麻生内閣メールマガジン(第8号 2008/11/27)
財務大臣の中川昭一です。
[世界から高く評価された日本の貢献策]
 財務大臣の中川昭一です。

 今月15日にワシントンで行われた金融・世界経済首脳会合については、前号のメールマガジンで麻生総理から報告がありましたが、今回は、私の視点から皆様にご報告いたしたいと思います。

 この会合は、先進国と途上国の双方の首脳が一堂に会し、金融危機や世界経済の減速への対応、国際金融のあり方について、改革の方向性と具体策を盛り込んだ首脳宣言がまとめられた歴史的な会合でした。

 今回、意義のある首脳宣言がとりまとめられたことに、当事者としては、正直ほっとしました。私は、先進国と途上国が会する今回の会議は、ひょっとしたら、激しい議論になり、決裂もしくは意味のないものになるのではないかと心配しておりました。しかしながら、会議に参加した首脳は、さすがに、各国の代表者であって、自らの国の利益のみばかりを追求するのでなく、今回の危機をどう乗り切るかという意識を共有しており、結果として、良い宣言がまとまったと考えております。

 今回の首脳会合に当たっての、我が国の最も重要な課題は、不良債権処理にかかる日本の経験を示すこと、国際金融等についての新しい枠組みづくりを日本が主導することにより、世界から期待されている日本の役割をしっかりと果たすことでした。

 このため、我が国は、できる限り具体的な提案を行いました。

 まずは、麻生総理が首脳会合において、国際通貨基金やアジア開発銀行の資金基盤を強化する必要性を指摘し、国際通貨基金に対しては、最大1,000億ドル相当の資金融通を行う用意があることを表明しました。

 また、私は、ゼーリック世界銀行総裁との会談で、世界銀行グループの機関である国際金融公社と我が国の国際協力銀行が中心となって、中小途上国の有力地場銀行の資本増強のために30億ドル規模のファンドを設立することで合意いたしました。

 こうした我が国の積極的な貢献は、各国から高く評価されました。

 今後は、こうしてとりまとめた首脳宣言を迅速かつ着実に実施していくことが重要な課題になります。我が国としては、金融市場と世界経済の安定のために、引き続き主要な役割を果たしていきたいと考えております。

 皆様からの更なるご支援、ご協力をお願い申し上げます。

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