麻生内閣メールマガジン(第34号 2009/06/11)
宇宙開発担当大臣の野田聖子です。
[国民本位の宇宙開発利用政策を目指して]
 6月2日に開催された宇宙開発戦略本部(本部長:内閣総理大臣)において、日本初の「宇宙基本計画 〜日本の英知が宇宙を動かす〜」が決定されました。

  現在、皆様もTVなどでご存じのとおり、若田光一宇宙飛行士が日本人初めての国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在をしています。若田飛行士は、日本の実験棟「きぼう」において、無重力という宇宙ならではの状況下で、さまざまな実験を行っています。その成果は、医療等への応用も期待されています。これは、宇宙開発利用のひとつの例ですが、今後どのように、宇宙開発利用を進めていくのか示すもの、それが「宇宙基本計画」です。

 宇宙基本計画は、昨年、議員立法により成立した宇宙基本法に基づき、我が国の国家戦略の大きな柱の1つとして、検討が進められてきたものです。決定にあたっては、約1,500件の御意見をお寄せいただきました。非常に多くの皆様に興味を持って頂いたことを大変心強く思っています。今後も国民の皆様に開かれた宇宙開発利用政策を目指していきます。

 宇宙基本計画のポイントは、利用重視への政策転換、これまで十分ではなかった外交や安全保障分野への取組みの強化、戦略的産業としての宇宙産業の育成、「かぐや」や「はやぶさ」等の世界最先端の宇宙科学の推進等が挙げられます。

 これらを達成するために、宇宙基本計画では、陸域・海域観測衛星や地球環境観測・気象衛星など、5つの衛星システムの構築と、世界をリードする科学的成果の創出や有人宇宙活動の領域拡大などを目指した4つの研究開発プログラムの推進を掲げています。その上で、システム・プログラム毎に、10年程度を見通した、具体的な人工衛星等の開発利用計画を作成しています。これにより、関係者のみならず、国民の皆様に、どんな衛星が、どのタイミングで、何のために打ち上げるのかが明らかになり、宇宙開発利用政策への理解が進む一助になればと思っています。

 宇宙開発利用政策は、多くの資金が必要とされる事業であり、国民の皆様の御理解なしには到底進めていけないものです。今後とも、国民の皆様にサポートが頂けるよう、宇宙開発担当大臣として努力してまいりますので、応援を宜しくお願いします。

※ 宇宙開発戦略本部(首相官邸ホームページ)
※ 野田国務大臣ほか 『そこが聞きたい!ニッポンの明日』〜日本の宇宙開発〜(政府インターネットテレビ)
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