麻生内閣メールマガジン(第20号 2009/02/26)
麻生太郎の「強く明るく」
[平和と繁栄の礎]
 先週のサハリンでのロシアとの首脳会談に続き、今週は、米国のオバマ大統領との初会談。オバマ大統領がホワイトハウスに招く最初の外国の首脳となりました。新政権の日本を重視する姿勢を感じます。

 「誠実」で「率直」。オバマ大統領と初めてお会いしての印象です。

 この難局にあたり、自国の経済の立て直しに必死なのは当然ですが、同時に、世界経済の立て直しも図らなければならない、という使命感。私は大いに共感するところがありました。一緒に手を携えてやっていける、そういう信頼を置ける方だと確信しました。オバマ大統領も、私と同じように感じてくれたと思います。

 これまでも、外務大臣として日米首脳会談に同席したり、米国大統領にお会いしたことがありました。しかし、今回は、この世界的な経済危機の中で、日本の総理大臣として米国の大統領と対応を話し合う、という責任の重さを感じながらの会談でした。

 オバマ大統領にとっても、ホワイトハウスでの初めての首脳会談ということもあり、じっと私を見つめ、私の話の一言一言に真剣に耳を傾け、大変真摯な対応をされていたのが印象的でした。

 オバマ大統領は、環境や省エネルギー問題に強い関心と高い知見をお持ちでした。日本のエネルギー効率は米国の2倍も優れている、というような話も出ました。技術力と経済力を持っている日本と米国が手を組んでいくしかない、ということで一致しました。

 また、私の方からは、東京23区、約1000万人圏での輸送の鉄道への依存率は76%にもなる、そのおかげで、東京にあれだけ人が密集していても、大渋滞や空気が極度に汚れることを回避できている、という話を紹介しました(ちなみに、米国全体での鉄道への依存率はわずか1%です)。

 米国の鉄道網再構築を考えているオバマ大統領は、この話に強い関心を示されていました。

 会談は、問題意識が共有されていたので、非常に中身の濃いものとなりました。日米同盟は日本の外交の要でもありますが、オバマ大統領からは、米国外交のコーナー・ストーン(礎)である、と言われました。

 金融・経済問題、北朝鮮問題、アフガニスタン・パキスタン問題、気候変動・エネルギー問題などを話し合いましたが、世界第1位、2位の経済大国として、私は、オバマ大統領と手を携えて、世界の平和と繁栄に向けて、力を尽くしていきたいと思います。

 オバマ大統領との首脳会談の後、米国の戦没者が埋葬されているアーリントン墓地に行きました。

 澄み切った青空と寒風のもと、東京ドーム53個分に相当する広大な敷地の中で、長く緩やかな上り坂の参道の両脇に整列し、私を迎えてくれる、数百名にものぼらんとする儀仗兵の方々。外国の首脳を迎える礼砲19発。その中を、私を乗せた車はおごそかに進み、無名戦士の墓に到着しました。日本の国歌、米国国歌の吹奏の後、日の丸を模した花輪を献花しました。

 国家のために尊い命を捧げた無名戦士の方々の御霊に、国家が最高の栄誉と敬意をもって、これを祀る。他国の首脳も、自国と戦った相手の兵士の御霊に対しても最高の敬意をもってあたる。総理大臣になって、もっとも厳粛な気持ちになった場面の一つとなりました。これまでも、この墓地には何度となく訪れていましたが、一国の首脳として訪れた今回、これまでとは全く違う、胸がふるえるような厳粛さに感動しました。

 その後で、アフガニスタンとイラクでの殉職者のお墓に移動し、同様に敬意を表しました。「今この国はテロと戦っている」ということを改めて強く感じました。

 私は、一国の最高責任者として、国益を守ること、そして世界の平和と繁栄を確保していくことへの、決意を新たにしました。

※ プロフィール

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総務大臣・道州制担当大臣の鳩山邦夫です。

[道州制と消防 みなさんご一緒に]
総務大臣・道州制担当大臣
鳩山邦夫

 先日、宇都宮市を訪れ、麻生内閣の国民対話第一弾として、道州制をテーマにみなさんから率直なお話を聞かせていただきました。
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この人に聞きたい

[2009年スペシャルオリンピックス冬季世界大会・アイダホ を終えて]
認定NPO法人スペシャルオリンピックス日本理事長 有森裕子
 知的発達障害のある人たちのスポーツ競技会、「2009年スペシャルオリンピックス冬季世界大会・アイダホ」が、アメリカのアイダホ州ボイジ市にて2月7日から13日まで開催されました。
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編集長の
ひとこと
内閣官房副長官 松本純
 23日から昨日まで、1泊3日の日程で、総理の米国訪問に同行しました。現地時間の24日、10時30分過ぎから始まった日米首脳会談は、予定時間を超えて約1時間20分にわたって行われました。首脳会談の成果については、今週のメルマガで総理が報告していますが、非常に内容の濃い、率直な意見交換だったと思います。
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総編集長:内閣総理大臣 麻生太郎/編集長:内閣官房副長官 松本純
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