麻生内閣メールマガジン(第23号 2009/03/19)
この人に聞きたい
編集部注)今週は、次代を担う大工職人の育成を目的として国の支援のもと平成15年に開設された「大工育成塾」に平成18年に入塾し、まもなく修了される長谷川正勝さんからメッセージをいただきました。
※ 大工育成塾について、詳しくはこちらをご覧ください。


[目指せ棟梁!!]
(大工育成塾4期生 長谷川正勝)

 私が、大工育成塾に入塾しようと思ったのは、本物の大工になりたかったからです。福島で生まれ育ち、建設会社に2年ほど勤めましたが、なかなか仕事を教えてもらえず、このままでいいのかと悩みました。そんな時に大工育成塾の存在を知り、これだと思ったのです。

 大工育成塾では、受入工務店の指導棟梁による個別の現場修業と、月1回集合して行う教室講義により、昔からの伝統構法を学ぶことができました。私は、地元の工務店に受け入れていただき、現場で棟梁にマンツーマンで指導していただくとともに、講義では家づくりに関する様々なことを学ぶことができました。講義で学んだことを実際の現場で照らし合わせながら仕事ができるので、基本から理解できて納得して仕事ができ、覚えるのが早く、とても良かったです。講義は月1回、金曜から土曜に泊まりがけで行われるので、金曜の講義が終わった後は、ホテルで塾のみんなと仕事の話などいろいろ情報交換もできて、良い刺激になりました。

 そんな塾での修業も3年が経ち、まもなく修了です。3年間を振り返ってみると、とても早かった気がします。はじめは、まともに道具も研げなかったし、現場でも何をしていいのか分からなかったのですが、大工育成塾で3年間学んできた今は、ある程度仕事も任せてもらえるようになりました。道具にもとても興味を持つようになり、年々道具が増えてきて、研ぎの技術もだいぶ上がったと思います。

 今後は、3年間修業を受けた受入工務店に就職して、お礼奉公として現場で働き、早く一人前の大工として社会に貢献したいです。そのためにも、大工育成塾で学んだことを生かし、伝統構法の担い手として、「大工志」としての誇りを持って、家づくりに携わっていきたいと思います。そして、将来、まわりから認められる大工棟梁になりたいです。

 最後に、3年間指導してくださった塾長はじめ受入工務店・指導棟梁・講師の皆様方、どうもありがとうございました。そして、仕事を辞めて入塾することを相談した私に、「がんばれ。応援するから。」と言って、私の意見に賛成して協力してくれた家族にも感謝しています。

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