麻生内閣メールマガジン(第18号 2009/02/12)
麻生太郎の「強く明るく」
[国づくりの基本は人づくり]
 「邑(むら)に不学の戸なく、家に不学の人なからしめん事を期す。」
(明治五年 太政官布告第二百十四号 抜粋)

 この一文に、すべての国民に教育の機会を保障しようという明治政府の強い意志がこめられています。先人たちは、人づくりに日本の将来を託しました。

 維新から間もない明治4年、政府は廃藩置県の4日後の7月18日には、文部省を設置しました。翌5年には、欧米の近代教育をわが国に定着させるべく、この太政官布告、いわゆる「学制序文」を発出しました。

 国民皆学の精神。これが、わが国の近代化を進め、今日の日本の基礎を築いてきたことは、国民共通の認識ではないかと存じます。

 今国会の施政方針演説で、「国づくりの基本は人づくり」と申しあげました。今週月曜日の「教育再生懇談会」では、有識者の方々に、私が、今、重要だと考えている3点の検討をお願いしました。

 第1に、国際的に通用する人材の育成についてです。わが国の学校教育を終えた人たちが、国際社会で通用するようにせねばなりません。

 「読み・書き・算盤(計算)・英会話」といった基礎学力の向上もその1つ。ただし、言葉の問題だけでなく、日本人として、「何を話せる人」なのかが、国際社会では問われることとなります。使う言語ではなく、中身が重要です。

 国際的に魅力ある大学をつくり、海外から多様な人材を受け入れる。多くの人が日本に来て学ぶということは、とても大事なことで、ひいては、わが国の国力の向上にもつながります。

 第2は、教育に対する安心です。経済状況の厳しい中でも、不安なく、教育を受けられることこそ大切。公立学校の質の問題もあります。信頼される学校について、教育委員会のあり方もおおいに議論されるべきです。そして、学校を出たら、すぐに雇用に結びつく教育であることが求められます。

 第3は、科学とスポーツです。先般、4人の方がノーベル賞を受賞されましたが、そのような人材を輩出する土壌を、日ごろから涵養(かんよう)しておくことが必要です。そのためには、科学技術立国を支える理数系教育の充実と理数系の人材の登用が重要です。

 多くの人に感動と元気を与えるスポーツ。私も、オリンピックに出場しましたが、スポーツにおいて、自らを鍛え、ライバルを得て切磋琢磨することは、自分自身の人間形成にも役立ちます。

 スポーツのすそ野を広げ、国民の誰もがスポーツに親しめる体制づくりが必要だと考えています。

 これらのテーマについて、それぞれの分野の専門家に、新しい委員として参加いただき、精力的に議論が進められることを期待しています。

 活力ある日本を取り戻し、世界に貢献する。これを支えるのは人です。このような考えに立って、私は、不断の教育改革に全力で取り組んでまいります。

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