麻生内閣メールマガジン(第19号 2009/02/19)
経済産業大臣の二階俊博です。
[「植物工場」に見る農林水産業の未来]
 経済産業大臣の二階俊博です。

 皆さんは「無洗米」ならぬ「無洗野菜」をご存じですか?文字通り「洗わずに食べられる夢の野菜」です。

 安全の心配はいりません。この「無洗野菜」の多くは、外部から遮断された衛生的な工場の中で、光・温度・湿度などを人工的に科学的にコントロールして育てられています。安全・安心な無農薬野菜なのです。この工場では、普通の畑での栽培の2倍から4倍の速度で野菜が成長し、本棚のように多段でも栽培できるため、生産性もとても高いのです。

 この工場、その名を「植物工場」といいます。

 ビルの中や商店街の空き店舗でも栽培できるため、導入が進んでいます。まだご存じない方にもご覧頂きたいと考え、経済産業省にも「植物工場」を3月下旬まで展示していますので、是非足を運んで下さい。

 私も、経済産業省の植物工場で栽培されたイチゴやレタスを試食してみました。地元和歌山のおいしいイチゴを食べ慣れていますが、うなるほどおいしく出来上がっています。試食会には石破農林水産大臣、鳩山総務大臣にもお越しいただきましたが、とても好評でした。

 経済産業省では、こうした「商業・工業」分野の新しい技術や経営手法を使って「農林水産業」を応援する『農商工連携』を積極的に進めています。

 先日、全く新しい冷凍保存の技術を持っている千葉県の(株)アビーさんにお伺いして、驚かされました。この最新技術で冷解凍されたマグロを食べたのですが、全く生に近い状態で、まさに新鮮そのもので旬のおいしさが蘇るのです。

 この技術を採用したのが、島根県の隠岐島の町長さんや漁業者の方々。その結果、所得が上がり、新たな雇用が生まれ、島とは縁もゆかりもなかった若者たちが移住してきたそうです。

 私は、農林水産業はこれからの「成長産業」だと信じています。農林水産業は後継者不足や耕作放棄地の増加など、課題ばかりが指摘されます。でも、農業・林業・漁業と商工業の皆様が手をつなぐ『農商工連携』が進めば、新しい発想が生まれ、新しい事業や雇用につなげることができるはずです。

 地域、ひいては日本の将来にとって大切な農林水産業のために、是非皆さんにも一緒に取り組んで頂きたいと思っております。

※ 植物工場見学(経済産業省ホームページ)
※ 農商工連携88選(経済産業省ホームページ)
※ チカラを合わせて地域活性!〜農商工等連携(政府インターネットテレビ)
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