麻生内閣メールマガジン(第16号 2009/01/29)
文部科学大臣の塩谷立です。
[日本人4人のノーベル賞受賞に寄せて]
 文部科学大臣の塩谷立です。

 昨年、4名の日本人研究者がノーベル賞を受賞されました。これは、私にとってとても嬉しく、また日本人として誇らしく感じたニュースでした。スウェーデンで行われた授賞式にも出席し、心からお祝いさせていただきました。

 基礎科学力は、我が国の底力の一つです。私は、今回の受賞をきっかけとして、一層の強化に取り組む必要性を改めて痛感しました。このため、昨年末、ノーベル賞を受賞された先生方に御意見を伺い、「基礎科学力強化総合戦略構想」を打ち出したところです。本年を「基礎科学力強化年」と位置づけ、構想の具体化に精力的に取り組んでいきたいと考えています。

 一方、我が国の基礎科学の担い手を育むためにも、学校教育の充実がますます重要だと感じています。本年4月から一部先行実施する小・中学校の学習指導要領では、理科や算数・数学の授業時間を増やします。また、来年度の予算案には、退職教員や社会人などを活用した非常勤の教師の増員や理数教育、小学校英語、道徳教育などの教材に関する予算を盛り込んでいます。これらを通じ、子どもたちに「生きる力」をしっかりと身に付けさせたいと思います。

 また、子どもたちの教育にとって、教師と家庭の力や地域の支えが大事であることは、言うまでもありません。今年4月、新たに教員免許更新制がスタートします。教師の方々には、これを機に、それぞれ力量を高める努力を継続していただきたいと思います。また、各御家庭や地域でも、生活の基本的ルールを作り、「早寝早起き朝ごはん」「読み書きそろばん外遊び」といった、いわば「生きる基本」を身に付けさせていただきたいと思います。

 子どもたちは、我が国の将来を担う貴重の財産であるとともに、未来に輝く希望そのものです。また、科学技術は明日の成長の礎です。文化・スポーツは人々に潤いと感動を与えてくれます。様々な危機に直面する今だからこそ、これらの大事さを強く訴え、その充実に努力したいと思います。皆様のご理解とご支援、ご協力をお願い申し上げます。


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