の気持ちが込められていると思うときがあります。この声なき声をどうしたら聞くことができるのか、そして、どう応えていけばよいのか、それこそ身体全体を耳にして、聞かなければと考えます。

 月曜日、国民経済に重大な影響を及ぼしつつある、物価高や景気悪化に対応するための、「安心実現のための総合対策」の骨子をとりまとめました。先週のメルマガでも述べたとおり、世界的な原油・食糧価格の高騰、地球温暖化などの課題に対して、しっかりと効果的な対策を実行します。

 一日も早く総合対策の全体像をとりまとめ、時機を逸せず実現するよう、全力を尽くしてまいります。

福田総理プロフィール