麻生内閣メールマガジン(第42号 2009/08/06)
防衛大臣の浜田靖一です。
[アデン湾で流す汗が国民の暮らしを支えています]
 第171回国会で成立した「海賊行為の処罰及び海賊行為への対処に関する法律」(以下、「海賊対処法」という。)が、7月24日(金)に施行されました。7月6日(月)に我が国を出港した護衛艦「はるさめ」及び「あまぎり」は、護衛艦「さざなみ」及び「さみだれ」から任務を引継ぎ、ソマリア沖・アデン湾で海賊対処法に基づく活動を開始しております。

 現在、護衛艦2隻には自衛官約420人と海上保安官8人、P−3C哨戒機を中心とした部隊の約150人を加えると、合計約570人の自衛官と8人の海上保安官が海賊対処のため活動しております。海賊対処法の権限に習熟した部隊であり、立派に任務を果たしてくれるものと期待しています。

 海賊対処法の施行により、自衛隊は日本関係船舶だけでなく、あらゆる国々の船舶を海賊行為から保護できるようになりました。今後、自衛隊はより適切かつ効果的に海賊対処ができるようになると考えております。

 海上警備行動により派遣されていた護衛艦「さざなみ」及び「さみだれ」は、3月14日に我が国を出港し、同月30日から護衛任務を開始して約4ヶ月間、厳しい環境の中で活動を行ってきました。権限に制約がある中、合計41回、121隻の日本関係船舶の護衛任務を無事完遂し、日本国民の生命・財産の保護という重要な責務を十分果たしてくれたと考えております。

 その活動の成果は、日本関係船舶が海賊の襲撃を受けることなく無事にアデン湾を通過できたこと、護衛を受けた船舶の船長や船主の方々からたくさんの感謝や激励のメッセージが護衛艦に寄せられていることから明らかです。多くの制約の中、極めて緊迫した任務を間断なく実施してくれた隊員諸官と、日本で長きにわたり留守を預かり帰国を心待ちにする家族の皆様に、深く感謝したいと思います。

 海賊の問題は、私たちの暮らしに直結する問題です。今この瞬間にも、厳しい環境下で、日本のことを想い、汗を流しながら黙々と自衛官と海上保安官が海賊対処のため活動しています。彼らが日本を遠く離れたソマリア沖・アデン湾において、私たちの暮らしを支えているのです。

 皆様の更なるご理解とご支援をお願い申し上げます。

※ ソマリア沖・アデン湾における海賊対処について(防衛省・自衛隊ホームページ)
※ 派遣海賊対処水上部隊へのメッセージの紹介(統合幕僚監部ホームページ)
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