麻生内閣メールマガジン(第23号 2009/03/19)
麻生太郎の「強く明るく」
[人命と財産を守る]
 昨年4月21日午前10時すぎ、日本から1万2千キロ離れたソマリア沖・アデン湾で、サウジアラビアの港に原油積み込みに向かっていた日本の原油タンカーが、海賊の襲撃を受けました。タンカーは船体に被弾、船尾付近が損傷して、燃料が流出する事態になりました。

 このとき、救助信号を受け、急きょ駆け付けてくれたのは、ドイツの駆逐艦『エムデン』。おかげで、乗組員の方は被害を免れることができました。

 この事件が起きたアフリカの東部、ソマリア沖・アデン湾は、紅海からスエズ運河へと続く、海の大動脈です。1日平均4、5隻、年間で約2000隻もの日本関連の船舶が、この海域を通過しています。

 最近、この海域で、こうした海賊事件が頻発しています。昨年は、ほぼ3日に1度、年間で111件の海賊事件が発生しました。わが国関係でも、すでに、船に乗り込まれたり、日本人が人質に取られる事件が起きています。

 世界各国は、国連の安保理決議に基づき、艦船を派遣し、通過する船舶の護衛を行っています。わが国としても、海上警備行動を発令し、ソマリア沖・アデン湾へ、部隊を派遣することとしました。

 私も先週土曜日、広島県の海上自衛隊呉基地を訪問し、護衛艦「さざなみ」と「さみだれ」の出港を見送りました。

 「日本の人命及び財産を保護することは、政府にとって最も重要な任務の一つ。」「危険と困難が伴う、新たな任務。気候や風土、言葉や習慣も大きく異なる環境の中で、任務を成し遂げてもらわなければなりません。」

 整然と並ぶ約400名の海上自衛官、8名の海上保安官を前に、私は、このように訓示しました。私を見る皆さんの顔は凛々しく、与えられた責務を必ず果たす、という強い使命感が伝わってきて、非常に誇らしく思いました。

 日本の海上自衛隊が、初めて、日本関連の船舶を守る任務に就く。港には、青地に白い文字で「ありがとう!海上自衛隊」と書かれた、民間関係者の感謝の気持ちが込められた横断幕が、鮮やかに掲げられていました。

 1万2千キロ離れた任地に赴く皆さんの見送りには、数多くのご家族の方々がみえられていました。なかには、赤ちゃんを抱えたご婦人や、高齢の方の姿も見受けられました。

 派遣される方々とのしばしの別れを惜しむご家族の姿からは、国を代表し、日本人の命と財産を守るという崇高な任務を果たしてほしいとの思いとともに、家族の無事を願う気持ちが、ひしひしと感じられました。

 日頃の厳しい訓練により、任務に備えてきた皆さん。私は、心から敬意を表します。そして、その留守を預かるご家族の方々にも、深く感謝したいと思います。

 部隊の皆さんが任務を果たし、全員無事に帰国することを心から祈念します。

※ プロフィール

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防衛大臣の浜田靖一です。

[自衛隊の海賊対処への取組―防衛大臣の決意―]
防衛大臣 浜田靖一
 私は、3月13日、ソマリア沖・アデン湾における海賊対処のため、海上警備行動を発令しました。翌14日には、ヘリコプターを搭載した護衛艦2隻、自衛隊員約400名がソマリア沖・アデン湾に向けて日本を出港しました。1月28日の準備指示以来、1ヶ月余りという短い期間に、海上保安庁との共同訓練をはじめ、万全の態勢を整えてくれたものと認識しています。
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この人に聞きたい

[目指せ棟梁!!]
大工育成塾4期生 長谷川正勝
 私が、大工育成塾に入塾しようと思ったのは、本物の大工になりたかったからです。福島で生まれ育ち、建設会社に2年ほど勤めましたが、なかなか仕事を教えてもらえず、このままでいいのかと悩みました。そんな時に大工育成塾の存在を知り、これだと思ったのです。
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編集長の
ひとこと
内閣官房副長官 松本純
 16日から、「経済危機克服のための有識者会合」が開催されています。昨日までの3日間、様々な分野の皆さんから、いろいろ貴重なご意見をいただきました。明日と明後日もご意見をうかがいます。この会議の模様は、政府インターネットテレビで動画配信していますので、ぜひご覧いただければと思います。
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政府インターネットTV
 政府情報などを動画で提供しています。
総編集長:内閣総理大臣 麻生太郎/編集長:内閣官房副長官 松本純
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