首相官邸  
福田内閣メールマガジン トップページへ
福田内閣メールマガジン(第45号 2008/08/28)
  一枚のうろこ。福田康夫です。
【写真】福田総理  一枚のうろこ。福田康夫です。

 私の好きな言葉に「龍蛇無鱗(りゅうにへびのいろこなし)」があります。

 「龍には数十万枚ものうろこがある。しかし、その中にたった一枚でもヘビのうろこがあれば、それは本物の龍ではなく、ヘビが龍に化けたニセの龍である。」

 つまり、いくら立派にみえる政策でも、そこにひとつの嘘があれば、国民の目をごまかすことはできない、ということです。

 政治家は、常に、この鋭い国民目線を意識し、さらには、恐れるべきだと思っています。

 国民の皆さんは、政治に安全が確認できなければ安心できません。安全と安心が実感できれば、次には必ず政治を信頼してくれると思います。

 安全と安心と信頼、これをどう国民の皆さんと共有できるか、私の国民目線にもとづく数々の政策は、きっと国民の皆さんのご理解をいただけると考えています。

 来月には、いよいよ国会が始まります。消費者庁をつくるための法案や、物価高などに直面する国民生活の安心を実現するための経済対策など、安全・安心を守るための政策や国際協力のあり方についてしっかりと議論し、すみやかに実施に移します。

 安全と安心があってこそ将来への確信を持つことができます。派手さはなくとも、一つひとつ着実に結果を出してまいります。そうした地道な積み重ねだけが、政治や行政への信頼を取り戻す唯一の道であると信じています。

 アフガニスタンで発生した日本人の誘拐事件で伊藤和也さんが犠牲となりました。事件発生以来、情報収集につとめてまいりましたが、このような結果となり大変残念です。

 NGOの一員として4年以上にわたって農業指導にたずさわり、現地の子どもたちからも慕われていたという伊藤さん。自らの身の危険もかえりみずアフガニスタンの人たちのために努力してきた若い命を奪った非道な行為に対して、本当に強い怒りを感じています。

 伊藤さんのご冥福をお祈りするとともに、ご家族の方々に対して心からのお悔やみを申し上げます。

 世界では、今この瞬間も、さまざまな地域で争いがつづき、貧困などでたくさんの人たちが苦しんでいます。そういう地域や人たちに、少しでも手を差しのべていくことが、伊藤さんの遺志にもこたえ、また、平和協力国家としての日本の役割でもあります。

福田総理プロフィール