麻生内閣メールマガジン(第31号 2009/05/21)
この人に聞きたい
編集部注)5月22日、23日に北海道で第5回日本・太平洋諸島フォーラム(PIF)首脳会議(太平洋・島サミット)が開催されます。この会議は、太平洋州島しょ国との関係を強化し、同地域の発展に共に取り組むことを目的として1997年より3年毎に実施されています。
今週は、タランギPIF議長からメッセージをいただきました。

※ 第5回太平洋・島サミットについてはこちらをご覧ください。



[第5回太平洋・島サミットに向けてのメッセージ]
(太平洋諸島フォーラム(PIF)議長、ニウエ首相 トケ・トゥフキア・タランギ)

 今月北海道で開催される第5回太平洋・島サミットに参加する島しょ国の首脳にとっての優先的課題について日本の皆さまへ意見を述べる機会を与えて頂いたこと、また、本サミットの準備に向けた麻生総理の指導力に感謝申し上げます。来る太平洋・島サミットでは、島しょ国にとり優先的な課題である環境・気候変動、狭小な開発途上国である島しょ国の脆弱性、人間の安全保障及び人的交流等について話し合われます。

 本年3月に会談した際に、麻生総理は、太平洋環境共同体(PEC)の構想を提案されました。島しょ国の首脳は、サミットでこの提案を通じて、実務的な対話を拡大し、日本との相互協力を強化していくことを期待しています。

 気候変動も大変心配な問題ですが、太平洋の島しょ国が直面する問題はそ れに限られません。多くの国々では、人々の生活の基本である保健、浄水供 給、教育及び防災等の社会サービスの十分な提供が困難です。このような問 題に対応するための日本の支援を嬉しく思います。

 人と人との交流は、PIF加盟国と日本との長期の絆のために不可欠です。第4回島サミットで打ち出された「沖縄パートナーシップ」の下、1,000人以上の若者が相互訪問しました。毎年13万人の日本人観光客の方が太平洋の島々を訪問しています。私は、日本の支援を得て、太平洋島しょ国の観光産業を拡大して一層強い相互協力関係を築きたいと考えます。

 現在の経済危機は、太平洋島しょ国を含む多くの国々に深刻な影響を与えています。この経済危機により、太平洋島しょ地域への観光客は減少し、地域の貿易も減少しています。我々は見方を変えて、「太平洋の資源の効率的で持続可能な利用」を通じて、持続可能な前進を達成し、経済発展から前向きの社会利益を得るようにするべきでしょう。

 太平洋は、太平洋島しょ国と日本が、隣人として共有する美しく豊かな資産であり、我々は更に、将来の人々の安定と繁栄という夢を共有しています。

 第5回太平洋・島サミットの共同議長である麻生総理とともに、私は、サミットを成功させて実りある会議とするために最大限の協力を惜しみません。

※ 本原稿はメッセージの内容の仮訳です。原文は英語でお寄せいただきました。

※ 南の島からのラブコール〜第5回太平洋・島サミットに向けて(政府インターネットテレビ)

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