麻生内閣メールマガジン(第43号 2009/08/13-08/27)
内閣府特命担当大臣の林幹雄です。
[被災地を視察して決意したこと]
 防災担当大臣の林幹雄です。

 この7月下旬から8月上旬、中国地方や九州北部地方を記録的な大雨が襲い、また、台風第9号による災害が起きました。1時間の雨量が100ミリを超えるなど、各地で観測史上最大を記録する猛烈な雨で、ところによっては3日間の総雨量が7月の平均降水量の2倍近くにまで達しました。

 山口県、福岡県、兵庫県、岡山県などにおいては、土石流・土砂崩れが発生するとともに河川が氾濫し、多くの尊い命が失われました。お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

 私は、3度にわたり、政府調査団の団長として、7月22日に山口県に、同月27日に福岡県に、8月11日に兵庫県及び岡山県に入り、被災地の調査を行いました。いずれも、災害の起きた直後に地元自治体との調整を進め、翌日には現地に入りました。

 山口県では土石流により大きな被害を受けた国道や特別養護老人ホームを訪問し、福岡県では土砂崩れにより寸断された高速道路などを視察し、兵庫県では河川の氾濫の現場を、岡山県では土砂崩れの現場を視察しました。
 それぞれの被災現場を目の当たりにして自然災害の恐ろしさを改めて認識しました。

 そうした中、自衛隊、警察、消防等の方々が全力を挙げて捜索救助活動に邁進しておられる姿、復旧・復興を担う官庁から技術の専門家が多数派遣されて昼夜を分かたず取り組んでおられる姿を拝見し、政府・地元自治体が一丸となって対応していることを確認できました。
 そして、この苦難を乗り越えて地域の復興につなげていくためには、地元の方々の声によく耳を傾け必要な対策を迅速に実行すべきと決意しました。

 3度の被災地調査では、その都度、調査結果と私の考えを速やかに総理にご報告し、総理からの指示も踏まえ、災害対策関係省庁連絡会議において、私から直接各省庁の担当官に対応方針を伝えました。政府としては、被災者の方々が1日も早く安心して生活が送れるよう、地元自治体とも密接に連携しながら、応急対策と復旧・復興に一丸となって取り組んでまいります。

 また、8月11日には、午前5時7分に駿河湾を震源とする最大震度6弱の地震が発生しました。総理は、直ちに被害状況の把握等の対応を指示され、私は発生と同時に緊急参集連絡を受け、その30分ほど後には総理官邸において緊急参集チームで協議し、被害状況の早期把握、地元自治体との密接な連絡調整及び情報収集などの方針を確認しました。

 今更申すまでもなく、我が国では毎年のように自然災害による被害が発生しており、これまで多くの人命や財産が失われてきました。もちろん、政府としてできる防災対策は積極的に実施してまいりますが、何より大事なことは、平常時から、国民一人ひとりや企業が自ら災害リスクをきちんと認識して必要な準備をしておくこと、そして、いざというときにボランティア活動の方々を含め地域の人々や企業が力を合わせ助け合えるように情報共有などに取り組んでおくことです。

 今後とも、安心で安全な社会の実現を目指して我が国全体で防災力の向上を図っていきたいと考えておりますので、国民の皆様のご理解とご協力をいただけますようよろしくお願いいたします。

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