麻生内閣メールマガジン(第12号 2008/12/25-2009/01/01)
麻生太郎の「強く明るく」
[生活防衛のための、大胆な実行予算]
 今般、21年度当初予算、20年度第二次補正予算をまとめました。

 今回の予算は、国民生活を守るための予算。私は、「生活防衛のための、大胆な実行予算」と呼びたいと思います。

 世界が、100年に一度と言われる不況に入りつつあります。「異常な経済には、異例な対応」が必要です。大胆な対策を打つことで、世界で最初に、この不況から脱出することを目指します。

 10月に第一次補正予算を成立させ、続いて、第二次補正予算を具体化しました。そして、今回、21年度の予算を編成し、これらの3つを切れ目なく、いわば3段ロケットとして、対策を進めます。

 これらを合わせると、75兆円の事業規模です。予算と減税額は12兆円、国内総生産(GDP)の2%になります。米国が1.1%、欧州が1.5%となっており、諸外国の中でも、最大規模の対策です。

 まず、何よりも、雇用対策。

 この年末、何よりも切実なのは、住むところを失うこと。雇用促進住宅の空き部屋の活用は、すでに1000戸の入居が決定しています。

 また、派遣労働者や、内定を取り消された学生、年長フリーターを正規に雇用する企業に対して、50万円から100万円助成します。また、4000億円規模の基金をつくり、高齢者の介護補助、配食サービスなど、未来に向けた新たな雇用を生み出します。

 私は、総理就任以来、
 1)大きな方針を示し、
 2)それを踏まえて、政府与党で検討してもらい、
 3)最後に、私が決断する、
という方式をとってきました。

 その過程において、紆余曲折はありましたし、これについて、私が「ぶれている」という声もありました。しかしながら、最終的には、私の指示は全て実現でき、今回の予算編成に盛り込むことができました。

 第一に、「地方が使いやすい1兆円」について、
 1)「地域活力基盤創造交付金」9400億円を創設し、地方にとって、はるかに使いやすいもの、とし、
 2)併せて、地方交付税を1兆円、増額しました。

 第二に、年金制度を安定的なものとしなければなりません。
 そのために、基礎年金の国庫負担割合を、約束どおり、来年度から2分の1に引き上げることとしました。

 第三に、高齢化の進展とともに伸び続ける社会保障費を、これ以上抑制し続けることは限界に達しつつあります。
 そのために、ここ3年間、毎年行ってきた社会保障費の抑制について、来年度は歳出の合理化、及び、財源確保(道路財源と年金特別会計の資金の活用)により、2200億円を実現しました。

 第四に、社会保障制度を将来にわたって安心なものとするためには、安定的な財源を確保しなければなりません。
 そのために、経済状況を好転させることを前提に、消費税を含む抜本税制改革を2011年度より実施できるよう、必要な法制上の措置を講じることを、決定しました。

 こうした内容を盛り込んだ予算を、新年5日からの国会に提出します。早期に成立させ、実行することこそが、最大の景気対策です。これが、日本の経済、日本の将来を決めます。

 来たる国会では、「経済危機から、国民生活を守ることができるか、否か」、国会の意思決定能力、「意思と覚悟」が、問われます。

 政府与党としては、最善と考えるものを出しました。野党にも、良い案があるなら、大いに議論したいと思います。ただし、いたずらに結論を先送りする余裕はありません。

 私は、国民生活防衛のためなら、何でもやる。やりぬく覚悟です。どんな批判をもおそれず、先頭に立って、この危機に立ち向かいます。

 国民の皆さんの、ご理解とご支援をお願いする次第です。

 今回が今年最後のメルマガとなります。とにかく「強く明るく」。来年が、皆さんにとって、良い年となるよう、心よりお祈りしております。

※ 麻生内閣総理大臣記者会見(08/12/24)(首相官邸ホームページ)

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内閣府特命担当大臣の小渕優子です。

[少子化対策は「待ったなし」の状況です]
内閣府特命担当大臣 小渕優子
 今、少子化対策は「待ったなし」の状況に来ています。第2次ベビーブーム世代が30歳代でいるのもあと5年で、それ以降は母親となる人口の絶対数が激減していきます。
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この人に聞きたい

[日中韓首脳会議の会場から]
独立行政法人国立文化財機構九州国立博物館長 三輪嘉六
 12月13日(土)、九州国立博物館を会場として日中韓首脳会議が開催されました。

 博物館でこの種の会議が行われたことはきわめて異例のことで、日本の国立博物館の歴史の中でも特記すべきことといえます。
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編集長の
ひとこと
内閣官房副長官 松本純
 麻生内閣が発足して3カ月。官房副長官として、式典や記者会見で総理や官房長官の代理を務め、総理の外国訪問に同行し、政府と国会の連絡調整に奔走したりして毎日を過ごし、あっという間に年末になってしまいました。
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