麻生内閣メールマガジン(第8号 2008/11/27)
麻生太郎の「強く明るく」
[輪と和]
 先週のワシントンでの金融サミットに続き、南米のペルーで開催されたAPEC(アジア太平洋経済協力)首脳会合に出席しました。

 今回の会合の大きな目的は、金融危機に対応するため、金融サミットの結果を、アジア・太平洋諸国間でも共有することにあり、これに成功しました。

 加えて、私からは、アジアや中南米の地場銀行を支えるため、日本と世界銀行が共同で基金を設立すること、安心して貿易取引ができるよう、貿易保険制度を強化することを提案しました。

 これらの提案は、ほぼ全て、今回の首脳声明に反映され、日本にとっても世界にとっても、大きな成果を上げました。

 また、貿易における保護主義が世界に拡がることを防ぎ、世界全体の貿易自由化を進めることが大切というのが、1929年の大恐慌からの教訓です。

 WTO(世界貿易機関)ドーハ・ラウンドの交渉を、年内に大枠で合意することを目指すという、強いメッセージを出すことができました。

 この結果、各国は一致して「金融危機を乗り越えるため、すべての必要な措置をとる」こととなりました。日本としても、提案を全面的に実行し、経済を成長軌道に戻して、国際社会への責任を果たして行かねばならぬと考えております。

 来年、日本人のペルー移住110周年を迎えます。現在、ペルーには、9万から10万人の日系人の方が暮らしており、ペルーからは、約6万人が日本に働きに来て、両国の「架け橋」として、力強く活躍しています。

 ペルーのガルシア大統領は、私との会談のとき、青色の拉致バッジをつけておられました。大統領の「自由に国境はなく、拉致された方々の一日も早い帰国を願う」との言葉には、大いに励まされました。

 アジアと太平洋を囲むAPECの国々が、距離や歴史を超えて、互いに手を携えて、1つのことにあたる。この壮大な太平洋の「輪」が、地球の未来を支える「和」につながることを実感しました。

 外交による大きな成果は、必ず、日本経済にも良い影響を与えてくれるものと信じています。

 帰国してすぐ、政府・与党の間で、二次補正予算についての方針を決定しました。

 二次補正予算は、「生活対策」の予算、金融機能強化法が成立した場合の予算、平成20年度の税収減への対応の3点からなります。これらをあわせて確定するのは、12月20日頃です。これら3点をまとめた二次補正予算を、国民の前にお示しすることが、わかりやすいと考えました。

 「生活対策」については、二次補正予算に加え、税制改正が必要なもの、21年度予算案に入れるものもあり、これを早急に決めなければなりません。

 幸い、一次補正予算による対策が順調に執行されています。借り手側の中小企業の資金繰りも、12月、1月に窮することはない、と考えています。

 12月は、税制改正、21年度予算編成に全力を尽くし、異例ではありますが、通常国会を1月の早い時期に開会して、二次補正予算の審議を進めてまいります。

※ プロフィール

太郎ちゃんねる
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財務大臣の中川昭一です。

[世界から高く評価された日本の貢献策]
財務大臣 中川昭一
 今月15日にワシントンで行われた金融・世界経済首脳会合については、前号のメールマガジンで麻生総理から報告がありましたが、今回は、私の視点から皆様にご報告いたしたいと思います。
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この人に聞きたい

[美濃焼きの一人として]
美濃焼伝統工芸士 安藤百利行
 伝統工芸とは、先人の残してくれた、すばらしい偉業、技術などを伝承し、この伝統に甘んずることなく、伝統に立脚し、現代生活に相応しい焼き物を作ることが大切で、今後もそのつもりで制作し、後世に残る品が一品でも出来れば、後継者の育成にも役立つと思います。
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編集長の
ひとこと
内閣官房副長官 松本純
 20日深夜から一昨日まで、APEC(アジア太平洋経済協力)首脳会合に出席するためペルーを訪問した総理に同行しました。現地では重要な行事が目白押しで、一瞬たりとも気が抜けませんでしたが、日本に少しでも早く正確な情報を伝えるために懸命に取材活動を続けている同行記者の皆さんの期待にこたえられるよう、私も説明役を精一杯務めました。
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総編集長:内閣総理大臣 麻生太郎/編集長:内閣官房副長官 松本純
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