麻生内閣メールマガジン(第23号 2009/03/19)
防衛大臣の浜田靖一です。
[自衛隊の海賊対処への取組―防衛大臣の決意―]
 防衛大臣の浜田靖一です。

 私は、3月13日、ソマリア沖・アデン湾における海賊対処のため、海上警備行動を発令しました。翌14日には、ヘリコプターを搭載した護衛艦2隻、自衛隊員約400名がソマリア沖・アデン湾に向けて日本を出港しました。1月28日の準備指示以来、1ヶ月余りという短い期間に、海上保安庁との共同訓練をはじめ、万全の態勢を整えてくれたものと認識しています。

 ソマリア周辺海域における海賊事案の急増・多発は、日本を含む国際社会への脅威であり、緊急に対応すべき課題です。このため、国連安全保障理事会において、ソマリア沖の海賊行為の防止に向けた累次にわたる決議の下、約20カ国にわたる国々が艦船及び哨戒機を派遣し、海賊行為の抑止に向けた活動を行っております。

 自衛隊が海賊対策のために派遣される海域は、年間約2千隻の我が国に関係する船舶が通航し、我が国にとって欧州や中東から東アジアを結ぶ極めて重要な海上交通路に当たります。こうした海域において日本関係船舶を保護することは、政府の責任であります。防衛省・自衛隊は、海賊行為から日本関係船舶を防護することに万全を尽くし、この重要な任務を遂行していきたいと思っております。

 一方、自衛隊による海賊対処については、新たな法律を策定して行うことが基本であると申し上げてきました。政府は、3月13日、「海賊行為の処罰及び海賊行為への対処に関する法律案」を国会に提出しております。海上警備行動による対処は、あくまで応急措置であります。海賊行為を抑止し、もって我が国の国益を確保するとともに、国際社会に対する責任を果たすため、そして何よりも現場で活躍する隊員たちのために、1日も早い法案の成立に向けて全力を尽くします。

 『事に臨んでは危険を顧みず』との宣誓を行った隊員全員が国民の期待に応え、任務を完遂して無事に帰国できるように万全を尽くしてまいりたいと思っています。国民の皆様からのご理解とご支援が、何にも増して派遣される自衛官、そして留守を預かる家族の方々の励みになります。

 皆様からの更なるご理解とご支援をお願い申し上げます。

※ ソマリア沖・アデン湾における 海賊対処について(防衛省ホームページ)
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