麻生内閣メールマガジン(第27号 2009/04/16)
外務大臣の中曽根弘文です。
[北朝鮮のミサイル発射を受けての安保理議長声明の発出]
 外務大臣の中曽根弘文です。

 13日(ニューヨーク時間)、今回の北朝鮮のミサイル発射問題に対し、国連安全保障理事会(安保理)において議長声明が発出されました。国際社会がこの問題に一致して対処することができたことはとても喜ばしいことです。発射から議長声明発出までの1週間は、まさに怒濤のごとく時間が過ぎていった感じです。

 そもそも、今回、我が国を含む関係国が自制を求めたにもかかわらず、北朝鮮がミサイル発射を強行したことは、地域の平和と安定を損なうものであり、国連安保理決議に違反する行為です。

 我が国は、ミサイル発射後、直ちに安保理緊急会合の開催を要請し、関係国と緊密に連携しつつ、国際の平和と安全に主要な責任を担う安保理が、一致した強いメッセージを迅速に出すべきとの立場から、関係各国との交渉を鋭意続けてきました。

 私自身、発射直後から、韓国、アメリカ、中国、ロシア、イギリス、フランス、オーストラリア、ベトナム、メキシコの外務大臣等とある時には早朝、ある時には深夜にかけて立て続けに電話会談を行い、緊密な連携の確認と交渉を続けました。また、伊藤副大臣をニューヨークに派遣して直接安保理理事国に働きかけを行うとともに、高須国連代表部大使を始めとする我が国の国連代表部も最後の最後まで精力的に関係各国との交渉を続けました。さらには、麻生総理自身も、安保理における調整の最終局面という機会を捉え、タイにおいて日中、日韓、日中韓首脳会談を行う(私も同席しました。)など、全体としても非常に積極的な外交努力を繰り広げることができたと思います。

 今回の議長声明は、北朝鮮による発射を安保理決議違反として非難し、北朝鮮に対して更なる発射を行わないことを要求するとともに、安保理決議の履行を徹底するための具体的手続を含んでいます。議長声明としては十分に強い内容であり、我が国としても、評価できるものになったと思います。これは、麻生総理を含め我が国が繰り広げてきた外交努力の結果、得られたものです。

 最後に、この議長声明も踏まえ、引き続き、拉致、核、ミサイルといった北朝鮮に関する諸懸案の包括的解決に向け、全力で取り組んで行くという決意を新たにし、とり急ぎ御報告させていただきます。

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